【J1第25節】京都サンガ 0-3 サンフレッチェ広島

京都サンガ 0-3 サンフレッチェ広島
◇日時:2010年10月2日(土)13.04キックオフ
◇会場:京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場(晴 28.9℃ 47%7220人)
◇主審:奥谷彰男
12分【広島】槙野智章(FK直接)
51分【広島】イ・チュンソン
58分【広島】イ・チュンソン

■京都サンガF.C.(4-2-2-2)
GK29:守田達弥
DF22:渡邉大剛
DF5:クァク・テフィ
DF4:水本裕貴(52分-DF7:片岡洋介)
DF19:森下俊
MF26:角田誠
MF16:安藤淳
MF15:中山博貴
MF17:中村太亮(41分-MF23:中村充孝)
FW10:ヂエゴ・ヂ・ソウザ・ガマ・シウヴァ
FW9:セルジオ・ドゥトラ・ジュニオール(60分-FW13:柳沢敦)

■サンフレッチェ広島(3-4-2-1)
GK21:西川周作
DF22:横竹翔
DF2:ストヤノフ
DF5:槙野智章
MF24:森脇良太
MF35:中島浩司(82分-MF7:森崎浩司)
MF6:青山敏弘(69分-MF8:森崎和幸)
MF16:山岸智(69分-MF17:服部公太)
MF15:高萩洋次郎
MF13:高柳一誠
FW9:イ・チュンソン

秋田豊コーチ(京都)
「ファウルではないファウルを取られて、先制を許してしまったのが痛い。
その後、広島に5枚プラス4枚で守られると、なかなか崩せなかった。
中村太亮を交代させたのは、運動量が不足していたし、判断が遅かったから。
彼を含めて、前半は相手のローリングにたいして引っ張られたり、ボールを持っている選手にプレッシャーをかけられず、うまくいかなかった。
今後の試合では、先制されないことが重要。
まずは、前半を無失点で乗り切ること。
後手に回ってしまうと、今のチームでは逆転することが難しい」

ミハイロ・ペトロヴィッチコーチ(広島)
「勝つべくして勝った試合だった。
京都は勝利が必要だったのに、引いてブロックを作ってきた。
カウンターを狙っていることは明らかだったので、われわれはそこに突っ込んでいく必要はなかったと思う。
ゆっくりパスを回しつつ、途中でパススピードを上げる。
メリハリがついたサッカーが、われわれにもできるんだということを証明できたんじゃないだろうか。
日本のサッカーでは、ハイテンポのまま戦ってあえなく失点するというチームが多いしね。
ミッドウィークにカップ戦があったが、運動量で相手を上回っていたのも素晴らしかったよ」

今季最悪のゲーム

                       ┼ヽ  -|r‐、. レ |
                        d⌒) ./| _ノ  __ノ
                       —————
                       制作・著作 KBS

うーむ。
この時期、この状況において、今季最悪のゲームを見せられると、つらい。
JALも強制解雇に踏み切るなら、梅本、イマイ両名も強制解雇でいいよね!
結局、指揮官交代もほとんど意味なかったな。
と今シーズンの総括をしてしまいたくなる、一戦でした。

指揮官含めて、来季に向けて考える時期

敗因は、まず攻撃時にボールが収まるところがなかったこと。
前節機能しなかった「ドゥトラ+ヂエゴ」のDD2トップをまた使ったのは謎だった。
ボールを持ったドゥトラがあっさり相手にボールを奪い返されると、攻め上がってくる選手もキツイだろう。

そしてなにより、チームの戦い方が「イノセント」すぎたこと。
対戦相手の広島の戦い方を、そのままやらせてしまった印象が残った。
ストヤノフのパス出しにたいして、プレスなし。
ツーシャドーの選手たちのボールキープに、ケアなし。

どうも、秋さんのやり方って、江尻っぽいんですよね(苦笑)。
自分たちのチームが組織的なサッカーをやればいい!
それで、相手はどうあれ勝てる!
みたいな。

とはいえ、なかなかその組織が完成できない。
そして、もし組織が固まっても、今の京都の選手の個人能力で「高み」を目指せるのだろうか?という疑問もある。
可能性がある若手は確かに多い。
しかし、名古屋や鹿島、川崎のような個人技やセンスを兼ね備えた選手がいるかというと…。
今の段階では、決してそうはいいがたいからなぁ。

おそらくヂエゴを含めて多くの選手が離れていくことが予想される来季は、「リビルド(rebuild)」の年。
若手を多く登用していくことになると思うので、そこに新人監督でいいのか?
経験豊富な監督で、J2で戦い、将来に繋がるチームを作ることが求められると思うなぁ。
そう、きょうの対戦相手の広島のように。
(以上、テレビ生観戦)

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2件のコメント

  1. 見ていますと、同じ横パスでも広島のパスはワンタッチ・ツータッチで素早く幅広く回して、ちょっとでも隙を見せれば一気に前に入れるぞ(主にストヤノフが)という明確な狙いがある横パスでした。うちの出すところがなくて仕方なくやる後ろ向きな横パスとは違いましたね。ああいうサッカーをする相手ならDF技術を上げた(はずの)西野をストヤノフにマンマークで付けるため先発させるくらいの工夫が秋田にはできないんですかね?

    > 新人監督でいいのか?
    とのことですが、来期終了時までの契約を結んだそうなので、変えようとすればますます来期の編成に使える金が減るという悪循環。いったいどんだけ相手にハンデをやればいいのかと今井を小一時間問いつめたい(苦笑

  2. ワンタッチのパスでも質が違いましたよね。
    たとえば博貴のやってるソレは、ワンタッチでぽーんと高く浮いたパスが多い。
    ボールレシーバーがトラップするのに戸惑って、そのコンマ何秒で相手に寄せられる…みたいな。

    そもそもパスの出し手と受け手の距離感とか、同じJ1というカテゴリーにいるチーム同士とは思えないゲームでした。

    契約は・・・・・・・・・・
    契約はした。
    だが、フロントがその気になれば
    破棄ということも
    可能だろう・・・・・・・・・・
    ということ・・・・!
    と、利根川幸雄ふうにまとめておきます(笑)。

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