【J2第7節】FC町田ゼルビア 0-1 京都サンガF.C.

FC町田ゼルビア 0-1 京都サンガF.C.
日時:2021年4月11日(日)14:03KO
会場:東京都町田市立陸上競技場 “Gスタ”(2,160人/晴 16.5℃ 30%)
主審:先立 “一生笛” 圭吾
21′-京都/ピーター・マドゥアブチ・ウタカ(右足←荻原)

■FC町田ゼルビア(4-2-2-2)
GK42:福井光輝
DF3:三鬼海
DF5:深津康太
DF17:高橋祥平(87′-MF7:アレン・マショヴィッチ)
DF2:奥山政幸
MF18:長谷川アーリアジャスール(76′-MF14:吉尾海夏)
MF6:佐野海舟
MF28:太田修介(76′-MF27:晴山岬)
MF13:岡田優希
FW10:平戸太貴
FW30:中島裕希

■京都サンガF.C.(4-1-2-3)
GK34:若原智哉
DF2:飯田貴敬
DF23:ヨルディ・バイス
DF19:麻田将吾(88′-DF46:森脇良太)
DF17:荻原拓也(73′-DF15:長井一真)
MF24:川﨑颯太
MF16:武田将平
MF31:福岡慎平(73′-MF29:中野克哉)
FW13:宮吉拓実(52′-MF33:三沢直人)
FW9:ピーター・マドゥアブチ・ウタカ(88′-FW20:李忠成)
FW4:松田天馬

ピーター・マドゥアブチ・ウタカ選手(京都)
「われわれは相手をしっかりアナライズしてきた。
サイドでオーガナイズして攻撃をしているとき、中央にスペースが空くとわかっていたのさ。
荻原が素晴らしいパスを出してくれたから、あとは自分が何をすべきかはわかっていたよ。
シュートを打つ瞬間、キーパーのポジションを見て逆のほうを気にしている感じがしたから、ニアを選択したんだ。
昨シーズンは町田で悔しい思いをしたから、きょう勝てて“去年の忘れ物”を取り戻すことができた。
連勝になったこともチームにとって大きいと思うし、次はホームで連勝をまたひとつ伸ばしていきたい。
(――前からのチェイスでも貢献しているが?)
新しい監督から『チェイシングはしっかりしてほしい』と言われているんだ。
スプリントは自分の特徴だし、好きな仕事だ……本当だよ(笑)。
そういうところでも、見せていけたらいいよね」

曺貴裁コーチ(京都)
「後半は相手の圧力を受けて、われわれが奪い切る場面やスムーズに相手のコートに入っていく場面は少なかった。
そんな中で、選手たちは最後まで粘り強く戦ってくれました。
最後に入った李忠成と森脇は、自分たちのプロフェッショナリズムを試合に出てないときも常に表してくれる選手。
2人が試合をしっかり締めてくれたというのは、勝ったことと同じようにうれしく思います。
最近は前半に点が取れなくて苦しい展開が続きましたけれど、きょうはウタカが決めてくれた。
これからも、全員がゴールに向かっていくクオリティを上げていかないといけません。
ただJ2も、相手の対策も進みながらの戦いになってきます。
1-0で勝てたのはことし初めてだったので、それはポジティブに捉えたいなと思います。
(――きょうも背後を狙われていたが?)
『相手コートでプレイする』という原則の中で、それを狙われるのは分かっていて、選手たちにやらせている。
失点するリスクを避けるよりは、攻撃的に最後までやってきたいなと思っています。
きょう攻撃的だったかというのは見ている人が感じることですけれども、チームとしてめざすところは一歩もブレずに戦っていきたい。
(――地元のクラブチームを率いて戦う思いは?)
このスタジアムは2017年、当時(町田は)相馬(直樹)監督でしたけれども、戦って以来です。
また、僕が監督になった年にここで昇格を決めさせてもらいました。
いま自分は地元の京都で、京都の皆さん、選手・スタッフと一緒に、自分たちが高みに行けるように――それだけしか考えていない。
京都の皆さんに喜んでもらえる試合を続けていきたい、そう思います」

ランコ・ポポヴィッチコーチ(町田)
「ゴールを決めなければ、勝利は引き寄せられない。
相手はチャンスをしっかりと決めてきた。
われわれもチャンスはあったものの、決めきれなかった。
決定力は大きな課題として、ゴール前の精度を高めることをこれからも取り組んでいかなければいけない」

耐えてウノゼロ

中島への縦ポン、怖ええーー。
センターバックの裏、サイドバックの裏へ、多少アバウトでもダイレクトに蹴り込んできた町田に大苦戦。
また攻撃時、ポゼッションはできても、相手を崩す場面ではパスミス・連携ミスが多く、シュートまでなかなかいかなかった。
得点シーンは、荻原がスライドの大きい前身で相手DFを抜いたことで生まれた“カオス”から、ウタカの前がぽっかり空いて生まれたもの。

パス回しで相手守備を崩せれば理想的とはいえ、現状のチーム成熟度ではまだ難しい。
となれば、個のチカラで相手を1枚剥がすような動きが必要。
しかし、その役割をいまチームで託せそうなのかウタカと荻原ぐらいしかいないのが、最近苦戦している要因のひとつだろうか。
右ウイングにドリブラーの中野克哉を(先発にしろ途中交代にしろ)重用しているのは、おそらく右サイドで突破力に期待しているんだろうけど、真価を発揮できていないのが実情。
ウタカ以外のFW2人および中盤センターハーフの2人に誰を起用するか、当分模索が続きそうだ。

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください