モウリーニョ、「死のグループだ」

そして、抽選結果を受けて、モウリーニョたんは「UEFAの陰謀で、死のグループに入ってしまった」と主張しているもよう。

ジョゼ・マウリーニョ・ドス・サントス・コーチ(チェルシー)
「我々にとってとても危険なグループに入ってしまったね。
リヴァプールだけじゃなくて、すべてのチームがビッグチームだし、伝統もある。
アンデルレヒト、ベティスが第3、第4シードだったけど、彼らより遙かに弱いチームも同じシードにいたわけだしね。

アンデルレヒトは欧州において歴史あるビッグチームだし、チャンピオンズリーグで経験も豊富だ。
ベティスはチャンピオンズリーグ初出場だけど、強く、現在スペインでもベストチームのひとつといえるだろう。
繰り返すけど、チェルシーにとっては危険なグループだ」

ピーター・ケニヨンCEO(チェルシー)
「まさかリヴァプールとここでまた相まみえるとは思ってもいませんでした。
しかし、タフなグループに入ってしまいましたね。
まぁ、くじ運が悪かったわけですから、試合で運が訪れるように祈っていますよ」

※参考
The Official Chelsea FC Website

■チェルシーの試合日程
9/13Tuesday アンデルレヒト戦(home)
9/28Wednesday28 リヴァプール戦(away)
10/19Wednesday ベティス戦(home)
11/1Tuesday ベティス戦(away)
11/23Wednesday アンデルレヒト戦(away)
12/6Tuesday リヴァプール戦(home)

モウリーニョ、UEFAのシード方法を非難

モウリーニョたんは、POT1(第1シード)にレアル・マドリー、ミラン、バルセロナ、リヴァプール、マンチェスターU、インテル、バイエルン、アーセナルを配したUEFAにたいして、抽選前に愚痴っていたもよう。

ジョゼ・マウリーニョ・ドス・サントス・コーチ(チェルシー)
「いいたくないけど、マンチェスターU、リヴァプール、アーセナルは第1シードなのに、チェルシーはそうじゃないなんて理解不能だ。
チェルシーはチャンピオンズリーグで過去に2度もセミファイナリストになっているし、昨年リーグで優勝している。
なのに、第2シードに回されたなんてありえないよ。
我々は、バルサやレアル、ミランやリヴァプールのような強敵と1次リーグで当たるかもしれないんだ。
第1シードならその危険性はないっていうのにね、まったく」

【チャンピオンズリーグ1次リーグ】抽選結果

2005/06 UEFA Champions League

*=予備選突破チーム

■Group A
バイエルン・ミュンヘン(GER)
ユベントス(ITA)
クラブ・ブルージュ(BEL)*
ラピド・ウィーン(AUT)*

本命ユベントス。対抗バイエルン。
昨シーズンにつづいてバイエルン、ユーベが同組に。
堅い守りで直接対決は分けて、ブルージュ、ウィーン相手に勝ち点を稼ぐ展開か。

■Group B
アーセナル(ENG)
アヤックス(NED)*
スパルタ・プラハ(CZE)
FCテューン(SUI)*

本命アーセナル。対抗アヤックス。
スパルタ・プラハがどういうチームに仕上がっているかが謎だが。

■Group C
バルセロナ(ESP)
パナシナイコス(GRE)*
ヴェルダー・ブレーメン(GER)*
ウディネーゼ(ITA)*

本命バルセロナ。対抗ウディネーゼ。
パナシナイコス、ブレーメン、ウディネーゼは実力にそう差がないと思われる。

■Group D
マンチェスター・ユナイテッド(ENG)*
ビジャレアル(ESP)*
リール(FRA)
ベンフィカ(POR)

本命マンU。対抗ビジャレアル。
昨季、フランスリーグ2位に躍進したリール、クーマン新監督が就任したベンフィカが波乱を起こせるか。

■Group E
ACミラン(ITA)
PSVアイントホーフェン(NED)
シャルケ(GER)
フェネルバチェ(TUR)

本命ミラン。対抗シャルケ。
PSVは主力を移籍で失っているだけに、昨季国内リーグ2位のシャルケにやや劣るとみたがどうか。

■Group F
レアル・マドリー(ESP)
オリンピック・リヨン(FRA)
オリンピアコス(GRE)
ローゼンボリ(NOR)*

本命レアル。対抗リヨン。
レアルは楽な組に入った印象。

■Group G
リヴァプール(ENG、前回優勝)
チェルシー(ENG)
アンデルレヒト(BEL)*
ベティス(ESP)*

本命チェルシー。対抗リヴァプール。
今回の抽選の特例が生きた抽選結果。
今季国内リーグでいまだ不調なリヴァプールにつけ込めるとしたら、ベティスか。

■Group H
インテル・ミラノ(ITA)*
FCポルト(POR)
グラスゴウ・レインジャース(SCO)*
アルトメディア(SVK)*

本命インテル。対抗ポルト。
ポルトは、コー・アドリアンセ新監督の戦術がどこまで浸透しているかにもよる。
グラスゴウ・レインジャースにもチャンスあり。欧州を舞台に、悲願の1次リーグ突破も?

【チャンピオンズリーグ予備戦3回戦第2戦】第2日の結果

スラヴィア・プラハ@チェコ0-2(agg1-4)アンデルレヒト@ベルギー
72分【アンデルレヒト】セルハト・アクン
84分【アンデルレヒト】ムボ・ムペンザ

アヤックス3-1(agg5-3)ブロンビー@デンマーク
44分【ブロンビー】ヨハン・エルマンダー
50分【アヤックス】ライアン・バベル
80分【アヤックス】ウェスレイ・スナイダー
88分【アヤックス】ウェスレイ・スナイダー

クラブ・ブルージュ@ベルギー1-0(agg1-1、PK4-3)ヴァーレレンガ@ノルウェー
79分【クラブ・ブルージュ】ボスコ・バラバン

デブレツェン@ハンガリー0-3(agg0-6)マンチェスター・ユナイテッド
20分【マンチェスター・ユナイテッド】ガブリエル・オマール・イヴァン・ハインツェ
60分【マンチェスター・ユナイテッド】ガブリエル・オマール・イヴァン・ハインツェ
65分【マンチェスター・ユナイテッド】キーラン・リチャードソン

グラスゴウ・レインジャース2-0(agg4-1)アノルトシス・ファマゴスタ@キプロス
39分【グラスゴウ・レインジャース】トマス・ブッフェル
58分【グラスゴウ・レインジャース】ダド・プルショ

ヴェルダー・ブレーメン3-0(agg4-2)FCバーゼル@スイス
64分【ヴェルダー・ブレーメン】イヴァン・クラスニッチ
67分【ヴェルダー・ブレーメン】ティム・ボロウスキ
72分【ヴェルダー・ブレーメン】イヴァン・クラスニッチ

インテル1-1(agg3-1)シャフタル・ドネツク@ウクライナ
*無観客試合
12分【インテル】アルヴァロ・アレハンドロ・レコバ・リヴェーロ “チーノ”
25分【シャフタル・ドネツク】エラーノ・ブルメル(エラーノだけどブラジル人)

ビジャレアル2-1(agg4-2)エヴァートン
*主審:ピエルルイジ・コッリーナ
21分【ビジャレアル】ファン・パブロ・ソリン
70分【エヴァートン】ミケル・アルテタ
90分【ビジャレアル】ディエゴ・マルティン・フォルラン・コラソ

【イングランド・プレミアシップ・ミッドウィーク】チェルシー4-0ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン

モウリーニョたんの夏コート

チェルシー4-0ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン
◇日時:8月24日午後19時45分KO(日本時間27.45)
23分【チェルシー】フランク・ジェイムズ・ランパード(←ドログバ)
43分【チェルシー】ジョセフ・ジョン・コール(←ライト=フィリップス)
68分【チェルシー】ディディエ・ドログバ(←デル・オルノ)
80分【チェルシー】フランク・ジェイムズ・ランパード(←ロッベン)

■チェルシー(4-3-3)
GK23:カルロ・クディチーニ
DF2:グレン・マクロード・ジョンソン
DF26:ジョン・テリー
DF13:ウィリアム・ガラ
DF3:アシエル・デル・オルノ・コスガージャ
MF4:クロード・マケレレ
MF5:ミカエル・エッシェン
MF8:フランク・ジェイムズ・ランパード
FW24:ショーン・キャメロン・ライト=フィリップス
(79分-FW11:デイミアン・アンソニー・ダフ)
FW15:ディディエ・ドログバ
(71分-FW9:エルナン・ホルヘ・クレスポ)
FW10:ジョセフ・ジョン・コール
(69分-FW16:アルイェン・ロッベン)

■ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン(4-3-2-1)
GK20:クリス・カークランド
DF14:マーティン・アリルブレシュトセン
DF4:トーマス・ガードソー
DF6:ニール・クレメント
DF3:ポール・ロビンソン
MF2:リカルド・シメカ
MF12:リチャード・チャプロウ
MF10:アンディー・ジョンソン
(60分-MF33:稲本潤一)
MF8:ジョナサン・グリーニング
(71分-FW22:ネイザン・エリントン)
MF15:ディオマンシ・メディ・ムスタファ・カマラ
FW25:ヌワンコ・クリスチャン・カヌ

カヌを残してリトリートするWBAを攻めあぐねていたチェルシー。
だが、ランパード、エッシェンの前への駆動力に加えて、サイドバックのオーバーラップで、相手の守備陣に「穴」を空けようようと圧力をかけていく。
23分、中盤でのパスミスをライト=フィリップスが奪い、右に流れていたドログバへ素早くパス。
受けたドログバは、相手DFをフェイクでかわして、グラウンダーのクロス。
これを中央に走り込んだエッシェンがジャンプしてスルーすると、その裏にいたランちゃんがいったんボールを止めたあと落ち着いてゴール左隅に決める。
ランちゃんの後ろにはまだJ・コールが控えていたということで、WBAの守備陣は帰陣遅杉、である。

先制後は、チェルシーがゴールラッシュ。
特に、守備からゴール前への飛び出しと、はてしない運動量を見せたエッシェン、そして、娘・ルナちゃんの誕生を2ゴールで祝ったランちゃんが、目立っていた。
逆に、WBAは、途中出場の稲本がエッシェンにたいして激しく体を当てにいくなど闘志をみせたが、シュート0本じゃ~勝てるわけないわな、なゲームだった。

ジョゼ・マウリーニョ・ドス・サントス・コーチ
「チームは今、進歩している過程にある。
きょうのゲームに関しては、前の2試合よりは少しだけ自信をもってうまくプレイできていたし、守備的なだけじゃなくてボールをキープして試合をコントロールできていた。
ピッチをワイドに使って、コンパクトな布陣を保って、ゴールも決められたし、中盤でのボールキープも、選手間の三角形をつくる動きもよかった。
ゲーム内容にはとても満足しているよ。

前の試合から6人も選手を替えたのはなぜかって?
家のガレージにベントレーやアストンマーチンがあったとして、6ヶ月間ベントレーで仕事に行き、アストンマーチンをガレージに置きっぱなしだとしたら、利口じゃないだろう?
アストンマーチンにも乗るべきさ。
アストンマーチンのひとりのライト=フィリップスの出来かい(笑)?
ダイナミックで精力的で、ジョンソンとのコンビもよかった。
とてもよくプレイしていたよ。

WBAがシュートを1本も打てなかったのは、どうしようもないだろう。
だって、彼らはほとんどボールをもてなかったんだからね」

フランク・ジェームス・ランパード選手
「本当にうれしいよ。
月曜日は父親になるという人生最良の日になって、水曜日は娘に捧げる2ゴールが決められたんだからね。
しかし、父親になるって不思議な気持ちだね。
毎朝、目が覚めたら娘を見ることができるなんて、とてもとても幸せだ」