【UEFAチャンピオンズリーグ Quarter-finals 1st-leg】アーセナル2-0ユヴェントス

セスクとヴィエラ

アーセナル2-0ユヴェントス
◇日時:2006年3月28日(火)20時45分KO(日本時間翌3.45)
40分【アーセナル】フランセスク・ファブレガス・ソレール “セスク”
69分【アーセナル】ティエリ・ダニエル・アンリ

■アーセナル(4-3-3)
GK1:イェンス・レーマン
DF27:エマヌエル・エブエ
DF28:ハビブ・コロ・トゥーレ
DF20:フィリップ・センデロス
DF16:マシュー・フラミニ
MF19:ジウベルト・アパレシド・ダ・シウヴァ
MF15:フランセスク・ファブレガス・ソレール “セスク”
MF7:ロベール・ピレス
FW13:アレクサンドル・フレブ
FW9:ホセ・アントニオ・レジェス・カルデロン
(82分-FW11:ロビン・ファン・ペルシィ)
FW14:ティエリ・ダニエル・アンリ

■ユヴェントス(4-2-2-2)
GK1:ジャンルイジ・ブッフォン
DF27:ジョナサン・ゼビナ(89分-警告*2=退場)
DF21:リリアン・テュラム
DF28:ファビオ・カンナヴァーロ
DF19:ジャンルカ・ザムブロッタ
MF4:パトリック・ヴィエラ
MF8:エメルソン・フェレイラ・ダ・ローザ
MF16:マウロ・ヘルマン・カモラネージ(87分-警告*2=退場)
MF18:アドリアン・ムトゥ
(72分-3:ジョルジオ・キエッリーニ)
FW9:ズラタン・イブラヒモヴィッチ
FW17:ダヴィド・トレセゲ
(79分-FW25:マルセロ・ダヌビオ・サライェタ)

足早ぇーーー!
スペースねぇーーー!
などと思うことしきりだった、この一戦。
ヨーロッパ仕様の4-5-1or4-3-3で戦うアーセナルが、ゲームの主導権を終始握って快勝しました。

去年からチャンピオンズ・リーグ見てると、「ポゼッション志向」で「ボールホルダーへの追い越し」が多いチームが結果を残してると思うんです。
ユーベは国内では無敵ですが、きょうにかんしては得意のショートカウンターが不発。
カペッロ的4-2-2-2がヨーロッパ舞台だと通用しなくなってきたような。

【京都サンガ】選手に不信感?

斉藤につづいて、石井ちゃん、和裕さんが柱谷コーチの采配に疑問を表明していたってことで。
うーん、マスコミにたいして思ったことを正直に吐露しちゃうなんて、少し統制がとれなくなってきたんでしょうか。
京都、遠すぎる初星…終了間際に決勝点を献上:スポニチアネックスOSAKA

MF中払主将は「いい流れだったのに…」と敗戦を悔やんだ。

こんな状況でわたくしにできることというのは、神に祈ること。
それと、机上の空論・選手起用に思いをめぐらせることぐらいなわけです(笑)。

で、ふと、去年の開幕時にブログに書いてたことを読み返してみたんですよ。
そしたら、
「星、中払がサイドをブチぬけない。これでは4-4-2は機能しない」
なーんてことが書いてあった。
ことしと同じじゃないっすか!

そうでした。
じつは昨シーズンの圧勝は、アレ&パウの個人能力によるところが大きかったんでした。
チームとして「崩し」ができるようになったのは、大志が台頭してきて、
 ・アレモン&パウの2トップ
 ・右ウイングぎみに大志
 ・ハライが左から真ん中に位置するリンクマン
 ・左に空いたスペースを三上がオーバーラップ
という形になってからだったと思います。

圧倒的優勝でシーズンが終わってわたくしもすっかり忘却してたんですが、
「攻撃が遅い」
とか
「追い越す動きがない」
といったことも書いてあったりして。
うわぁ~、ことしの不満な部分は去年から続いていることなんだなぁと思ったり。
J2でそうなんだから、ましてやJ1だと…って感じですよね。

ってことで、きょう時点でマイ脳内ベストメンバーは以下のとおりに決まりました(コズミ風味)。

パウ  田原  大志
  中払   斉藤 
     リカ    
児玉 悟 誰か 大久保
    平井    

…誰かって誰だよ。

【J1第5節】FC東京2-1京都パープルサンガ

消えた勝ち点1

FC東京2-1京都パープルサンガ
◇日時:2006年3月26日(日)16時04分KO
◇会場:東京都調布市東京スタジアム “味スタ”(1万7033人)
◇主審:山西博文
前半2分【東京】ジャーン・カルロ・ウィッテ(ヘッド← CK:梶山)
前半44分【京都】カルロス・アドリアーノ・デ・ジョス・ソアレス “アレモン”(ヘッド)
後半44分【東京】徳永悠平 (右足←ササ)

■FC東京(4-3-1-2)
GK1:土肥洋一
DF25:徳永悠平
DF2:茂庭照幸
DF3:ジャーン・カルロ・ウィッテ
DF15:鈴木規郎
MF6:今野泰幸
MF19:伊野波雅彦
MF16:宮沢正史
MF14:馬場憂太
(後半11分-MF27:栗澤僚一)
FW9:ルーカス・セヴェリーノ
(後半11分-FW21:サンチャゴ・ガブリエル・”ササ” サルセード・ゴンザレス)
FW20:川口信男
(後半20分-FW11:阿部吉朗)

■京都パープルサンガ(4-2-2-2)
GK1:平井直人
DF23:大久保裕樹
DF2:鈴木悟
DF3:ヒカルド・カヴァルカンテ・ヒベイロ “リカルド”
DF7:児玉新
MF18:米田兼一郎
(後半41分-DF4:鈴木和裕)
MF16:斉藤大介
MF11:星大輔 “復讐”
(後半29分-MF17:石井俊也)
MF8:美尾敦
(後半12分-MF14:中払大介)
FW10:パウロ・アントニオ・デ・オリヴェイラ “パウリーニョ”
FW9:カルロス・アドリアーノ・デ・ジョス・ソアレス “アレモン”

柱谷幸一コーチ(京都)
「選手たちはひじょうにがんばってくれました。
勝ち点1か3がじゅうぶんに取れる流れだと思いましたが、それが叶わず残念です。

交代選手については、相手の徳永、鈴木が長い距離を動いていたので、うちのワイドの選手も少し疲れていました。
そこにフレッシュな選手を入れて、サイドにおいて守備、攻撃で主導権を握ろうとしました。
ただ、中盤の選手は石井と中払、2人しか連れてこなかったですし、松田と林はどちらかというと攻撃の選手です。
ですから中払、鈴木をサイドに使うことになりました。

林の投入?
1対1で少し押し込まれている状況だったので、あそこで前の選手を入れるよりは守りの選手でゲームを安定させたほうが勝ち点につながるという判断です。
また米田が足をつってたので、彼の代わりに攻撃の選手を入れるという考えはありませんでした」

アレッシャンドレ・タデウ・ガーロ・コーチ(FC東京)
「チャンスは腐るほどあった。
最後の時間ではなくても、もっと点を取れる機会はあったんだけどね。
決定力が足りなかった。
ただ、ラストまでみんなが信じて、みんなが戦って、マークを含めて走って、みんなで勝ち取ったゴールだと思うよ」

斉藤大介選手(京都)
「俊也(石井)さんが入ってきて、右サイドMFに入るというのは、今までやったことのないオプション。
驚きましたが、相手の左サイドをケアするという意味だったと思います。
その後、和裕さんが入って、守備的な選手を二人投入して…。
ベンチは守りたいんだなと感じましたが、ピッチの中では勝ち点3をとりにいこうという気持ちでは戦っていました。
トレーニングでもあまりやらないポジションで守り倒すよりは、リスクを背負ってでも勝ち点3をとりにいってもよかったのかな?と思います」

鈴木規郎選手(FC東京)
「京都の2トップを茂庭、伊野波、ジャーンで見ることになっていて、サイドはどんどん勝負していくようにといわれていた。
それができていたと思う」

、林、林…。
3トップ、3トップ、3トップ…。
後半25分ごろからずっと小声で念じてました。
どう見てもヤバい人です。

しかし、後半29分に入ったのは石井ちゃん。
そして時間はズンドコと過ぎていった。
後半41分。
ピッチサイドに小柄な選手が出場を待っていた。
「遅いよ! でも、待ってました林!」
と思ったら…。
「米田に代わりまして、鈴木和裕が入ります」
味スタの日本語英語な場内アナウンスが流れた。
だめだこりゃ!
チャラチャラチャラ♪
と思ったのはみなさん同じなようで、ゴール裏もその瞬間15秒ぐらい無言になってましたが(苦笑)。

ということで、守りにいって守りきれなかったこのゲーム。
きょうのサンガは、ん~よくなかったですねぇ。
とくに前半は灰皿投げたくなるようなデキでした。
中盤でプレスがかからない。
前線で起点がつくれない。
エフシーにポゼッションされまくり。
ノリカルにクロスあげられまくり。

枠内シュート1本、つかシュート何本打ったっけ?
などと計算していた前半ロスタイム(答えは4本)。
アウェイゴール裏から1万光年くらい離れている、味スタの反対側のゴールで、ん?
セットプレイから、誰か喜んでる???
ベンチに走ってきたのは、アレモンだっ!
いやぁ、まさか同点になるなんて、サッカーってほんとわからないものですね。
主導権は完全にエフシーだったんですけどね。
ラッキーラッキー。

んで、後半戦。
相手の運動量もやや落ちてきて、サンガはときおり鋭いカウンター攻撃を見せます。
お互いに決定機が生まれるようになって、徐々にゲーム全体が盛り上がってきました。
エフシーは、後半20分で交代カードを3枚切り、勝負モード。

ここで問題だったのは、サンガが星に代わって石井ちゃんを入れてから、中盤以下がかなりひいてしまったこと。
ディフェンスラインから大きくクリアしたボールが、ことごとく拾われてしまった。
胃の痛い展開が続きました。
とはいえ、たまにアレ、パウのところでキープすると、相手が前がかりになってたこともあって、いい形がつくれていたように見えたんです。
ただ2トップに絡むのが、なぜかオーバーラップしてくるリカルドくらいしかいないという(笑)。
あと1枚、あと1枚攻撃の枚数がいたらなぁ、なんとかなるのに…。
守備陣と2トップのリンクマンになれる選手がいれば、ゲームのペースも代わるのに…。
勝ち点1なんかより、3がほしいのに…。

個人的にはそんなふうに思ってて、で冒頭につぶやきになるんですけど、でも柱谷コーチはリアリスト。
なんで、アウェイ勝ち点1を狙いにいったんだと思います。
その思考じたいは尊重したいと思います。
守備的サッカー or 攻撃サッカー。
サッカー哲学というか考え方の違いなんで、しょうがないですよね。
でも、最後の最後で勝ち点1が手の中からすり抜けてしまいました。

まぁそんな感じのきょうのゲームだったんですが、采配うんぬんより気になったのがチームの動きです。
まずは守備。
プレスがかからない。
球際に弱い。
それと開幕から見てますと、明らかにセンターバックの上背のなさを狙われてますねぇ。
対戦相手が早めのアーリークロスを入れて、ゲームの主導権をたぐり寄せようとしていると感じます。

一方、攻撃。
カウンターでしか攻撃の形がつくれなかった。
星、美尾のサイドMFがまったく突破できなかった。
だから、観戦しててもあんまりおもしろくないという(涙)。
いちばんワクワクするのがアレモンの単独突破だけだという(涙そうそう)。
いっそ、田原を頂点にアレ、パウの3トップにして、残りの選手は守りに専念するという、去年のアルビレックスサッカーやっとく?そんなことさえ考えてしまうきょうこのごろ。

2試合引き分けで、ちょっとチーム状態よくなってきたと思ったけど、そうは甘くなかったということで。
山あり谷あり京都サンガ。
ネガ記事になってすみません。
さいごに、きょう調布まで行ってよかったこと。
それは、石井ちゃんの生応援歌聞けたことっすかねぇ。
あの歌、好き。
あと、アレモンの
「イエローじゃないもーん」
アピールには笑ったよ。

【京都サンガ】日曜日の東京戦でアレ&パウ先発へ

京都の「ブラジル2トップ」同時先発へ – Jリーグ関西ニュース : nikkansports.com

日刊スポーツのサイトがリニューアルしたのに気を取られて見落としてました。
田原は広島戦でいい働きしてたんですけれどねぇ。
…点を取れる雰囲気はありませんでしたが。