【JFA第104回全日本サッカー選手権大会準決勝】ヴィッセル神戸 2-1 京都サンガF.C.

ヴィッセル神戸 2-1 京都サンガF.C.
日時:2024年10月27日(日)15:05KO
会場:兵庫県神戸市御崎公園球技場 “ウイングスタ”(1万4,980人/晴 25.7℃ 44%)
主審:世界の西村雄一
18′-神戸/宮代大聖
32′-京都/マルコ・トゥーリオ・オリヴェイラ・レモス(右足)
55′-神戸/佐々木大樹(※ク・ソンユンのPKストップをプッシュ)

■ヴィッセル神戸(4-1-2-3)
GK21:新井章太
DF24:酒井高徳
DF55:岩波拓也(90′-DF81:菊池流帆)
DF3:マテウス・ソアレス・トゥーレル
DF19:初瀬亮
MF25:鍬先祐弥(90′-MF6:扇原貴宏)
MF7:井手口陽介
MF9:宮代大聖
FW2:飯野七聖(58′-FW11:武藤嘉紀)
FW22:佐々木大樹(72′-FW26:ジェアン・パトリッキ・リマ・ドス・ヘイス)
MF23:広瀬陸斗(58′-FW10:大迫勇也)

■京都サンガF.C.(4-1-2-3)
GK94:ク・ソンユン
DF2:福田心之助
DF24:宮本優太
DF50:鈴木義宜
MF44:佐藤響(62′-DF5:アピアタウィア久)
MF7:川﨑颯太(80′-FW31:平賀大空)
MF10:福岡慎平(62′-MF19:金子大毅)
MF39:平戸太貴(62′-MF37:米本拓司)
FW23:豊川雄太(55′-FW14:原大智)
FW99:ハファエウ・エリアス・ダ・シウヴァ “パパガイオ”
FW9:マルコ・トゥーリオ・オリヴェイラ・レモス

福岡慎平選手(京都)
「前半20分ぐらいかな、自分が真ん中に落ちた時に拾われるケースが結構多かったんで、そこでソウタ(川﨑颯太)とダブルボランチにしてタイキ(平戸太貴)くん左でマルコ(トゥーリオ)をトップ下に置いて、自分が落ちてもソウタがいるとか、なるべく落ちずに逆にツーボランチで構えるっていうところで、そこから拾える回数も増えましたし、ソウタと細かいパスを繋ぎながらマルコに当てるとか、点取った流れもそういったところからだったんで、フォーメーション変えてうまく逆に行ったかなとは思います。攻撃の時は自分が上がればもちろんソウタは落ちてくれますし、そこは2人で関係性を作りながらやれたのかなとは思います」

京都サンガ公式サイト

その峰の彼方

ボールの奪い合いという意味で、フィジカル、テクニックともに京都が劣位にあったのは否めない。
特にセカンドボールをほとんど神戸に収められていたのが、勝負を難しいものにしていた。
宮本と鈴木のCBコンビだと、ロングボールをヘッドでクリアする際に距離が飛ばず、押し込まれると「ずっと神戸のターン」になることもしばしば。
今月6日、リーグ戦でも大迫に制空権を握られていたので、その敗因をしっかりと分析しての先発メンバー選びが必要だったのではないだろうか。
前半途中から川﨑の位置を後ろに下げて2CHにして対策をしたけど、流れを大きく引き戻すまでは難しかった。
今季の京都サンガが陥りがちな、「自分たちのサッカーを突き詰めれば勝てる」という思考が裏目に出てしまった一戦だった。

とはいえ、ターンオーバーしてもなお、チーム力で単純に神戸が「強かった」ということも、もちろん敗北の大きな要因だろう。
ラッキーやアクシデントなく今より上の順位を目指すほど、まだ京都は強くない。
そう思い知らされた。
しかし、ひさしぶりの国立決勝に行きたかったなぁ…。

【J1第34節】京都サンガF.C. 2-0 サガン鳥栖

京都サンガF.C. 2-0 サガン鳥栖
日時:2024年10月19日(土)14:03KO
会場:京都府立京都スタジアム “サンガS”(1万2,861人/曇 25.9℃ 90%)
主審:福島孝一郎
65′-京都/マルコ・トゥーリオ・オリヴェイラ・レモス(右足)
89′-京都/福田心之助(右足)

■京都サンガF.C.(4-1-2-3)
GK94:ク・ソンユン(10′-一発退場)
DF2:福田心之助
DF24:宮本優太
DF50:鈴木義宜
DF44:佐藤響(80′-DF5:アピアタウィア久)
MF10:福岡慎平(70′-MF19:金子大毅)
MF7:川﨑颯太
MF39:平戸太貴(80′-FW31:平賀大空)
FW9:マルコ・トゥーリオ・オリヴェイラ・レモス
FW99:ハファエウ・エリアス・ダ・シウヴァ “パパガイオ”(80′-MF18:松田天馬)
FW23:豊川雄太(14′-GK26:太田岳志)

■サガン鳥栖(3-1-4-2)
GK71:朴一圭
DF42:原田亘
DF2:山﨑浩介
DF20:キム・テヒョン(70′-DF28:丸橋祐介)
MF33:西矢健人
MF8:中原輝
MF21:堀米勇輝(58′-FW32:堺屋佳介)
MF77:ヴィキンタス・スリヴカ(58′-FW70:ジャンジ・ブレノ・ソウザ・シウヴァ “ジャジャ・シウヴァ”)
MF6:福田晃斗(80′-DF3:木村誠二)
FW22:富樫敬真(58′-FW47:鈴木大馳)
FW99:マルセロ・ヒアン・シウヴェストリ・ドス・サントス(90+6′-一発退場)

Stairway to Heaven(天国への階段)

「終わった……のか?」
開始早々ク・ソンユンが退場となって、誰もがそう思っただろう。
しかし不安は解消、結果は快勝。
残留争いで貴重な、貴重な勝ち点3をゲットすることができた。

数的不利になったことで、いい意味で「レイドバック」できたとでも言えるだろうか。
守備ではバランスを欠いた無理なプレッシングもなく、まず陣形を整えたうえで、前線の選手がパスコースを切りつつボールホルダーに迫っていく。
攻撃は右サイド偏重で割り切っていて、大きな展開は控えているようにも見えた。
同サイドで人を集めている分、11人のとき以上に人が手薄になっている左サイドに展開して、相手のカウンターを招くことを警戒していたのかもしれない。
結果として、10人で80分あまりを戦いながら、危ないシーンは皆無だった。

そして、ひとり少なくとも攻撃をけん引していたのは、間違いなくマルコ・トゥーリオ。
カウンターの場面では、ハファエウ・エリアスとのコンビネーションプレーで鳥栖ゴールを急襲。
右サイド際でボールを抑えては、足裏を使ったパスなどで福田・川崎の突破を演出する。
きょう、2度ほどフリーでのシュートを外して、「当たってなかった」ハファエウ・エリアスを下げて、マルコ・トゥーリオがピッチに最後まで残ったのも当然といっていいだろう。
走行距離が10.254kmとチーム2位(※トップは川﨑の10.723km)の数字があらわしているように、守備でも献身的だった。

もちろん、今日の相手・鳥栖が低調だったことも勝因のひとつではあるだろう。
他会場の結果によって、鳥栖はこの日でJ2降格が決定してしまった。
ここ数シーズン、魅力的なサッカーを繰り広げていたが、今季は夏に選手を引き抜かれすぎた。
まぁ、テルコ社長時代の暗黒っぷりを知っている身としては、あそこまではひどくない(苦笑)。
ユース出身の有望選手も多いし、監督次第ではいいチームになりそうなんだけどなぁ。

【J1第33節】京都サンガF.C. 2-3 ヴィッセル神戸

京都サンガF.C. 2-3 ヴィッセル神戸
日時:2024年10月6日(日)14:03KO
会場:京都府立京都スタジアム “サンガS”(1万9,082人/晴 30.7℃ 43%)
主審:岡部拓人
17′-神戸/大迫勇也
45+6′-神戸/佐々木大樹
47′-京都/ハファエウ・エリアス・ダ・シウヴァ “パパガイオ”(左足)
59′-京都/マルコ・トゥーリオ・オリヴェイラ・レモス(右足)
83′-神戸/ジェアン・パトリッキ・リマ・ドス・ヘイス

■京都サンガF.C.(4-1-2-3)
GK94:ク・ソンユン
DF2:福田心之助(89′-DF96:ルーカス・ダ・クルス・オリヴェイラ)
DF24:宮本優太
DF50:鈴木義宜
DF6:三竿雄斗(90+6′-FW77:ムリロ・ヂ・ソウザ・コスタ)
MF10:福岡慎平(74′-MF19:金子大毅)
MF7:川﨑颯太
MF18:松田天馬(46′-MF39:平戸太貴)
FW9:マルコ・トゥーリオ・オリヴェイラ・レモス(89′-FW31:平賀大空)
FW99:ハファエウ・エリアス・ダ・シウヴァ “パパガイオ”
FW14:原大智

■ヴィッセル神戸(4-1-2-3)
GK1:前川黛也
DF24:酒井高徳
DF4:山川哲史
DF3:マテウス・ソアレス・トゥーレル
DF19:初瀬亮(89′-DF81:菊池流帆)
MF6:扇原貴宏(71′-MF25:鍬先祐弥)
MF7:井手口陽介
MF18:井出遥也(7′-FW22:佐々木大樹)(89′-DF23:広瀬陸斗)
FW11:武藤嘉紀
FW10:大迫勇也
FW9:宮代大聖(71′-FW26:ジェアン・パトリッキ・リマ・ドス・ヘイス)

【J1第32節】北海道コンサドーレ札幌 2-0 京都サンガF.C.

北海道コンサドーレ札幌 2-0 京都サンガF.C.
日時:2024年9月28日(土)13:01KO
会場:北海道札幌市札幌ドーム “プレド”(1万7,860人/屋内 23.8℃ 55%)
主審:セサル・アルトゥーロ・ラモス・パラスエロス
42′-札幌/岡村大八
76′-札幌/近藤友喜

■北海道コンサドーレ札幌(3-4-2-1)
GK1:菅野孝憲
DF25:大﨑玲央
DF50:岡村大八
DF3:パク・ミンギュ
MF33:近藤友喜(88′-MF99:小林祐希)
MF88:馬場晴也(70′-FW20:アマドゥ・バカヨコ)
MF27:荒野拓馬(54′-MF8:深井一希)
MF4:菅大輝(88′-DF6:中村桐耶)
MF14:駒井善成
MF11:青木亮太
FW7:鈴木武蔵(70′-FW9:ジョルディ・サンチェス・リバス)

■京都サンガF.C.(4-1-2-3)
GK94:ク・ソンユン
DF2:福田心之助
DF24:宮本優太(71′-DF96:ルーカス・ダ・クルス・オリヴェイラ)
DF50:鈴木義宜
DF6:三竿雄斗(81′-MF44:佐藤響)
MF19:金子大毅(71′-FW77:ムリロ・ヂ・ソウザ・コスタ)
MF7:川﨑颯太
MF39:平戸太貴(67′-MF37:米本拓司)
FW9:マルコ・トゥーリオ・オリヴェイラ・レモス(67′-FW23:豊川雄太)
FW99:ハファエウ・エリアス・ダ・シウヴァ “パパガイオ”
FW14:原大智

【J1第31節】京都サンガF.C. 2-2 ガンバ大阪

京都サンガF.C. 2-2 ガンバ大阪
日時:2024年9月22日(日)19:03KO
会場:京都府立京都スタジアム “サンガS”(2万323人※最多入場者数レコード/曇 23.5℃ 74%)
主審:大橋侑祐
20′-G大/山田康太
27′-京都/ハファエウ・エリアス・ダ・シウヴァ “パパガイオ”(左足)
60′-京都/ハファエウ・エリアス・ダ・シウヴァ “パパガイオ”(左足←原)
87′-G大/中谷進之介

■京都サンガF.C.(4-1-2-3)
GK94:クソンユン
DF2:福田心之助
DF24:宮本優太
DF50:鈴木義宜
DF44:佐藤響(46′-DF6:三竿雄斗)
MF10:福岡慎平(46′-MF19:金子大毅)
MF7:川﨑颯太
MF39:平戸太貴(71′-MF37:米本拓司)
FW9:マルコ・トゥーリオ・オリヴェイラ・レモス(90+2′-DF96:ルーカス・ダ・クルス・オリヴェイラ)
FW99:ハファエウ・エリアス・ダ・シウヴァ “パパガイオ”(76′-FW23:豊川雄太)
FW14:原大智

■ガンバ大阪(4-2-3-1)
GK22:一森純
DF15:岸本武流
DF20:中谷進之介
DF2:福岡将太
DF4:黒川圭介
MF16:鈴木徳真
MF27:美藤倫(82′-MF10:倉田秋)
MF17:山下諒也(82′-MF47:ファン・マテウス・アラーノ・ナシメント)
MF9:山田康太(73′-FW13:坂本一彩)
MF97:ウェルトン・フェリペ・パラグア・ヂ・メロ
FW7:宇佐美貴史(90+6′-MF14:福田湧矢)