【第85回全日本サッカー選手権4回戦】大宮アルディージャ1-0京都パープルサンガ

大宮駅のecute(エキュート)はすごいね

大宮アルディージャ1-0京都パープルサンガ
◇日時:2005年11月3日13時00分KO
◇会場:さいたま市大宮公園サッカー場(2638人)(18.0℃)
◇主審:吉田寿光
前半44分【大宮】若林学(左足)

■大宮アルディージャ(4-2-2-2)
GK1:安藤智安
DF18:西村卓朗
DF4:アントニオ・ベゼッラ・ブランダオ “トニーニョ”
DF2:奥野誠一郎
DF5:冨田大介
MF6:ディヴィッドソン純マーカス
MF7:金澤慎
MF10:リヴォニール・ルッシェル “トゥット”
MF11:藤本主税
FW32:レアンドロ・モンテーラ・ダ・シウヴァ
(後半23分-MF16:久永辰徳)
FW33:若林学
(後半36分-MF15:斉藤雅人)

■京都パープルサンガ(4-2-2-2)
GK1:平井直人
DF4:鈴木和裕
(後半34分-MF8:美尾敦)
DF3:リカルド・カヴァルカンテ・リベイロ
DF2:鈴木悟
DF13:三上卓哉
(後半27分-DF23:大久保裕樹)
MF18:米田兼一郎
MF16:斉藤大介
MF27:加藤大志
MF14:中払大介
FW9:カルロス・アドリアーノ・デ・ジョス・ソアレス “アレモン”
FW31:田原豊
(後半17分-FW30:松田正俊)

前半バックスタンドで見てたんですが、後半はゴール裏に避難。
好天候でまぶしかったのと、サンガゴル裏側ですら大宮サポばっかりやし。
しかし、うしろのいた大宮サポのオタクふう男子2人がリアルで「おぬし」とか言いあってて…、あれはマジだったのかなぁ?
それはさておき、全体的には、シュート数7対20という数字が物語っているように、京都が押すも1点が取れなかった試合でした。

ざっくり試合の流れをば。
まず前半。
立ち上がりから15分くらいはイーブン、その後はやや京都が押していた。
お互いが4-4-2の布陣で対峙しているため、えてして中盤の真ん中当たりでボールの奪いあいになる。
斉藤、米田のところにまで、大宮のプレスがきっちり来るのが、下位に沈んでいるとはいえさすがJ1。
おかげで、大志にフリーの局面がなかなか訪れない。

そんな試合展開のため、大宮は、長身FW若林めがけてのロングボールを多用。
うまいぐあいにキープされましたが、中盤からのフォローが少なかったため危ない局面は(京都にとって)少ない。
ちなみにこの若林、「アジリティがある田原」といった感の選手で、いやぁこんな選手がJFLにいたんですね~。
(注:ことし途中、栃木SCから大宮に移籍)

一方、京都の攻めで目立ったのは、15分くらいに悟の早い強いFK直接(キーパーがパンチ)。
その後、デイフェンスラインから斉藤がワンタッチでさばいて、右の大志が抜けてセンタリング。
混戦から田原(?)のシュートがポスト(?)。
…なんか、一瞬サンガの選手もガッツポーズをしてたくらい惜しいシーンがあった。

で、44分の失点の場面ですが、記憶で書きますと次のような感じ。
レアンドロが左サイドでタメをつくって、ボックス内にいるトゥットにパス。
ポストになったトゥットは、リカルドの寄せが少し甘かったこともあって簡単にターン。
走り込んできたレアンドロにパスを通され、レアンドロがシュート。
京都のディフェンス2枚が、スライディングでブロック。
ところが、その跳ね返りがフリーの島田の前に来て…。
しいて原因をあげるならば、トゥットにかんたんに体を入れ替えられたところでしょうが、最後島田の前に来ちゃったのは少しアンラッキーだった。
てか、結局大宮の決定機はコレだけだったんだよなぁ、終わってから振り返ると。

さて後半。
あたまからわりと京都のいい時間帯が続き、大宮はリトリートぎみ。
ただ、17分に運動量が落ちてきた田原に代わって松田が入ると、ロングボールが全部大宮に跳ね返されてしまって、なかなか厳しくなってくる。
しょうがないから、アレモンがなんどかボックス内で単独突破を図るも、相手DFの枚数がそろっているためにつぶされてしまう、と。

27分。
ゴール裏の “三上お友達ご一行様” の声援もむなしく、三上がアウトで大久保イン。
大久保が右サイドバック、和裕が左に回る。
さらに、34分。
和裕に代わって、美尾投入。
相手がワントップ状態だったので、そのまま左サイドバックに。
この交代が実に効果的で、中払とのコンビでどんどんとサイドをえぐっていく。
ただ、前がかりになってるため、いくつかカウンターで決定的なピンチも。

試合終了まぎわ、トゥットのワントップで引きこもる大宮に、京都が最後の反撃。
大久保がオーバーラップから内に切り込んで左足シュート。
ロスタイム(に入ったか入らなかったの時間)、美尾のFKに、なんと上がってきた橋田がヘッド!
頭には合ったんですが、ジャストミートせずに、そのままサイドラインまで行ってしまって…。
で、タイムアップ。

昨シーズンの大宮は縦に早いチームという印象がありました。
ですが、きょうのゲームを見ると藤本、トゥットとも球離れが遅く、京都としてはきちんと守れたと思います。
ま、1失点はしたんですがね。

逆にJ1に向けて心配なのが攻撃陣。
アレモンは、スペースがないとシュートまで持ち込めない。
田原は、体張ってポストプレイに頑張ってたけど、ゴールに絡めない。
松田は、田原よりももっとボールが収められない。
大黒柱のパウがいなかったせいもありますが、やっぱ1枚、絶対的なフォワードが必要だと痛感しました。
ムリ目でもなんとか点を取ってくれる選手、たとえばワシントンとかあのレベルだったら最高ですが。

そういえば、星はきょう不出場。
FC東京から大宮にレンタルに行くも使ってもらえず、山形へ…の星。
当時監督だったのが現監督の三浦氏(復帰)だけに、復讐のチャンスだったのに。

あと、試合終了後、三上が “ご一行様” とご歓談。
試合中、大宮のほうの冨田(大介)に思いっきりバックチャージを食らっていたものの、大丈夫なようでした(ホッ)。

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