ホリエモン×フジ・ソンケイ

●ライブドア×ニッポン放送のバトルに新展開です! ソフトバンク・インベストメント(SBI)、フジテレビジョン、ニッポン放送の3社は24日、ニッポン放送が保有するフジ株をSBIに貸し出し、SBIがフジの筆頭株主になったと発表しました。なお3社は提携してネット関連のベンチャー企業育成を目的に投資ファンド「SBIビービー・メディア投資事業」(基金規模200億円)を共同で設立するそうです。

○もともとニッポン放送はフジ株を約22.5%保有していたが、大和証券SMBCに約8.6%を貸しており、そして今回の貸し株で同放送が保有するフジ株はゼロとなった。会社の資産を売却したり外部に移すことで買収者の意欲をそぐ「クラウンジュエル(王冠の宝石)」と呼ばれる防衛策を取った格好だね。

●「王冠の宝石」がソフトバンク、つまり孫正義氏も頭上におさまったんですね。光り輝いてます!

○頭髪のことは触れてやるなよ! 今回の一件で、ニッポン放送のフジへの議決権は消滅、ニッポン放送を通じてフジを”間接支配”しようとしたライブドアの堀江貴文社長の思惑は難しくなってきた。

●でもソフトバンク系ですか~、孫正義よりホリエモンのほうが面白いキャラなんですけどね。「おもしろくなければテレビじゃない」のフジテレビらしくない。

○そんな理由で提携先を決めねぇよ! ちなみに、都内ホテルで記者会見に応じたSBIの北尾CEOは、「孫さんには一度も話をしていない」と断言していたがな。

●さすが北尾光司のお兄さんだけあって、マイクパフォーマンスには長けてますね。

○デマを流すなよ! だいたい北尾のパフォーマンスは最悪だったろ!! SBIの北尾吉孝氏のほうは1951年兵庫県生まれ、野村證券出身で孫氏から「三顧の礼」でソフトバンクに招かれた人材だという。ただ、近年は「2人は不仲になった」とも言われていたが、会見では北尾氏は「一心同体。言わなくても(今回のことは)孫さんにわかってもらえる」と言っていた。

●黙っていても「買わなきゃソンソン」というワケですね。

○またダジャレかよ!! ライブドアがニッポン放送の株を買って以来、フジ側は対抗措置としてソフトバンクか楽天と手を結ぶのでは?――と言われ続けてきた。ただ、プロ野球参入のときのように、ライブドアの後から出てきた楽天が”悪者”扱いされたようなことは避けたかっただろう。ソフトバンク本体ではなく、ソフトバンク系列のSBIとフジテレビが手を組んだのはうまい策だとは思ったね。

●今回の提携でフジ・サンケイは「フジ・孫(ソン)系グループ」と改称するそうです。

○しねぇよ! ”メディア王”マードックと手を組んでテレビ朝日を手中に収めようとして失敗したことがある孫氏としては、まさに好機到来。友好的にフジテレビの筆頭株主となることができて、なおかつその傘下にあるポニーキャニオンなどのコンテンツも友好的に利用できるはずだ。

●”メディア王”とはうまくいかなかったけれど、”お台場冒険王”とはがっちり手を組めた、と。

○つまんねーよ! ま、フジは結局IT産業に呑みこまれることになるわけで。まだライブドアとのほうが御しやすかった、ソフトバンク=孫正義と手を結ぶんじゃなかった、と後悔することにもなりかねないとは思うけどね。明日以降の動きにも注目だね。

●「ホリエモンがニッポン放送に来るなら番組から降りる」と言っていた野球解説者の江本孟紀氏の動きにも注目です。

○エモやんの動向なんて誰も気にしてねーから!

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