【J1第29節】ジェフユナイテッド市原・千葉 1-1 京都サンガ

ジェフユナイテッド市原・千葉 1-1 京都サンガ
◇日時:2009年10月18日(日)16.04キックオフ
◇会場:千葉県千葉市蘇我スタジアム “フクアリ”(晴 22.1℃ 50%/1万3389人)
◇主審:高山啓義
34分【市原・千葉】新居辰基
86分【京都】ヂエゴ・ヂ・ソウザ・ガマ・シウヴァ

■ジェフユナイテッド市原・千葉(4-2-2-2)
GK1岡本 昌弘
DF2坂本 將貴
DF15福元 洋平
DF4:エドワード “エディ”・ボスナー
DF31:青木良太
MF6:下村東美
MF8:中後雅喜(85分-MF3:斎藤大輔)
MF10:工藤浩平(89分-FW7:エウバウド・ジョゼ・ヂ・アギアール・ネット “ネット・バイアーノ”)
MF5:アレックス・アントニオ・ヂ・メロ・サントス
FW18:巻誠一郎
FW11:新居辰基(66分-FW9:深井正樹)

■京都サンガF.C.(4-2-3-1)
GK21:水谷雄一
DF26:角田誠
DF4:水本裕貴
DF19:森下俊
DF8:中谷:勇介
MF3:シヂクレイ・ヂ・ソウザ
MF16:安藤淳(45分-FW28:キム・ソンヨン)
MF15:中山博貴
MF10:ヂエゴ・ヂ・ソウザ・ガマ・シウヴァ
MF10:ディエゴ
MF13:柳沢敦(77分-FW27:上里琢文 “公式戦初出場”
FW11:林丈統(45分-FW9:豊田陽平)

貴重な貴重な勝ち点1
市原・千葉サポの倦怠感漂うフクアリから帰ってきました。
いやー、デカい勝ち点1!
いまだ降格の”悪夢”が頭によぎる京都にとって、同じく降格争いを繰り広げる相手に勝ち点3を与えずに済んだ。
大きい、大きい。
ま、この次元で喜んでいるのも悲しい話なのですが…。
つか、J1100勝マダー。

きょうの京都は、イ・ジョンス、まっすぅが出場停止。
先週の天皇杯に引き続き、”ビッグ・マグナム”森下先生がセンターバックに入りました。
で、前半ですが、いつもどおりの”ヂエゴ頼みの停滞サッカー”でした…。
千葉の中盤守備力のおかげか、いつも以上に中盤でパスは繋がるのですが、アタッキングサードでは”崩し”ができない。
とりあえず、動き回るヂエゴにボールは渡るんだけども、その局面で積極的にフリーランをしてるのがアンジュンぐらいしかいない。
こりゃ、ボールの出しどころがない。
足下へのパスの連続で、ワンツーでヂエゴに抜け出させようとしても読まれている、と。
一回だけ、右からのクロスにファーで待ってた博貴がフリーになったんですが!
シュートは大きく外れて、アウェイ自由席も「あーあ」の嘆息でした。
決定機は、これぐらい?

そして、きょう右サイドバックに入った角田の本当に本当につまらないファウルからFKを与えて、失点。
ま、こういうのが角ちゃんの角ちゃんたるゆえんというか、なんというか…。
後半、神クリアはあったんですけどね。

ダンス、ヂエゴ、ダンス
そんなこんなで、後半誰がは代えてくるだろうと思ったのですが、なんと2枚代え!
キムくん&豊田がinで、豊田を真ん中に左に柳沢、右にキムくんの3トップ。
中盤はヂエゴと中山が2センターみたいな形で、シヂクレイがアンカーに入りました。
変形の4-4-2ともいえなくない、4-3-3。
早め早めにロングボールをあげて、セカンドボールをヂエゴに狙わせようという、昨シーズンにやってたサッカーに近いスタイルへとチェンジします。

でもって、これが意外と機能するんだな。
市原・千葉の4バックが混乱をきたし、ズルズルとラインが下がっていくのが、スタンドからもよくわかりました。
セカンドボール争いでも、ヂエゴ、博貴がカラダを張ります。
さらに右サイド、キムくんと角田のところでポイントが作れてました。
さぁ残るは、得点だけ!
だったんですが、豊田のヘッドとかヂエゴのミドルとか、ほとんど枠にいかな〜い。
どうしようもな〜い。
イライラが募る展開が続きます。
前へ前へ…の気持ちから、相手のカウンターで決定機も作られるし。

そんななか、ヂエゴがコーナーキックのときにメイン側の線審に再三
「ユニをパンツに入れろ」
と指摘され、
「ちゃんと入ってんじゃんよー、ほらほらほら!」
とばかりにぐるっと回ってダンスダンスダンス。
なんかこの線審、よくわかんなかったなぁ…。

そして、セットプレイも得点に至らず、こりゃ、このまま…と思ってた77分。
疲れのせいか精彩を欠いていた柳沢に代わって入ったのは、なんとJ初出場の上里!
なんで、天皇杯では使わず、ここで…!?
Qさんも
「腹をくくるというか首をくくっていました」
とゲーム後語っていた、ギャンブル的起用でした。
が!
これが結果に繋がるんだから、サッカーって怖い。

重心の低い体勢から、ターンとドリブルを多用する上里は、いきなり右サイドをえぐることに成功し、グラウンダーのクロス。
これは、豊田の目前で相手GKに止められましたが、次は左サイド。
強引にボックス内に入っていって、下村のクリアがこぼれたところを、ヂエゴがゲット!!!!
市原・千葉側お通夜状態、京都側大興奮状態。

その後も、京都は「もう一点」を狙いにいきますが、ラッシュするには時間が足りなかったか。
タイムアップのホイッスルでゲーム終了。
京都サポにとっては、ある程度の満足の気持ちからか、満場の拍手で選手が迎えられました。

最初から”後半”が見たい
そうなんですよね。
後半のようなスペクタクルとカタルシスがあれば、観客は満足をしてくれるわけであって。
前半の手堅いというには手堅すぎる”ノーリスク”なフットボールでは欲求不満がたまります。
たとえ縦ポンであっても、前線・中盤の選手が必死になってカラダを張ってくれれば、まだ”見られる”と言いたいです。
去年のような無気力縦ポンはイヤですねけどね…。

なんつーか、今季はいろいろ試行錯誤しましたけど、やっぱ京都の”強み”はキックランドラッシュにあるような気がして。
ヂエゴ頼みのパスサッカーでは、限界があるなぁ。
というなか、ヂエゴにポルトからのスカウトが!?
京都ディエゴをFCポルト強化担当が調査 – サッカーニュース : nikkansports.com

ポルトガル1部FCポルトの強化担当者デイラ氏が、京都MFディエゴを調査するため来日した。ポルトはMFルチョ・ゴンサレスをマルセイユに放出して司令塔が不在で、FWフッキと東京V時代にコンビを組んだディエゴに白羽の矢を立てた。17日に大宮-川崎Fを視察した同氏は「ディエゴは昨年、フッキを取ったから注目していた」と話し、18日の千葉-京都(フクアリ)を観戦すると明かした。

前半、2階席にペプシ片手にひとりで観戦してた謎の外国人がいたんですが、その人だったのかな?
移籍金が10億円ぐらいあるといいなぁ(ポワワ)。
ま、とにかく残留を決めてからの皮算用です。
次節は、崖っぷち状態の大分が相手。
勝って、残留はほぼ決めたいところですね。

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