【京都サンガ】加藤久コーチと3シーズンの契約を締結

京都サンガは加藤久コーチと2009年〜2011年の契約を締結。
契約を満了すれば、合計で4年間にわたる長期政権となるわけですな。
続いて秋田さんに禅譲とかそんな流れでしょうか。

しかし、噂はいろいろあったけど、他の候補者に断られてしまったんですかね。
ポマード社長の「断腸の思いで…」が炸裂しないことだけを祈りつつ。
もちろん、3年ビジョンで育成などを考えられるのはいいこと。

加藤久監督 契約更改のお知らせ:ニュースリリース|京都サンガF.C.オフィシャルサイト

このたび、京都サンガF.C.では、育成面を含め、更にチーム力を強化するとともに、サンガとしてぶれない成長をするために、改めて本日1月5日、加藤久監督と3年間(2009年〜2011年)の契約更改を行い、サンガの指揮を執っていただくこととなりましたのでお知らせいたします。

【京都サンガ】2008年の戦いを振り返る(その2)

加藤久という男
加藤久 “Qさん”は、読売クラブ全盛期の選手として、また日本代表の名センターバックとして名を馳せた。
それに反して、プロサッカーコーチ(監督)としての実績は惨憺たるものだった。

1997年に就任したヴェルディでは、1stステージ途中で辞任。
2000年に就任したJ2湘南ベルマーレでは、J1復帰を果たすことができなかった(8位)。
3度目の行き先は、九州サッカー”Kyuリーグ”の沖縄かりゆしFC。
しかし、そこでもプレーオフの末、JFL昇格を逃がす。

かりゆし時代のサッカーは見たことがないけれども、ヴェルディ、そしてベルマーレ時代のサッカーはわりとベーシックなものだったと思う。

守備的な選手を重用、攻めてはショートカウンター
で、2008年。
’07年途中就任、入れ替え戦での勝利を経て、Qさんは再びJ1チームの指揮を執ることになる。
10年以上を歳月を経た彼は、過去率いたチームとは大きく違うスタイルを導入した。
それは、「相手のよさを極力消す」サッカーだった。

アンカーにシヂクレイを使い、角田をトップ下で起用したりする。
中盤はほとんどが守備的な選手。
相手にスペースを与えない狙いだろう。

また、ボールを奪っては「ショートカウンター」が基本。
出しどころがなければ、前線に向けて大きく蹴りだし、フォワードが競り勝つことを期待する。
途中、フェルナンジーニョが加入して、「ドリブル」というスパイスを混ぜたものの、基本はそんな戦い方だった。

相手をよさを消すサッカーの意図は?
この戦いは、きわめてきわめて現実的なスタイルだと思う。
華麗にボールを繋ぐとか、そういうことはあまり考えない。
いかに相手のリズムをつくらせず、そして、「蜂の一刺し」のようにゴールを奪って逃げ切る。
勝てば最高だが、引き分けもいとわない。

おそらく、こうした戦い方を選択したのは、
「今季は絶対に降格できない」
という、Qさんの強い決意から出てきたのではないだろうか?

もちろん、「エレベータチーム」と揶揄されるサンガにとって、J1に残ることはサポータ獲得のためにも重要なタスクだった。
そして、「監督」であるQさんにとって…。
今季降格してしまったら、ふたたび監督として一敗地にまみえることになる。
とにかく、少なくとも「残留」を果たし、監督としての実績に新しい1ページを記したかった。
そんな気持ちもあって、リアリストすぎるサッカーを展開したのではないか、と個人的には推測する次第である。

アウェイ大宮戦、ドローに終わりJ1残留が決まったとき——。
タイプアップの笛とともに、Qさんは小さくガッツポーズをした。
今回の記事は、そのシーンを見た瞬間に思いついたことを文字化したものである。

もちろん単なる妄想、邪推であると、最後に付け加えさせていただきますね。

【京都サンガ】2008年の戦いを振り返る(その1)

ことしもまもなくおしまいということで。
恒例の振り返りをおこなってみたいと思います。

ワタクシ(東京在中)的には、わりとホームの試合にも出没した1年でした。
仕事関係で平日は忙しくて、ついカッとなって新幹線に乗るといったパターンですね。
逆に、関東近郊アウェイでいうと鹿島とか磐田戦は行けなかったんですが、それらの試合は勝ちじゃなかったのが不幸中の幸い。
というか、ことしだいぶ見に行った中で負けゲームは、
・第12節のアウェイ、ジェフ戦(ジェフユナイテッド市原・千葉 1-0 京都サンガ)
・第25節のホーム、ガンバ戦(京都サンガ 1-2 ガンバ大阪)
の2試合だけでした。
とても残留争いをしていたチームとは思えんな…。

さて、きょうは、ことしの中でベストゲームを3つほど挙げてみます。
まず、第3位!

第17節ホーム鹿島戦です。
Sex & Books & Football: 【J1第17節】京都サンガ 2-1 鹿島アントラーズ

いやー、ことしのチャンピオンチームに快勝ですよ。
なんていったって、内容がよかった。
フェルナンジーニョと大剛がドリブル仕掛けまくりで、ボール保持率でも鹿島に対抗できていたと思います。
フェル加入後は、ここらへんがチームとしてのピークだったと思います。
その後、だんだん相手にフェル頼みを読まれて、大剛のポジションもあっちこっち丁稚になって、チーム戦術が錯綜していきました。

つづいて、第2位は!

第26節アウェイ浦和戦です。
Sex & Books & Football: 【J1第26節】浦和レッドダイヤモンズ 2-2 京都サンガ

この試合は、もうあの「角田→勇人→安藤→中谷→田原→柳沢ゴール!」のシーンに尽きます。
ことしの京都サンガにおけるベストゴール。
つーか、こんな連動性のある得点シーンは、海外サッカーでもそうは見られませんですよ。
ちょっとレッズが調子悪かっということを差し引いても、アウェイでドローは褒めていい結果だったんじゃないでしょうか。

さて、栄えある第1位は!
今手元の封筒に審査員からの結果が届いております…。

ジャーン!
第31節アウェイ横浜FM戦です。
Sex & Books & Football: 【J1第31節】横浜F・マリノス 1-3 京都サンガ

”降格争い”を繰り広げる横浜相手に逆転勝利。
残留を大きく手元にたぐり寄せたゲームだけでなく、挙げた得点がすべてすばらしかった。
柳沢のアクロバチックゴールと、巧みなヘッド。
加えて、勇人無回転ミドル。
逆転ゴール、追加点でチーム全体で喜んでいた姿、最高でしたね。
ゲーム全体としてはボールも繋がらず、逆転まではしょっぱい内容だったのですが、最後の最後で一気にファインゲームに。
相手のよさを消して、泥仕合に持ち込みつつ、最後は勝利する——。
そんなQさんサッカーを体現したような一戦でした。

つーわけで、本日はこれまでです。
次回は、その「相手をよさを消す、加藤久サッカー」について振り返ってみたいと思います。
ではではまたね~~(ガンバ橋本風)。

【京都サンガ】名古屋よりFW豊田を完全移籍で獲得

ちょっとおセンチなこというと、トヨグバは山形に残ったほうがよかったかも。
しかし、Qさんの若手ヲタっぷりはすごい。

豊田陽平選手 完全移籍加入のお知らせ:ニュースリリース|京都サンガF.C.オフィシャルサイト

この度、2009年度の新加入選手として、名古屋グランパスエイト所属の豊田陽平選手(23歳)が京都サンガF.C.へ完全移籍で加入することが決定いたしましたのでお知らせいたします。

【京都サンガ】FW徳重、DF登尾が徳島へ移籍

米田、六車、倉貫、徳さんの黄金の中盤か…。
来季、関東圏で行われる徳島戦は見たいな。

徳重隆明選手 徳島ヴォルティスへ加入決定のお知らせ:ニュースリリース|京都サンガF.C.オフィシャルサイト

登尾顕徳選手 徳島ヴォルティスへ完全移籍のお知らせ:ニュースリリース|京都サンガF.C.オフィシャルサイト