【J2第19節】京都サンガF.C. 1-0 V・ファーレン長崎

京都サンガF.C. 1-0 V・ファーレン長崎
日時:2019年7月7日(日)18:03KO
会場:京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場(6,128人/晴 27.9℃ 58%)
主審:大坪博和
10′-京都/オウンゴール(徳永悠平)
※66′-京都/PK失敗(仙頭啓矢)

■京都サンガF.C.(4-1-2-3)
GK1:加藤順大
DF30:石櫃洋祐
DF16:安藤淳
DF6:本多勇喜
DF5:黒木恭平
MF10:庄司悦大
MF31:福岡慎平(83′-FW19:大野耀平)
MF41:金久保順(77′-DF26:下畠翔吾)
FW14:仙頭啓矢
FW23:一美和成
FW22:小屋松知哉(86′-MF8:重廣卓也)

■V・ファーレン長崎(4-2-2-2)
GK30:徳重健太
DF13:亀川諒史
DF22:徳永悠平
DF4:髙杉亮太
DF2:香川勇気(62′-MF28:翁長聖)
MF27:新里涼
MF6:角田誠
MF20:大竹洋平
MF19:澤田崇(82-‘MF16:吉岡雅和)
FW11:玉田圭司(65′-FW29:畑潤基)
FW33:呉屋大翔

表の顔、裏の顔

前半圧倒、後半からは押されき、3バックでアップアップ。
5-7-5-7-7にまとめるなら、こんな感じか。
早い時間に2点目を決めていたら、ここまで苦しむことはなかったのにな。
きょうはシュートをキーパーに当てすぎだった。

前半はとってもとっても良かった。
仙頭、小屋松の位置を頻繁に入れ替え、また仙頭が中に入って福岡がウイングとして張り出すなどのローテーションも多々あった。
狙いとしては、相手の守備を混乱させるためだったろうけど、前半は長崎に何もさせてなかったもんね。
そこからの急転は、運動量の問題か、相手の圧力に押されてしまうメンタルの問題か。
何にせよ、勝ちきれてラッキーという一戦。

【第99回全日本サッカー選手権大会 2回戦】水戸ホーリーホック 1-0 京都サンガF.C.

水戸ホーリーホック 1-0 京都サンガF.C.
日時:2019年7月3日(水)19:00KO
会場:茨城県水戸市立競技場(1341人/曇り 23.3℃ 83%)
主審:柿沼亨
90+2′-水戸/村田航一

■水戸ホーリーホック(4-2-2-2)
GK21:村上昌謙
DF20:森勇人
DF15:宮本拓弥
DF22:瀧澤修平
DF3:浜崎拓磨
MF10:木村祐志(84′-MF45:浅野雄也)
MF23:外山凌
MF29:齋藤恵太(65′-MF18:白井永地)
MF25:平塚悠知
FW9:ジョアルレン・バチスタ・サントス “ジョー別人”(74′-FW14:清水慎太郎)
FW11:村田航一

■京都サンガF.C.(4-1-2-3)
GK1:加藤順大
DF30:石櫃洋祐
DF26:下畠翔吾
DF17:牟田雄祐(69′-MF31:福岡慎平)
DF28:冨田康平
MF3:宮城雅史(80′-MF22:小屋松知哉)
MF13:宮吉拓実
MF7:ヘナン・カルヴァーリョ・モタ “レナン・モッタ”
FW29:中野克哉
FW39:エスクデロ競飛王(82′-FW19:大野耀平)
FW20:ジュニオール・シウヴァ・フェレイラ “ジュニーニョ”

お互い、完全なターンオーバー。
で、アウェイでロスタイム失点からの惜しい敗戦。
ま、シーズン専念ていうことで!

【J2第20節】京都サンガF.C. 2-2 水戸ホーリーホック

京都サンガF.C. 2-2 水戸ホーリーホック
日時:2019年6月29日(土)19:03KO
会場:京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場(4,346人/曇 28.3℃ 71%)
主審:村上伸次 “のぶつぐ”
3′-水戸/清水慎太郎
37′-京都/一美和成(右足)
61′-京都/仙頭啓矢(左足←金久保)
79′-水戸/前寛之

■京都サンガF.C.(4-1-2-3)
GK21:清水圭介
DF31:福岡慎平
DF16:安藤淳
DF6:本多勇喜
DF5:黒木恭平
MF10:庄司悦大
MF41:金久保順(84′-DF30:石櫃洋祐)
MF8:重廣卓也(86′-MF20:ジュニオール・シウヴァ・フェレイラ “ジュニーニョ”)
FW14:仙頭啓矢
FW23:一美和成(86′-FW39:エスクデロ競飛王)
FW22:小屋松知哉

■水戸ホーリーホック(4-2-2-2)
GK50:松井謙弥
DF13:岸田翔平
DF4:ンドカ・ボニフェイス(22′-一発退場)
DF24:細川淳矢
DF7:志知孝明
MF6:平野佑一
MF8:前寛之
MF18:白井永地
MF45:浅野雄也(86′-MF25:平塚悠知)
FW32:黒川淳史(72′-MF23:外山凌)
FW14:清水慎太郎(66′-FW11:村田航一)

あと少し、ほんの少し

前半22分で相手がひとり少ない状況に。
残り約70分、数的優位でプレイしながらも追いつかれて、ホームでドロー。
返す返すも、もったいない試合だった。
2失点のうち、どちらかが防げていれば…って。

1失点目は、正直浅野のシュートが枠を外れていたので、清水が見送っていれば…というのは結果論(苦笑)。
ただ、試合開始から水戸のプレスに手を焼いて、うかつにボールを失う流れになっていたのは良くなかった。
「ウイングが低い位置へ降りる」――京都がビルドアップでよく使う手段が、水戸によって完全に狙われていた。
京都右サイドで言えば、仙頭が低い位置まで降りてきて相手SB(志知)を釣り出しつつ、右SB福岡からのパスを内側のレーンで同じ位置にいるMF(庄司か金久保)にダイレクトで叩いて相手のプレスをかいくぐろう…という、その前後で激しいプレスの餌食になっていた。
相手をプレスに負けずにボールを繋げるように精度を上げるか、あるいは、無理をしないでプレスをいなすロングパスで試合開始すぐの時間帯を落ち着かせるか。
まー、いまの京都だと前者を突き詰めていくことになるのかな。

2失点目は、村田のドリブル突破が見事だっとはいえ、“攻め疲れ”でちょっと守備の集中が切れていたのも否めない。
その前から、1人少ない水戸が5バックに変更(5-3-1)。
京都がウイングを使いつつ、一旦庄司に預けてのサイドチェンジで、左右から水戸を揺さぶっていたので、最終ラインをひとり増やして穴を埋めた。
となれば、水戸の攻撃としては、いっそうカウンターしかなかったわけで、狙い通りに同点にされてしまった格好だった。
残り15分を切っていたこともあるし、ある程度「守り」の意識が強くなっていたら…ね。

一方、攻撃では1人少ない水戸をなかなか崩せなかった。
ハイプレスから、4-4のラインを低く敷くことにシフトした水戸に対して、圧倒的にボールはポゼッションできたが…という感じ。
一美に入った縦パスをダイレクトで戻して、その間に重廣や金久保が最終ラインを抜け出す「レイオフ」の動きもゴールを奪うまでには至らず(重廣ヒールからの小屋松のシュートが外れたのが惜しかったが)。

ただ、きょうに関しては水戸&チームを率いる長谷部氏が試合巧者だったなとも思ったり。
だって、1人少なくなっているのにあえて5バックにして反撃を狙う戦術変更なんて、なかなか思いつかないでしょ。
そして、この水戸とミッドウィーク、天皇杯で再び戦うという運命(と書いて「さだめ」)。
リーグ戦優先させてターンオーバーするのか、ガチで勝ちを狙うのか?
今の戦術を成熟させるためにも、ある程度ガチメンバーでいくのかな?と個人的には予想しているのですが、さて。

【J2第19節】愛媛FC 0-2 京都サンガF.C.

愛媛FC 0-2 京都サンガF.C.
日時:2019年6月22日(土)19:03KO
会場:愛媛県総合運動公園陸上競技場“ニンスタ”(4178人/曇 24.2℃ 67%)
主審:吉田哲朗
57′-京都/黒木恭平(左足FK直接)
60′-京都/一美和成(左足)

■愛媛FC(3-4-2-1)
GK1:岡本昌弘
DF2:山﨑浩介
DF4:西岡大輝
DF5:前野貴徳
MF7:近藤貴司
MF16:田中裕人
MF33:山瀬功治(78′-FW9:有田光希)
MF39:下川陽太
FW14:吉田眞紀人
FW10:神谷優太(61′-MF8:長沼洋一)
FW19:藤本佳希(57′-FW15:丹羽詩温)

■京都サンガF.C.
GK21:清水圭介
DF31:福岡慎平
DF16:安藤淳
DF6:本多勇喜
DF5:黒木恭平
MF10:庄司悦大
MF8:重廣卓也(78′-MF29:中野克哉)
MF41:金久保順(88′-DF30:石櫃洋祐)
FW14:仙頭啓矢
FW23:一美和成(85′-FW13:宮吉拓実)
FW22:小屋松知哉

https://twitter.com/sangafc/status/1142444561127501824

今夜はビート・イット

遠く金沢ではあげみざわ〜ッ!な試合をやっている中で、アウェイで快勝よいちょまる。
前半20分ぐらいから一時、愛媛にペースを渡したものの、失点は許さず。
その他は、ほぼ自分たちの時間帯で、ゲームを支配していたよね。
ただ慢心はしていられず、愛媛の決定力不足にちょい助けられた面があったのも確か。
62分、ダイレクトパスからのカウンターで3対3になったシーン。
84分、ロングボールから有田の折返しヘッドが高く浮いてしまったシーン。
この2つが決まっていたら、イーブンスコアだった可能性も微レ存。
愛媛、3-4-2-1からオートマチックなパス回しがあって、最終ラインでもボールをつなごうとするし、京都に似ていて素晴らしいチームだと思いました(←語彙力)。

とはいえ、きょうの京都はかなり良き。
パススピードはかなり早く、熱盛な縦パスも見られた。
CB安藤から一美へのエモいロングスルー(一美が反応できなかったけど)、また2点目につながった小屋松への縦パス(からの〜反転ドリブル)なんかが良かったなぁーと。
愛媛の守り方が、まずブロックを作って、そのあとボールホルダーへ一番近い選手がプレスに行く感じで、ハイプレスとまではいかなかったので、ある程度自由にボールを回せたのかもしれない。
あとは、右サイドバックに入った福岡が攻守に安定、わっしょい。
石櫃のようにスピードを生かしてグイグイ縦に駆け上がってクロス、というタイプではないですが、ビルドアップにも貢献できて、前半終了間際45分、仙頭に出したような巧みなスルーパスも出せる。
守っては、対面でエンカしていた下川に、縦への突破をほぼ許さなかった。
ボランチ兼右サイドバックをといえば、リヴァプールのアレクサンダー・アーノルドを想起したり…。
18歳にして、チームにとってちょっと欠かせない存在になってきた。
ということで、京都もメンエグかなんかとコラボして、福岡選手のギャル男姿が見たいな…。

【J2第18節】京都サンガF.C. 2-2 FC琉球

京都サンガF.C. 2-2 FC琉球
日時:2019年6月15日(土)19:03KO
会場:京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場(4,533人/雨のち曇 20.9℃ 86%)
主審:榎本一慶
36′-京都/小屋松知哉(右足)
45+3′-琉球/鈴木孝司
65′-京都/一美和成(pen.)
80′-琉球/河合秀人

■京都サンガF.C.(4-1-2-3)
GK21:清水圭介
DF30:石櫃洋祐(90′-FW39:エスクデロ競飛王)
DF6:本多勇喜
DF16:安藤淳
DF5:黒木恭平(75′-DF4:田中マルクス闘莉王)
MF10:庄司悦大
MF31:福岡慎平
MF8:重廣卓也
FW14:仙頭啓矢
FW23:一美和成(90′-MF20:ジュニオール・シウヴァ・フェレイラ “ジュニーニョ”)
FW22:小屋松知哉

■FC琉球(4-2-3-1)
GK23:石井綾
DF3:西岡大志
DF2:増谷幸祐
DF4:岡﨑亮平
DF5:徳元悠平(15′-DF33:福井諒司)
MF20:上里一将
MF8:小松駿太(72′-FW14:上門知樹)
MF11:田中恵太(53′-MF13:河合秀人)
MF6:風間宏希
MF10:富所悠
FW9:鈴木孝司

自ら手放した、勝ち点3

最終ラインと中盤、2ラインをきっちり作ったブロック守備を敷いてくる琉球。
これを攻略すべく、京都はいつも以上にウイングを大きく開かせていた印象があった。
琉球4バックの幅を広げつつ、隙間を狙った一美、重廣、福岡がペナへの侵入を図る、という狙いだろう。
実質5トップで、庄司がトップ下、石櫃、黒木がボランチになって、その後ろからは安藤、本多の2センターバックもパス出しに奮闘。
前半開始から琉球ゴールに迫りまくっていたんだけど…。
結局、常に先行しながらも、2-2のドローに終わった。

2失点は、ともに“自責”の念を覚えるもの。

1失点目は、本当に前半ラストプレイ。
無理につなごうとして相手にボールが渡り、ファウルを与え⇒FKからの失点だった。
残り時間わずかだったこと、前に選手も少なかったこと。
この2点を考えれば、一旦ロングボールで陣地回復しつつ、流れを切る選択で良かったのではないかと、悔やまれるシーンだった。

2失点目は80分、相手のきれいなダイレクトプレーからのナイスゴール。
シュート自体は見事だったが、そこに至るまで、京都の守備に混乱が起きていたのも事実。
75分、闘莉王投入で3バックになったことで、チーム全体のコンパクトさが薄くなり、琉球の“縦志向”の攻めに対応しきれなくなっていた。
相手がロングボールで攻めてきているならば闘莉王は効果的だけど、琉球は“地上戦”主体のチーム。
逃げ切るメッセージを伝えるため、チームのメンタリティ強化のための闘莉王投入としても、3バックにする必要があったのか。
4バックのまま安藤SB化、は以前もやったことがあるし、「闘莉王投入=3バック化」以外のソリューションを今のうちに確立しておくことが必要なのかと思った次第。

試合開始から15分ぐらいまでの圧倒的優位な時間帯でゴールを決められなかったこと、ほぼ支配していた前半の一番危険な時間帯で不用意なファウルを与えてしまったこと、自分たちの布陣変更で相手に流れを渡してしまったこと…。
もったいないドローではあった一方で、勝ちきれなかった原因ははっきりしている。
きょうの教訓を次節以降にしっかりと活かせれば、チームはまたひとつ成長できるのではないだろうか。

石櫃がスピードを生かして強引に前に出ようとすると、ウイングの仙頭が石櫃と同じレーンの後方に走ってスペースを埋める。サイドでのダイレクトパスなど、きょうは大外のレーンでのパス回しも良かっただけに、ドローは残念な結果だった。