【Jリーグカップ予選リーグBグループ第3節】京都サンガ 0-1 ヴィッセル神戸

京都サンガ 0-1 ヴィッセル神戸
◇日時:2009年5月20日(水)19:00キックオフ
◇会場:京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場(晴 24.3℃ 54%/4172人)
◇主審:吉田寿光
74分【神戸】小林久晃

■京都サンガF.C.(4-2-2-1-1)
GK21:水谷雄一
DF6:染谷悠太
DF4:水本裕貴
DF14:イ・ジョンス
DF26:角田誠
MF7:佐藤勇人
MF18:加藤弘堅(45分-DF3:シヂクレイ・ヂ・ソウザ)
MF22:渡邉大剛
MF11:林丈統(81分-FW9:豊田陽平)
MF10:ヂエゴ・ヂ・ソウザ・ガマ・シウヴァ
FW20:パウロ・アントニオ・ヂ・オリヴェイラ “パウリーニョ”(63分-FW28:キム・ソンヨン)

週の真ん中水曜日、真ん中もっこり3連敗…。
これで予選通過は絶望的なんで、もうカップ戦は若手登用の場に切り替えればいいんじゃないかな。
ということで、切ない気持ちを「ゴッドタン」の相澤仁美企画見て慰めることにします。

【J1第12節】京都サンガ 2-1 ジェフユナイテッド市原・千葉

京都サンガ 2-1 ジェフユナイテッド市原・千葉
◇日時:2009年5月17日(日)14.04キックオフ
◇会場:京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場(雨 18.4℃ 94%/5567人)
◇主審:松村和彦
22分【京都】パウロ・アントニオ・ヂ・オリヴェイラ “パウリーニョ”(林のシュートをキーパーが弾いたところを左足プッシュ)
33分【京都】パウロ・アントニオ・ヂ・オリヴェイラ “パウリーニョ”(左足←大剛のファンタジックスルー)
65分【市原・千葉】巻誠一郎
20090517pau

■京都サンガF.C.(4-2-2-1-1)
GK21:水谷雄一
DF6:染谷悠太
DF4:水本裕貴
DF14:イ・ジョンス
DF26:角田誠
MF16:安藤淳
MF7:佐藤勇人
MF22:渡邉大剛
MF11:林丈統(59分-MF18:加藤弘堅)
MF10:ヂエゴ・ヂ・ソウザ・ガマ・シウヴァ(83分-DF3:シヂクレイ・ヂ・ソウザ)
FW20:パウロ・アントニオ・ヂ・オリヴェイラ “パウリーニョ”(71分-FW28:キム・ソンヨン)

■ジェフユナイテッド市原・千葉(4-3-2-1)
GK1:岡本昌弘
DF13:和田拓三
DF31:青木良太
DF4:エドワード・ボスナー
DF2:坂本將貴
MF8:中後雅喜(63分-MF16:谷澤達也)
MF6:下村東美
MF5:アレックス・アントニオ・ヂ・メロ・サントス
MF11:新居辰基(53分-MF10:工藤浩平)
MF9:深井正樹
FW18:巻誠一郎

第12節にして、ついに…
きょうは仕事あって録画を見てたのですが、これはてぇーへんだ!
ついについに、ことしの12節にして、

「中盤の構成力で上回れる相手がいた!」
ひゃっほーい!(←小躍りしながら)

今までの「適当にポンと蹴るサッカー(通称・適ポン)」だと、J2にいっても苦労するんじゃね?
と思ってたサポータの皆さまも多かったのではないでしょうか。
しか〜し!
われわれもまだ捨てたモンじゃなかった。
J1でも通用する相手がいた。

ま、案の定、後半ジェフが攻撃的な選手を入れてきたら、押されてしまったんですけどね。
とはいえ、前半我が軍が実力で相手を上回っていたことは事実なわけで。
そして、そういった相手をリーグの中で3つ以上見つけることができれば、残留できるわけで。
希望が少し、少しだけ見えてきた。
…かな!?

振り返ると、きょうも戦術的にはショートカウンター中心、相手のプレスが入ったら「適ポン」だったのは今まで同様でした。
そんななかで、快勝のポイントは2つ挙げられるでしょう。
まず、
「千葉の選手の出来が、とくに前半かな〜りしょっぱかった」
ことで、
「単純なボールスキルなどのクオリティで相手を上回れた」
ため、パウリ(←長男誕生翌日)の2得点が生まれた。
第2に、
「イ・ジョンスが巻との制空権争いに勝利した」
ことで、
「最後まで守備が崩れることがなかった」
ため、守り切れた。
てな感じです。

さいごにひとこと触れておくならば、勇人でしょうか。
古巣相手に気合いが入ってるのは画面を通じてでもわかるほど。
運動量がパネェかったです!

【J1第11節】FC東京 0-0 京都サンガ

FC東京 0-0 京都サンガ
◇日時:2009年5月9日(土)14.04キックオフ
◇会場:東京都調布市東京スタジアム “味スタ”(晴 24.8℃ 45%/1万8221人)
◇主審:佐藤隆治

■FC東京(4-2-2-2)
GK20:権田修一
DF25:徳永悠平
DF4:ブルーノ・エヴェルトン・クアドロス
DF6:今野泰幸
DF5:長友佑都
MF28:米本拓司
MF10:梶山陽平
MF18:石川直宏(74分-FW32:近藤祐介)
MF22:羽生直剛(59分-MF19:大竹洋平)
FW24:赤嶺真吾(67分-MF40:鈴木達也)
FW13:平山相太

■京都サンガF.C.(4-2-2-1-1)
GK21:水谷雄一
DF24:増嶋竜也
DF4:水本裕貴
DF14:イ・ジョンス
DF26:角田誠
MF16:安藤淳
MF7:佐藤勇人
MF22:渡邉大剛
MF11:林丈統(62分-DF8:中谷勇介)
MF10:ヂエゴ・ヂ・ソウザ・ガマ・シウヴァ(86分-MF18:加藤弘堅)
FW20:パウロ・アントニオ・ヂ・オリヴェイラ “パウリーニョ”(74分-FW28:キム・ソンヨン)

ポルナレフもびっくりの低調ゲーム
あ…ありのまま、今起こったことを話すぜ!

「キックオフからゲームがなんだかまったりしてる…
と思ったらいつのまにかゲームが終わっていた」

いや、もう、ね。
味スタ行ってきたんですけど、逆の意味で貴重な体験だった。
こんだけ、エンターテイメント性の少ないフットボールってのもめずらしい。
カタルシス、なし。
ひょっとして、スタジアムの「構造上」、ろくにゲームが見えてなかったのかと思って。
いちおうスカパー!を録画したものを見返してみたんだけど、内容は同じだった。
同じじゃないワケないけど。
連戦による披露?
暑さ?
風の強さ?(今日の味スタはけっこう強風だった)
たしかにそりゃそーなんだけどさー。
でも、そこを乗り越えてくれないとさー。

まず、京都の攻撃。
ひたすら裏に大きく蹴り出して、ワントップのパウリを追わせる。
ラン、パウリ、ラン。
前節同様、完全なるカウンタースタイルだった。
唯一、いい攻めだったのは、開始6分。
右サイドからダイレクトでパスを繋いで、勇人がポストになって、林がダイレクトシュート!
…の場面オンリー。
ほかは、ほぼ決定機がなかったでしょ。

一方、守備。
結果だけ見ると2戦完封だ。
守備力が向上してきたって思えるけど、でもそうじゃない。
思い出してほしい。
浦和や鹿島、川崎のような、パススピードが速く、なおかつ、崩しの局面で個人技をもった選手がいるチームには、「完敗」したじゃないですか。
きょうの相手、東京はそこまでじゃない。
パススピードも鹿島とかの8掛けぐらいだし、アタッキングサードのところで怖さをもってるのは石川ぐらい。
京都の守備力が高かったのではなくて、相手の攻撃力が強豪よりやや落ちるので守り切れただけだ。
たしかにシュートは20本程度打たれたけど、無理目なのも多かった。
本当の意味で「危ない!」って思ったのは、前半35分ぐらいの羽生のシュートがポストを叩いたトコぐらいだったかな。

まぁ、でも勝ち点1が取れた…その結果だけが喜ばしいこと。
やってるフットボールはわりとキッツイので、当分は今の戦術が「デフォルト」と考えておいたほうがよさそうだ。
期待すると、ストレスがたまるしね(涙そうそう)。
攻撃スタイルの構築は、柳沢が帰ってきてからっすかね。

【J1第10節】京都サンガ 2-0 横浜F・マリノス

京都サンガ 2-0 横浜F・マリノス
◇日時:2009年5月5日(火)14.04キックオフ
◇会場:京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場(曇 19.4℃ 56%/1万1609人)
◇主審:穴沢努
5分【京都】パウロ・アントニオ・ヂ・オリヴェイラ “パウリーニョ”(右足)
62分【京都】ヂエゴ・ヂ・ソウザ・ガマ・シウヴァ(左足←渡邉)

■京都サンガF.C.(4-2-2-1-1)
GK21:水谷雄一
DF24:増嶋竜也
DF4:水本裕貴
DF14:イ・ジョンス
DF26:角田誠
MF7:佐藤勇人
MF16:安藤淳
MF22:渡邉大剛
MF11:林丈統(59分-DF8:中谷勇介)
MF10:ヂエゴ・ヂ・ソウザ・ガマ・シウヴァ(79分-MF18:加藤弘堅)
FW20:パウロ・アントニオ・ヂ・オリヴェイラ “パウリーニョ”(75分-FW9:豊田陽平)

■横浜F・マリノス(3-4-3)
GK21:飯倉大樹
DF15:キム・クナン “クンファン”
DF22:中澤佑二
DF30:小椋祥平(74分-MF20:水沼宏太)
MF34:ジョン・ドンホ(45分-DF5:田中裕介)
MF17:兵藤慎剛
MF14:狩野健太
MF13:小宮山尊信
FW10:山瀬功治
FW9:渡邉千真(70分-FW19:齋藤学)
FW11:坂田大輔

つながった、首
敗北5連敗→加藤コーチの首が…。
という予想をする人も多かったと思うんですが!
結果は勝利。
よかったよかった!?
とか言って、負けてたらそれはそれで引いてたけど。

あ〜、でもゲーム内容的には、そんなに褒められたもんじゃなかった。
両軍とも攻撃時のミスが多すぎ大杉漣。
横浜FMも、あんだけパスミスしてくれると、助かりますわー(←揉み手しながら)。
京都の2得点も、横浜FMが自陣で単純にボールロストをしてくれたからだった。

ただ、それに至る伏線はあったわけで。
今日のサンガは、アンカーを置かずダブルボランチでスタート。
これはおそらく、横浜FMのボールの供給源であるところのダブルボランチを「潰す」狙いに違いない。
じっさい、横浜FMが最終ラインから兵藤or狩野に縦パスを入れたその瞬間。
猛ダッシュでアンジュンor勇人がプレス!
カラダを激しく寄せて、かんたんにプレイを許さない。
また、ワントップの「大剛弟」に入るくさびのパスも、イ・ジョンスがガッと前に出てカットする。
つまりは、横浜FMの「やりたいこと」をやらせなかった→リズムが悪くなった→ミスが出た。
という、化学反応だったかな。

で、その守備を含めて、きょうの京都は
「どん引き→ショートカウンターを狙う」
というコンセプトを徹底してた。
奪ったら、まずパウへの縦パスを狙う。
相手にクリアされても、オフサイドになっても狙う。
狙う狙う狙う。
開始早々、それが結果=ゴールとして結実したおかげで、チーム全体がわき上がった。
一丸となった。
愚直に、さぼらずに、ひたすらに裏狙いを続けていった。
つまんないけど、まぁしょうがないもん。
内容よりも、勝ち点が欲しかったんだもん。

後半、横浜FMは小椋をアンカーにして、狩野が右、兵藤が真ん中、小宮山が左の3-1-3-3にシフト。
これに混乱して、狩野が捕まえきれなくなる。
すると、加藤コーチは林に変えて中谷をあてがうことで対策する。
さいごはパワープレイに押されながらも、完封でゲームをクローズした。
つーか、それは読めてたから、弘堅じゃなくてシヂクレイinじゃないかとも思ったけど。

そんな感じで、完全なるリアクションサッカーでの勝利といえる。
きょう左サイドバックに入った角田がグイグイオーバーラップしてたとか、そんなんはなかった。
攻撃の構築という意味では、シーズン開始(大剛左サイドバック)からは後退しているのも事実だ。
見てるほうとしては、マゾヒズムを問われるというか(笑)。
サッカーというスポーツが放つ、官能、恍惚、没頭はほとんどないけど、まぁ結果オーライだ。
オーケーオーケー。
降格よりはずっとましだ。

しかし、横浜FMには昨季から3連勝とか。
相性よすぎ。

【J1第9節】京都サンガ 0-1 名古屋グランパス

京都サンガ 0-1 名古屋グランパス
◇日時:2009年5月2日(土)16:04キックオフ
◇会場:京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場(晴 24.1℃ 38%/1万0950人)
◇主審:村上伸次 “のぶつぐ”
41分【名古屋】ダヴィ・ジョゼ・シウヴァ・ド・ナシメント(ヘッド←杉本)

■京都サンガF.C.(4-1-4-1)
GK21:水谷雄一
DF24:増嶋竜也
DF4:水本裕貴
DF14:イ・ジョンス
DF6:染谷悠太
MF7:佐藤勇人
MF22:渡邉大剛
MF16:安藤淳
MF10:ヂエゴ・ヂ・ソウザ・ガマ・シウヴァ(73分-MF18:加藤弘堅)
MF11:林丈統(67分-DF8:中谷勇介)
FW20:パウロ・アントニオ・ヂ・オリヴェイラ “パウリーニョ”(57分-FW28:キム・ソンヨン)

■名古屋グランパス(4-2-1-3)
GK1:楢崎正剛
DF32:田中隼磨
DF4:吉田麻也
DF5:増川隆洋
DF6:阿部翔平
MF24:福島新太(71分-FW18:津田知宏)
MF13:山口慶
MF19:杉本恵太(83分-DF2:竹内彬)
MF7:中村直志(82分-MF28:田口泰士)
MF10:小川佳純
FW9:ダヴィ・ジョゼ・シウヴァ・ド・ナシメント

敗戦、あっけなく
京都の泥沼4連敗に、ゆかりの方々からコメントが届いています。

美濃部直彦さん(現・徳島コーチ)「ひじょうに残念な結果ですが、選手たちは頑張っていたと思います」

柱谷幸一さん(現・解説者)「つねにアラートを心がければいれば防げた失点でした。中2日でもう次のゲームが来ますから、しっかりリカバリーして、次の試合に臨めばいいと思います」

ピム・フェルベークさん(現・オーストラリア代表コーチ)「わたしのように、カトウさんもテクニカルアドバイザーとして身をひいたほうがいい」

木村文治さん(現・NPO芝生のグラウンドを愛する会理事長)「挨拶ができる選手を使え」



って、遊んでる場合じゃない!
いや、ほんと、やばいやばいマジやばい。
KK(勝てる空気)がまるでない。
きょうだって、あんだけ引きこもって(守備時はパウリまで自陣に!)相手のシュートを2本に押さえながら、完敗じゃん。

いろいろ問題点は多い。
加藤コーチはメンタルのせいにしてるけど、たしかに精神面は大きいかもしれない。
きょうの名古屋は、連戦の疲れで明らかに動きが重かった。
なのに、京都もそれに合わせたのか、ゲーム開始からゆっくりとした立ち上がり。
なーんか、みんながフワフワしてる。
フワリ、フワフワ。
さいしょは落ち着いて試合に入ろう…が前半ずっと続いてた感じ。
どうして?
カラダから精気というか、覇気というか、そんなものが感じられん。
逆に、途中からゲームに入った弘堅、ソンヨンは動きに必死さがあったけど。
もう負けてもいいから、せめてやる気を見せてほしい!
…ってこれ、ピム政権下の末期にも思ったことだな。

そして、なによりきょうは用兵の問題だ!
前節後、加藤コーチは大幅な選手交代も示唆してた。
が、じっさいは大ブレーキの豊田がパウリに変わっただけ。
ポジション的にも、勇人と安藤のポジションを入れ替えただけ。
CHANGE、なし。
で、選手交代させた選手は、パウリ、林、ヂエゴ。
1点ビハインドなのに、相手にとって怖い選手ばっかり下げてどーするの?
たとえ運動量は落ちてても、何かが起きそうなのはこの3人からだったのに。
うーん、と唸りたくなるウンコ采配だ。

唯一の光明は、ソンヨンがすんげぇカラダ張ってたこと。
ま、シュートまでは行けてなかったけど。
フォローも薄かったから、しょうがないか。
でも、ポスト役、前線の基準点として、今後使えそうなメドが立った。
残念ながら、いまの京都は最終ラインからボールがつなげない(←涙そうそう)。
高い位置で、相手ボールが奪えない。
なんで、やっぱり縦ドッカンが多いから、こういう選手がいてくれるとマジ助かる。

次は、また中2日で横浜戦。
相手は3バックだけに、ひょっとして3バックで「ミラーゲーム」にするのか?
あるいは、かたくなに4バックか。
ま、「並び」はどうでもいい。
それより、ガッツあふれる、走ってカラダを張れる選手たちがピッチの上に立ってますように。