【J2第21節】京都サンガF.C. 0-2 V・ファーレン長崎

京都サンガF.C. 0-2 V・ファーレン長崎
日時:2021年7月3日(土)18:33KO
会場:京都府立京都スタジアム “サンガS”(4,466人/曇 27.3℃ 74%)
主審:小屋幸栄
22′-長崎/カイオ・セザール・ダ・シウヴァ・シウヴェイラ
56′-長崎/エヂガル・ジュニオ・テイシェイラ・リマ

■京都サンガF.C.(4-1-2-3)
GK34:若原智哉
DF2:飯田貴敬
DF23:ヨルディ・バイス
DF19:麻田将吾
DF17:荻原拓也(61′-DF41:白井康介)
MF24:川﨑颯太
MF33:三沢直人(61′-MF11:曽根田穣)
MF16:武田将平(76′-DF46:森脇良太)
FW13:宮吉拓実(61′-MF14:中川寛斗)
FW9:ピーター・マドゥアブチ・ウタカ
FW4:松田天馬(76′-FW20:李忠成)

■V・ファーレン長崎(4-2-2-2)
GK1:富澤雅也
DF16:毎熊晟矢
DF25:新里亮
DF24:江川湧清
DF15:加藤聖(88′-DF26:二見宏志)
MF6:カイオ・セザール・ダ・シウヴァ・シウヴェイラ
MF13:加藤大
MF28:ウェリントン・ソアレス・ダ・シウヴァ “ウェリントン・ハット”(85′-DF23:米田隼也)
MF19:澤田崇(90+4′-MF35:安部大晴)
FW7:エヂガル・ジュニオ・テイシェイラ・リマ(90+4′-FW33:植中朝日)
FW27:都倉賢(85′-MF10:ルアン・マドソン・ゲデオン・ヂ・パイヴァ)

曺貴裁コーチ(京都)
「この素晴らしいスタジアムでわれわれが見せたいサッカー、それを最初から選手たちは表現してくれていました。
しかし何回かチャンスがある中で得点が取れず、そんな中でちょっとしたスキを見せてしまった。
失点シーン、相手にペナルティーエリアに入られたのは1回めか2回めで、まだ危険を察知できていなかったし、どこかに油断があったんだと思います。
ただそれは選手の責任じゃなくて、僕が示唆しなければならなかったこと。
そういうことを含めて、きょう勝てなかった責任は僕にあります。
長崎さんはファイティングスピリットを出した素晴らしい試合をされて、さすが松田さんが作られたチームだなと勉強にもなりました。
この悔しさを次に繋げていくことがわれわれにとって大事です。
あした練習に来るときに10センチでも15センチでも顔を上げて、しっかり次に向かおうと、選手たちには話をしたところです。
選手全員で敗戦から学んで、次に向かいたいと思います。
(――0-2になってからの交代策の狙いは?)
前半から悪くなかったんですけど、調子のいい選手もベンチに控えていたので、そういった選手でかき回して1点、2点を取ろうと考えました。
なかなかフィニッシュまで行けず、その手前で跳ね返される状況も多かったですけども、自分が信じて出した選手なので後悔はないです。
この敗戦で、僕は僕で自分に矢印を向けて次に繋げていく材料を探していかなければならない。
3ヶ月負けていなかった中での敗戦を、チームが成長できるきっかけとしたいです」

松田浩コーチ(長崎)
「どっちに転んでもおかしくない試合でした。
特に序盤、最初の15分ぐらいはだいぶ苦しめられましたし、サッカーは本当にちょっとしたことで結果が左右されるんだと実感しています。
京都さんの精度がもう少し高ければ違う結果になっていたかもしれません。
われわれは我慢しながら劣勢でも失点せずにゲームを進められたことが、最終的に勝因になりました。
前節磐田さんに負けてややもすれば自信を失ないがちなところで、首位のチームに勝てたということは後半戦に向けてやっていけるなという手応えを感じられるんじゃないでしょうか。
ハードワーク、やるべきことをやる、相手を分析して対策を立てて進める……そういうことをやらずして勝利は手に入りません。
これをやり続ける、というのが一番大事なことかなと思います」

【J2第20節】京都サンガF.C. 2-0 ファジアーノ岡山

京都サンガF.C. 2-0 ファジアーノ岡山
日時:2021年6月26日(土)18:33KO
会場:京都府立京都スタジアム “サンガS”(4,669人/曇 25.2℃ 62%)
主審:清水勇人
38′-京都/ピーター・マドゥアブチ・ウタカ(右足)
55′-京都/川﨑颯太(右足←ウタカ)

■京都サンガF.C.(4-1-2-3)
GK34:若原智哉
DF2:飯田貴敬
DF23:ヨルディ・バイス
DF19:麻田将吾
DF17:荻原拓也(84′-DF6:本多勇喜)
MF24:川﨑颯太
MF33:三沢直人
MF16:武田将平
FW13:宮吉拓実(73′-DF41:白井康介)
FW9:ピーター・マドゥアブチ・ウタカ(88′-FW20:李忠成)
MF4:松田天馬(88′-MF14:中川寛斗)

■ファジアーノ岡山(4-2-2-2)
GK31:梅田透吾
DF5:井上黎生人
DF4:濱田水輝
DF22:安部崇士(53′-MF10:宮崎幾笑)
DF2:廣木雄磨
MF7:白井永地
MF6:喜山康平
MF16:河野諒祐
MF27:木村太哉(84′-DF33:阿部海大)
FW14:上門知樹
FW20:川本梨誉(84′-MF26:パウロ・ホベルチ・ゴンサガ “パウリーニョ”)

川﨑颯太選手(京都)
「90分間“常にアラート”に、点は取りに行って守備はゼロで抑える――。
それをチーム全員で声を出して実践できたので、とてもいい勝利だったと思います。
(――得点シーンは冷静に押し込んだ)
ありがとうございます(笑顔)。
ホームのサポーターの前で、点を決めることができました。
曺さんからはハーフタイムに、
『ボールを持ったらパスだけじゃなくてドリブルで仕掛けていけ』
という話を頂いていました。
そのとおり、ドリブルで1枚剥がしてからの(ウタカとの)ワンツー。
パスアンドゴーも前節の金沢戦からチームで意識してやっていたことなので、得点に結びついて良かったです。
(――ここまで20試合全試合に出場している)
目標は全試合フル出場。
チームのJ1昇格という目標に貢献できるようにがんばります」

曺貴裁コーチ(京都)
「試合に出た選手、出なかった選手含めて、全員でつかんだ勝利だったと思います。
試合の立ち上がりは少し押された場面がありましたけれど、すぐに落ち着けて、90分通じてしっかりとオーガナイズした試合ができました。
そして自分たちの形で2点を取り、さらにゴールを奪おうとする姿勢も見せてくれた……。
選手たちは素晴らしい試合をしたと思いますし、彼らの学ぶ力には正直言って驚かされる毎日です。
自分は、監督として未熟なところがたくさんあります。
そんな中で彼らたちから学ぶものは本当に大きいですし、僕がもっともっと成長していかないと、彼らを率いるには値しないと思います。
選手のために何ができるかということを、これからも考えていきたいです。
(――ホームでの勝利について)
ホームでは引き分けが続いていて、サポーターに勝利を届けられてうれしいです。
サンガスタジアムは、日本で一番ヨーロッパに近い雰囲気を持っているスタジアム。
僕自身、ドイツにいたときスタジアムでたくさん試合を見ていますけど、それに近い、あるいはそれ以上のものがあります。
そんな素晴らしいスタジアムで躍動する選手たちを、皆さんにまた見に来てもらいたいです」

有馬賢二コーチ(岡山)
「今(順位が)上にいる京都さん相手に、選手たちは臆することなく戦ってくれました。
ただ、もう一歩が……。
やはり、勝負を分けるところでああいったミスをしていけない。
2点のビハインドになっても、ゴールに向かっていって何回かチャンスは作れたので、それを次にしっかりち繋げていきたいと思います」

【J2第19節】ツエーゲン金沢 1-2 京都サンガF.C.

ツエーゲン金沢 1-2 京都サンガF.C.
日時:2021年6月19日(土)19:03KO
会場:石川県西部緑地公園陸上競技場(3,666人/曇 22.4℃ 80%)
主審:上田益也
6′-京都/三沢直人(右足ミドル)
29′-金沢/渡邊泰基
36′-京都/宮吉拓実(左足←三沢)

■ツエーゲン金沢(4-2-2-2)
GK1:後藤雅明
DF5:松田陸
DF4:石尾崚雅
DF39:庄司朋乃也
DF15:渡邊泰基(84′-DF25:高安孝幸)
MF8:藤村慶太(84′-MF22:力安祥伍)
MF6:大橋尚志
MF7:嶋田慎太郎
MF29:ホドルフォ・チト・ヂ・モラエス(60′-FW30:大谷駿斗)
FW9:丹羽詩温
FW10:瀬沼優司(75′-FW11:杉浦恭平)

■京都サンガF.C.(4-1-2-3)
GK34:若原智哉
DF2:飯田貴敬
DF23:ヨルディ・バイス
DF19:麻田将吾
DF17:荻原拓也(78′-DF5:黒木恭平)
MF24:川﨑颯太
MF33:三沢直人(88′-MF32:上月壮一郎)
MF16:武田将平
FW13:宮吉拓実(62′-DF41:白井康介)
FW9:ピーター・マドゥアブチ・ウタカ(78′-FW20:李忠成)
FW4:松田天馬

宮吉拓実選手(京都)
「ゴールシーンは(三沢)直人がシュートを打ったところで、そのまま流れてくるか、キーパーが弾くことを予想して動き出しました。
うまく、プッシュできて良かったです。
きょうは、スタートの選手、サブの選手、京都に残ってトレーニングしていた選手含め、チーム全員で90分戦った結果の勝利。
自分自身としては久々の試合で動ききれない部分もあったので、また次に向けていい準備ができればなと思います」

曺貴裁コーチ(京都)
「チームの中に、引き分けが続いたことによる停滞感はありませんでした。
ただ勝てていないことで、選手たちにはどうしても勝ちたいという思いがあったでしょう。
ミヤ(宮吉)がゴールを取ったり、交代で入った選手が4人とも素晴らしかったり、われわれの総合力を見せることができました。
金沢が非常にハードに戦ってきて苦しめられた中で、最後は無骨でしたけど、勝ち点3を勝ち取った選手たちを誇りに思います。
もちろん3点目、4点目が取れればもう少し楽な展開になったはずですが、サッカーはそんなに甘いものではありません。
ただ、われわれは後ろに下がって失点を少なくするより、“前への攻撃の矢印”を常にもってやっていきたい。
そうすることで裏返されたり、うまくいかないこともあるでしょうが、一喜一憂せずに続けることが大事だし、きょうまた新たな一歩を進められたと思っています」

柳下正明コーチ(金沢)
「90分間、攻守にわたってたくさんいいプレイは見られた。
でも勝ち点3が取れなかったということは、細かなところに足りない部分があるから。
負けたくないだとか勝ちたいとか、そういう気持ちがあれば、最後のプレイが変わってくるはずなんだけども、ね?
そういうのが変わってない選手もいるので……。
うん、もっともっと成長していかないと、勝ち点3を取り続けるというのは難しい。
(――きょうの攻撃面での狙いは?)
向こう(京都)も(前に)出てくるんで、奪ったときはたくさんスペースがあるから、カウンター、あるいはディフェンスラインの背後を、狙いをもっていっていたけれども。
カウンターに関しては、向こうも戻りが早いし、ウチの難しいパスでミスしていた部分もある。
ただ、相手陣地に押し込んだときには落ち着いてボールを動かしてチャンスはつくっていた。
そのあたりは成長しているのかなぁとは思います、はい」

ヤンキー母校に帰る

西部緑地公園での「ツッパリナイト」でタイマン勝利!
しかしオーラス、杉浦のシュートがゴールに入らなかったことを含め、苦戦したもの事実。
金沢、マジ半端なかった。

苦しんだ要因としては、京都の前からのプレッシングがうまくはまらなかったことがあったように思う。
「第一プレッシャーライン」である3トップの寄せを金沢がうまく回避すると、中盤は「京都3vs金沢4」で数的有利をつくられていた。
特に京都の右サイドに関しては、やすやすと最終ラインまでボールを運ばれる。
ここらへんはヤンツーさんがうまく準備をしてきたのか、あるいは、久しぶり先発の「宮吉&三沢」コンビの連携がまだとれていなかったせいか。
しかしこのふたりが得点しているのだから、サッカーってホント不思議なものだなぁと。
ウタさんがちょっと身体重めだった中で、よくゴールを決めてくれた。

一方、好材料として挙げられるのは、途中交代で入った白井のキレが良かったことかなと。
今シーズン、あれだけ1対1で勝負するシーンをつくれた選手はいなかった。
特に夏場、運動量が落ちやすい後半に投入すれば、かなりの見せ場をつくってくれそうな予感が漂うね。

【J2第18節】京都サンガF.C. 2-2 ザスパクサツ群馬

京都サンガF.C. 2-2 ザスパクサツ群馬
日時:2021年6月13日(日)14:03KO
会場:京都府立京都スタジアム “サンガS”(4,139人/曇 26.3℃ 71%)
主審:井上知大
12′-京都/ピーター・マドゥアブチ・ウタカ(右足←武田)
45+5′-群馬/大前元紀(pen.)
64′-京都/ピーター・マドゥアブチ・ウタカ(左足)
77′-群馬/渡辺広大(ヘッド←CK)

■京都サンガF.C.(4-1-2-3)
GK34:若原智哉
DF2:飯田貴敬
DF23:ヨルディ・バイス
DF19:麻田将吾
DF17:荻原拓也(86′-DF41:白井康介)
MF24:川﨑颯太
MF4:松田天馬
MF16:武田将平(86′-FW20:李忠成)
FW7:武富孝介(15′-MF14:中川寛斗)(61′-MF33:三沢直人)
FW9:ピーター・マドゥアブチ・ウタカ
FW29:中野克哉(46′-MF31:福岡慎平)

■ザスパクサツ群馬(4-2-2-2)
GK21:松原修平
DF15:金城ジャスティン俊樹(69′-DF36:吉永昇偉)
DF32:渡辺広大
DF3:畑尾大翔
DF16:久保田和音(69′-DF22:高橋勇利也)
MF6:内田達也(83′-MF27:奥村晃司)
MF41:中山雄登
MF11:田中稔也
MF7:加藤潤也(76′-MF19:白石智之)
FW50:大前元紀
FW9:北川柊斗(69′-FW39:髙木彰人)

曺貴裁コーチ(京都)
「立ち上がりからわれわれがいつも狙っていることができて得点が取れた。
きょうは、ことしのJ2の試合の中でもチャンスをいちばんつかめた試合でした。
結果的に2点しか入らなかったですけども、逆に言えば、ここ最近得点が少なかったことが解消でき、その裏返しとしてピンチもたくさんつくってしまった。
ただ、チームが成長する過程の中で、こういう日がいつか来ると思っていました。
きょうの試合に関して勝ち点3を失ったとか、勝ち点1に終わったとか、僕は思いません。
これがいまのわれわれに必要な経験。
この経験を生かして、またあしたから準備をしていきます。
(――攻撃面について)
われわれの攻撃面での狙いは、シーズンの最初からつくりあげてきたもの。
ゴール前でどれだけチャンスをつくれるか?ということにこだわってやってきているつもりです。
本当に理想的な形で2点が取れましたし、たくさんのチャンスもつくれましたけど、まぁ……。
(ゴールをもっと)入れられなかったことは残念ですけれど、2点は取れているので、3点目4点目が取れるように、もしくは失点を少なくするように、あとは準備をするだけです。
(――7試合ぶりの失点は気になる?)
いや、全然気にならないです。
というのも、6試合連続無失点の中で1点取られたことで、選手それぞれが『too negative』になってしまうのも分かっていましたから。
きょう、気持ちの面でネガティブになった状況は出たと思いますけども、これでプレッシャーからも開放されました。
また、次頑張りたいと思います」

奥野僚右コーチ(群馬)
「先制点を奪われて以降、追いかける形が続きましたけれども、非常に粘り強くやることができました。
試合に入ってから慣れるまでに少し時間はかかったものの、アウェイで勝ち点1を持って帰ることができたことに対して選手たちには感謝をしております。
試合を重ねるごと、コンビネーションは良くなってきました。
日々のトレーニングで大切にしていることが少しづつ、実を結んできたなぁと感じています。
1日1日を大事に、より魅力的なゲームをサポーターにお届けできるよう、頑張ってまいります」

【J2第17節】栃木SC 0-0 京都サンガF.C.

栃木SC 0-0 京都サンガF.C.
日時:2021年6月6日(日)14:03KO
会場:栃木県総合運動公園陸上競技場 “カンスタ”(4,978人/曇時々晴 28.4℃ 54%)
主審:野田祐樹

■栃木SC(4-2-2-2)
GK1:川田修平
DF19:大島康樹
DF5:柳育崇
DF20:三國ケネディエブス
DF16:菊池大介(90+2′-DF26:面矢行斗)
MF25:佐藤祥
MF14:西谷優希
MF17:山本廉(73′-FW32:畑潤基)
MF10:森俊貴
FW11:ジュニオール・シウヴァ・フェレイラ “ジュニーニョ”(65′-FW34:有馬幸太郎)
FW29:矢野貴章

■京都サンガF.C.(4-1-2-3)
GK34:若原智哉
DF2:飯田貴敬
DF23:ヨルディ・バイス
DF19:麻田将吾
DF17:荻原拓也(79′-DF41:白井康介)
MF24:川﨑颯太
MF4:松田天馬(83′-MF11:曽根田穣)
MF16:武田将平
FW14:中川寛斗(61′-MF29:中野克哉)
FW7:武富孝介(79′-MF32:上月壮一郎)
FW8:荒木大吾(46′-MF33:三沢直人)

田坂和昭コーチ(栃木)
「勝ち点3を取れなかったという結果は残念だが、内容的には非常にいいゲームをしたんじゃないか。
なぜなら、しっかりとした守備からカウンターを狙うとか、リスタートでチャンスをつくるとか、われわれらしいサッカーができたからだ。
何度かいいチャンスもつくれていた。
(京都に)ボールを握られるのは想定内。
相手のボールの動かし方でミスマッチが起こることもわかっていた。
押し込まれてはいたものの、背後をとられたシーンは1回ぐらいで、冷静に対応できていたと思う。
課題はやはり、最後のネットを揺らすという部分。
その精度を積み上げていかなければならない」

曺貴裁コーチ(京都)
「『選手たちにゴールを入れさせてあげたかった』という責任感を僕自身に感じます。
6月になって、自分たちのやってきたものを積み上げて、ボールをつなげようという練習もしてきました。
きょうは途中からゲームをコントロールして、相手のゴール前になだれ込むということを、選手たちはしっかりやれていたと思います。
ここの2試合スコアレスドローですが、腰が引けて0-0になったというつもりはありません。
やっているサッカーの方向性は間違ってないと信じています。
次の天皇杯、その次の群馬戦、選手たちがピッチで躍動できるように準備をしていきます。
(――後半、三沢を入れてフォーメーションを変えたことの意図は?)
前半、ボランチの横でセカンドボールを拾われる場面がありましたし、栃木さんが横パスよりは縦パスを入れることを徹底されていたので、セカンドボールを拾うことを優先させました。
そのおかげで後半かなり押し込めたんですけど、“鍵が開けられなかった”ですね。
(――ウタカ不在、ベンチにもフォワードがいないなかで、どう点を取ろうとしていたのか?)
フォワードが点をとって、ディフェンスが守るという時代ではないと思います。
われわれは誰が点をとってもいいチームであるし、そうならなければなりません。
きょうは、ほぼ全員に得点のチャンスがあった試合でした。
そういう意味で、チームは悪い流れにいるわけでは決してないと考えます」