【2010FIFAワールドカップMatch28:予選F組】イタリア 1-1 ニュージーランド

イタリア 1-1 ニュージーランド
◇Match 28 – Group F – 20 June
7分【ニュージーランド】シェーン・エドワード・スメルツ
29分【イタリア】ヴィンチェンツォ・イアクィンタ(PEN)

ニュージーランドがセットプレイで先制。
あとは、守りに守り倒して、同点に持ち込んだ。

後半は流れの中ではウッドのシュート以外、ほとんどチャンスを作れてなかったけど、応援したくなるものがあった。
身体を張って守りまくりで。

一方、前回王者・イタリアは勝ち点まだ2。
次節で勝てば、まぁいいんだけど、本当に勝ちきれるか?
不安が少し残る内容だった。

【2010FIFAワールドカップMatch27:予選F組】スロヴァキア 0-2 パラグアイ

スロヴァキア 0-2 パラグアイ
◇Match 27 – Group F – 20 June
27分【パラグアイ】エンリケ・ダニエル・ヴェラ・トーレス
86分【パラグアイ】クリスティアン・ミゲル・リヴェロス・ヌーネス

パラグアイが攻守に、スロヴァキアを押していたゲームでした。
スロヴァキアは、シュート6本、うち枠内1本。
というか、シュートまでなかなかいかなかった。
ニュージーランド戦であれだけ目立ってたヴァイスも、ほとんど何もできず。

パラグアイも、そんなに決定機をつくれたわけではなかったが、
(シュート11本、うち枠内5本)
狡猾に、堅く戦っていたと感じた。

【2010FIFAワールドカップMatch26:予選E組】カメルーン 1-2 デンマーク

カメルーン 1-2 デンマーク
◇Match 26 – Group E – 19 June
10分【カメルーン】サミュエル・エトオ・フィル
33分【デンマーク】ニクラス・ベントナー
61分【デンマーク】デニス・ロンメダール
※カメルーンの予選グループリーグでの敗退が決定

ロンメダールのウイイレみたいなゴールで勝ち越したデンマークが、勝利。
予選GL第3節の日本戦で、決勝トーナメント進出に向けて激突することになりました。

日本は引き分け以上が条件ですが、それは不可能なミッションじゃない。
大会前には、日本が唯一勝ち点を奪えるとしたら、それはデンマークじゃないかと思ってました(佐藤藍子ふう)。
カメルーンほどは個人技はないし、オランダほどは組織力がない。
ベントナー、トマソンの高さも、闘莉王、中澤で対応可能。
怖いのは、カウンター。
だけど、デンマークは勝つしかないわけで、前に出てくることが予想され、つまりは逆に日本にカウンターのチャンスがあるんじゃないかな。

カメルーンは、予選敗退決定第一号になってしまいました。
はたして、ほんとうに内紛はあったのか?

【2010FIFAワールドカップMatch24:予選D組】ガーナ 1-1 オーストラリア

ガーナ 1-1 オーストラリア
◇Match 24 – Group D – 19 June
11分【オーストラリア】ブレット・トレヴァー・ホルマン
25分【ガーナ】アサモア・ギャン(PEN)

試合開始早々、フリーキックのこぼれをプッシュした先制した豪州。
しかし24分、ハリー・キューエルが一発退場になってしまう。
相手の強いシュートに、ゴールライン上でなんとか腕を引いて、身体に当ててクリア…かと思ったんですが、ロセッティ主審にとっては故意に見えたようで。
リプレイで見るかぎり、シュートが速すぎて目をつぶっているぐらいだから、偶発的に腕に当たったような気がするが…。
なんにしろ、これで得たPKをガーナが決めて同点。

そのあとは守る豪州、ギャンを中心に攻めるガーナの構図。
しかし、ピム・コーチは、ケネディ入れたり、最後まで勝ち越しの姿勢を見せてました。
なんとか、今大会初の勝ち点をゲットして、豪州は最終節に望みを残した。

一方、ガーナは攻撃のスピード、迫力はあるんだけど、どうも最後のところで精度がいまいち。
とはいえ、今大会出場のアフリカ勢の中では、かなり熟成されたチームと感じる。
これで、エッシェン(ケガで未招集)いたらどうだったんだろう。

【2010FIFAワールドカップMatch25:予選E組】オランダ 0-1 日本

オランダ 0-1 日本
◇Match 25 – Group E – 19 June
53分【オランダ】ヴェスレイ・ベンヤミン・スナイデル

川島にはこれがあるんだよなー、って試合でした!
0-0臭が漂っていたのに、ミドル一発で敗れた日本。
スカパー!で、オシムさんは以下のように語ってました。
ちなみに、司会の倉敷さんは松井を褒めてました、インテリジェンスのあるプレイをしていたと。
2人とも、中村俊輔については…歯牙にもかけなかった(苦笑)。

イヴィチャ・オシム氏
「きょうのオランダは、本来のオランダではなかった。
日本はそのことを早い時間に理解して、戦い方を考えるべきだった。
相手をリスペクしすぎて、守りに重心を置きすぎてしまったことが、きょうの敗因だ。
確かに、前半は規律をもって守れていたがね…。
後半開始からボールを失いはじめバランスが崩れてしまった。

それに、攻撃では相手を脅かすようなプレイができていなかったのも指摘しておきたい。
きょうの日本代表には、サッカーが団体競技であることを忘れている選手がいた。
本田と大久保だ。
本田は大柄なオランダのディフェンダーにたいしてレスリングを仕掛けていた。
日本には相撲という競技があるとは知っていますが、サッカーは団体競技。
きょうのキープ時間の長さは、意味がなかった。
大久保はゴールが欲しいあまりに、フリーの選手がいるのに無理にシュートを撃っていた。
わたしには、もっと他の選手をうまく使ったほうがいいように思えたがね。
やはり、早い時間で本田をスピードがあるFWに交代すべきだったろう。
だいたい、オランダのセンターバックはスピードに弱いのだから、その弱点をつかないなんて…。

しかし、まだワールドカップは終わっていない。
次のデンマーク戦に勝てばいいわけだ。
デンマークは、オランダよりも高くて強い選手が揃っている。
レスリングをやったら日本は敵うわけはない。
フィジカルコンタクトを避けながら、タッチ数を少なく、速くボールを回すこと。
ボールを走らせて、そして自分たちが相手よりも多く走って、そして相手のミスを待つ。
それが私が考える、デンマーク戦のレシピだ」