【J1第28節】ヴィッセル神戸 1-1 京都サンガ

ヴィッセル神戸 1-1 京都サンガ
◇日時:2009年10月3日(土)16.04キックオフ
◇会場:神戸市御崎公園球技場 “神戸ウイングスタジアム”(晴 24.5℃ 55%/1万1127人)
◇主審:野田祐樹
44分【京都】柳沢敦(pen.)
64分【神戸】北本久仁衛(右足←FK:ボッティ)

■ヴィッセル神戸(4-2-2-2)
GK1:榎本達也
DF25:石櫃洋祐
DF4:北本久仁衛
DF5:河本裕之
DF15:内山俊彦(54分-MF18:田中英雄)
MF14:宮本恒靖
MF26:松岡亮輔
MF7:パク・カンジョ(83分-FW21:茂木弘人)
MF10:ハファエウ・ジョゼ・ボッチ・ザカリアス・セナ “ボッティ”
FW17:吉田孝行(59分-FW21:茂木弘人)
FW50:大久保嘉人

■京都サンガF.C.(4-2-2-2)
GK21:水谷雄一
DF24:増嶋竜也
DF4:水本裕貴
DF14:イ・ジョンス
DF8:中谷勇介
MF3:シヂクレイ・ヂ・ソウザ
MF26:角田誠
MF13:柳沢敦
MF16:安藤淳
FW11:林丈統(78分-FW9:豊田陽平)
FW28:キム・ソンヨン(45分-MF15:中山博貴)

【J1第27節】京都サンガ 1-3 大宮アルディージャ

京都サンガ 1-3 大宮アルディージャ
◇日時:2009年9月26日(土)18.04キックオフ
◇会場:京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場(晴/23.1℃/9206人)
◇主審:廣瀬格
12分【大宮】石原直樹
19分【大宮】藤本主税
54分【大宮】ハファエウ・マルケス・マリアーノ
74分【京都】柳沢敦(ヘッド←CK:ヂエゴ)

■京都サンガF.C.(4-2-2-2)
GK21:水谷雄一
DF24:増嶋竜也(58分-FW28:キム・ソンヨン)
DF4:水本裕貴
DF14:イ・ジョンス
DF8:中谷勇介
MF3:シヂクレイ・ヂ・ソウザ
MF26:角田誠(77分-FW 9:豊田陽平)
MF15:中山博貴(45分-MF17:中村太亮)
MF16:安藤淳
FW10:ヂエゴ・ヂ・ソウザ・ガマ・シウヴァ
FW13:柳沢敦

■大宮アルディージャ(4-2-2-2)
GK21:江角浩司
DF2:塚本泰史
DF6:片岡洋介
DF3: マト・ネレトリャク
DF4:波戸康広
MF23:金澤慎
MF17:橋本早十
MF11:藤本主税
MF14:パク・ウォンジェ(89分-MF7:内田智也)
FW9:石原直樹(80分-FW18:エドゥアルド・フランシスコ・ダ・シウヴァ・ネト “ドゥドゥ”)
FW16:ハファエウ・マルケス・マリアーノ(89分-FW13:藤田祥史)

べジータ「早く監督を探せ!! 間に合わなくなっても知らんぞー!!」
お墓参り帰省の帰り、ちょうど18時キックオフだし、余裕をもって帰京できるから…と立ち寄ってみたら、これだよ(苦笑)!
そして、新幹線京都駅の男子トイレにて、洗面台で身体を洗う大宮サポのデプっとした裸見ちゃうし、もう(苦笑)。
ひどいものをダブルで見ちゃった日でした。
唯一よかったのは、スタジアム前で写真撮影会に参加してた手島の笑顔ぐらいだ。
いつの間にか、髪の毛とひげが伸びてて、最初は誰かと…。

そんな感じで、久しぶりの西京極Sバック観戦だったんですが、3失点したあと、周りの皆さま、帰る帰る(笑)。
まぁ、2試合連続3失点だし。
攻撃のカタチをまったくつくれないし。
「コーナーからしか、点入る気しぃひんわー」
と言っていた、子供サポさんの嘆きにも完全同意です。
完全にドツボに入った感がありますな。

対戦相手の攻撃と比べてみれば、京都のひどさが一目瞭然。
ハファエウに素早いタイミングで縦パスを入れて、サイドハーフとサイドバックが「追い越す動き」を繰り返す、シンプルな大宮。
一方、京都はとりあえずヂエゴにいったん預けようとするから、時間がかかってしようがない。
バイタルエリア前で、ダイレクトパスを試みるも、ことごとくアバウト。

とくにキツかったのは、前半の右サイド。
Sバックからだと目の前だったで、よく把握できたのですが…。
ひさびさ先発、ヒロキとまっすぅの息がまぁ合わない合わない。
失点もこっちサイドからでしたしね。
まず、ヒロキは守備の帰りがあんまり早くない。
なもんで、相手サイドの選手をうまくサンドできない。
攻撃時も、なぜか最前線に立ち止まっていたりしてる。
ボールが足下に来たときは、ワンタッチバスや身体の使い方にセンスを感じたんですが、ボールがないときはよろしくなかったです。
ちょっと、今シーズン終了後を心配したくなる…。
にしても、就任当初のQさんだったら、前半の途中でもズバっと選手交代させてたような。
今シーズンは、前半終了まで待っちゃうんですよね、なぜか。

そして、ヒロキ以外にも、みんなミスが多かったですな。
狂ったようにパスミス、トラップミスを繰り返してた印象です。
やっぱり思うんですが、ピッチ上に守備的な選手を多く送り出しておきながら、ダイレクトパスを中心としたサッカーをやるなんて、自殺行為。
ガンバぐらいに、スキルの高い選手を集めないとね。

しかし、どん引きしてからのカウンターが完全に「読まれて」しまってる今、攻撃スタイルを改善していかないと、本当に大変なことになる可能性があります。
キーとなるのは、やっぱりサイド攻撃。
後半のタイスケくんが見せていたように、サイドを崩そうとする「意欲」ある選手がもっともっともーっと(たけもっと)必要だと思います。
きょうのゲームでは、右サイド中山、左サイド角田(前半途中から安藤)。
みんな、縦に仕掛けられる選手ではないだけに、サイドバックがよっぼどスーパーな選手じゃないかぎり、サイド攻撃は手詰まりになりまっしゃろ、と。

まとめるならば、本当にやばいやばい、ぱねぇぐらいやばいッス。
昇格して約60試合の公式戦を重ねている今、いちばんつらいサッカーをしちゃってるんじゃないかなー。
「今シーズンは、これが京都のサッカーだという基盤を作る」
と言ってた、Qさんの意向が完全に空回りしてる感があります。
ということで、冒頭見出しのような叫びも思わず口に出したくなるわけで(笑)。

【J1第26節】ジュビロ磐田 3-0 京都サンガ

ジュビロ磐田 3-0 京都サンガ
◇日時:2009年9月19日(土)15.03キックオフ
◇会場:静岡県磐田市ヤマハスタジアム(曇/26.4℃/1万3860人)
◇主審:山西博文
41分【磐田】イ・グノ
55分【磐田】前田遼一
89分【磐田】西紀寛

■ジュビロ磐田(4-2-2-2)
GK1:川口能活(88分-GK31:八田直樹)
DF5:駒野友一
DF6:那須大亮
DF3:茶野隆行
DF16:金沢浄
MF23:山本康裕
MF19:岡田隆
MF11:西紀寛
MF14:村井慎二(72分-MF28:船谷圭祐)
FW18:前田遼一
FW33:イ・グノ

■京都サンガ(4-2-2-2)
GK21:水谷雄一
DF24:増嶋竜也
DF6:染谷悠太
DF14:イ・ジョンス
DF8:中谷勇介
MF3:シヂクレイ・ヂ・ソウザ
MF7:佐藤勇人(60分-MF17:中村太亮)
MF16:安藤淳
MF26:角田誠(45分-FW28:キム・ソンヨン)
FW10:ヂエゴ・ヂ・ソウザ・ガマ・シウヴァ
FW13:柳沢敦(58分-FW11:林丈統)

求められる政権交代、求められる構造改革
はるばる来たぜ、磐田。
ですが…orz

シルバーウィーク初日。
アウェイにも関わらず、たくさんのサンガファンが磐田スタジアムに集まった。
しかし、試合後に観客席を支配したのはため息といらだち…。

ファンの不満ははっきりしている。
ピッチ上で展開されたのは、あいかわらず「糞サッカー」。
パスは足下へのオンリー。
ドリブルなし。
縦への突破なし。
ボールホルダーを追い越す動きなし。
パスコースを複数つくるような、フォローの動きなし。
アタッキングサードでは、なにもできなかったのだ。
シュート5、コーナーキック1。
まったく相手を「崩せてない」のは、数字が如実に表している。
つか、前節もコーナー0だったし…。
やばい。

とにかく、今のサッカー、Qさんのサッカーは構造的に「点が入る可能性が少ない」。
シュートを打つ、ゴールを奪う…という「絵」「ビジョン」が見えてこないのだ。
マジやばい。
たしかに、守備は安定している。
しかし、いざボールを奪っても、カウンター気味に早く攻めるしか手がない。
ちょっとでも時間がかかると、中盤でごちゃごちゃダイレクトパスを繰り返すだけ。
シュートまでもっていけないのだ。
セットプレイ以外は、相手最終ラインが致命的なミスをしないかぎり、ゴールが決まりそうにない。

守り勝とうとして3-0で負けるならば、攻めて3-0で負けるほうがまだマシだ。
極論だけど…。
でも、このままのサッカーだと、ほんとに未来がないと思うのだ。
シュート5本のサッカーでは、J1に残留できても、お客さんを満足させられないでしょ。
観客動員を増やそうというのも、限界がある。
こうなりゃ、政治の世界と同じで
「政権交代→サッカーの構造改革」
しかないわけですが、加藤”内閣”はとうぶん続きそうだし。
“任期満了”まで、爽快感ゼロのサッカーを見続けることになるのかな…。

【J1第25節】京都サンガ 2-1 FC東京

京都サンガ 2-1 FC東京
◇日時:2009年9月12日(土)13.04キックオフ
◇会場:鹿児島県立鴨池陸上競技場(曇 30.1℃ 64%/8106人)
◇主審:飯田淳平
0分【京都】ヂエゴ・ヂ・ソウザ・ガマ・シウヴァ(左足←角田)
60分【F東】石川直宏
85分【京都】キム・ソンヨン(55mドリブルから右足)
20090912KimSengyong

■京都サンガF.C.(4-1-4-1)
GK21:水谷雄一
DF24:増嶋竜也
DF4:水本裕貴
DF14:イ・ジョンス
DF8:中谷勇介
MF3:シヂクレイ・ヂ・ソウザ(58分-FW28:キム・ソンヨン)
MF16:安藤淳
MF7:佐藤勇人
MF10:ヂエゴ・ヂ・ソウザ・ガマ・シウヴァ(81分-MF17:中村太亮)
MF26:角田誠
FW11:林丈統(45分-FW13:柳沢敦)

■FC東京(4-2-2-2)
GK20:権田修一
DF25:徳永悠平
DF4:ブルーノ・エヴェルトン・クアドロス
DF6:今野泰幸
DF5:長友佑都
MF28:米本拓司
MF10:梶山陽平
MF18:石川直宏(80分-MF19:大竹洋平)
MF22:羽生直剛(66分-MF14:中村北斗)
FW13:平山相太
FW24:赤嶺真吾(45分-MF40:鈴木達也)

砂舞う鹿児島の…
久々にワロタ
こういうミスが沢山あったのが昔のブルーノなんだよな
新参はセレッソ時代のブルーノを知らないから困る

というわけで、”キムドーナ”選手の55メートル4人抜き独走ドリブル(ブルーノのクリアミス含む)で勝ち点3ポインツ!
コーナーキック0本が示すように、終始相手を攻めきれず、内容最悪だったですが…。
サンガの選手、全員ハードコンタクトレンズをしてたのか…と(←砂が目に入るとめちゃ痛い)。
永田さんなら「しょっぱい試合をしてすみませんでした!」と謝るレベルでしたが、そんななかで勝てたのは超デカイっす。

開始早々、放り込んだボールから角田→ヂエゴと渡って、先制。
しかし、そっからほぼF東(エフトー)ペースになります。
京都は、水本+ジョンス兄さん+シヂクレイの”ファンタスティック・スリー”で真ん中を固めて対抗。
ただ、攻撃に回ってもまったくボールが持てず、じれったい(おまえの愛が)T-BOLAN状態が続きます。

気になったのは、林のブレーキぶりでした。
もともと縦パスのくさびを受けれる選手ではないものの、きょうはサイドに流れてボールをもらう動きも不発。
裏を狙いすぎて、京都の攻撃に「タメ」を作れず。
前半で下げられたのもやむをえないと思われます。

後半、柳沢によってボールを引き出す動きが増えたとはいえ、全体的にラインが下がって、セカンドボールを奪われまくります。
で、シヂクレイが平山に腹部を蹴られて、アウト。
その直後に失点したのは、「ついに堤防が決壊した」ようで、もはやこれまでかと思いましたが…。
でも、「勝ちに不思議の勝ちあり」とはいったもので、前述のとおりキムくんの積極性が実って、勝ち越しに成功しました。
ロスタイム、イエロー3枚の謎判定もありつつ、なんとか逃げ切れたバンザーイ。

とはいえ、大剛離脱後の攻撃のしょっぱさは深刻です。
角田が左サイドハーフに入ったりして、ピッチ上に「ボール扱いに長けた選手が少ない」ので、当然の帰結ではあるんですけどねー。
シヂクレイのボールキープに「うまいなー」と思っちゃうぐらいで。
勝率5割、残留もなんとかできそうな状態になってきましたから、シーズン終盤、もうちょっとアタッキングの場面を見たいもんです。

p.s. 太亮の歯、白い(w

【京都サンガ】パウリーニョ選手がスポルチ(ブラジル)へ移籍

京都サンガFWパウロ・アントニオ・ヂ・オリヴェイラ “パウリーニョ”選手が、ブラジルのスポルチへ移籍。
完全移籍なのか、ローンなのか、移籍金は…などの詳細は未公表。

パウリーニョ選手 スポルチ・レシフェ(ブラジル)へ移籍のお知らせ:ニュースリリース|京都サンガF.C.オフィシャルサイト

【パウリーニョ選手コメント】
「まずは5年間、京都でプレーできたことを神に感謝したいと思います。そして、応援していただいたサポーターの皆さんに感謝の気持ちを伝えたいと思います。サポーターの皆さんは私が京都に来た最初の日からファミリーとして迎えてくれて、最後の試合となった日まで、どんな状況でも温かい応援をしていただきました。日本で素晴らしいサポーターの皆さんと交流を持てたことは、私の人生にとってとても大きなことです。いつの日にかまた京都に戻ってくることを望んでいますし、そのためにもこれからはブラジルのチームで頑張っていきたいと思います。私を応援していただいたすべての皆さん、5年間、本当にありがとうございました」

サンガのパウリーニョ移籍 母国ブラジルに:京都新聞

J1京都サンガFCのFWパウリーニョ(27)は1日までに、母国ブラジルのスポルチ・レシフェへ移籍することが確実となった。サンガ関係者によると、7月まで大分を指揮し、現在はスポルチの監督を務めるペリクレス・シャムスカ氏が獲得を希望したため、スポルチがこのほど、サンガに申し入れたという。サンガは移籍を認める方針で、パウリーニョとスポルチは2日(日本時間)にも正式契約する見込み。

5年間エースだった選手が、おわかれの挨拶の場もなく、かつ、説明不十分なカタチで退団するのは、明らかに不自然だ。
加えて、移籍ウィンドウが閉じてしまっているので、新しい外国人選手を取ることもできないタイミング。

つまりは、ファン対策面および強化対策面で完全なマイナス。
チームマネジメントに失策があったと言わざるをえないんですよねぇ。
あーあ。

※参考
結局、この帰国済み情報は誤報だったか。
京都パウリーニョ緊急帰国 このまま退団の公算大 — スポニチ Sponichi Annex 大阪

京都のFWパウリーニョ(27)がブラジルに緊急帰国し、このまま退団する可能性が高いことが29日、分かった。関係者によると、この日の便で帰ったという。選手たちには「ブラジルのチームからのオファーがあって、向こうの移籍期限がもうすぐ終わるから一時帰国した」と説明があったもよう。だが、シーズンまっただ中に帰国することは珍しく、何か問題があった可能性もある。