京都サンガF.C. 3-1 ガンバ大阪
日時:2025年6月28日(土)19:03KO
会場:京都府立京都スタジアム “サンガS”(2万174人/晴 27.2℃ 61%)
主審:ウーカシュ・クジュマ
17′-京都/マルコ・トゥーリオ・オリヴェイラ・レモス(右足←平戸)
25′-京都/マルコ・トゥーリオ・オリヴェイラ・レモス(ヘッド←CK:平戸)
52′-京都/福田心之助(左足←マルコ・トゥーリオ)
88′-G大/イッサム・ジェバリ
■京都サンガF.C.(4-1-2-3)
GK26:太田岳志
DF2:福田心之助(66′-DF22:須貝英大)
DF24:宮本優太
DF50:鈴木義宜
DF44:佐藤響
MF10:福岡慎平(83′-DF3:麻田将吾)
MF7:川﨑颯太
MF8:米本拓司(16′-MF39:平戸太貴)
FW11:マルコ・トゥーリオ・オリヴェイラ・レモス(83′-DF4:パトリック・ウィリアム・サ・ヂ・オリヴェイラ)
FW93:長沢駿(66′-MF18:松田天馬)
FW14:原大智
■ガンバ大阪(4-2-3-1)
GK22:一森純
DF3:半田陸
DF20:中谷進之介
DF2:福岡将太
DF4:黒川圭介(46′-DF15:岸本武流)
MF13:安部柊斗
MF16:鈴木徳真(46′-MF6:ネタ・ラヴィ)
MF97:ウェルトン・フェリペ・パラグア・ヂ・メロ(66′-FW17:山下諒也)
MF7:宇佐美貴史(66′-FW11:イッサム・ジェバリ)
MF51:満田誠(83′-MF47:ファン・マテウス・アラーノ・ナシメント)
FW23:デニス・ヒュメット
マルコの〝フットサル選手感〟は異常
↑体型、髪型、そしてテクニック面でね。
右足トゥーキックでのシュートによるゴール。
コーナーからニアで合わせたヘディングでのゴール。
さらにはヒールによるアシスト。
怪我からの復帰後は精彩を欠いていたが、今節はまさに大爆発。
原とともにサイドライン際で、何度も起点となって攻撃をけん引した。
ということで——。
「スーパーマルコ」の活躍により、京都サンガは3試合連続で3得点を記録。
いつの間にか(暫定ながら)J1最多得点チームに……(ざわ……ざわ……)。
昨季の得点力不足はいったい何だったのか。
こうした攻撃陣の好調が、勝ち点3につながったのは間違いない。
だが、もうひとつ勝因として指摘したいのが、ガンバ大阪の不調ぶりだ。
特に、途中加入の安部の〝使い方〟がまだ定まっていないようで、攻撃の組み立てがうまくいっていない印象を受けた。
安部の持ち味は、やはり攻守にわたるハードワーク。
一方で、パスの展開力やボールキープの面では、後半にダブルボランチを組んだネタ・ラヴィ&満田のほうが上だった。
京都にとって最も怖かったのは、プレスの〝無効化〟。
具体的には、右サイドライン際に張るウェルトン、左に開くヒュメットに対して、低い位置からのロングパスが通り、京都DFと1対1を仕掛けられる状況だ。
だが、特に前半はそうした場面は数えるほどしかなかった。
京都の前線からのプレスがある程度ハマっていたこと、さらにガンバ中盤がそのプレスを剥がしきれなかったことが要因だろう。
結果として、京都はチーム全体で高い位置を保ち、相手を押し込むことができていた。
終盤、3バックにしてから守備が後手に回り1失点したのは〝余計〟だったけれど、それでも「快勝」と呼ぶにふさわしい内容だった。
そして何より、満員のスタジアムでこの内容を見せられたことが大きい。
初観戦の人も「また来たい」と思えるような、コンテンツとしての魅力にあふれた一戦だった。
さぁ、次の新潟戦もホーム開催!