【J1第5節】川崎フロンターレ 0-1 京都サンガ

川崎フロンターレ 0-1 京都サンガ
◇日時:2008年4月5日(土)17.00キックオフ
◇会場:神奈川県川崎市等々力陸上競技場
◇主審:穴沢努 “アナザーさん”
後半28分【京都】柳沢敦(左足←中山)

■川崎フロンターレ(3-4-1-2)
GK1:川島永嗣
DF4:井川祐輔
DF13:寺田周平
DF2:伊藤宏樹
MF19:森勇介
MF14:中村憲剛
MF29:谷口博之
MF8:山岸智
(後半36分-FW23:久木野聡)
MF24:大橋正博
(後半26分-MF20:養父雄仁)
FW16:チョン・テセ
FW10:カルロス・アウベルト・カルヴァーリョ・ドス・アンジョス・ジュニオール “ジュニーニョ”

■京都サンガF.C.(3-4-3)
GK1:平井直人
DF24:増嶋竜也
DF3:シヂクレイ・デ・ソウザ
DF5:手島和希
(後半1分-DF6:森岡隆三)
MF20:平島崇
MF2:カルロス・エドゥアルド・ソアレス “アタリバ”
MF14:佐藤勇人
MF22:渡邉大剛
FW7:徳重隆明
(後半16分-MF15:中山博貴)
FW13:柳沢敦
FW9:田原豊

天敵・川崎Fにアウェイで完封勝利!!
いやぁ、しびれました。
あんだけ大量失点してた寂しい過去ともこれで払拭。
わーい。
前回のJ1のときに等々力にいた俺に、きょうのこの日の結果を教えてあげたいです。
完封なんて信じてもらえないでしょうがね(w

▼川崎対策で3バックに
きょうのサンガは登録上は4バックだったのもの、じっさいはシヂクレイが真ん中の3バックでスタートした。
個人的には、予想通り。
まず、川崎のいちばんのポイントはジュニーニョのスピードだから、これをケアするため。
加えて、対広島の入れ替え戦同様、3バック相手に同じシステムでマッチアップしたほうがシンプルだ、という意図もあってだろう。。
Qさんのキーワードは「シンプルフットボール」っすからね。

前半はこの「川崎対策」が利いて、シュートは打たれるものの、クリティカルなシーンはほとんどつくられなかった。
一方、攻撃では大剛のミドルがポストを叩いたぐらい。
ピンチもチャンスも少ないまま、後半に入る。

しかし後半すぐに、前半ロスタイムに負傷したテッシーがout。
森岡in。
今季初出場を果たした森岡は3バックに真ん中に入る。
シヂクレイが左センターバックに入り、おもにテセをマークする役割に代わったのだった。

▼ワンチャンスを生かした後半
この交代によって、テセのポストプレイが怪しくなってくる。
前半テセはかなり起点となっていたのだが、やっぱシヂはすげぇわ〜。

ただ、今度はサイドから圧力を強められ、ゲームは徐々に川崎ペースに。
大橋のスルーからジュニーニョが抜け出すもフィニッシュは宇宙開発。
左サイドからテセがフリーで合わせたシュートも平井さんが、ウルトラソウルなビッグセーブ。

で、その平井さんのパントから、田原が競ってこぼれたボールを中山が裏に通して、最後は柳沢!
後半ほとんどチャンスらしいチャンスもなかった京都に、先取点が入った。
そっからは守りに守り倒して、タイムアップ。
京都サポでさえ驚く(!?)、0-1での勝利という結果になった。

▼大きな大きな勝ち点3
以上のような感じで、言わずもがな、ゲーム自体は川崎が主導権を握ってました。
でも、勝ったのは京都。
これがサッカーですね。

ただ、川崎に助けられた部分も大きいのは認めておきましょう。
ジュニーニョは2年前のスピードに比べると、少し衰えてましたし。
それに、交代メンバーが足りない感じでしたね。
きょう、冴えていた大橋を代えてくれたのはかなり助かったといえるでしょう。

あと、ちょっと思ったのは、チェルシーみたいな勝ち方だなぁってこと。
ドログバに当ててこぼれを常に狙いつづける、という。
ロングボール主体、リズムは相手に握られても勝ってしまう、という。
そんな戦略が生んだ辛勝だったといえるかもしれません。
いや、チェルシーに比べるってのは、ちょっと浮かれすぎですな(笑)。

そして、来週の神戸戦ではFW大久保が出場停止という。
運もあります、今のサンガ。
次戦も期待大です!

【J1第4節】京都サンガ 0-1 柏レイソル

京都サンガ 0-1 柏レイソル
◇日時:2008年4月2日(水)19.04キックオフ
◇会場:京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場(曇/13.8℃/8192人)
◇主審:岡田正義 “ジャスティス”
前半23分【柏】李忠成

■京都サンガF.C.(4-1-2-3)
GK1:平井直人
DF20:平島崇
DF24:増嶋竜也
DF5:手島和希
DF22:渡邉大剛
MF3:シヂクレイ・デ・ソウザ
MF26:角田誠
(後半17分-FW9:田原豊)
MF14:佐藤勇人
FW13:柳沢敦
FW25:西野泰正
(前半37分-MF2:カルロス・エドゥアルド・ソアレス “アタリバ”)
FW7:徳重隆明
(後半31分-FW11:林丈統)

■柏レイソル(4-2-2-2)
GK21:南雄太
DF23:藏川洋平
DF5:古賀正紘
DF13:小林祐三
DF4:石川直樹
MF2:鎌田次郎
MF7:大谷秀和
MF14:太田圭輔
(後半44分-MF15:菅沼実)
MF8:茂原岳人
FW22:鈴木達也
FW20:李忠成
(後半44分-FW27:大津祐樹)

今季初黒星。
加藤Qさんトップコーチ就任以来、西京極初黒星。
でした!

それ以上、あんまり語るべきことがない、コンテンツの少ないゲームでしたが、取り急ぎ、気になったところをまとめたいと思います。

▼前節に続いて、縦に急ぎすぎるサンガ
前節FC東京戦同様、サンガは高ーくボールを蹴り出す場面が多かった。
もちろん、柏が前線からキツイプレッシャーをかけているのは事実だが、それにしても蹴りすぎという気がする。
そういえば、去年J2でも、Qさん就任直後はこんなキックアンドラッシュの戦術だったなー。

それにきょうは、前線と中盤が少し距離が空いていたとも思った。
前戦では西野がポストになききれず、中盤ではシヂクレイが前線へのくさびのパスを入れようとするも入れ所がなく…といった案配。
その理由として、シヂクレイ、勇人、角田の3センターが、いわゆる「つぶし屋」ばかりだということが挙げられるだろう。
ゲームをクリエイトしたり、落ち着かせたりする、柏でいうところの茂原のような存在が、サンガにはいなかった。

▼求められる、ワンステージ上の攻撃
とはいえ、悲観しすぎることもないかな、なんて。
李忠成に決められたものの、そのほかは2、3回ぐらいしか決定機をつくられなかったんじゃないだろうか。
後半、田原が入って、ある程度前線に「収まりどころ」ができてからは、ほぼゲームを支配できていたし。

ただ、そこからチャンスを創出するまでには至らなかったのも事実。
アーリークロスやまっすぅのロングスローに頼るあまり、「崩し」のプレイが少なかったのは、見ていて物足りない部分ではある。

そろそろJ1での戦いには慣れてきた段階。
で、次のステージとして、攻撃の精度を高めることが求められているんじゃないかな。
と、そんなことを思いながら、帰宅後録画したVTRを見てました。

【J1第3節】FC東京 3-3 京都サンガ

FC東京 3-3 京都サンガ
◇日時:2008年3月30日(日)14.04キックオフ
◇会場:東京都調布市東京スタジアム “味スタ”(曇/11.2℃/1万9233人)
◇主審:小川直仁
前半02分【F東】吉本一謙(右足←CKのこぼれ)
前半18分【京都】角田誠(ヘッド←CK:徳重)
前半44分【F東】赤嶺真吾(ヘッド←CK:大竹)
後半12分【京都】渡邉大剛(右足27mスーパーミドル)
後半35分【京都】田原豊(右足ダイレクト←アタリバ)
後半42分【京都】今野泰幸(ヘッド←平井クリアミス←徳永)

■FC東京(4-2-2-2)
GK1:塩田仁史
DF25:徳永悠平
DF29:吉本一謙
DF2:茂庭照幸
DF5:長友佑都
MF6:今野泰幸
MF17:金沢浄
(後半29分-MF7:浅利悟)
MF22:羽生直剛
MF30:大竹洋平
(後半39分-MF20:川口 “再契約” 信男)
FW24:赤嶺真吾
(後半37分-FW13:平山相太)
FW9:エヴァラウド・デ・ジェズス・ペレイラ “カボレ”

■京都サンガF.C.(4-1-2-3)
GK1:平井直人
DF20:平島崇
DF24:増嶋竜也
DF5:手島和希
DF22:渡邉大剛
MF3:シヂクレイ・デ・ソウザ
MF26:角田誠
(後半11分-MF2:カルロス・エドゥアルド・ソアレス “アタリバ”)
MF14:佐藤勇人
FW7:徳重隆明
FW13:柳沢敦
(後半26分-FW11:林丈統)
FW10:パウロ・アントニオ・デ・オリヴェイラ “パウリーニョ”
(後半0分-FW9:田原豊)

まず最初に言いたいことは、
「カポレKAPOREじゃやなくて、カボレKABOREだったんだな。
 ずっと勘違いしてたわ〜」


すっきりしたところで、もうすぐ4月だというのに寒かった味スタでの白熱した点の取り合いを振り返ってみます。

▼両チームとも”つなぎ”なき展開に
きょうの試合は、最初からロングボールが高く上がる光景が散見された。

FC東京(以下F東)が、スピードのある2トップにたいして裏へのボールを多用。
たいする京都は、そうしたボールを高くクリアすることが多かった。
で、過去の試合ではそのセカンドボールが拾えていたんだけど、きょうは違った。
F東の中盤が、今野・金沢とディフェンシブな2センターだったこと、2トップも守備に精力的だったことから、中盤は激しいボールの競り合いとなる。
ホイッスルから時間が経つにつれ、ゲームは”蹴り合い”の様相を呈してくる。

そんななかで、京都はGK平井がバックパスをイージーなクリアミス。
これをカボレに強引にシュートまで持って行かれ、そのCKから失点。
今季公式戦3戦とも、けっこう当たっていた平井さんですが、きょうは「not his day」。
いや、あるいは「確変終了」とでもいいましょうか…。

結論を先に言っちゃいますと、最後に同点に追いつかれたプレイも、
「もうちょっとなんとかならんかったかな〜」
という感じでしたしね。
う〜ん。
その後、お互いCKからヘッドで1点ずつを取り合い、前半は終了。

▼またもハマるシステム変更
さて、後半。
京都は、ケガから復帰戦だったパウリーニョに代えて、田原投入。
さらに、56分にアタリバ投入でシヂを下げて、3バックに。
Jリーグカップ浦和戦と同様な布陣で、点を取りに行く。
そして、このシステム変更がまた功を奏したのだった。

大剛の2戦連発となる約30mのミドル。
そして、相手パスミスからアタリバのロングパスに、相手DFと競り合いながら田原!
スーパーなゴールが2連発で、一気に形勢逆転。

そのほかにも、走り込んだ徳重のヘッドとか、田原のフリーのヘッドと、2度決定機をつくれていた。
一方、F東の攻撃は、カボレの懐の深いキープに四苦八苦していたものの、クリティカルな場面は作られなかったように思うが…。
それだけに、最後の失点は惜しかった。

▼2戦連続の3失点にどう対処するか?
というわけで、Jリーグカップ浦和戦につづいて3得点3失点。
攻撃は褒めるべきかと思いますが、問題は守備ですわな。

どーも、この2戦、中盤でのプレスがうまくかかってないように思われます。
シヂの左右、角田と佐藤の後ろ側でボールを持たれると、厳しい。
これにかんしては攻撃との裏返しで、きょうは博貴がいなかったからタメがつくれず、結果、中盤でボールをロスするシーンが多かったから、ともいえるのですが。

次戦はミッドウィークの水曜日に柏戦。
準備期間がないなかで、どう対処をしていくのか?
メンバー交代はあるのか?
とはいえ、なんだかんだ(藤井隆)で3月を無敗で乗り切ってるだけに、同じメンバーでやり方を変えるのか?
Qさんの性格を勘案しつつ、3日間いろいろ予想して過ごしたいと思います。
今シーズンの京都はいろいろ楽しめる、おもしろいですね(笑)。

フッキがゼリッチした日

川崎FWフッキ選手がみずから申し出て退団した模様。
このニュースを聞いて、ゼリッチ大先生のことを思い出した人も多いはずだ。

FWフッキが川崎F退団、移籍先は未定 – サッカーニュース : nikkansports.com

川崎Fは26日、FWフッキ(21)が退団すると発表した。起用法などに不満を持っていたフッキが移籍を希望し、クラブ側は慰留したが交渉は決裂した。移籍先は未定。

ネディエリコ・ゼリッチ – Wikipedia

【京都サンガ】中山がU-23日本代表に追加招集

トレゼゲが追加招集されたかと思ったら、博貴もされた。
チームといっしょに練習する期間は3日間。
ゲーム出場もあるかないかという感じでしょうけど。
願わくば、守備力もついて、泥臭くたくましくなった姿を見せて欲しいものです。

中山博貴選手 U-23日本代表メンバー追加招集のお知らせ:ニュースリリース|京都サンガF.C.オフィシャルサイト

この度、京都サンガF.C.では、3月27日(木)に東京・国立競技場で行われる国際親善試合「U-23日本代表vs.アンゴラ代表」のU-23日本代表メンバーに中山博貴選手が追加招集されることが決定いたしましたのでお知らせいたします。
なお、中山選手は3月25日に都内で行われるトレーニングよりU-23日本代表チームに合流いたします。