【J1第24節】京都サンガF.C. 3-0 北海道コンサドーレ札幌

京都サンガF.C. 3-0 北海道コンサドーレ札幌
日時:2023年8月19日(土)19:03KO
主審:御厨貴文
会場:京都府立京都スタジアム “サンガS”(9,379人/晴のち曇 30.5℃ 68%)
40′-京都/原大智(pen. )
※45+6′-札幌/浅野雄也PK失敗
73′-京都/福田心之助(左足)
90+2′-京都/アンデルソン・パトリッキ・アギアール・オリヴェイラ “パトリック”(右足←谷内田)

■京都サンガF.C.(4-1-2-3)
GK26:太田岳志
DF20:福田心之助
DF5:アピアタウィア久(77′-FW9:アンデルソン・パトリッキ・アギアール・オリヴェイラ “パトリック”)
DF3:麻田将吾
DF6:三竿雄斗(71′-MF44:佐藤響)
MF19:金子大毅
MF7:川﨑颯太
MF18:松田天馬
FW23:豊川雄太(77′-MF25:谷内田哲平)
FW11:山﨑凌吾(46′-DF24:イヨハ理ヘンリー)
FW17:木下康介(29′-FW14:原大智)

■コンサドーレ札幌(3-4-2-1)
GK48:大谷幸輝
DF2:田中駿汰
DF50:岡村大八
DF6:中村桐耶(77′-MF49:スパチョーク・サラチャート)
MF7:ルーカス・フェルナンデス
MF14:駒井善成
MF5:福森晃斗(71′-MF10:宮澤裕樹)
MF4:菅大輝(71′-FW13:キム・ゴンヒ)
MF18:浅野雄也
MF11:青木亮太(71′-MF27荒野拓馬)
FW99:小林祐希

曺貴裁コーチ(京都)
「きょうもサポーターが紫の〝パープル・アンフィールド〟のような空気をつくってくれました。
アンフィールドといえば、僕が長く一緒に仕事した遠藤(航)がそこでプレイするということで、ダブルでうれしく思います。
サンガの選手も将来そういう場所に行けるように頑張ってもらいたいです。
きょうの勝利は、札幌さんの特徴を出させないように、選手全員が攻守にわたってプラン通りにやってくれた結果。
しかし、3-0で勝てるような内容差は正直ありませんでした。
前半のPKが入っていたら、どうなるかまったく分からない展開。
自分たちのよさを出そうと努めたことで、神さまがPKストップというプレゼントをくれたんじゃないでしょうか。
われわれとしては、きょうの試合内容をベースにしながら、また強くなっていくだけです。
(ーー前半、早い段階で原選手を投入したことが的中した)
肉体的なアクシンデントがあり(木下選手を)早い段階で交代させざるをえませんでした。
急な出場でしたが、大智もよくやってくれました。
(ーー太田選手のPKストップについて)
最年長でチームの中心、欠かせない選手です。
ことしカップ戦に続いてPKを止めたのは2本目ですが、いままでの努力が実った形だと思います」

なかなか暮れない真夏の夕暮れ

ファイナルサード、大外のラインまでは運べるけれど崩しのアイデアに欠ける京都。
一方、札幌はボックス近辺に人数をかけて、ドリブルとワンタッチパスでシュートまで持っていこうとする。
いつ崩れるか、とハラハラしていたけれど、太田のPKストップもあって、見事完封勝利! わっしょい。
再現性のある攻撃で得点を狙う札幌、「Controlled Chaos」から相手ゴールをめざす(※3点目はまさにそれ)京都。
後者に軍配があがったということだろうか。

振り返ると、札幌の〝繋ごうとするスタイル〟が京都にとって与しやすかったのかもしれない。
8月に入ってからの対戦相手・柏、FC東京はロングボールを多用。
京都のプレッシングが無効化され、すばやく高い位置に起点をつくられていたことと比べると、札幌の攻撃はある程度時間がかかるため人数をかけて守ることはできていた。
後半3バックにチェンジしたことで、だいぶ重心が下がってしまい、セカンドボールを奪われ続けたのはいただけないが……。
まぁ、札幌にゴラッソが生まれなくてよかった。

そして、京都で評価すべきところとしては、まず新しい〝ヒーロー〟が生まれたこと。
原がボールキープで巧さを見せ、成長著しい福田が初ゴール、PKに繋がった三竿の裏へのパスは精度抜群だった。
夏の移籍加入は少なかったので、現有戦力の底上げが必須なわけで、その兆候が見られたゲームだった。
また、金子のアンカーが安定してきたことも特筆すべき。
川﨑が1列前に出たことで、川﨑と豊川のポジションローテーションから福田のオーバーラップをうまく導けていた。

というわけで、きょうは完勝。
だれど、試合内容が安定しないのが今期の京都サンガだったりする。
さいわい次節もホームで戦えるので、引き続きいい戦いを見せてほしいな〜。

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