【J1第22節】京都サンガ 3-0 ヴィッセル神戸

京都サンガ 3-0 ヴィッセル神戸
◇日時:2010年9月11日(土)18.04キックオフ
◇会場:京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場(晴 32.4℃ 58%)
◇主審:岡田正義 “ジャスティス”
35分【京都】セルジオ・ドゥトラ・ジュニオール
90+1分【京都】ヂエゴ・ヂ・ソウザ・ガマ・シウヴァ
90+7分【京都】渡邉大剛

■京都サンガF.C.(4-2-2-2)
GK29:守田達弥 “Jリーグ初先発”
DF22:渡邉大剛
DF5:クァク・テフィ
DF4:水本裕貴
DF19:森下俊
MF26:角田誠
MF15:中山博貴
MF9:セルジオ・ドゥトラ・ジュニオール(76分-MF23:中村充孝)
MF17:中村太亮
FW10:ヂエゴ・ヂ・ソウザ・ガマ・シウヴァ
FW2:西野泰正(55分-FW13:柳沢敦)

■ヴィッセル神戸(4-2-2-2)
GK1:榎本達也(79分-警告×2=退場)
DF21:茂木弘人
DF4:北本久仁衛
DF5:河本裕之
DF33:冨田大介(46分-DF25:石櫃洋祐)
MF8:松岡亮輔(59分-警告×2=退場)
MF24:三原雅俊(46分-FW27:都倉賢)
MF7:パク・カンジョ
MF11:アヂウソン・ペレイラ・ヂ・ソウザ “ポポ”
FW10:ラファエウ・ジョゼ・ボッティ・ザカリアス・セナ
FW34:イ・ジェミン(63分-DF14:宮本恒靖)

セルジオ・ドゥトラ・ジュニオール選手(京都)
「サポーターの皆さんの応援のおかげでゴールできたよ。
やっと勝つことができて、ひとつ抜け出すことができたんじゃないかな。
得点の場面はヂエゴのキックが素晴らしかった、待ってたボールが来たという感じだった。
相手の選手に当たったボールが、ちょうどぼくの足下に転がってきたんだ。
あのゴールも含めて、きょうはすべてサンガの方に幸運がやってきた、つまり “サンガの日” だったと思うね。
これからも “頑張ります。ありがとう!サンガ” (日本語で)」

守田達弥選手(京都)
「デビュー戦うんぬんというより、この状況で勝てたことが本当にうれしいです。
勝ち点3を取るまですごく長かったですね。
先発を言われたときは、今まで練習で積み上げていたものを出せばいいと考えていました。
僕たちの力だけじゃなく、先輩たちが手助けしてくれて、得た勝利でした。
この勝ちにおごることなく、次の試合も戦っていきたいと思います」

三浦俊也コーチ(神戸)
「膠着した展開だったので、後半選手を代えれば流れが変えられるというのはわかりきっていまいした。
その通りわれわれの流れになっていたなかで、退場者が出たのが本当に痛かったです。
9人になってもまだいけるなという手応えはありましたが、8人になるとちょっと厳しかったですね。
ただそんな苦しい中で下を向くことなく戦えたことは、今後に繋がっていくと思います」

秋田豊コーチ(京都)
「本当に…長かったですね。
これだけ勝てなくても、たくさんのサポーターが来てくれて、お礼を言いたいです。
選手たちが自分に付いてきてくれて、トレーニングした結果がこの結果になったと思います。
ヂエゴの位置が高く保てた?
彼のコンディションも上がっているし、相手にとって怖い選手であることは間違いありません。
1点取れたから、これから爆発してくれると思っています。
ただきょう勝ったから残留が決まったわけでもない。
これからも、諦めず我慢強く戦っていきたいと思います」

うれし恥ずかし半年ぶり勝利

3月のジュビロ戦以来の勝利!
今季初完封!!
秋田コーチ、Jリーグ初勝利!!!
と、おめでたいこと続きでワッショイワッショイ。
確かにこの勝ちで何かをつかんだわけではないけれど、きょうだけは喜んでいいよね?

スタジアムへ行ったとき以外は、録画で見ることが多かった最近。
そんな中で、ひさしぶりに生中継で見たんですが、試合後のスタジアムの喜びが伝わってくるようで、ほんとうによかった。
守田くんのういういしいインタビューやら、秋田コーチの怒り顔でのインタビューや、山野さんの関西弁やら、中継終了までいい気分でいられたなぁ(ポワワ)。

守田+西野が流れを変えた

きょうのポイントは、GKに守田、センターフォワードに西野を使ってきたこと。
守田は、迎えた決定機がポポのシュート(ポスト直撃)&FKぐらいだったのでまだ実力はわからないものの、ミスはなかった。
そして西野は、いいくさびのパスが入ってこなかったこともあって基点にはなれなかったものの、ハイボールでいい競り合いを見せていた。
先制点も西野が受けたファウルからだし。
そういう意味で、きょうは秋田コーチの思いきった選手起用が功を奏したといえそうだ。

そして、ジャスティス。
松岡、榎本をちゃんと基準どおり退場にしてくれて、ありがとう!
結果河本がGKになるハメになって、3点も取ることができた。
前半は京都の選手が警告食らいまくって、退場になりそうな雰囲気があったんだけどね。
ただ、どの警告も警告に値するものだったように思った。
しっかし、久しぶりに京都にとっていい判定が来たよ。

最後まで戦うための選手補強は?

喜んでばかりはいられないので、最後に冷静な分析を。
まず、4-4-2が機能してきたのは評価できる。
ドゥトラも簡単にボールロストしなくなったし、ヂエゴもあんまり下がってこなくなった。
大剛、森下も献身的な上下動を見せていた。

しかし、ボランチのところがまぁ、なんだかね。
前半なかなか攻撃に行けなかったのは、ここの2人がいまいちだったからだと思う。
博貴はボール持ってから無意味にターンしたり時間を使ったあげく、バックパスとかミスパスを連発していたし。
相手の選手を1枚飛び越すようなロングパスも出せなかったし。
ほんと、ココにセレッソのマルチネスみたいな選手がいれば、もうちょっといいチャンスが作れるのになぁと、お昼のセレッソ-サンフレッチェ戦を思い出しながら、感じてしまった。

そういえば、新聞報道によれば、チエゴが “レナチーニョ”ってるらしい。
こりゃ、とっととレンタル契約を解消しちゃって、9月24日(金)までに代わりの外国籍選手を取ってくるっていうジャッジをしたほうがいいんじゃないか。
「登録ウインドーの例外」っていうヤツですね(下記参照)。
シーズンの定義と登録期間(ウインドー)について:Jリーグ公式サイト

ただし、契約できるのは「現在契約状態にない選手」に限られるらしいんで、リアルに今チームが見つかってない選手から探すか、あるいは強引に契約を買い取っていったんフリー状態にしてしまうか。
そういや、ダーヴィッツってずっとフリー状態だったんだよね、クリスタルパレスに入団しちゃったけど。
「ワールドサッカーダイジェスト」の選手名鑑見てたら、不景気のせいかけっこう移籍先未定の選手も多いから、ちょっとここから探してみてくださいよ、フロントさん。

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