【J1第13節】京都サンガ 1-0 横浜F・マリノス

京都サンガ 1-0 横浜F・マリノス
◇日時:2008年5月17日(土)14.00キックオフ
◇会場:鹿児島県立鴨池陸上競技場(晴/27.8℃/1万0903人)
◇主審:西村 “shine” 雄一
後半16分【横F】オウンゴール(田中隼磨:右足スライディングボレー)

■京都サンガF.C.(4-1-2-3)
GK21:水谷雄一
DF20:平島崇
(後半9分-MF15:中山博貴)
DF24:増嶋竜也
DF5:手島和希
DF4:中谷勇介
MF3:シヂクレイ・デ・ソウザ
MF2:カルロス・エドゥアルド・ソアレス “アタリバ”
(後半41分-FW25:西野泰正)
MF14:佐藤勇人
FW22:渡邉大剛
FW9:田原豊 “逆讐”
FW7:徳重隆明
(後半32分-DF6:森岡隆三)

■横浜F・マリノス(4-1-2-1-2)
GK1:榎本哲也
DF7:田中隼磨
DF4:栗原勇蔵
DF22:中澤佑二
DF26:田中裕介
MF3:松田直樹
(後半23分-MF6:河合竜二)
MF17:兵藤慎剛
(後半12分-FW18:清水範久)
MF13:小宮山尊信
MF10:山瀬功治
FW9:ロニエウトン・ペレイラ・サントス “ロニー”
FW15:大島秀夫 “復讐”
(後半38分-FW11:”サンキュー” 坂田大輔)

30度近い暑さのせいか。
あるいは、ホームグランドではない鴨池開催ゆえの”地方巡業ムード”のせいか。
全体的に、まったり緊迫感に欠けるゲーム。
得点も、そのムードに影響されたかのような、田中隼磨選手のオウンゴールだった。
周囲に京都の選手がいないのに、あのボレーはないわ〜という感想しかない、ビューティフルな一撃。

きょうのサンガは、ここ数試合とは布陣を変えてきた。
ディフェンスラインは、シヂクレイをアンカーにした4バック。
前線は、柳沢の体調不良から、田原がワントップ気味。
大剛が右ウイングに配置された。
4-3-3というか、4-5-1に近いカタチ。

そして、いい意味でも悪い意味でも、この布陣を敷いた”効果”が現れる。
まず、いい方——中盤が安定したこと。
シヂクレイが前目でロングボールを跳ね返し、徳さん&大剛が両サイドで守備に回って、ボールの奪い合いで有利に立つ。
次いで、悪い方——攻撃に入ったときに枚数が足りないこと。
中盤でボールを奪っても、前目には田原しかいないから、ゆっくりビルドアップ…というシーンが多かった。
でもこのせいで、前節のような、ウラへのロングボール多発でゲームのリズムがつくれない…ということはなかったともいえるし。
う〜ん、トータルで見ると、好影響のほうが大きかったのかな。

ただ、もう少し攻撃のときにサイドをえぐるようなアクションが見たいところではあった。
そういう意味で、中谷勇介はすばらしかった。
1対1でグリグリとドリブルを仕掛けていった姿勢や、よし。
佐藤勇人、徳重とのからみ方もグッド。
対して、右サイドは…。
大剛こそ、せっかく前線に起用されたんだから、このチャレンジ精神をもって挑んでほしかったところ。

と、いろいろ言いたいことはありますが、リーグ中断期間前を勝利で締められたのはうれしい限りではありますね。
中断期間は、またも鹿児島でキャンプするとか。
また、ナビスコ杯もあるし、パウリーニョに代わる新外国人補強の話題もあるし。
リーグの試合はありませんが、いろいろとサンガのことが気になる5月、6月になりそう。

【イングランド・プレミアシップ最終週】

◇日時:2008年5月11日(日)15.00KO
ウィガン・アスレチック 0-2 マンチェスター・ユナイテッド
33分【ユナイテッド】クリスティアーノ・ホナウド・ドス・サントス・アヴェイロ
80分【ユナイテッド】ライアン・ジョゼフ・ギグス

チェルシー 1-1 ボルトン・ワンダラーズ
61分【チェルシー】アンドレイ・ミコラーヨヴィチュ・シェヴチェンコ
90+2分【ボルトン】マシュー・ジョン・テイラー

最終週までもつれこんだタイトル争いは、ユナイテッドが順当に勝って優勝。
チェルシーがユナイテッドが引き分け以下であるという他力本願でしたが、2点目が入ったという情報が入って、選手たちがガクッとモチベーションをなくして、最後は失点を許してしまいました。

で、 ボルトンは自力で残留決定。
結果、レディング(胸スポンサーが京セラ)、バーミンガム、ダービーが降格。
新シーズンは8月に開幕です。

【J1第12節】ジェフユナイテッド市原・千葉 1-0 京都サンガ

ジェフユナイテッド市原・千葉 1-0 京都サンガ
◇日時:2008年5月10日(土)16.03キックオフ
◇会場:千葉県千葉市蘇我球技場 “フクアリ”(雨/13.3℃/1万0178人)
◇主審:前田拓哉
後半23分【市原千葉】工藤浩平

■ジェフユナイテッド市原・千葉(4-2-2-2)
GK1:立石智紀
DF2:坂本將貴
DF14:池田昇平
DF4:エドワード・ボスナー
(後半27分-DF39:松本憲)
DF31:青木良太
MF3:斎藤大輔
MF6:下村東美
MF7:工藤浩平
MF16:谷澤達也
FW11:新居辰基
(後半39分-FW9:青木孝太)
FW10:レイナウド・ダ・クルズ・オリヴェイラ

■京都サンガF.C.(3-4-3)
GK21:水谷雄一
DF24:増嶋竜也
DF3:シヂクレイ・デ・ソウザ
DF5:手島和希
MF20:平島崇
(後半13分-DF4:中谷勇介)
MF15:中山博貴
(後半33分-FW7:徳重隆明)
MF14:佐藤勇人
MF22:渡邉大剛
FW11:林丈統
(後半0分-MF2:カルロス・エドゥアルド・ソアレス “アタリバ”)
FW13:柳沢敦
FW9:田原豊

スーパーさむっ!
と言いたくなる気象条件のフクアリでしたが、ピッチ上で展開される内容もスーパーお寒いもので。
両チームとも、パスミス、連携ミス多く、ゲームがつくれない。
特に、京都は決定機はゼロ。
なんにもできないまま、90分が終わってしまったのでした。

加藤Qコーチも試合後におっしゃってましたが、とにかくFWにボールが入らなかったですね。
田原がイマイチだったというせいもあるのでしょうが。
それとともに、セカンドボールが拾えなかった。
サイド攻撃もまったくできなかった。
端的に言ってしまうならば、全然ダメだった(苦笑)。
市原千葉の気合いに負けた…など選手たちは感想を語ってますけど、クゼ・コーチのままでもきっと負けてたに違いない内容でした。

なんででしょーねー、うーん。
思ったのは、3-4-3というフォーメーションでの戦い方が「現状では」機能してないということ。

まず、田原をポスト役に2シャドーを裏に走らせようという狙いの3トップ。
ですが、裏へのパスが多すぎで、攻撃がせわしなく、かつ単調になってしまってます。
ウラばっかりかい、と。
シーズン開幕当初は、田原が柳沢が、相手DFを背負いながらも重心を低く保ってボールキープしてた場面が目についたんですけどねー。
さいきんそういうの、ないでしょ。
そして、可能性の低いダイレクトバスを狙っては、相手にボールを奪われてばかりいる。
なんつーか、泥臭さがなくなってしまいましたよね。

また、守備面ではシヂクレイを最終ラインに置いた3バックに「功罪」があると思います。
バイタルエリアでの守りは堅くなった一方で、ラインが深くなってしまった。
シーズン開幕当初の、高いラインで、フォアリベロのシヂクレイがセカンドボール拾いまくり、という光景が消えてしまった。

昨季からQさんのサッカーは「前後分断」になりがちだったのですが、3-4-3でさらにそれが加速した感じ。
サイドアタックも、相手がサイドハーフとサイドバック2人揃ってる中で、大剛や平島が単騎でドリブルしかけてるような状態ですし。
ほんとに、きょうはなにからなにまで低調だったとしかいいようがない。

そーだ。
今季ワタクシが生観戦したなかで初の黒星でした!
2006年のことを思えば、かなり恵まれてるな…。
ちなみに、その2年前は2-0で敗北。
Sex & Books & Football – 【J1第24節】ジェフユナイテッド市原・千葉2-0京都パープルサンガ
1-0なら一歩前進か。
ということで、サマナラカレーを2年ぶりに食ったことだけが個人的収穫の一戦でございました。

【J1第10節】京都サンガ 1-0 コンサドーレ札幌

京都サンガ 1-0 コンサドーレ札幌
◇日時:2008年5月3日(土)13.00キックオフ
◇会場:京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場(晴/31.0℃/1万2467人)
◇主審:小川直仁
前半20分【京都】カルロス・エドゥアルド・ソアレス “アタリバ”
※前半32分【京都】シヂクレイ・デ・ソウザPK大失敗

■京都サンガF.C.(3-4-1-2)
GK21:水谷雄一
DF24:増嶋竜也
DF3:シヂクレイ・デ・ソウザ
DF5:手島和希
MF22:渡邉大剛
MF14:佐藤勇人
MF15:中山博貴
MF4:中谷勇介
FW2:カルロス・エドゥアルド・ソアレス “アタリバ”
(後半25分-FW25:西野泰正)
FW11:林丈統
(後半6分-FW7:徳重隆明)
FW13:柳沢敦
(後半41分-MF20:平島崇)

■コンサドーレ札幌.(4-4-2)
GK28:高木貴弘
DF5:池内友彦
(前半33分-MF33:チョン・ヨンデ)
DF32:柴田慎吾
DF2:吉弘充志
DF19:坪内秀介
MF8:砂川誠
MF29:ディビッドソン・純・マーカス
(後半0分-FW9:石井謙伍)
MF18:芳賀博信
MF24:西谷正也
(後半25分-FW25:宮澤裕樹)
FW15:クライトン・アウベルト・フォントゥラ・ドス・サントス
FW22:西大伍

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    カモンアタリバ! カモンアタリバ!
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         カモンアタリバ! カモンアタリバ!
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そんな感じで、連休初日となったこの日。
帰省がてら西京極に向かい、いまネットカフェなわけですが。
やめて! もうヒットポイントは0よ状態です(笑)。
30度超えの気温、Sバック観客席への直射日光紫外線、アーンド決定機はずしまくりのストレスが原因。

きょうの京都は、完璧に試合を支配しておりましたなぁ。
つーか、札幌がふがいなかったというか。
札幌のセンターバックのふたりは、高さはあるものの、裏に弱いようで。
京都は、そこを徹底的に突き突きしたのでした。

開始早々、ディフェンスライン裏に抜け出した柳沢がGKの鼻先でループ→大激突イテテ。
このシーンを筆頭に、ディフェンスラインやサイドからの早いクロスに、柳沢が林がウラウラにワラワラと飛び出しまくり。
再三チャンスをつくります。
で、20分にアタリバがコロコロっと先制点ゲット。

きょうはトップ下で起用されたアタリバさん。
懐の深いキープで時間をつくる反面、時間がかかりすぎて攻撃をスピードダウンさせていたような感がありました。
もう少し判断早く、かつ、長めのパスも出してくれるといいのにな。
ただ、京都ボールになると、札幌がすばやくディフェンスと中盤できれいな2ラインを形成。
(これは教科書どおりというか、ナマで見ると、ほんとにフラットな2ラインで感心♪)
スペースを与えてもらえなかった、というのもあるのでしょうけどね。

その後も、林が柳沢が西野がチャンスを外す一方で、札幌も攻めがクライトン頼みでシュートまでいかない。
全体的には蹴りあいで低調な試合に終わってしまいましたが、とりあえず連敗はストップ。
次は、11節がガンバ大阪アジア巡業のため延期。
来週土曜日のフクアリでの千葉戦でございます。
田原も帰ってきて、パウがいない以外は、久々のベストメンバーで戦えそう。
フクアリ名物ナンカレーでも食べながら、ホットホットに応援したいと思いまーす。

【UEFAチャンピオンズリーグ準決勝第2戦】チェルシー 3-2(aet) リヴァプール

チェルシー 3-2(aet) リヴァプール
◇Semi-finals – 30 April 2008 20:45 (CET) – Stamford Bridge – London
33分【チェルシー】ディディエ・イヴ・ドログバ・テビリー
64分【リヴァプール】フェルナンド・ホセ・トーレス・サンス(←ベナユン)
延長8分【チェルシー】フランク・ジェイムズ・ランパード・ジュニア(pen)
延長15分【チェルシー】ディディエ・イヴ・ドログバ・テビリー(←アネルカ)
延長27分【リヴァプール】ライアン・フーノ・バベル
※合計スコア4-3でチェルシーが決勝進出

■チェルシー(4-1-2-3)
GK1:ペトル・チェヒ
DF5:ミカエル・エシェン
DF6:ヒカルド・アウベルト・シウヴェイラ・カルヴァーリョ
DF26:ジョン・ジョージ・テリー
DF3:アシュリー・ドノヴァン・コール
MF4:クロード・マケレレ
MF8:フランク・ジェイムズ・ランパード・ジュニア
(延長29分-FW7:アンドレイ・ミコラーヨヴィチュ・シェヴチェンコ)
MF13:ミヒャエル・バラック
FW10:ジョゼフ・ジョン・コール “ジョー・コール”
(延長1分-FW39:アブドゥル・サラーム・ビラル a.k.a. ニコラ・セバスティアン・アネルカ)
FW11:ディディエ・イヴ・ドログバ・テビリー
FW21:サロモン・アルマンド・マグロワール・カルー
(70分-FW15:フローラン・マルダ)

■リヴァプール(4-2-3-1)
GK25:ホセ・マヌエル・レイナ・パエス
DF17:アルヴァロ・アルベロア・コカ
DF23:”ジェイミー” ジェームズ・リー・ダンカン・キャラガー
DF37:マルティン・シュクルテル
(22分-DF4:サミ・ヒュイピャ)
DF6:ヨン・アルネ・リーセ
MF14:チャビエル・アロンソ・オラーノ “チャビ・アロンソ”
MF20:ハヴィエル・アレハンドロ・マスチェラーノ
MF18:ディルク・カイト
MF8:スティーヴン・ジョージ・ジェラード
MF11:ヨッシ・シャイ・ベナユン
(78分-MF16:ジャーメイン・ロイド・ペナント)
FW9:フェルナンド・ホセ・トーレス・サンス
(延長8分-MF19:ライアン・フーノ・バベル)

リヴァプール、延長に屈す。
いや、しかし、ドログバが一気に復調したのが、チェルシー勝利の最大の要因ではないかと思います。
力強いポストと、ときどき見せる鋭い反転、そして豪快なシュート。
そして、亡き母に捧げるランちゃんのPKも感動的でありました。
この両者の対戦にしてはめずらしく点の取り合いとなったゲームであり、準決勝のベストゲームでした〜。