【J2第13節】京都サンガF.C. 1-0 モンテディオ山形

京都サンガF.C. 1-0 モンテディオ山形
日時:2021年5月9日(日)14:03KO
会場:京都府立京都スタジアム “サンガS”(0人/晴のち曇一時雨 25.6℃ 39%)※新型コロナウイルス感染予防対策のため、無観客での試合開催(リモートマッチ)
主審:吉田哲朗
32′-京都/荒木大吾(右足)

■京都サンガF.C.(4-1-2-3)
GK34:若原智哉
DF2:飯田貴敬
DF23:ヨルディバイス
DF19:麻田将吾
DF17:荻原拓也(60′-DF5:黒木恭平)
MF24:川﨑颯太(90′-DF46:森脇良太)
MF4:松田天馬
MF16:武田将平
FW14:中川寛斗(55′-FW13:宮吉拓実)
FW9:ピーターウタカ(90′-DF6:本多勇喜)
MF8:荒木大吾(60′-MF31:福岡慎平)

■モンテディオ山形(4-2-2-2)
GK44:藤嶋栄介
DF31:半田陸
DF2:山﨑浩介
DF5:野田裕喜
DF6:山田拓巳
MF15:藤田息吹(90′-DF3:栗山直樹)
MF18:南秀仁
MF41:中原輝(78′-FW27:松本幹太)
MF25:國分伸太郎(71′-MF7:岡﨑建哉)
FW39:林誠道(71′-FW24:藤村怜)
FW14:山田康太

荒木大吾選手(京都)
「前半の流れもよかったし、自分もシュートが打てていたので、どこかでチャンスはあるだろうと感じていました。
シュートは(武田)将平がよく見ててくれていたおかげ。
自分が先発で使われたからには前半から仕掛けようと思っていたし、オギ(荻原拓也)と果敢に仕掛けられたと思っています。
ただ、きょうのゲーム内容は自分たちの力を出し切ったものでは決してありません。
次の試合に向けてリスタートじゃないですけれど、もっと積み上げていかなければなりません」

曺貴裁コーチ(京都)
「後半も自分たちが優位に進められるプランをもっていたんですけど、山形さんの勢いをまともに受けるような形になってしまいました。
最後はサンガスタイル――ゴールまで体を張るということを選手たちが愚直に実行してくれて、その気持ちが勝ち点3に“乗り移った”んじゃないかという感じがします。
(荒木は)ケガをして出遅れていたんですけど、サッカーに対して非常に純粋な男で、そういう気持ちがゴールにつながったと思うし、これからもっとチームを助けてもらいたいです。
(――8戦負けなしだが?)
黒木も今季初めてピッチに立って、そうした選手全員で勝ち取った勝ち点3だと思います。
しかし、勝とうが負けようが自分たちがいいと思ったことは続けていく、逆に自分たちに足りないところに向き合ってしっかりやっていくということが、われわれにとって一番大切なこと。
次の水戸戦、サンガスタジアムでできますし、制限された中でお客さんが入っていい試合だと聞いていますので、また選手たちと協力して準備をしていきたいと思います」

佐藤尽コーチ代行(山形)
「前半は攻撃陣が怖がっていて、非常にもったいなかったです。
前を向いて仕掛ける姿勢を前半からもっと出してくれたら、違った展開になっていたんじゃないか。
自分が(指揮官に)なって使われている選手もいて、できることは少しずつ増えているのかなと思います。
ただ、もっともっとやってほしいなと」

【J2第12節】FC琉球 0-0 京都サンガF.C.

FC琉球 0-0 京都サンガF.C.
日時:2021年5月5日(水)18:03KO
会場:沖縄県総合運動公園陸上競技場“ひやごん”(2,437人/雨24.7℃74%)
主審:山岡良介

■FC琉球(4-2-3-1)
GK26:田口潤人
DF7:田中恵太
DF4:岡﨑亮平
DF15:知念哲矢
DF14:沼田圭悟
MF20:上里一将
MF10:富所悠(83′-DF9:リ・ヨンジ)
MF8:風間宏矢(87′-FW21:上原慎也)
MF23:池田廉
MF18:清水慎太郎
FW16:阿部拓馬

■京都サンガF.C.
GK34:若原智哉
DF2:飯田貴敬
DF19:麻田将吾
DF23:ヨルディ・バイス
DF17:荻原拓也(65′-DF15:長井一真)
MF24:川﨑颯太
MF31:福岡慎平(77′-MF8:荒木大吾)
MF16:武田将平(90+1′-FW20:李忠成)
FW13:宮吉拓実(65′-MF33:三沢直人)
FW9:ピーター・マドゥアブチ・ウタカ
FW4:松田天馬

https://twitter.com/sangafc/status/1389939184366886914

曺貴裁コーチ(京都)
「前半から勇気をもって得点を取りに行こうということで、選手たちはハードに戦ってくれました。
琉球さんのソリッドな形というのは予想していましたけど、それにめげずに何度もシュートチャンスをつくった中で、こういうことを監督として言っていいかわからないですけれど、運がなかったのかなと。
ただ、これだけやって勝ち点1が取れたことをポジティブにとらえて、次に繋げていきたいと思います。
たらればと言ったらきりがないんですけど、シュートがラインを超えればゴールだし、きょうはゴールが生まれなかった。
しかし、それに至るまでの選手のジャッジに対してぼくは後悔はありません。
最後1点入れば全員がハッピーだったんですけれど、入らなかったことでアンハッピーになったわけではないですし、選手たちをわれわれがしっかりサポートして、次の山形戦に向かっていきたいなと思います。
(――65分に三沢、長井選手を投入した意図は?)
相手の圧力が強まってきた中で、彼らがサンガタウンで見せてくれているもの、シュート力や前に出る力をチームとして落とし込もうとしたんですけど……ふたりともよくやったと思います。
(――高い湿度の中をよく走っていたことに対して)
走らなくても勝てるサッカーはあるかもしれません。
ですが、走ることが楽しみに変わり、それが見ている人に伝わるというのが、ゴールが前にある以上サッカーの本質だと、僕は思う。
点を取るために取られないために、前方向に後ろ方向に走力を上げていくというのはサッカーで大事なことだと思うので、その点についても選手たちはよくやったと思います」

樋口靖洋コーチ(FC琉球)
「引き分けというのは妥当な結果。
お互いがしっかりと時間をつくりながら、チャンスをつくる、それを跳ね返す……。
非常に難しい、拮抗したゲームだと思いました。
立ち上がり、2つほど危ないシーンをつくってしまいましたけど、それ以外はボックスの外で対応ができていましたし、最後で体を張ることができていました。
シュートを(15本)打たれていても、枠を外れたり、シュートブロックをしています。
そういう意味では、最後まで集中したディフェンスができた結果のクリーンシートでした。
試合前は“琉球のスタイルを見せたい”と言っていましたが、ボールを握るという意味ではまだまだかなと。
ただチャンスメイクの面では、後半はかなりゴールに迫って、ぼくらの特徴であるサイドからの攻めが機能したかと思います」

【J2第11節】京都サンガF.C. 3-2 愛媛FC

京都サンガF.C. 3-2 愛媛FC
日時:2021年5月1日(土)14:03KO ※雷雨のため、後半開始50分遅延
会場:京都府立京都スタジアム “サンガS”(0人/晴一時雷のち曇 22.5℃ 54%) ※リモートマッチ=新型コロナウイルス感染予防対策のため、無観客での試合開催
主審:柿沼亨
5′-京都/宮吉拓実(左足)
40′-京都/松田天馬(右足←武田)
45+3′-愛媛/川村拓夢
76′-京都/ヨルディ・バイス(右足)
79′-愛媛/藤本佳希

■京都サンガF.C.(4-1-2-3)
GK34:若原智哉
DF2:飯田貴敬
DF23:ヨルディ・バイス
DF19:麻田将吾
DF17:荻原拓也(83′-DF41:白井康介)
MF24:川﨑颯太(64′-MF8:荒木大吾)
MF31:福岡慎平(46′-MF33:三沢直人)
MF16:武田将平
FW13:宮吉拓実(89′-DF46:森脇良太)
FW9:ピーター・マドゥアブチ・ウタカ(89′-FW20:李忠成)
MF4:松田天馬

■愛媛FC(4-1-3-2)
GK37:秋元陽太
DF20:茂木力也
DF3:西岡大志
DF4:池田樹雷人
DF5:前野貴徳(91′-DF39:内田健太)
MF16:田中裕人(78′-MF11:近藤貴司)
MF6:小暮大器(46′-MF13:岩井柊弥)
MF41:森谷賢太郎
MF8:川村拓夢
FW10:藤本佳希
FW14:吉田眞紀人(86′-FW38:唐山翔自)

https://twitter.com/sangafc/status/1388462285996249091

宮吉拓実選手(京都)
「ボク個人がゴールが取れていることもうれしいですが、チームが勝ち点3を取り続けられていることが何よりうれしいです。
1試合でも早くここ(サンガスタジアム)で決めたいという気持ちがありました。
ファン、サポーターの皆さんがいないのは残念なので、たくさんの方がこのスタジアムに来ていただいたときにまたゴールを決めたいと思います」

曺貴裁コーチ(京都)
「先に取れた2点はエキサイティングで素晴らしいゴールでしたけれど、その後の時間帯で少し相手にスキを与えてしまいました。
3点目を取った後のフリーキックの守備も含めて、勝ったものの反省と課題が残る試合だったと思います。
まだまだ自分たちはやらなければいけないことがあるな、と感じました。
ただ、連勝している6試合目というプレッシャーが選手にはあったでしょう。
その中で、最後に出た森脇と忠成の“クローズの力”も含めてチーム全体で勝利することができました。
(――雷雨でハーフタイムに中断時間があったが?)
1点を取られた直後だったので、難しい時間というよりは冷静になれる時間でした。
(リモートマッチとなって)『お客さんはここに来られないけど、いつも以上の熱でやっていこう』と言ってきたので、選手たちはよく頑張ってくれたと思います」

實好礼忠コーチ(愛媛)
「はい、あ〜、立ち上がりのとこ……京都サンガの勢い……このスタジアムの勢いに(苦笑)、ちょっと呑まれたところが多少あったかなと、思いますけど。
それ以降は、みんなが声出し合って、助け合って、すごく戦ってくれました。
(――雷雨でハーフタイムが伸びて難しさがあった?)
選手たちがココっていうときにいろんな声を出し合いながら〜、まぁリスタートっていう感じで入ってくれて。
うん、すごく入りも良くて。
なんとか良い、かっ……結果に結びつけたかったですけど、はい(苦笑)。
(――きょうの試合で得た手応えは?)
そうですね、この最近戦えるってところが、自分たちがやれるってところが、すごく実感・体感できていますし。
あとすごく良いトレーニングをやっているので、う〜ん……本当に継続して、やっていければ〜……、うん!……と、思います。
(――サポーターに向けて)
う〜ん、残念な結果でしたけど〜、戦う姿勢はすごく見せられたと思いますし……、うん! また(一緒に)喜べるように努力していきたいです」

“勝って兜”の6連勝(8年ぶり)

カジュアルスーツ姿でカッコよくなった實好さん、インタビューは変わらずカミカミで懐かしくなった笑

しかし、愛媛はシーズン開幕当初にやっていたサッカーからだいぶ変わってた。
和泉茂徳氏時代は「中途ハンバな4-4-2」という感じ。
ところがきょうの愛媛は前線から強くプレッシング、攻撃時はトライアングルを作ってダイレクトパスを交えたポジショナルプレーが軸。
もし京都を指揮しているときウタカがおらず、若い選手たちが中心だったら、こんなサッカーをしていたのかなぁと思ったりした。

そんな愛媛相手に苦戦しながらも…。
相手に当たったボールを抜け目なく流し込んだ宮吉の先制点といい、おなじく相手にあたってこぼれてきたボールをプッシュしたバイスの3点目といい、運も味方してくれたと思う。
これで6連勝。
2013年以来って、大木さんのころか。
最後、旧国立競技場で徳島と昇格プレイオフを戦い、負けてしまったシーズン。
思えば、あの年が降格後、もっとも「J1に近づいた」瞬間だったかもしれない。
あれから8年か…(遠い目)。

【J2第10節】レノファ山口FC 0-2 京都サンガF.C.

レノファ山口FC 0-2 京都サンガF.C.
日時:2021年4月25日(日)14:03KO
会場:山口県維新百年記念公園陸上競技場 “みらスタ”(2,946人/晴 21.5℃ 33%)
主審:松本大 “マネックス別人”
27′-京都/松田天馬(ヘッド←ウタカ)
46′-京都/宮吉拓実(右足)

無人のアウェイ席に向かって挨拶をする京都の選手たち

■レノファ山口FC(3-4-1-2)
GK21:関憲太郎
DF44:石川啓人
DF6:渡部博文
DF28:眞鍋旭輝
MF14:澤井直人(58′-DF15:川井歩)
MF26:神垣陸
MF8:佐藤謙介(77′-MF29:田中陸)
MF7:高木大輔(72′-MF11:島屋八徳)
MF10:池上丈二
FW24:梅木翼(58′-FW18:小松蓮)
FW38:河野孝汰(72′-FW16:浮田健誠)

■京都サンガF.C.(4-1-2-3)
GK34:若原智哉
DF41:白井康介
DF23:ヨルディ・バイス
DF19:麻田将吾
DF17:荻原拓也(74′-DF15:長井一真)
MF24:川﨑颯太(87′-DF46:森脇良太)
MF31:福岡慎平(67′-MF33:三沢直人)
MF16:武田将平
FW13:宮吉拓実(74′-MF8:荒木大吾)
FW9:ピーター・マドゥアブチ・ウタカ(87′-FW20:李忠成)
MF4:松田天馬

松田天馬選手(京都)
「しんどい中で勝ちきれることができて、いまはホッとしています。
『マイナス(のクロスを上げたときボックス内)のポケットのところが空く』とは言われていたので、浮かさないように(クロスを)叩きつけるだけでした。
試合開始からなかなかうまくいってなかったので、飲水タイムのときに(宮吉とポジションを)変えてみたら狙い通りになりました。
(――走力について)
日頃の練習から『やらなければ』という意識でやっています。
他の誰にも負けないつもりでやっていますし、試合に出ている分、責任をもってやっているだけです」

曺貴裁コーチ(京都)
「初夏のような天気の中で、非常にハードな試合でした。
選手たちは連戦にも関わらず、最後まで足を止めずに戦ってくれました。
チーム全体で勝利をお祝いしたいし、きょう残念ながら来られなかったサンガタウンに残っている選手にも『おめでとう』と言ってあげたいです。
(――山口がフォーメーション変更などの対応を取ってきたことについて)
まったく情報がなかったですし、渡邉監督がやってこられたことをピッチから判断するだけでした。
ただ、対応の中でどこかに“スキ”は出てくると思っていて、スキと言っていいかわわかりませんが(中断からの再開すぐに)2点を取ることができました。
後半始まってすぐ得点を狙うこともトレーニングしてきていることですし、それが実ってよかったと思います。
(――先制点、飲水タイム明けのゴールも狙い通りか?)
相手のプレッシャーをもろに受けていたので、宮(吉)と(松田)天馬の立ち位置を変えて、それがよかったかはわからないですけれど、いい形で点が取れました。
(――対応力がついてきた?)
1月16日から練習をはじめて、気持ちの面だけでなく戦術的なこと、いまやっているサッカーのメリット・デメリットを伝えて選手たちとやってきたつもりなので、対応力というか、自分たちがうまく行かないときに崩れないということも含めて、開幕に比べて“オトナ”になってきました。
ただ、われわれは現状維持じゃなくて、もっと上を目指したいと思っているし、その点は選手たちと共有して高めていきたいです。
2戦アウェイが続いて、次はホーム。
コロナ禍でサポーターが来られないので『応援したい』という気持ちを背中に受けながら、プレイしないといけないと思っています」

渡邉晋コーチ(山口)
「ゲームが終わって選手たちに言ったことは『本当に悔しがれ』と。
3日の準備しかなかったんですけどね、いろいろとシステムを変えたりやってきた中で、選手たちが前に勢いよく飛び出してくれた前半があって……。
う〜ん、0-2になるようなゲームではないんですけど。
結果的に勝点を1ポイントも取れなかったのは何なのか?というところを、しっかりと突き詰めないといけない。
僕にとって本当に悔しい敗戦なので、それを選手たちにもしっかりと感じてほしかった――そういう話をしました。
(――きょうのゲームプランは?)
相手のメンバー変更も考えに入れる中で、3連戦の最後、われわれはフレッシュなメンバーを入れて、前半から『相手に襲いかかる』こと。
それで相手の嫌がる姿を感じ取りたかったですし、われわれが先にスコアを動かしたかったというのが、当然あります。
次戦に向けては必死になって、勝利を求めて戦うだけです」

偶然完全、結果必然

予想外な3バックのせいもあってか、山口のポジショナルプレーに押されていた京都。
ボールの取りどころが定まらず、一方のサイドにプレスを集中させると逆サイドに振られ、ボールを奪っても前線に収まらず、試合開始からゲームはほぼ山口のターンといった様相をていしていた。

とはいえ、山口の攻撃陣にはドリブル突破に長けたタイプもおらず、決定的な場面を作らせることもなかった。
ボールは持たれて支配率では負けていても、ゲームとしてはどちらが優勢ともいえない空気だったように思う。

そんな中で、傑出した個の力がゲームを動かす。
先制点は、ウタカがトリッキーなタッチで相手DFを剥がし、完璧なクロスを松田天馬へ。
追加点は、ウタカがワンフェイク入れてコースを狙ったシュート、GKが弾いたところを宮吉がプッシュした。

またこの2得点は、前半飲水タイム直後、後半キックオフ直後と、中断明けすぐに生まれたもの。
山口の守備陣の中で、集中が少し欠けていたのかもしれない。

最終的には、ダゾーン集計で支配率40%を切っていながら勝ち点3をハント。
ここ数年の京都をおいて、逆の結果(支配率は優勢も結果は敗れる)は散々あった。
しかし、きょうはよくない流れに屈せず、勝利をつかめた。
そう考えれば、今季の京都は「試合巧者」になりつつある!と言っていいのかな?

【J2第9節】東京ヴェルディ 0-2 京都サンガF.C.

東京ヴェルディ1969 0-2 京都サンガF.C.1922
日時:2021年4月21日(水)18:03KO
会場:国立西が丘サッカー場 “味フィ西”(1,789人/晴 21.3℃ 20%)
主審:川俣秀
8′-京都/ピーター・マドゥアブチ・ウタカ(右足←荻原)
54′-京都/宮吉拓実(右足)

■東京ヴェルディ1969(4-1-2-3)
GK31:マテウス・カウデイラ・ヴィドット・ヂ・オリヴェイラ
DF2:若狭大志
DF17:加藤弘堅
DF5:平智広
DF16:福村貴幸(88′-DF42:安在和樹)
MF6:山本理仁
MF14:石浦大雅
MF4:梶川諒太(83′-DF22:馬場晴也)
FW11:山下諒也
FW27:佐藤凌我(76′-FW25:端戸仁)
FW19:小池純輝(76′-MF18:松橋優安)

■京都サンガF.C.1922(4-1-2-3)
GK34:若原智哉
DF2:飯田貴敬(67′-DF41:白井康介)
DF23:ヨルディ・バイス
DF19:麻田将吾
DF17:荻原拓也(81′-DF15:長井一真)
MF24:川﨑颯太
MF31:福岡慎平(55′-MF33:三沢直人)
MF16:武田将平
FW13:宮吉拓実(67′-MF8:荒木大吾)
FW9:ピーター・マドゥアブチ・ウタカ(81′-FW20:李忠成)
FW4:松田天馬

ピーター・ウタカ選手(京都)
「ヴェルディはボール扱いに長けた、グッドチーム。
回される時間帯が出てくるだろうとは予想していたよ。
だから、しっかりとした守備をして、ボールを奪って繋ぐことを意識していたんだ。
まさにその狙い通りにゴールを決めることができたね。
もちろん、ゲームを通して見れば難しい内容だったように思う。
ただ去年ヴェルディとは2戦やって勝てなかったから、きょうこうやってリベンジできたことは良かった。
いま自分たちは新しい監督のもと、しっかりとしたサッカープランをもって戦うことができているのさ。
(――連続ゴールでノッていける?)
前節ハットトリックを達成できたから、今節は少なくとも1得点は取らなければと思っていた。
そのノルマが達成できたことは満足だけど、それよりも自分のゴールでチームを勝利に導けたこともまたうれしいね。
得点チャンスは他にもあって外してしまったので、課題として次の試合に臨むよ」

曺貴裁コーチ(京都)
「前半からヴェルディさんのボール回しの速さに振り回されて、疲労がたまる展開でした。
ヴェルディさんは技術が高いチームだとわかっていたので、そういう中でも自分たちの距離を崩さないようにして、いい形で2点が取れました。
いまのサッカーは、ボールを持っているときも持っていないときも、いかに自分たちが主導権をもてるかが勝負。
連戦の中、選手はよくやってくれましたし、全員でつかんだ勝利だと思います。
1点目は、ウタカのいい守備からサイドにはたいて……という狙い通りのゴールでした。
2点目はこれまで点が取れていなかった宮吉のゴールで、京都のサポーターの方にも喜んでもらえたと思うし、本人には『おめでとう』と言ってやりたいです。
(――きょうの試合で得た収穫は?)
どの選手が出てもチームがやりたいことを貫いていくということに関しては、きょうも少し“温度”が上がったと思います。
J2は本当に厳しいリーグで、少しでもスキを与えたチームは上に上がれません。
それをわれわれは学んでいるところで、勝ったことをきょうは喜びますけど、あしたからまた切り替えてやっていきます。
4連勝については、ひょっとしたら4連敗だったかもしれません。
一方で、マックスの力を出しての4連勝ではありませんし、成長できる余地をまだまだ残しています。
今後も勝ち続けられるように、選手と協力してやっていきたいです。
(――西が丘での勝利となったが?)
選手でやったほうが楽だと思いました(苦笑)」

ノってきたかな? 4連勝

味フィ西、久々だった!
あっという間にアウェイ席チケットが売り切れてて、メインからの観戦。
曺さんのボールを持っての指示、セットプレイのときに出てくる富永GKコーチの叫び声、リザーブメンバーのピッチの選手への激励……。
いろいろ“ナマ”で体感することができてよかった。
そして、コーケン(加藤弘堅)J通算300試合出場の花束贈呈に、予想外のW・DAIGO(渡邉大剛)登場!
コーケン最後の京都側に挨拶に来たのも感動した。

スタンドで見ると、全体的には東京にやや押されているように感じられた。
東京の最終ラインやアンカーからピッチ対角にロングパスがビュンビュン通って、なかなかボールを奪えない。
攻撃時もダイレクトパスはあんまり通らず、ウタカへめがけたボールもほぼ相手DFに潰されていた。
しかしDAZNで見返すと、ボールは持たれどもピンチは少なく、京都の“勝ちゲーム”だなと思ったり。
スタジアムで見るのと中継で見るのとはだいぶ違うことを、あらためて実感する。
しっかし、緊急事態宣言直前、ギリのタイミングだったな〜。