【J1第9節】京都サンガF.C. 0-1 アルビレックス新潟

京都サンガF.C. 0-1 アルビレックス新潟
日時:2024年4月20日(土)14:03KO
会場:京都府立京都スタジアム “サンガS”(9,022人/曇 26.6℃ 32%)
主審:福島孝一郎
59′-新潟/谷口海斗

■京都サンガF.C.(4-1-2-3)
GK94:ク・ソンユン
DF2:福田心之助
DF24:宮本優太(66′-DF5:アピアタウィア久)
DF3:麻田将吾
DF44:佐藤響
MF19:金子大毅
MF8:塚川孝輝(46′-MF18:松田天馬)
MF16:武田将平(75′-MF25:谷内田哲平)
FW23:豊川雄太(66′-DF28:鈴木冬一)
FW11:山﨑凌吾(66′-FW9:マルコ・トゥーリオ・オリヴェイラ・レモス)
FW14:原大智

■アルビレックス新潟(4-2-3-1)
GK1:小島亨介
DF25:藤原奏哉
DF5:舞行龍ジェームズ
DF35:千葉和彦
DF18:早川史哉
MF8:宮本英治
MF6:秋山裕紀
MF22:松田詠太郎(84′-DF32:長谷川巧)
MF33:高木善朗(66′-MF14:長谷川元希)
MF16:小見洋太(66′-FW11:太田修介)
FW7:谷口海斗(66′-FW99:小野裕二)

曺貴裁コーチ(京都)
「負けてくるとこういうやり方がいいんじゃないかとか、この選手を使えばいいんじゃないかとか言われて、選手も疑心暗鬼になるところもあります。
けれど、決定するのは監督の仕事。
そういう意味で敗戦の責任は100パーセント、俺にあると思っています」

「マーちゃん、京都サンガもう終わっちゃったのかなぁ?」

「バカヤロー!! まだ始まっちゃいねぇよ」
ということで……。

「いまやってるサッカーを突き詰めればきっとよくなる」という発想をやめる。
うまくいってないやり方は改める。
そして、チームを再構築する。
――ならば、まだ時間はあるだろう。
つまり、今季はまだ〝始まってない〟のだ。

きょうの試合に関して、前節まったく機能してなかった豊川-山﨑-原という3CF(センターフォーワード)を並べる策を続けたのは驚いた。
最前線に3人はいれど前でボールを収めることも少なく、逆に3人が前残りすることでスペースが消失。
サイドバックの選手、インサイドハーフの選手が相手最終ライン裏を抜け出したり、いわゆる〝ポケット〟へ侵入することも皆無だった。
結果として、攻撃に〝奥行き〟がないのが現状の京都。
最終ラインからの放り込み、サイドバックが浅めの位置からクロスばかりで、何かアクシデントでもないと点が入りそうになかった。
試合を見ながら、「相手がハンドでもしねぇかなー」と思ってたもんね。

また、豊川と比して左ウイングに入った原の守備力もあって、新潟に佐藤の裏を再三狙われる事態に。
もちろん昨シーズンの木下のような猛烈なスプリントは望めないし、原を守備に奔走させることで攻撃時のガス欠にも繋がる。
きょうの3トップは攻守両面で問題があった。

そして、相手に先制をされたときどうやって追いつくのか、そのプランが考えられていないのも致命的。
昨シーズンは、パトリックの〝頭〟という明確な武器があった。
対して今季は、〝守備強度〟を重視しているのか守備的な選手がベンチに多い。

また、前節精細を欠いたとはいえ、チームで唯一ドリブルで局面を打開できる安齋がいきなりベンチ外。
点が欲しいときに、ドリブラーに勝負させるのか、高さで勝負するのか?
結局は、交代で入れた選手の個人能力でなんとかしてくれ!という感が強い。
チームとして明確に、「リスクをかけて、こう点を取る」という狙いが見られない。
なので、先制されたら〝詰んで〟しまうのだな。

次、ミッドウィークにカップ戦が入ることは好材料。
サブメンバーを使うだろうけど、そこで何か変化の兆しが見られないか、期待したい。

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