【2006FIFAワールドカップMatch09】イタリア2-0ガーナ

◇Match 09 Group E
イタリア2-0ガーナ
40分【イタリア】アンドレア・ピルロ(右足ミドル←CK:トッティのショートコーナー)
83分【イタリア】ヴィツェンツォ・イアクィンタ(左足←クフォのバックパスをかっさらって)

■イタリア(4-1-2-1-2)
GK1:ジャンルイジ・ブッフォン
DF2:クリスティアン・ザッカルド
DF13:アレッサンドロ・ネスタ
DF5:ファビオ・カンナヴァーロ
DF3:ファビオ・グロッソ
MF21:アンドレア・ピルロ
MF20:シモーネ・ペッロッタ
MF4:ダニエレ・デ・ロッシ
MF10:フランチェスコ・トッティ
(56分-MF16:マウロ・ヘルマン・セッラ・カモラネージ)
FW11:アルベルト・ジラルディーノ
(64分-FW15:ヴィツェンツォ・イアクィンタ)
FW9:ルカ・トニ
(82分-FW7:アレッサンドロ・デル・ピエロ)

■ガーナ(4-2-2-2)
GK22:リチャード・キングストン
DF15:ジョン・パントシル
DF4:サミュエル “サミー”・オセイ・クフォ
DF5:ジョン・メンサー
DF6:エマヌエル・パッポエ
(46分-DF7:イッリアス・シッラ)
MF8:マイケル・エシェン
MF18:エリック・パッポエ・アッド
MF10:ステファン・アッピア
MF11:サレイ・アリ・ムンタリ
FW3:アサモア・ギャン
(89分-FW12:アレクサンダー “アレックス”・タシェ=メンサー)
FW14:マシュー・アモア
(68分-FW19:ラザク・ピンポン)

試合採点:7
お互いがアゲ♂アゲ♂で攻撃的だった好ゲーム。

両者とも中盤でワンタッチでパスをつないで、フォワードを裏に走らせる狙いが共通していた。
なんで、試合開始から攻守がグルングルン激しく入れ替わる。
シュートシーンもセットプレイもいーっぱいで、中身たっぷり。
目が離せない展開。

そんななか、両者の明暗をわけたのは決定力の差だった。
・シュート数:イタリア18、ガーナ14
・枠内シュート数:イタリア13、ガーナ4
というデータが表わしてるように、ガーナは最後のツメが甘いんだな。
中盤からエシェンが何度も何度もミドルを放つも、枠にいかないんだからどーしょーもない。

対照的にイタリア。
前半の終了間際、い〜い時間帯にピルロがすばらしいミドルを決める。
そして後半、痛んだトッティを下げてWボランチにしてカテナチオへ移行。
で、前がかりになった相手から、ミスを誘って追加点をあげる。
試合運びがいかにもイタリアーンな、ちょいワルサッカー。

な感じで、「攻めモード」と「受けモード」がどっちもイケる——両刀づかいなのが今大会のアズーリの特徴かと。
腐女子ならずとも、今後の戦いに期待しちゃいます!

※参考
マッチレポート:worldcup.com

【2006FIFAワールドカップMatch10】USA0-3チェコ

◇Match 10 Group E
USA0-3チェコ
5分【チェコ】ヤン・コラー(ヘッド←グリュゲラ)
36分【チェコ】トマシュ・ロシツキ(右足ミドル)
76分【チェコ】トマシュ・ロシツキ(右足アウト←ネドヴェドのスルー)
20060613karelbrucknerpoint

※ワールドカップもらうよ m9(-∀-)

■USA(4-2-3-1)
GK18:ケイシー・ケラー
DF7:エドワード “エディ”・ルイス
DF22:オグチャル “オグチ”・オニェウ
DF23:ジョージ・エドワード “エディ”・ポープ
DF6:スティーヴ・チェルンドロ
(46分-FW9:エドワード “エディ”・ジョンソン)
MF4:パブロ・マストローニ
(46分-MF5:ジョン・オブライエン)
MF10:クラウディオ・レイナ
MF17:ダマーカス・ラモン・ビーズリー
MF21:ランドン・ドノヴァン
MF15:ロバート “ボビー”・フランシス・コンヴェイ
FW20:ブライアン・マクブライド
(77分-FW16:ジョシュ・ウォルフ)

■チェコ(4-1-4-1)
GK1:ペテル・チェヒ
DF2:ズデネク・グリゲラ
DF22:ダヴィド・ロゼーナル
DF21:トマシュ・ウイファルシ
DF6:マレク・ヤンクロヴスキ
MF4:トマシュ・ガラセク
MF8:カレル・ポボルスキ
(82分-MF19:ヤン・ポラック)
MF10:トマシュ・ロシツキ
(86分-MF17:イリ・シュタイナー)
MF11:パヴェル・ネドヴェド
MF20:ヤロシュラフ・プラシル
FW9:ヤン・コラー
(45分-FW12:ヴラティシュラフ・ロクヴェンツ)

カレル・ブリュックナー・コーチ(チェコ)
「この試合でよくなかったことはひとつだけだ。
コラーのケガだよ。
残念なことに、どうやら重傷だと思われる。
長い負傷からようやく復帰したばかりというのにね。

ゲームにかんしていえば、選手全員がすばらしかった。
規律のとれた見事な戦いを見せてくれた。
現代サッカーにおいては、いかに局面を打開するかが鍵となる。
そのためには、高いテクニックをもった選手が必要。
ロシツキがまさのその事実を証明してくれたんだ」

試合採点:7
試合開始から、日本戦の2倍速ぐらいのスピードで始まったこのゲーム。
ザ・時短サッカー。
とにかく、チェコは全員守備→ボールを奪ったら全員攻撃で、切り替えが早い早すぎる。
いったん遅攻になっても、選手間の距離と位置取りがバツグンで、プレスされる前にボールを回してしまう。

1点目は、速攻からグリゲラの完璧なクロスをコラーが完璧なヘッド。
2点目は、相手がリトリートしたところを、ロシツキが完璧なミドル。
3点目は、相手が前がかりになって波状攻撃を仕掛けていたところを、カウンターからロシツキが抜け出して完璧なシュート。

アメリカも手数をかけずサイドから崩す——という狙いがはっきりした好チームだったが、チェコが1枚も2枚も3枚も4枚も上手だっただけ。
チェコ、盤石。
このクオリティの高さは、今大会で現在のところは、アルヘンティーナと並んでトップレベル!

※参考
マッチレポート:FIFAworldcup.com

【2006FIFAワールドカップMatch12】オーストラリア3-1日本

◇Match 12 Group F
オーストラリア3-1ジャパン(日本)
26分【ジャパン】中村俊輔(左足)
84分【オーストラリア】ティモシー “ティム”・カーヒル(右足←ニールのロングスローのこぼれ)
89分【オーストラリア】ティモシー “ティム”・カーヒル(右足ミドル)
92分【オーストラリア】ジョン・アロイージ(左足)

■オーストラリア(3-2-4-1)
GK1:マーク・シュウォルツァ
DF2:ルーカス・ニール
DF3:クレイグ・アンドリュー・ムーア
(61分-FW19:ジョシュア・ブレイク・ケネディ)
DF14:スコット・チッパーフィールド
MF5:ジェイソン・クリーナ
MF13:ヴィンチェンツォ “ヴィンチェ”・グレッラ
MF7:ブレット・エマートン
MF20:ルーク・ウィルクシャー
(75分-FW15:ジョン・アロイージ)
MF23:マルコ “マーク”・ブレッシアーノ
(53分-MF4:ティモシー “ティム”・カーヒル)
MF10:ハリー・キュウェル
FW9:マーク・アンソニー・ヴィドゥカ

■ジャパン(日本)(3-4-1-2)
GK23:川口能活
DF19:坪井慶介
(56分-DF2:茂庭照幸)
(91分-FW16:大黒将志)
DF5:宮本恒靖
DF22:中澤佑二
MF3:駒野友一
MF15:福西崇史
MF7:中田英寿
MF14:アレッサンドロ・ドス・サントス “三都主アレサンドロ”
MF10:中村俊輔
FW13:柳沢敦
(79分-MF18:小野伸二)
FW9:高原直泰

アルトゥール・アントゥネス・コインブラ “ズィッコ”コーチ(日本)
「リードを守るべきサッカーをしなければいけなかった。
それができなかったのがすべてだ。
守りきらなければいけない時間帯で、ミスをしてしまっては台なしじゃないか。
相手のリスタートには注意しろと言っていたが…。
次の試合?
勝ちに行くだけだ」

川淵三郎カピタン(日本)
「ひじょうに残念だ。
2点目を決めてれば、ね。
たらればを言ってもしょうがないが。
しかし、なんでもっとシュートを打たないのかな。
上から見ていてイライラしたよ。
逆転された原因?
向こうがハイボールを上げてきて、バックがそれをクリアして…。
それをやられすぎて体力を消耗してしまった。
最後は、疲れからやられてしまったのかな。
ただファンには悪いが、選手としてはベストをつくしたと思う。
次のクロアチア戦に向けて勝利を得られるようにがんばるしかない。
ズイッコと私は悪くないので、みなさんもっと応援してください」

試合採点:5
まさしくサムイ・ブルー。
攻撃に入ったときのスピードがなく、連動性がなく、決定力がなく。
いままで出てきたチームのなかで、最悪のサッカーを見せてしまった。

先制は、キーパーの進路妨害っぽいけどノーファウルで、ラッキーな形。
これで安心しちゃったのか、守備ラインは下がりぎみに。
中盤でプレスがかからないし、ヴィドゥカのマークも外しがちだし。
ひたすらにオージーペース。

後半、オーストラリアは長身のケネディを入れて、パワープレイに路線変更。
日本はマイボールをキープできず、ノーガードで打たれるボクサーのように放り込まれる。
耐えて耐えて「おしん」状態。
ときおりカウンターを見せるものの、柳沢、高原、中村の息がまったく合わず。
駒野がなんどかフリーになるも、クロスはぜーんぶあさっての方向。
選手交代も遅かった。

そして、後半30分すぎにたてつづけに失点。
なんつーか、見どころがゼロなゲーム。
4年間のズイッコ・ジャパンの総決算がこれか、という思いしかない。
まぁ、クロアチアとブラジルに連勝すればいいわけですが!
とりあえず

  ,’ ,イ /. /‐l /、l /:::::::::::::::ヽ l;:ゝ l’ヽ. ヽ  パスを待ってるだけじゃ
. ! / l ./ | /:::::| /::::l/\::::::::::/ヽ!:::ヽ!:::ヽ|::\   何も始まらねえ………!
 l/ |/ .l/l:=l/==。=、::::::::__ ====。=:::| |⌒ヽ 何でもいいから…
.       l ` ー–;;/:::::::”” ` ー-‐ ‘::´:::::| !⌒! ! 自分で走ってみ………!
       l  ー-/:::::::::::::   ` ー–‐ ‘:´:::::::| .|⌒! l 走れば動き出す…
        l r/::::::::::::__:::)   `ー- 、:::::::::::| .|、_ノ l その動きの中で
.         ゙!ー ,_________、゙!::::::::| .!、_,ノ   随時修正して
         i             .:::::::!::::/l∧   いけばいいんだ

というアドバイスをもとに、
    巻 高原
松井       中村
    ヒデ 福西
中田コ 宮本 中澤 キング
    川口
あたりで、と適当なことを言って締めておきます。

※参考
マッチレポート:FIFAworldcup.com

日本戦分析レポート カテゴリ 日本代表 グループリーグ第1戦:サポーターズスタジアム2006@nifty

松永成立(京都パープルサンガGKコーチ)
「先制点は、オーストラリアのキーパーへのファールで、主審もそれを認めたと報道されているが、GKの立場から指摘したとしても、あれはFWのファールではない。」

名波浩(ジュビロ磐田MF)
「駒野がフリーになった、とわかったなら、中盤はここで、もっと駒野を使うためのボール回し、人の動き方にプランを変えてしまってよかったんじゃないだろうか。右サイド、右サイドへとボールを流していくことによって、相手がケアを半ばしていなかった駒野を生かすことができたはずだね。
プランを、こういう形ですぐさま変えていくことができれば、オーストラリアに対して、2点目の止めを刺すことは可能だったかもしれない」

【2006FIFAワールドカップMatch08】アンゴラ0-1ポルトガル

◇Match 8 Group D
アンゴラ0-1ポルトガル
4分【ポルトガル】ペドロ・ミゲウ・カレイロ・レセンデ “パウレタ”(左足←フィーゴ)

■アンゴラ(4-2-3-1)
GK1:ジョアン・ヒカルド・ペレイラ・バターリャ・サントス・フェレイラ
DF20:マヌエル・アントニオ・カンジェ “ロコ”
DF5:カウロス・マヌエル・ゴンサウヴェス・アロンソ “カリ”
DF3:ジョアン・ペレイラ・バターリャ “ジャンバ”
DF21:ルイス・マヌエル・フェレイラ・デルガド
MF8:アンドレ・ヴェンセスラウ・ヴァレンチム・マカンガ
MF7:パウロ・ジョゼ・ロペス・デ・フィゲイレド
(80分-MF6:マルコス・エラメネジウド・ジョアキム “ミロイ”)
MF17:パウロ・バプティスタ・カランガ・ンシンバ “ゼ・カランガ”
(70分-MF13:エドソン・デ・ジェスス・ノブレ)
MF11:マテウス・ガリアーノ・ダ・コスタ
MF14:アントニオ・マヌエル・ヴィアナ・メンドーサ
FW10:ファブリス・アウセビアデス・マレコ “アクワ”
(60分-FW9:ペドロ・マヌエル・トラス “マントラス”)

■ポルトガル(4-2-3-1)
GK1:ヒカルド・アレシャンドレ・マルティンス・ソアレス・ペレイラ
DF13:ルイス・ミゲウ・ブリート・ガルシア・モンテイロ
DF5:フェルナンド・ジョゼ・ダ・シウヴァ・フレイタス・メイラ
DF16:ヒカルド・アウベルト・シウヴェイラ・カルヴァーリョ
DF14:ヌーノ・ジョルジ・ペレイラ・シウヴァ・ヴァレンテ
MF8:アルマンド・ゴンサウヴェス・テイシェイラ “ペチ”
(72分-MF18:ヌーノ・ヒカルド・オリヴェイラ・ヒベイロ “マニシェ”)
MF19:チアゴ・カルドーソ・メンデス
(83分-MF10:ウーゴ・ミゲル・フェレイラ・ディアナ)
MF17:クリスティアーノ・ホナウド・ドス・サントス・アヴェイロ
(60分-MF6:フランシスコ・ジョゼ・ダ・コスタ “コスティーニャ”)
MF7:ルイス・フェリペ・マデイラ・カイェーロ “フィーゴ”
MF11:シモン・ペドロ・フォンセカ・サブローサ
FW9:ペドロ・ミゲウ・カレイロ・レセンデス “パウレタ”

試合採点:5
かつて宗主国・属国関係にあった両国が対決。
そのせいかサッカーも同じような「芸風」だった、と。

お互いがお互いで、ドリブルでグリグリちゃんしまくり。
だけど、前のほうで人が足りないから、点が入る予感があんましない。
大きな展開もなく、同サイドに固執するんで、見てて窮屈でしょーがない。

ポルトガルは、フィーゴが中盤からグリグリ前に進むときだけ、お客さんが「おっ」というムード。
しかーし、そのほかではなかなか前にボールが運べず。
で、後半なんかは、も〜ブーイングの雨あらし。
おまけに、「アンゴラ」コールも飛び出しちゃったりしちゃったりして。
とはいえ、アンゴラもアンゴラでプレイの精度が悪すぎて、ロクにシュートまでいかなかった。
凡戦。

あ、すっかり忘れてたポルトガルの先制点も、ラッキーパンチだった。
相手ゴールキックをディフェンスが頭で跳ね返す。
偶然フィーゴに足もとへ。
前が空いていたのでドリブル開始。
ジャンバをかわして、ペナルティエリア突入。
左からパス出して、走り込んだパウレタが、キーパーが飛び出して無人のゴールへスコーン。

ポルトガルのこの体たらくは、はたしてアンデルソン・ルイス・デ・ソウザ “デコ”選手がケガで欠場したせいなのか。
あるいは、単に調子が悪いのか。
次戦で見きわめたい。

※参考
マッチレポート:FIFAworldcup.com

【2006FIFAワールドカップMatch07】メヒコ3-1イラン

◇Match 7 Group D
メヒコ(メキシコ)3-1イラン
28分【メヒコ】オマール・ブラヴォ・トルデシジャス(右足←ヘッド:フランコ←FK:パルド)
36分【イラン】ヤハヤ・ゴルモハマディ(右足←CKのこぼれ:マハダヴィキア)
76分【メヒコ】オマール・ブラヴォ・トルデシジャス(右足←シーニャ)
79分【メヒコ】アントニオ・ナエルソン・マティアス “シーニャ”(ヘッド←メンデス)
20060612amexicanfan

■メヒコ(メキシコ)(3-4-3)
GK1:オスヴァルド・ハヴィエル・サンチェス・イバーラ
DF4:ラファエル・マルケス・アルヴァレス
DF5:リカルド・オソリオ・メンドーサ
DF3:カルロス・アルノルド・サルシド・フロレス
MF16:マリオ・メンデス・オラゲ
MF8:パヴェル・パルド・セグラ “ベベ・パルド”
MF6:ヘラルド・トラード・ディエス・デ・ボニージャ
(46分-MF23:ルイス・エルネスト・ペレス・ゴメス)
MF14:ゴンサロ・ピネダ・レジェス
FW10:ギジェルモ・ルイス・フランコ・ファルクアルソン
(46分-MF7:アントニオ・ナエルソン・マティアス “シーニャ”)
FW9:ハレド・フランシスコ・ボルヘッティ・エチャヴァリア
(52分-FW17:ホセ・フランシスコ・フォンセカ・グスマン)
FW19:オマール・ブラヴォ・トルデシジャス

■イラン(4-2-2-2)
GK1:イブラヒム・ミルザプール
DF13:ホセイン・カエビ
DF4:ヤハヤ・ゴルモハマディ
DF5:ラハマン・レザエイ
DF20:モハメド・ノスラティ
(81分-FW15:アラシュ・ボルハニ)
MF6:ジャヴァド・ネコーナム
MF14:アンドラニク・ティモリアン
MF2:メハディ・マハダヴィキア
MF8:アリ・カリミ
(63分-MF21:メハルザド・マダンチ)
FW9:ヴァヒド・ハシェミアン
FW10:アリ・ダエイ

試合採点:6.5
テクニックとアジリティがある選手がそろった両チーム。
プラスして、じつは、ともに守備がちょーっと不安定だったりして。
なわけで、序盤から攻守が入れ替わりまくりング。
シュートチャンスもたーっぷり、のハデな展開に。

で、ともにセットプレイから得点をあげて、勝負は後半へ。
メヒコはいきなり2人選手を入れ替え、さらにボルヘッティがケガで3人の交代枠をはやばや使い切ってしまう。
しかし、その交代選手が積極的にオーバーラップ、マルケスもさかんに前線に顔を出し、なんとか1点をもぎ取ろうと試みる。
その圧力に押されたのか、イランはしだいに運動量がダウンダウン。

そしてついに、76分。
イランはキーパーのクリアミス。
直後に、ディフェンスのレザエイのクリアミス。
まさにアラート不足で、シーニャにボールが渡り、走り込んだブラヴォがズドン! でメキシコ勝ち越し。
さらにさらに、落ち込むイランをしり目に今度はシーニャがヘッドでドン!

アジア勢として先陣を切って登場のイラン。
敗れたものの、いいサッカーをやっていた。
とくに前半は、メヒコを相手に互角以上に戦っていただけに、あのミスが…。

※参考
マッチレポート:FIFAworldcup.com