【J1第5節】セレッソ大阪 3-1 京都サンガ

セレッソ大阪 3-1 京都サンガ
◇日時:2010年4月3日(土)13.04キックオフ
◇会場:大阪市長居陸上競技場(晴 12.4℃ 40%/8926人)
◇主審:松尾一
31分【C大】香川真司
52分【C大】香川真司
70分【京都】宮吉拓実(Jリーグ初ゴール)
90分【C大】播戸竜二

■セレッソ大阪(3-4-2-1)
GK21:キム・ジンヒョン
DF2:羽田憲司(84分-DF4:藤本康太)
DF3:茂庭照幸
DF22:上本大海
MF20:高橋大輔
MF6:カルロス・ハファエル・ド・アマラウ
MF10:ルイス・フェルナンド・マルチネス
MF16:尾亦弘友希
MF7:乾貴士(77分-FW14:家長昭博)
MF8:香川真司
FW9:アドリアーノ・フェヘイラ・マルチンス(77分-FW11:播戸竜二)

■京都サンガF.C.(4-2-3-1)
GK21:水谷雄一
DF24:増嶋竜也(68分-MF18:加藤弘堅)
DF5:クァク・テフィ
DF4:水本裕貴
DF19:森下俊(74分-MF9:セルジオ・ドゥトラ・ジュニオール)
MF3:ウィリアム・チエゴ・ヂ・ジェズス
MF26:角田誠
MF22:渡邉大剛(59分-FW31:宮吉拓実)
MF10:ヂエゴ・ヂ・ソウザ・ガマ・シウヴァ
MF15:中山博貴
FW13:柳沢敦

加藤久コーチ(京都)
「最後、2-1になってから、少し前目にやりましたけど…。
3点目を取られたということは向こうが勝負に勝ったということ。
1点を取ってから流れは来てたとは思うが、ゴールキーパーの負傷で時間が空いてしまって、勢いが止まってしまった感があります。
ただ、点を取りに行った結果なので仕方がない。
敗因?
最初の失点とかもそうですが、もっと積極的にボールを取りに行けばいいのに、セレッソの攻撃を受けてしまった。
そのために、カウンターで2点を取られてしまったと思う。
きょうはマルチネスとアマラウのところに、ウィリアムと角田をぶつけましたが、そこの対応がよくなかった。
ボランチが簡単にかわされてしまって、相手のカウンターを許してしまったと思います。
後半は並びを変えて、ウィリアムをアンカーに戻して、逆にサイドを付けるようになりましたが…。
とにかく、アウェイですから、ゲームの入りからもっとボールに対してアグレッシブにいかないといけなかった。
ゲームに対する準備としてはちょっと不満です。
しかし、きょう出場した宮吉や加藤弘堅、そしてドゥトラも90分は無理ですけど帰ってきて、選手の層は厚くなってきた。
しっかり準備をして試合を整えたいと思います」

レヴィル・クルピ・コーチ(セレッソ大阪)
「きょうは土曜日ですよね?
負けてしまったらせっかくの週末が台無しになってしまうので、勝ててよかったですよ。
前節も試合に負けていたが、同じメンバーで継続していることが重要。
そして、先制点が取れたこと、ディフェンスがよかったので、きょうは勝てたと思います。
最後になりましたが、ブラジル・クリチーバで日本料理店を開店しておりますので、ぜひご来店ください」

さっくり完敗
連勝、とくに前節の磐田戦でロスタイムゴールで勝利して、さぁ勢いに乗ろうぜ!
…というときにさくっと負けるっていう、まぁサンガらしい展開でした。
しかし、今季は失点が多いすな。
とくに、中盤でボールを奪われた後、速攻でドリブられて決定機にされるシーンが多すぎます。

きょうは、セレッソ対策で角田のポジションを下げて2ボランチで挑んだんですが、功を奏さず。
後半は、チエゴをアンカーにしたスタイルに戻したようですが、危ないシーンがいくつもありました。
やっぱり、角田、チエゴのコンビだと、展開力で厳しいすな。
そして、プレスにいく関係性もいまいち練られていなくて。
開幕のときの片岡、チエゴコンビと似た状況かな?
ひとりプレスに来られただけで、後ろにパスを戻すorDIE って感じで。
相手を「いなして」前に進める安藤のほうが、チエゴの相棒としてはバランスがいいんじゃないかなぁと。

攻撃面では、ショートカウンターがなかなか発動できなかっただけに、パスの出しどころに困ってた印象があります。
とくに最終ラインからは、もうロングボールしかない感じで。
ヂエゴが下がってこなくなったのはいいことなんですが、逆にボランチが下がってボールをもらいにくるのか、あるいはセンターバックが持ち上がってボランチとポジションを入れ替わるとか。
単純なパス回しの精度ではセレッソに負けていただけに、攻撃にもうひと工夫もふた工夫も必要だったと感じます。
ついで、セットプレイから点が欲しいな。

まぁ、まとめるならば、宮吉のゴール以外はちょっとイマイチだった一戦。
守備、攻撃ともども、さらなるバランスupと精度upが必要だと痛感しました。
(以上、テレビ生観戦)

【Jリーグカップ・予選リーグA組第1節】京都サンガ 1-1 大宮アルディージャ

京都サンガ 1-1 大宮アルディージャ
◇日時: 2010年3月31日(水)19.00キックオフ
◇会場:京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場(晴 12.6℃ 54%/6041人)
◇主審:野田祐樹
44分【京都】ヂエゴ・ヂ・ソウザ・ガマ・シウヴァ
58分【大宮】藤田祥史

■京都サンガF.C.
GK21:水谷雄一
DF24:増嶋竜也
DF5:クァク・テフィ
DF4:水本裕貴
DF17:中村太亮
MF3:ウィリアム・チエゴ・ヂ・ジェズス
MF16:安藤淳(60分-MF22:渡邉大剛)
MF26:角田誠
MF3:ウィリアム・チエゴ・ヂ・ジェズス
MF15:中山博貴(67分-FW13:柳沢敦)
FW31:宮吉拓実(81分-MF11:鈴木慎吾)

■大宮アルディージャ
GK21:江角浩司
DF32:杉山新
DF4:深谷友基
DF14:坪内秀介
DF26:村上和弘
MF23:金澤慎
MF6:青木拓矢(69分-MF17:橋本早十)
MF22:金久保順
FW9:石原直樹
FW13:藤田祥史(83分-FW30:渡部大輔)
FW19:市川雅彦(69分-DF25:土岐田洸平)

いい感じにターンオーバー。
片岡、使われなかったのか。

【UEFAチャンピオンズリーグ・準々決勝第1戦】バイエルン・ミュンヘン 2-1 マンチェスター・ユナイテッド

バイエルン・ミュンヘン 2-1 マンチェスター・ユナイテッド
1分【ユナイテッド】ウェイン・マーク・ルーニー
77分【バイエルン】フランク・リベリ
90+2分【バイエルン】イヴィツァ・オリッチ

■バイエルン・ミュンヘン(4-2-2-2)
GK22:ハンス・ヨルク・ブット
DF5:ダニエル・ファン・ビュイテン
DF6:マルティン・ガストン・デミチェリス
DF21:フィリップ・ラーム
DF28:ホルガー・バートシュトゥバー
MF17:マルク・ペーター・ヘルトルダ・アンドレアス・ファン・ボメル
MF23:ダニエル・プラニッチ(89分-MF44:アナトリー・オレクサンドロヴィッチ・ティモシュチュク)
MF8:ハミト・アルティントップ(86分-FW18:ミロスラフ・マリアン・クローゼ)
MF7:フランク・リベリ
FW25:トーマス・ミュラー(73分-FW33:マリオ・ゴメス・ガルシア)
FW11:イヴィツァ・オリッチ

■マンチェスター・ユナイテッド(4-1-4-1)
GK1:エトヴィン・ファン・デル・サール
DF2:ガリー・アレクサンダー・ネヴィル
DF5:リオ・ギャヴィン・ファーディナンド
DF15:ネマニャ・ヴィディッチ
DF3:パトリス・エヴラ
MF16:マイクル・エイドリアン・キャリック(70分-MF25:ルイス・アントニオ・バレンシア・モスケラ)
MF17:ルイス・カウロス・アウメイダ・ダ・クーニャ “ナニ”(82分-MF11:ライアン・ジョゼフ・ギグス)
MF24:ダレン・バール・フレッチャー
MF18:ポール・アーロン・スコールズ
MF13:パク・チソン(70分-FW9:ディミタル・イヴァノフ・ベルバトフ)
FW10:ウェイン・マーク・ルーニー

開始早々にユナイテッドが先制。
そっから、バイエルンが攻めて、ユナイテッドがルーニーの単騎カウンターで対抗する。
バイエルンはセンターバック2人が、クロスにかぶったりさんざんだったけど、なんとか追加点を奪われなかったのがよかった。
最後の最後、オリッチがゴール前のボールをかっさらって逆転ゴール!
ドイツらしい、スタジアムの盛り上がりが感じられた一戦でした。

【京都サンガ】増嶋竜也選手、”胸キュン男子”のお知らせ

まっすぅ、「anan」登場!
当該号は「スーツ姿も、メガネ顔も、先輩後輩の関係も…ぜんぶ好き! 胸キュン男子 122files 」らしい。
つか、最近の「anan」はイケメン特集→セックス特集→美容特集をループしてる感があるな。

増嶋竜也選手 雑誌(an・an)登場のお知らせ:メディア情報|京都サンガF.C.オフィシャルサイト

3月31日(水)発売の「an・an」(マガジンハウス発行)に増嶋竜也選手のインタビューが掲載されます。ぜひご覧下さい。

【J1第4節】ジュビロ磐田 2-3 京都サンガ

ジュビロ磐田 2-3 京都サンガ
◇日時:2010年3月27日(土)
◇会場:静岡県磐田市ヤマハスタジアム(晴 11.9℃ 33%/7258人)
◇主審:岡田正義 “ジャスティス”
20分【磐田】イ・グノ
47分【京都】ヂエゴ・ヂ・ソウザ・ガマ・シウヴァ(左足35mスーパーミドル)
diego goal

58分【磐田】前田遼一(pen)
66分【京都】柳沢敦(左足←中山)
yanagisawa goal

92分【京都】中山博貴(右足スーパーループ←安藤)
nakayama and miyayoshi

■ジュビロ磐田(4-2-2-2)
GK21:八田直樹
DF5:駒野友一
DF2:加賀健一
DF13:イ・ガンジン(88分-FW19:荒田智之)
DF14:パク・チュホ
MF 6:那須大亮
MF10:成岡翔(75分-MF28:船谷圭祐)
MF11:西紀寛(70分-MF23:山本康裕)
MF24:松浦拓弥
FW18:前田遼一
FW33:イ・グノ

■京都サンガF.C.(4-1-4-1)
GK21:水谷雄一
DF24:増嶋竜也
DF5:クァク・テフィ
DF4:水本裕貴
DF19:森下俊
MF3:ウィリアム・チエゴ・ヂ・ジェズス
MF22:渡邉大剛(59分-MF16:安藤淳)
MF26:角田誠
MF10:ヂエゴ・ヂ・ソウザ・ガマ・シウヴァ
MF15:中山博貴
FW13:柳沢敦(82分-FW31:宮吉拓実)

劇的ヤマハ初勝利
そのとき、時が、止まった——。
ロスタイム、アンジュンのパスから博貴が抜ける。
キーパー・八田が前に出る。
瞬間、放たれたシュートは、ループ。
ふわり宙に浮いた、ボール。
「クロスバーの…上……?」
ゴール裏バックスタンド側から見ていて、そう思った。
しかし、スピンがかかったかのようにボールは急速に落下する。
ふぁさり。
音がして、ボールがネットに包まれた。
ゴールイン。

いやーーーーー、MAJI凄かった!!!
その昔、ヤマスタでパウリーニョがロスタイムに決めたゴールも目撃したけど、あれは同点弾。
きょうは逆転ゴールだから、感激もひとしお。
それも、京都サンガの歴史上、ヤマスタ初勝利。
見に来てよかった、生きててよかった。
ウォッウォーヘイヘイ。
サッカーってほんと、いいものですね。
それではさよならさよならさよなら(お約束)。

で、今新幹線の中なわけですが、まだ震えが止まりません…寒さで(笑)。
いやーーーーーー、MAJI寒かった!!!
風冷たすぎ、もうすぐ4月じゃなかったのかよー。
そんな天候の中、前半のサンガの内容も寒かったです。
ボールを奪っても、相手が帰陣してしまうと、打つ手なし。
頼みの柳沢もイ・ガンジンに潰されて、前線でくさびになれず、倒れまくり転びまくり。
ロングパスどっかんどっかん。
どこかで見た、いつもの、京都サンガでした。
対する磐田も、けっこうミスパスが多くて。
正直イーブンぐらいの感じかなぁと思っていたら、ウィリアム・チエゴのアンビリバボーなミスパスから失点した。
それからチャンスらしいチャンスが作れず、前半終了。
こりゃ、このまま1-0(ウノゼロ)のつまらない試合になっちゃうのかなとちょっと覚悟したのでした。

しかし予想は外れ、後半早々ヂエゴがアンビリバボーなミドルで同点。
ここから、ゲームがぐるんぐるんとローリングしはじめます。
シーズン初勝利が欲しい磐田は、直線的なパクの動きと懐深い松浦のドリブルで左サイドを制圧にかかる。
一方のサンガも、両サイドバックが積極的にオーバーラップ。
2人にマークされた森下が、タッチライン際をマルセイユルーレット気味に突破するという、すばらしい光景も(笑)。
よしっ、これで逆転ゴールを決めればきょうはもらった!
そんな雰囲気が、京都サポーターの間に広がり声援も熱が入ってところで!!
やられていた左サイドから、松浦にペナでドリブルを許してPK…。
ありゃりゃ。
でも、ここから逆転できたんだから、結果オーライかな。

狙われた、磐田ディフェンス裏
さて、きょうのサンガはどうして逆転できたのか——?
振り返ると、2得点とも、相手ディフェンスライン裏へ浮き球のパスが渡り、それを受けた選手が決めたものです。
パスを出した選手もすばらしかった。
ゴールを決めた選手もすばらしかった。
そして、磐田の両センターバックが裏に弱かったのかな、と。
イと加賀、2人も前には強い選手だったと思うんですけど、これ以外にも裏を取られるシーンがけっこうあって。
ことしからペアを組む日韓センターバックコンビだけに、ラインコントロールや意思疎通などでまだ問題があるのかもしれません。
逆に、サンガの日韓センターバックコンビは、きょうはほぼパーフェクト。
高さと身体の強さが、目立ってました。

そうそう、高さといえば、中盤のルーズボールの競り合いで京都が有利だったのも、逆転のもうひとつの要因と言えるでしょう。
ウィリアム・チエゴ、角田、ヂエゴ。
彼らが磐田の選手をフィジカルで蹴散らし、ルーズボールを磐田より拾えていました。
とくに、チエゴ。
ディフェンスラインの前の位置で守備で存在感を見せ、アンカーとしてロングボールでサイド攻撃を演出。
よかったです。
でも、ありえないミスパスを何回か…。
バルサのマルケスのような、よくも悪くも目立つ選手だなー。
ただ、ミスから先制点を許した後、ポカポカと自分の頭を叩いて反省してたのは…ちょっとかわいかったです(笑)。
ウィリアム☆自演乙☆チエゴ、と呼ぶことにしよう。

かわいいといえば、宮吉きゅんの姿も見られたし。
ロスタイム逆転弾も含めて、きょうはとても満足度の高いゲームでした。
ミスパス、判断の遅れからボールロストするシーンなども多かっただけに、安心ばかりはしていられませんが。
とはいえ開幕戦に比べると、今後にだいぶ期待がもてる内容でした!