【Jリーグカップ予選リーグBグループ第2節】清水エスパルス 2-0 京都サンガ

清水エスパルス 2-0 京都サンガ
◇日時:2009年3月29日13:00キックオフ
◇会場:静岡県静岡市日本平スタジアム “アウスタ”(1万1281人/晴 14.8℃ 48%)
◇主審:柏原丈二 “ジョージ”
42分【清水】高木純平
68分【清水】枝村匠馬

■清水エスパルス(4-2-2-2)
GK21:西部洋平
DF14:高木純平
DF3:青山直晃(79分-DF27:廣井友信)
DF5:岩下敬輔
DF2:児玉新
MF13:兵働昭弘
MF8:枝村匠馬
MF17:山本真希
MF10:藤本淳吾(66分-MF7:伊東輝悦)
FW11:原一樹(66分-FW23:岡崎慎司)
FW18:フロデ・ヨンセン

■京都サンガF.C.(4-1-3-2)
GK21:水谷雄一
DF24:増嶋竜也(56分-MF18:加藤弘堅)
DF4:水本裕貴
DF3:シヂクレイ・ヂ・ソウザ
DF22:渡邉大剛
MF16:安藤淳
MF26:角田誠
MF7:佐藤勇人
MF19:森下俊(69分-MF17:中村太亮)
FW10:ヂエゴ・ヂ・ソウザ・ガマ・シウヴァ
FW13:柳沢敦(45分-FW9:豊田陽平)

イチゴよいとこ、日本平
今季初の生観戦は、清水日本平スタジアムでした!
まず、静岡駅からシャトルバス乗ってたら、時間かかりすぎ。
45分とか…。
というのも、きょうは春うららかな日曜日のお昼どき。
バスが通る清水〜静岡間の国道150号は、絶好のイチゴ狩り日よりということで観光バスやらなにやらで、道が大渋滞だったのだ。

んで、各イチゴ園の前には呼び込みの女性たちが道行く車にアピールしていてワロタ。
着ぐるみを着たギャルとか、ショッキングピンクの上着を着た母娘とか。
あたかも、フォーミュラレースのように、旗を振ったりイチゴのボンボンを振ったりして、道行く車に「ピットイン」を迫ってくるのだった。
前に日本平に来たときは、平日のナイトゲームだったから知らなかったですよ。
エスパルスといえばオレンジ、オレンジと言えばミカンの印象だったのだが、”日本平ストロベリーズ”のほうがよかったのではないか。
…そんなことを思いながら、スタジアム到着。

安藤のアンカーは好感触♪
きょうのサンガは、前節前々節同様、アンジュンがアンカー、ヂエゴをトップに据えた4-1-3-2の布陣を敷いてきた。
変えてきたのは、磐田からやってきた森下を左サイドハーフに置いて、前節その位置だったダイゴをサイドバックに下げたこと。
染谷の体調がよくなかったかららしいですが、これが後に触れますように、きょうのキーになります。

さて、まずアンジュンですが、効いてました。
ミランでいうところのピルロのような感じで、キープしながら、深い位置から両サイドに散らしのパスを入れる役割。
前半早い時間では、相手の選手が2人ぐらいプレスに来てたんですが、足裏使ってボールをクイッと動かして2人をぶち抜いてましたですよ。
守備も精力的で、あとはヘディング能力が上がってくれば、ボランチは今後数年安泰って感じじゃないでしょうか。

しかし一方で、サイドバックに回ったダイゴが不発。
とくに守備では、前に出すぎたり中に絞りすぎたりで、裏を突かれま・くりすてぃー(ラクリマ・クリスティー)。
2失点とも、左サイドの裏を取られてのものでした。
逆サイド、まっすぅもいくつか裏をぶち抜かれてたのでダイゴの責任を押し付けるわけにもいかんのですが…。
ただ、きょうは左サイドがシヂ、ダイゴ、森下という初めて組んだ3人だっただけに、チェック&カバーの連動性が薄かったようにも思えました。

低い位置ではパスは繋がるけれど…
そして攻撃面に話を移すますと、とにかく切り替えスピードが遅い!
マイボールになってから、ヂエゴに預けて、こねてもらって時間を稼いで、他の選手たちがゆったり攻めあがるシーンがほとんど。
そうなると、清水は8人が守備に帰陣しますんで、センターサークル付近ではポンポンとダイレクトにパスが繋がるものの(清水は低く守備陣形を構えているため)、そっから先が進まない。
そして、サイドバックとサイドハーフのパス交換で突破を計るも、相手に読まれている。
いわゆる”アタッキングサード”で何もできなかった感がありました。
得点の香りがしたのは、後半豊田のヘッドを惜しくも西部に阻まれたなど、2、3カ所しかなかったように思います。

さらに2点を入れられてから反撃の局面では、ヂエゴが中盤に下がってきてアンジュンとポジションが重なったりして、よりグダグダな方向へ。
高卒2年目の選手に実戦の経験を積ませられたことだけが、収穫でしょうか。

たぶん、マイボールになったときにスコンと縦にくさびが入ればいいんですけど、そういうシーンはあんまりなし。
早い攻撃といえば、前線が柳沢でも豊田でも、相手ラインの裏に飛び出して、そこにアバウトなボールが放り込まれるぐらいしかありませんでした。
ここであえて禁句を言ってしまうと、そういう縦ポンを狙うなら田原のほうがよか…ゴホゴホゴホ。
ちょっと日本平の強い風にやられて体温が下がってしまったようですので、本日のところはココまでで!

【Jリーグカップ予選リーグBグループ第1節】モンテディオ山形 3-1 京都サンガ

モンテディオ山形 3-1 京都サンガ
◇日時:2009年3月25日(水)19:04キックオフ
◇会場:山形県総合運動公園陸上競技場 “んだスタ”(雨時々曇一時雪 1.4℃ 89% 3403人)
◇主審:扇谷健司
32分【山形】秋葉勝
61分【山形】北村知隆
66分【山形】キム・ビョンスク
76分【京都】佐藤勇人

■モンテディオ山形(4-2-2-2)
GK1:清水健太
DF20:小林亮(65分-DF4:小原章吾)
DF22:園田拓也
DF23:石井秀典
DF13:石川竜也
MF19:秋葉勝(89分-FW29:廣瀬智靖)
MF17:佐藤健太郎
MF16:キム・ビョンスク
MF11:北村知隆
FW9:古橋達弥
FW15:長谷川悠

■京都サンガF.C.(4-1-3-2)
GK21:水谷雄一
DF24:増嶋竜也
DF4:水本裕貴
DF5:手島和希(61分-FW9:豊田陽平)
DF6:染谷悠太
MF16:安藤淳
MF26:角田誠(55分-MF8:中谷勇介)
MF7:佐藤勇人
MF22:渡邉大剛
FW10:ヂエゴ・ヂ・ソウザ・ガマ・シウヴァ
FW13:柳沢敦(69分-FW11:林丈統)

豪雪の「んだスタ」に沈む。

サンガの新HPをヴェルディにつながりが深い会社が作っていた件

今さらなんですが、サンガのホームページがリニューアルされた。
去年だったか、
WHO iSしてみたら、サイバーエージェント系列の会社が運営している模様。

ちなみに、はカゴヤ・インターネット・ルーティングっていう京都のレンサバ屋さんが運営していたのか、ドメイン取ってたのかわからんが、まぁそんなだったみたいだ。
レンサバ屋さんってのは信用されてないんですよ。僕はそうだと思うなあ。やっぱりレンサバをやってるっていったら、田舎じゃ何となく怪しいよ(麻生総理ふう)ということで、東京の会社になったのかもしれませんが。

サイバーエージェントは元ヴェルディの運営にも関わっていていただけに、微妙ではある。

【J1第3節】京都サンガ 2-1 ガンバ大阪

京都サンガ 2-1 ガンバ大阪
◇日時:2009年3月22日(日)13:04キックオフ
◇会場:京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場(曇 15.5℃ 89%)(1万4085人)
◇主審:村上伸次 “のぶつぐ”
45+1分【京都】イ・ジョンス(ヘッド←CK:ヂエゴ)
54分【京都】ヂエゴ・ヂ・ソウザ・ガマ・シウヴァ(pen.)
76分【G大】寺田紳一(シュートブロックがイ・ジョンスに当たりゴールイン)
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■京都サンガF.C.(4-1-3-2)
GK21:水谷雄一
DF24:増嶋竜也
DF4:水本裕貴
DF14:イ・ジョンス
DF6:染谷悠太
MF16:安藤淳
MF26:角田誠
MF7:佐藤勇人
MF22:渡邉大剛
FW10:ヂエゴ・ヂ・ソウザ・ガマ・シウヴァ(89分-FW9:豊田陽平)
FW20:パウロ・アントニオ・ヂ・オリヴェイラ “パウリーニョ”(13分-FW13:柳沢敦)(89分-FW11:林丈統)

■ガンバ大阪(4-2-2-2)
GK22:藤ヶ谷陽介
DF13:安田理大(60分-MF16:佐々木勇人)
DF6:パク・ドンヒョク
DF5:山口智
DF19:下平匠
MF27:橋本英郎
MF7:遠藤保仁 “標的”
MF30:山崎雅人(45分-MF8:寺田紳一)
MF9:ルーカス・セヴェリーノ
FW18:チョ・ジェジン(60分-FW11:播戸竜二)
FW23:レアンドロ・モンテーラ・ダ・シウヴァ

イ・ジョンス選手(京都)
「ホームで得点ができてうれしいです。
チョやパク、韓国でいっしょにやってたマト選手がゴールを決めていたので、それに続くことができました。
ありがとうございます(日本語)」

西野朗コーチ(G大)
「コンディション?
中4日あったから影響は少ないと思うが、動きは重かったかもしれない。
だから、ハーフタイムには選手に『悪いなりにゲームを進めない』といけないと言ったんだけれど。
ただ、チームの出来がレフェリングよりは悪かった、とは思わないけどね。
レフェリーに詰め寄らざるをえなかったというのは…。
基準がなんだったのかわからなかったよね」

加藤久コーチ(京都)
「90分通じて両チームいい内容だったんじゃないかなと思います。
染谷には、はじめてのリーグ戦出場なので、彼には思い切ってやればいいと。
城陽のグラウンドで練習していたどおりにやってくれればいいと伝えていました。
期待通りのプレイをしてくれました。
最後の守り方?
前半からゲームをしっかりコントロールしていましたからこそ、守り切れたと思います。
もちろん後半最後、相手も早いタイミングで放り込むしかなくなったわけですが、真ん中で跳ね返せていました、シュートブロックも非常に早かった。
チーム全体として、勝ち切ることができるようになってきたんじゃないかと思っています」

川の向こうで戦争が始まる
リアリストの勝利。
ひとことでいえば、そんな感じでしょうか。

きょうのサンガ、布陣から見て狙いは明確でした。
・左サイトバックに染谷(J初先発)
・両サイドMFには、守備力の高い角田と大剛
を起用することで、サイドでは「2人でサンドして守る」ことを徹底。
合わせて、中盤では勇人をトップ下に上げることで、遠藤をチェイス&チェック。
ガンバの「パスサッカー」を消す——それをミッションとして、チーム全体がまとまってた。

攻めては、ヂエゴを前線かつポストプレイヤーとして使い、”パウリーニョ”(負傷後は柳沢)に裏を狙わせる。
シンプルながらもスピーディな攻撃で、ゲーム開始から、いくつかチャンスが作れていました。

でも、相手を崩しきっての決定機はないなぁ…と思っていたら、前半終了前にコーナーから正秀!
そして、後半9分に柳沢が足を払われてペナルティ奪取。
リプレイで見るとやや微妙な判定でしたが、試合開始からガンバはアフターチャージが多くイエローも出ていただけに、主審の心証を悪くしていたこともあったかもしれません。
ゲーム後、西野は「ラムダッシュ」並みにキレてましたが、危ないファールはガンバのほうに多かったからなー。
ラスト、1点を返されるものの、84分には水本のファンタジック神クリア。
その後、ガンバのパワープレイに屈することなくタイムアップの笛を迎えました。

きょう見て思ったことは、相手が「攻撃型のチーム」の場合、ことしのサンガはいい戦いができそうだということ。
守りがある程度計算できるし、ショートカウンターで生きる人材もいる。
問題は、攻撃のカタチの構築…って昨シーズンも言ってた気がしますが〜。
ただ、ことしは攻撃のタレントが豊富すぎますからな。
来週はナビスコウィーク、週2戦あるだけに、Qさんがどんな選手を使ってくるか、楽しみです。

【J1第2節】大分トリニータ 1-0 京都サンガ

大分トリニータ 1-0 京都サンガ
◇日時:2009/03/14(土) 13:04キックオフ
◇会場:大分スポーツ公園総合競技場(1万6841人/曇時々晴8.6℃34%)
◇主審:田辺宏司
41分【大分】ウェズレイ・ハイムンド・ペレイラ・ダ・シルヴァ

■大分トリニータ(3-4-1-2)
GK1:西川周作
DF22:上本大海
DF6:森重真人
DF25:小林宏之
MF33:藤田義明
MF3:ホベルト・ジュリオ・ヂ・フィゲイレド
MF5:エヂミウソン・アウヴェス
MF11:鈴木慎吾
MF8:金崎夢生(87分-DF2:坪内秀介)
FW10:ウェズレイ・ハイムンド・ペレイラ・ダ・シルヴァ
FW13:高松大樹(75分-MF28:清武弘嗣)

■京都サンガF.C.(4-2-1-3)
GK21:水谷雄一
DF24:増嶋竜也
DF4:水本裕貴
DF14:イ・ジョンス
DF22:渡邉大剛
MF3:シヂクレイ・ヂ・ソウザ
MF26:角田誠(87分-DF8:中谷勇介)
MF10:ヂエゴ・ヂ・ソウザ・ガマ・シウヴァ
FW11:林丈統(62分-MF16:安藤淳)
FW13:柳沢敦(62分-FW20:パウロ・アントニオ・ヂ・オリヴェイラ “パウリーニョ”)
FW9:豊田陽平

大分のイタリア人
全体的にしょっぱい試合だった。
10年前のセリエA的な。
とくに前半が辛かった。
両チームとも、守るときは、引いてスペースを埋めきる。
攻めるときは、相手の守備を崩せるようなアイデア、個人技がない。
ようするに、相手が人数を掛けて攻めてくれるのを待って、カウンターしかないのだ。
じっさい、両チームの唯一のゴールもショートカウンターから、ウェズレイの見事な個人技。

後半になって、京都がやっとこさ攻める姿勢を見せだしたため、試合が動き出した。
人数を掛ける京都、それを受けてカウンターをかける大分。
柔道だったら大分に教育的指導が出るところだが、サッカーなので無問題。
”シャムスカ柔術”vs「コンデ・コマ」加藤久といったところか。

京都には、得点の可能性もあった。
大分のプレスは薄いので、サイドチェンジはびしばし決まっていたし。
ただ、クロスの精度がなかったことと、ヂエゴと周りの選手の呼吸がいまだあっていないこと。
この2つの要因が、最後まで相手を崩せなかった結果に至らしめたのではないだろうか。

とくに、クロス問題はかなり深刻。
ワタクシ的には、まっすぅとDAIGOと逆にしたほうがいいような気がするのだが。
まっすぅはどっちみちアーリークロスだから、左サイドから右足に持ち替えてあげればいいし。
大剛はやっぱ右サイドのほうがドリブルに迫力があるしなぁ。