【J2第7節】京都サンガ 2-2 モンテディオ山形

京都サンガ 2-2 モンテディオ山形
◇日時:2014年4月13日(日) 14:04キックオフ
◇会場:京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場(6565人/曇 15.9℃ 32%)
◇主審:松尾一
9分-山形/宮阪政樹※FK直接
39分-京都/大黒将志(ヘッド←石櫃)
79分-山形/宮阪政樹
90+2分-京都/大黒将志(左足←バヤリッツァ)

京都サンガF.C.(4-2-2-2)
GK21:オ・スンフン
DF30:石櫃洋祐
DF2:酒井隆介
DF20:ミロシュ・バヤリッツァ
DF3:比嘉祐介
MF5:ジャイロ・ルイス・ブルメル
MF10:工藤浩平
MF7:駒井善成(82分-FW9:三平和司)
MF14:山瀬功治
FW31:大黒将志
FW11:アレッサンドロ・ヌネス・ナシメント(82分-FW17:有田光希)

モンテディオ山形(4-2-1-3)
GK1:清水健太
DF6:山田拓巳
DF17:當間建文
DF23:イ・ジュヨン
DF13:石川竜也
MF15:宮阪政樹
MF24:ロメロ・ベロカル・フランク・ラーク(87分-MF7:松岡亮輔)
MF11:ヂエゴ・ヂ・ソウザ・ガマ・シウヴァ
FW9:中島裕希
FW18:萬代宏樹(62分-FW29:川西翔太)
FW30:山崎雅人(77分-MF19:秋葉勝)

▼バドゥ京都、いまだ進水せず――
長い間ここではないどこかへ行っていましたが、現実世界に帰国。
過去の録画を全部見なおして、やっと7節まで追いついたのですが、感想としては上の太字のような感じです。

やってるサッカーの布陣は4-4-2。
サイドバックを高くあげ、ダブルボランチの役割を明確に分ける。
まさに「ブラジウ式フチボル」という感じ。
ただ、サイドを突破するダイレクトパスのメカニズムは昨シーズンの大木サッカーそのまま。
逆に守備のほうでは、前からのプレス、アグレッシブな球際の競り合いがなくなってしまった。
つまりは、去年のサッカーと「変化」はありつつ「進化」はまだないのかなと。

そんな中で、明確に「よろしくない」と思うのは下記の3点。

【1】2トップ=アレッサンドロ、大黒の持ち味が重なっている
まぁ大黒の得点力がJ2でも傑出しているのは7節経過時点で明らかなので、それを活かすべきでしょう。
となると、真ん中でキープできず、サイドに流れて山瀬のスペースを消しているアレッさんはちょっと…。
逆に、大黒の持ち味を活かすためにはボールを収められる選手――。
高さとポストプレーの有田か、キープ力の横谷か。
どちらかのセットを先発で見てみたいと思う。

【2】前線からのプレッシングが組織化されていない
2トップはボールホルダーに強いプレスをかけるのか?
あるいは、相手センターバックにはボールを持たせて、ボランチとの間にパスが通らないようにスペースを埋めるのか?
そして2トップに連動して、中盤以降の選手はどう守るか?
このあたりがどうもシステマチックではないように見える。
大黒がときに突然プレッシャーに走ったり、ときに静観したり…場面場面であまり一貫してないような。
このあたりは、バドゥさんはあまり気になされてないのかもしれないですが。

【3】守から攻への切り替えが遅い、さらに無策なロングボールも多い
ボール奪取のポジションが高かろうが低かろうが、いったんボールを落ち着かせる傾向が強い。
さらに落ち着いた状態で、工藤がボールの出しどころを探したりするシーンが散見される。
そして、そこからのパスも脚元脚元。
スペースへのパスは、無理めなロングボールが中心という。
まぁ、これは去年までのサッカーの”負の遺産”かもしれないな。

ま、上記なようなところが気になりつつ、スターティングメンバーを負傷以外ほぼ変えないことも変っていえば変。
山瀬がまだコンディション上がってないんじゃないかとか、ジャイロなら田森のほうが球際強いんじゃないかとか。
はたまた、サイドバックは去年の2人のほうが主に攻撃面で確実性があるんじゃないかとか。
いろいろ思うところはあるんですが、今はもうちょっと「深化」を待つ段階なのかな。
(以上テレビ録画観戦)

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください