【2006FIFAワールドカップMatch05】アルゼンチン2-1コートジヴォアール

◇Match 5 Group C
アルヘンティーナ(アルゼンチン)2-1コートジヴォアール(コートジボワール)
24分【アルヘンティーナ】エルナン・ホルヘ・クレスポ(右足←FKのこぼれ)
38分【アルヘンティーナ】ハヴィエル・ペドロ・サヴィオラ(右足←リケルメのスルー)
82分【コートジヴォアール】ディディエ・イヴ・ドログバ・テビリィ(左足←ディンダン)

■アルヘンティーナ(4-2-2-2)
GK1:ロベルト・カルロス・アボンダンシェリ
DF21:ニコラス・アンドレス・ブルディッソ
DF2:ロベルト・ファビアン・アジャラ
DF6:ガブリエル・オマール・イヴァン・エインセ “ハインツェ”
DF3:ファン・パブロ・ソリン
MF5:エステバン・マティアス・カンピアッソ・デラウ
MF8:ハヴィエル・アレハンドロ・マスケラーノ
MF18:マキシミリアーノ・ルベン・ロドリゲス “マキシ・ロドリゲス”
MF10:ファン・ロマン・リケルメ
(93分-MF16:パブロ・セサル・アイマール)
FW7:ハヴィエル・ペドロ・サヴィオラ
(75分-MF22:ルイス・オスカル・ゴンサーレス “ルチョ・ゴンサーレス”)
FW9:エルナン・ホルヘ・クレスポ
(64分-FW14:ロドリゴ・セバスティアン・パラシオ)

■コートジヴォアール(4-2-2-2)
GK1:ジャン=ジャック・ティジィエ
DF21:エマヌエル・エブエ
DF4:ハビブ・コロ・トゥーレ
DF12:アブドゥライェ・メイテ
DF3:アルトゥール・ボカ
(62分-FW14:バカリ・コネ)
MF5:ディディエ・ゾコラ “Maestro”
MF19:グネグネリ・ヤヤ・トゥーレ
MF18:アブドゥル・カデル・ケイタ
(77分-FW9:アルーナ・コネ)
MF2:カンガ・ゴーチェ・アカレ
FW8:ボナヴェントゥール・カルー
(55分-FW15:アルナ・ディンダン)
FW11:ディディエ・イヴ・ドログバ・テビリィ

試合採点:7.5
スピード、テクニック、アイデア。
すべての面で、いままで登場したチームよりワンランク上だったー。
予選ベストゲーム候補、その1。

とにかく両チームの選手とも、前へのスピードが速い。
ミスパスも少ない。
中盤で手詰まりになっても、フェイクを入れて突破できるスキルがある。
おかげで、めまぐるしく攻守が切り替わっていった。

そんななか、前半アルゼンチンがセットプレイから先制。
さらにカウンターぎみの早い攻めから、リケルメのスルーがラインをきれいに抜けたサヴィオラに渡り追加点。
五分五分の戦いのなかから、決めるべきところできっちりきめる。
ん〜試合巧者、って感じ。

後半は、コートジヴォアールが攻めだるま親方、アルゼンチンが受ける展開。
ディンダン、コネ、コネとフォワード3枚が投入されたコートジヴォアール。
ドログバがポスト(山本昌邦さんも大絶賛!)、コネがドリブルでコネコネするも、なかなか追加点がコネー!

んで、ようやく82分。
右サイド、ラインの裏に出たバカリ・コネの前にスルーが出て、これの折り返しはドログバが頭で合わせきれなかったものの、裏からもう一回ディンダンがグラウンダーでクロス。
中央でドログバがこんどこそ!で押し込んで、コートジヴォアール史上ワールドカップ初ゴール。
だけど、やっぱり遅すぎた。

このあと、アルゼンチンはがっちり守りまっせ体勢。
なんとアイマールを時間稼ぎに使ったりして、辛くも逃げ切ったのだった。

しかし繰り返しになるが、両チームのクオリティと攻撃のメンタリティはすばらしかった。
オランダとセル・モン含めて、まさに「死のグループ」となりそうな予感。

※参考
マッチレポート:FIFAworldcup.com

【2006FIFAワールドカップMatch04】トリニダード・アンド・トバゴ0-0スウェーデン

◇Match 4 Group B
トリニダード・アンド・トバゴ0-0スウェーデン
20060611aswedishsupporter


20060611swedishsupporters

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■トリニダード・アンド・トバゴ(4-1-4-1)
GK1:ニール・シャカ・ヒスロップ
DF8:シド・グレイ
DF5:ブレント・サンチョ
DF6:デニス・ローレンス
DF3:エイヴェリー・ジョン(46分-警告*2=退場)
MF19:ドワイド・エヴァスリー・ヨーク
MF11:カルロス・エドワーズ
MF7:クリストファー・バーチャル
MF18:デンシル・セオボールド
(66分-MF9:オーティス・ウィットリ)
MF12:コリン・サミュエル
(52分-FW13:コーネル・グレン)
FW14:スタン・ジョン

■スウェーデン(4-1-3-2)
GK23:ラミ・シャーバン
DF7:ニクラス・アレクサンデション
DF3:オロフ・メルベリ
DF4:テディ・リュチッチ
DF5:エリック・エドマン
MF6:トビアス・リンデロート
(78分-MF16:キム・シェルストレム)
MF21:クリスティアン・ヴィルヘルムション
(78分-FW18:マティアス・ヨンソン)
MF8:アンデルス・スヴェンション
(62分-FW20:マルクス・アルバック “オールバック”)
MF9:カール・フレデリク・リュングベリ
FW11:ヘンリク・ラーション
FW10:ズラタン・イブラヒモヴィッチ

試合採点:7
カリブ海の小国トリニダード・アンド・トバゴ。
世界でいちばん遅くワールドカップ進出を決めたトリニダード・アンド・トバゴ。
グループBのアウトサイダーと見られていたトリニダード・アンド・トバゴ。
ワールドカップ初出場、その初戦で歴史的な勝ち点1をゲットした。

序盤から守りに重きを置きながらも、マイボールになるとスタン・ジョンがポストになってある程度はポゼッションができていた。
これが大きかったかと。
でも、後半1分に退場者を出してからは、前線に2人残して全員守備。
最後まで集中を切らさず、そしてヒスロップがスーパーセーブを連発して、無失点に切り抜けた。

たいするスウェーデンは楽勝が予想されていたなかで、痛恨のドロー。
両サイドからワイドに攻めようという意図は見えたものの、ど〜も一本調子で、うーん。
途中出場のアルバックが2度のフリーを決められなかったのも痛かった。

トリニダード・アンド・トバゴの選手たちは、タイプアップの笛とともに抱き合って優勝したかのように大喜び。
彼らの健闘をほめたい一戦だった。

※参考
マッチレポート:FIFAworldcup.com

【2006FIFAワールドカップMatch03】イングランド1-0パラグアイ

◇Match 3 Group B
イングランド1-0パラグアイ
4分【イングランド】OG (カルロス・アルベルト・ガマーラの頭←FK:ベッカム)

■イングランド(4-2-2-2)
GK1:ポール・ウィリアム・ロビンソン
DF2:ギャリー・アレキサンダー・ネヴィル
DF5:リオ・ギャビン・ファーディナンド
DF6:ジョン・ジョージ・テリー
DF3:アシュリー・コール
MF4:スティーヴン・ジョージ・ジェラード
MF8:フランク・ジェイムズ・ランパード
MF7:デイヴィッド・ロバート・ジョセフ・ベッカム
MF11:ジョセフ・ジョン・コール “ジョー・コール”
(83分-MF16:オーウェン・リー・ハーグリーヴス)
FW10:マイクル・ジェイムズ・オーウェン
(56分-MF20:ストゥアート・ダウニング)
FW21:ピーター・ジェイムズ・クラウチ

■パラグアイ(4-2-2-2)
GK1:フスト・ウィルマール・ヴィジャール
(8分-GK22:アルド・アントニオ・ボバディージャ)
DF21:デニス・ラモン・カニサ・カリーソ
DF4:カルロス・アルベルト・ガマーラ・パヴォン
DF5:フリオ・セサール・カセレス・ロペス
DF3:デリオ・セサール・トレド
(82分-DF2:ホルヘ・マルティン・ヌニェス)
MF13:カルロス・ウンベルト・パレデス・モンヘス
MF10:ロベルト・ミゲル・アクーニャ・カベージョ
MF6:カルロス・ボネト・カセレス
(68分-FW23:ネルソン・ラファエル・クエヴァス・アマリージャ)
MF16:クリスティアン・ミゲル・リヴェロス
FW18:ネルソン・アントニオ・アエド・ヴァルデス
FW9:ロケ・ルイス・サンタ・クルス・カンテロ

試合採点:5.5
4分、左サイドからベッカムのフリーキック。
ゴールに向かって曲がって入ってくて、ゴール前パラグアイのベテラン主将・ガマーラがやっちゃったよ!のオウンゴール。
早くも試合は動く。
これでパラグアイは、守備陣がメダパニ状態に。
おまけにキーパーがはやばーや負傷退場で、なんつーかクリアすらあぶなっかしくてしょーがない。

しかし、この混乱から目が覚めると、お国柄の堅いディフェンスを取り戻していく。
逆に、イングランドはあっさり点が取れたことで、全体にまったりムード。
ボールもったら、クラウチさんにドッカンドッカンやってしまうせいで、中盤まんなかポッカリスエット。
パラグアイがポゼッションできるようになる。

後半はほとんどパラグアイペース。
だが、局面を打開できるスキルがある選手がいないせいか、相手を崩しきるところまではいかない。
イングランドもオーウェンを下げてジョー・コール兄さんがトップ下に回ることで、なんとかキープしようとするも、不発。
このあとは、暑さのせいもあるのか、両チームなんつーか精彩欠きまくりでタイムアップ。
やっぱ、夏の昼のゲームはダメだなー。
ベッカムさんのバカ嫁もダルい展開にお怒りのごようすでした。

※参考
パラグアイサッカー協会
マッチレポート:FIFAworldcup.com

【2006FIFAワールドカップMatch02】ポーランド0-2エクアドル

◇Match 2 Group A
ポーランド0-2エクアドル
24分【エクアドル】カルロス・ヴィセンテ・テノリオ・メディナ(ヘッド←ヘッド:デルガド←ロングスロー:デ・ラ・クルス)
80分【エクアドル】アウグスティン・ハヴィエル・デルガド・チャラ(右足←カヴィエデス)

■ポーランド(4-2-3-1)
GK1:アルトゥル・ボルク
DF4:マルティン・バシュツィンスキ
DF2:マリウシュ・ヨプ
DF6:ヤセク・ボンク
DF14:ミハル・ゼヴラコフ
MF16:アルカディウシュ・ラドムスキ
MF7:ラドスラフ・ソボレヴスキ
(67分-FW21:イレニュシュ・イェレン)
MF15:エウゼビウシュ・スモラレク “エビちゃん”
MF10:ミロスラフ・シムコヴィアク
MF8:ヤセク・クズィヌウェク
(78分-MF5:カミル・コソウスキ)
FW9:マチェイ・ズラウスキ
(83分–FW23:パヴェル・ブロゼェク)

■エクアドル(4-2-2-2)
GK12:クリスティアン・ラファエル・モラ
DF4:ウリセス・デ・ラ・クルス・ベルナルド
DF3:イヴァン・ハチント・ウルタド・アングロ
(69分-DF2:ホルヘ・ダニエル・グアグア・タマジョ)
DF17:ジョヴァンニ・パトリシオ・エスピノーザ・パボン
DF18:ネイセル・レアスコ・ヤノ
MF14:セグンド・アレハンドロ・カスティージョ・ナサレノ
MF20:エドヴィン・ローランド・テノリオ・モンターノ
MF16:ルイス・アントニオ・ヴァレンシア・モスクゥエラ
MF8:エジソン・ヴィセンテ・メンデス
FW21:カルロス・ヴィセンテ・テノリオ・メディナ
(65分-FW10:ハイメ・イヴァン・カヴィエデス・ジョレンティ)
FW11:アウグスティン・ハヴィエル・デルガド・チャラ
(83分-FW6:パトリシオ・ハヴィエル・ウルティア・エスピノーザ)

試合採点:5
ボランチ2枚が引いて守備的だったエクアドル。
それにたいして、ポーランドはパスミスが多すぎでまったくリズムがつくれない。
ボールもっても、相手にひとりつかれると、それをいなせるテクニックもなく。

で、エクアドルはセットプレーからとカウンターで2得点。
ポーランドは、ラスト、攻撃の枚数を増やして決死の攻めに出るも、バーとポストに嫌われてしまった。
ドイツはポーランド移民が多いだけに、観客はポーランドへの応援一色だったけど、みーんなガックシ。

両チームともワイドに崩そうと意識した「オープンプレイ」(反町さん的表現)がほとんどなく、凡戦。

※参考
マッチレポート:FIFAworldcup.com

【2006FIFAワールドカップMatch01】ドイツ4-2コスタ・リカ

◇Match 1 Group A
ジャーマニー(ドイツ)4-2コスタ・リカ
6分【ドイツ】フィリップ・ラーム(右足デルピエロゾーンから)
12分【コスタ・リカ】パウロ・セザール・ワンチョペ・ワトソン(右足)
17分【ドイツ】ミロスラフ・クローゼ(←シュヴァインシュタイガ)
61分【ドイツ】ミロスラフ・クローゼ(右足)
73分【コスタ・リカ】パウロ・セザール・ワンチョペ・ワトソン(右足)
87分【ドイツ】トルシュテン・フリングス(右足スーパーミドル←FK:シュヴァインシュタイガ)

■ジャーマニー(ドイツ)(4-1-3-2)
GK1:イェンス・レーマン
DF3:アルネ・フリードリヒ
DF17:ペル・メルテザッカ
DF21:クリストフ・メッツェルダ
DF16:フィリップ・ラーム
MF8:トルシュテン・フリングス
MF19:ベルント・シュナイダ
(89分-MF22:ダヴィト・オドンコル)
MF18:ティム・ボロヴスキ
(71分-MF5:セバスティアン・ケール)
MF7:バシュティアン・シュウァインシュタイガ
FW20:ルーカス・ポドルスキ
FW11:ミロスラフ・クローゼ
(79分-FW10:オリヴァー・ニュヴィル)

■コスタ・リカ(3-4-1-2)
GK18:ホセ・フランシスコ・ポラス
DF4:ミチェル・ウマーニャ
DF3:ルイス・アントニオ・マリン・ムリージョ
DF20:ダグラス・エステバン・セクィエイラ
MF5:ヒルベルト・マルティネス・ヴィダル
(67分-DF2:ヘルヴィス・ドルモンド・ジョンソン)
MF6:ダニエル “ダニー”・アルベルト・フォンセカ
MF8:マウリシオ・ソリス・モラ
(78分-MF7:クリスティアン・ボラニョス・ナヴァッロ)
MF12:レオナルド・ゴンサーレス・アルセ
MF10:ワルテル・センテノ・コレア
FW11:ロナルド・ゴメス
(89分-MF14:ランダール・アソフェイファ)
FW9:パウロ・セザール・ワンチョペ・ワトソン

試合採点:7(以下ずっと10点満点で)
近年のブンデスリーガで多く見られるように、ドイツはワンボランチの4-4-2。
そして、ブンデスリーガでよく見かけるように、真ん中から裏へのスルーパスを出されて2失点。
スーパーシュートはあったものの、この守備のもろさが気がかりだ。

                     ●←フリードリヒ
                 Σ●
                     〇
                 Σ●

                 Σ●