【UEFAチャンピオンズリーグ準決勝第1戦】バルセロナ 0-0 マンチェスター・ユナイテッド

バルセロナ 0-0 マンチェスター・ユナイテッド
◇Semi-finals – 23 April 2008 20:45 (CET) – Camp Nou – Barcelona

■バルセロナ(4-1-2-3)
GK1:ヴィクトル・ヴァルデス・アリバス
DF11:ジャンルカ・ザムブロッタ
DF3:ガブリエル・アレハンドロ・ミリト
DF4:ラファエル・マルケス・アルヴァレス
DF22:エリック・ビラル・アビダル
MF24:グネグネリ・ヤヤ・トゥーレ
MF20:アンデルソン・ルイス・デ・ソウザ “デコ”
(77分-FW14:ティエリ・ダニエル・アンリ)
MF6:チャヴィエル・エルナンデス・クレウス “チャヴィ”
FW19:リオネル・アンドレス・メッシ
(62分-FW27:ボージャン・クルキッチ・ペレス)
FW9:サミュエル・エトオ・フィル
FW8:アンドレス・イニェスタ・リュハン

■マンチェスター・ユナイテッド(4-2-2-2)
GK1:エトヴィン・ファン・デル・サール
DF4:オーウェン・リー・ハーグリーヴス
DF6:ウェズリー・マイクル・ブラウン
DF5:リオ・ギャヴィン・ファーディナンド
DF3:パトリス・エヴラ
MF16:マイクル・エイドリアン・キャリック
MF18:ポール・アーロン・スコールズ
MF10:ウェイン・マーク・ルーニー
(76分-MF17:ルイス・カルロス・アウメイダ・ダ・クーニャ “ナニ”)
MF13:パク・チソンは京都サンガF.C.の登録商標です
FW32:カルロス・アルベルト・テヴェス
(85分-MF11:ライアン・ジョゼフ・ギグス)
FW7:クリスティアーノ・ホナウド・ドス・サントス・アヴェイロ

マンUはクリスティアーノ・ホナウドを最前線に残して、ルーニーが中盤に。
カウンターでゴールを狙う気満々な布陣でスタートします。
ところが、そのクリちゃんが開始早々にガブリエル・ミリトのハンドで得たペナルティを外してしまうという。
以降は、バルサがボールをキープしづつけたんですが、マンUのがっちりゴール前を固めて対抗。
そんななかでも、ワンツーやドリブルで突破をはかるのですが、結局得点はならず。
0-0で第1戦は終了しました。
チソンは守備に追われて、あんまり見所ナシ。

【UEFAチャンピオンズリーグ準決勝第1戦】リヴァプール 1-1 チェルシー

リヴァプール 1-1 チェルシー
◇Semi-finals – 22 April 2008 20:45 (CET) – Anfield – Liverpool
43分【リヴァプール】ディルク・カイト(右足)
90+4分【チェルシー】オウンゴール(リーセ)

■リヴァプール(4-2-3-1)
GK25:ホセ・マヌエル・レイナ・パエス
DF17:アルヴァロ・アルベロア・コカ
DF23:”ジェイミー” ジェームズ・リー・ダンカン・キャラガー
DF37:マルティン・シュクルテル
DF12:ファビオ・アウレリオ・ホドリゲス
(62分-DF6:ヨン・アルネ・リーセ)
MF14:チャビエル・アロンソ・オラーノ “チャビ・アロンソ”
MF20:ハヴィエル・アレハンドロ・マスチェラーノ
MF18:ディルク・カイト
MF8:スティーヴン・ジョージ・ジェラード
MF19:ライアン・フーノ・バベル
(76分-MF11:ヨッシ・シャイ・ベナユン)
FW9:フェルナンド・ホセ・トーレス・サンス

■チェルシー(4-1-2-3)
GK1:ペトル・チェヒ
DF20:パウロ・ヘナト・レボーショ・フェレイラ
DF6:ヒカルド・アウベルト・シウヴェイラ・カルヴァーリョ
DF26:ジョン・ジョージ・テリー
DF3: アシュリー・ドノヴァン・コール
MF8: フランク・ジェイムズ・ランパード・ジュニア
MF4:クロード・マケレレ
MF13:ミヒャエル・バラック
(86分-FW39:アブドゥル・サラーム・ビラル a.k.a. ニコラ・セバスティアン・アネルカ)
FW10:ジョゼフ・ジョン・コール “ジョー・コール”
(63分-FW21:サロモン・アルマンド・マグロワール・カルー)
FW11:ディディエ・イヴ・ドログバ・テビリー
FW15:フローラン・マルダ

リヴァプールが先制した時点で
「これ、絶対レッズの1-0勝利でしょ!? でしょでしょ!?」
と思ったのですが!
まさに、ラストワンプレイ。
スローインを受けたカルーが、コーナーフラッグ付近でDFに囲まれながら低くて早いクロスをあげる。
ゴール前、リーセがヘッドでクリア…と思ったら、おい! オウンゴールかよ!

貴重なアウェイゴールを最後の最後でゲッツしたチェルシー。
しかーし、どうにもこうにも攻撃が構築できず、チャンスらしいチャンスもあまりなし。
これで、CL初の決勝進出なるか? といわれれば、まだまだわからないというのが正直な感想です。
選手たちの動きも、ど~も精彩に欠けてますしね。

【J1第7節】アルビレックス新潟 1-0 京都サンガ

アルビレックス新潟 1-0 京都サンガ
◇日時:2008年4月19日(土)16.00KO
◇会場:新潟県新潟市新潟スタジアム “元ビッグスワン”(雨/14.9℃/2万7115人)
◇主審:佐藤 “クラッシュ” 隆治
前半4分【新潟】アレッサンドロ・ヌーネス(ヘッド)

■アルビレックス新潟(4-2-2-2)
GK1:北野貴之
DF17:内田潤
DF5:千代反田充
DF3:千葉和彦
DF28:松尾直人
MF16:寺川能人
MF13:木暮郁哉
(後半28分-DF6:永田充)
MF8:ダヴィ・ホドリゲス・デ・ジェズス
(後半14分-MF10:マルシオ・ヒシャルデス・デ・アンドラーデ)
MF7:松下年宏
(後半23分-MF23:田中亜土夢)
FW11:矢野貴章
FW9:アレッサンドロ・ヌーネス

■京都サンガF.C.(4-1-2-3)
GK1:平井直人
DF22:渡邉大剛
DF24:増嶋竜也(後半37分-警告*2=退場)
DF3:シヂクレイ・デ・ソウザ(前半41分-警告*2=退場)
DF4:中谷勇介
MF2:カルロス・エドゥアルド・ソアレス “アタリバ”(後半35分-一発退場)
MF15:中山博貴
(後半31分-FW7:徳重隆明)
MF14:佐藤勇人
FW10:パウロ・アントニオ・デ・オリヴェイラ “パウリーニョ”
(前半44分-DF6:森岡隆三)
FW9:田原豊
FW11:林丈統
(後半0分-DF20:平島崇)

▼ビッグスワンは”佐藤隆治オンステージ”
リーグ戦では久々のテレビ観戦だったのですが!
ある意味現地目撃できなかったのが残念なゲームでした。
3人退場。
それも、どれもが首をかしげたくなるような判定ばかりでござんした。

とくに、シヂクレイの2枚目にかんしては、矢野キショー選手より先に走ってましたしね。
ヒジ打ちってより、相手が背中からぶつかってくるのから体を守るため、じゃないかと思った次第です。
“ダミー・オスカー” 矢野選手の演技にだまされてしまったのか。
それ以前に、1枚目のカード時代もぁゃιぃ判定だったかもしれません。

逆に、まっすぅの2枚目は完全に若さが出ちゃいました。
「イエロー出せるモンなら出して見やがれ!」
って感じのハードなプレイだったと思います。
が、きょうの佐藤隆治氏のような “クラッシュ” 主審では、間違いなく出しますわな。
まさにロンドン・コーリング。
まっすぅが地面を叩いて悔しがってるシーンが、ポール・シムノンがベース叩き壊している写真に重なりましたよ。

しかし、退場者3人以前の問題として、クラッシュ佐藤はゲームコントロールが辛かった。
ピーヒャラピーヒャラと笛吹きまくりゲーム止まりまくり。
「踊るポンポコリンかよ!」
と、突っ込み入れつつ見てました。
まぁ両軍選手とも倒れすぎ、でしたけれど。
リズムもなんもあったもんんじゃなく、全体的に選手より主審が目立つゲームになっちゃったのでした。
がっくし。

▼2度目の0-1が意味するもの
判定のことはさておき、きょうの京都はゲームの入り方がイマイチだったと思います。
新潟のサイドからの攻めにたいして後手に回ってしまいました。
きょうの布陣は4-3-3だったので、相手サイドバックのオーバーラップにはパウ、林のウイングが付かなければいけないハズ。
ですが、そこらへんがルーズで前半は失点を許してからもパニックになってました。

ただ、後半は一転、新潟がスローテンポになったので、1人少ないながらも攻撃的にいけていたと思います。
3人少なくなってからも、攻めることはできていました。
博貴のドドドドフリーのヘッドもあったし。
逆に、新潟に時間稼ぎをさせるように追い込めましたし。

結果として0-1で敗れたわけですが、これはくしくも前回の敗戦・柏戦と同じスコア。
で、新潟と柏に共通するのは、前線からのプレスから素早いショートカウンターを志向するチームだという点だと思います。
コレ、京都と同じ狙い、何ですよね。

川崎や浦和のように攻撃的にくる対戦相手だと、チームコンセプトがハマるんですが、同じ狙いだとどうもゲームが膠着してしまう。
そして先制を許すと、攻めはできるけど、追いつけない。
後半、アタリバの退場劇があるまでは、
「なんだか、柏戦に似た展開だなー」
と思いながら、見ておりました。
そのあと、エラいことが起こっちゃったのですけれど。

きょうの相手は、リーグ戦未勝利の新潟。
Jリーグにとっては貴重な地域一体型チームを降格させないように、
 「われわれに勝たせたくない何か(C)大木武」
が働いたんだよ!
な、なんだってー!
——と、陰謀説を唱えたくなる一戦でした(苦笑)。

【Jリーグカップ・予選リーグAグループ第3節】浦和レッドダイヤモンズ 1-1 京都サンガ

※死の予選リーグAグループ第3節
浦和レッドダイヤモンズ 1-1 京都サンガ
◇日時:2008年4月16日(水)19時00分キックオフ
◇会場:埼玉県さいたま市駒場スタジアム
◇主審:柏原丈二 “ジョージ”
前半15分【京都】林丈統(左足)
前半39分【浦和】梅崎 “グルノーブル” 司(右足シュートDFディフレクション)

■浦和レッドダイヤモンズ(3-4-1-2)
GK1:山岸範宏
DF2:坪井慶介
DF4:マルクス・トゥーリオ・ユウジ・ムルザニ・タナカ “闘莉王”
DF22:阿部勇樹
MF6:山田暢久
(後半15分-MF30:岡野雅行)
MF3:細貝萌
MF13:鈴木啓太
MF16:相馬崇人
MF21:梅崎 “グルノーブル” 司
(後半37分-DF20:きょうは吉原堀之内聖)
FW7:高原直泰
(後半24分-FW9:永井雄一郎)
FW17:エヂミウソン・ドス・サントス・シウヴァ

■京都サンガF.C.(3-1-4-2)
GK1:平井直人
DF24:増嶋竜也
DF3:シヂクレイ・デ・ソウザ
DF4:中谷勇介
MF6:森岡隆三
MF20:平島崇
(後半0分-FW10:パウロ・アントニオ・デ・オリヴェイラ “パウリーニョ”)
MF15:中山博貴
MF14:佐藤勇人
(後半0分-MF16:斉藤大介)
MF22:渡邉大剛
FW11:林丈統
(後半29分-FW13:柳沢敦)
FW9:田原豊

西京極では3-3と、めっちゃ激しいドツキ合い。
でも一転、駒場の再戦では、京都がすんばらしい「守備」を見せてくれたのでした。

この日特徴的だったのは、ピッチ上に広がる京都の選手たちのポジショニング。
まず、浦和がボールをもつと、京都の選手たちはサッとすばやく守備体制に。
さらに、かならず相手と「1対1」になるようにビシッと陣形を整えます。
「サッ・ビシッ」が、きょうのキーワード(笑)。

また、選手の役割も明確でしたねー。
浦和の2トップを、中谷と増島が2CBがマーク。
トップ下の梅崎を、この日アンカーに入った森岡がケア。
左右のウイングバックは、平島とダイゴが対抗。
加えて、中盤センターの勇人と中山がプレスに参加。
林と田原も、精力的に守備もこなす――という。
ひとりもサボることなく、忠実にマークとチェックを繰り返し、浦和にフリーの選手をつくらせません。
湯浅さんも絶賛。

ということで生まれたのが、この日の先制点。
浦和MF山田が出しどころなく、後ろに戻そうとしたボールを林がかっさらい、そのまま抜け出してゴール。
林はこのシーン以外にも、持ち前のスピードを生かして、ものすごい出足でプレッシングを繰り返す。
千葉時代はなんだったんだ7daysと言いたくなるような、献身的なプレイで、この日のヒーローになったのでした。
ま、後半、ダイゴのクロスからフリーでボレー…を決めておければ、さらによかったのですが。

その後半、パウリが入って3トップになったのですが、守備にほころびは生じませんでした。
とくに、勇人の負傷で交代出場した斉藤が気合入りまくり。
ピッチ上のあらゆる局面に顔を出し、プレスプレスプレス。
それも、相手の体にきっちり寄せるもんだから、かな~り浦和の選手に嫌がられてました。
今季、出場機会に恵まれていなかった悔しさをすべてぶつけている感じでした。
これで、また一皮向けてくれればいいなぁと。

浦和との2戦を2引き分け。
負けなかったというのはステキな結果だと思います。
前回の対戦はムルザニさん欠場とかの要因もありましたが、今回の浦和はほぼベストメンバー。
その浦和相手に、
「敵地でウチが見劣りするところはなかったと思っています」
とQさんがいうようなパフォーマンスを展開してくれたということで。
確実に京都は強くなってる。
きょうも、そう実感させてくれるゲームを見ることができました。

【J1第6節】京都サンガ 2-1 ヴィッセル神戸

京都サンガ 2-1 ヴィッセル神戸
◇日時:2008年4月13日(日)13.04KO
◇会場:京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場(曇/20.1℃/1万4109人)
◇主審:吉田寿光
前半4分【京都】田原豊(右足←榎本のキックミス)
前半18分【京都】田原豊(右足)
後半32分【神戸】石櫃洋祐(右足)

■京都サンガF.C.(4-1-2-1-2)
GK1:平井直人
DF20:平島崇
DF24:増嶋竜也
DF26:角田誠
(後半0分-MF15:中山博貴)
DF22:渡邉大剛
MF3:シヂクレイ・デ・ソウザ
MF2:カルロス・エドゥアルド・ソアレス “アタリバ” 復讐
MF14:佐藤勇人
FW7:徳重隆明
(後半12分-FW11:林丈統)
FW13:柳沢敦
(後半41分-DF6:森岡隆三)
FW9:田原豊

■ヴィッセル神戸(4-2-2-1-1)
GK1:榎本達也
DF25:石櫃洋祐
DF4:北本久仁衛
DF32:柳川雅樹
DF15:内山俊彦
(前半36分-DF20:鈴木規郎)
MF26:松岡亮輔
MF6:キム・ナミル
MF7:パク・カンジョ 復讐
(後半0分-FW19:須藤大輔)
MF16:古賀誠史
FW10:ラファエル・ジョゼ・ボッティ・ザカリアス・セナ
FW8:栗原圭介
(後半34分-MF17:吉田孝行)

今季初の連勝、わっしょい。
ウシグバ、2得点わっしょい。
私事ですが、ファンサカではじめて投入してみたらこの活躍でわっしょい。

試合後に加藤Qコーチも
「川崎F戦で90分やって、今はフルタイムでやりきることができるコンディションになりつつある」
というだけあって、前線からの果敢なプレスで相手GKのミスを誘発し、先制点。
さらに、柳沢の粘ったこぼれを豪快にたたき込んで、追加点。
この2点が結果的に勝負を決めた。
ET-KINGのステージがハーフタイムを賑わしたきょうの西京極ですが、ゲームを賑わしたのは牛キングだったというワケで。

その田原の2ゴールを、堅い守備で守りきった京都サンガ。
前節に続いて、先制逃げ切り。
ここにきて、守備がいっそう強固になってきた感がある。

思えば、シーズン開始当初はずっと「直線一気の追い込み型」。
だったのに、Q騎手も手綱のさばき方を変えた。
武豊ばりの変幻自在さだ。

ひとつ苦言を呈するとするなら、2点とったあとはやや雑なプレイが多かったことかな。
前線の3人のキープがやや精度に欠け、ドリブルの「脚」が長くて、そこで相手DFにカットされてしまった。
とくに、後半は神戸の攻めが緊迫度を増してきただけに、前の選手が頑張ってほしかった。
守備では泥臭くやってるだけに、攻撃でももっと腰を落としてネバネバ系でタメをつくれば、もっともっとゲームはよくなると思う。

しかし、繰り返しますが、堅い守備で今季初の連勝。
開幕から1ヶ月で、チームはひとつ上のステージに上った、と声を大にして言いたい。
順位のことは…まだ言いませんが(笑)。
つーことで、スタジアムに駆けつけた盛和会の皆さんもお喜びのことかと思われます!
名誉会長の顔も立ったということで、でゎまた水曜日!