【J2第37節】京都サンガF.C. 1-0 大宮アルディージャ

京都サンガF.C. 1-0 大宮アルディージャ
日時:2021年11月3日(水)14:03KO
会場:京都府立京都スタジアム “サンガS”(7,907人/晴 19.3℃ 44%)
主審:今村義朗
90+6′-京都/川﨑颯太(ヘッド←麻田←福岡)

■京都サンガF.C.(4-1-2-3)
GK21:清水圭介
DF2:飯田貴敬
DF23:ヨルディ・バイス
DF19:麻田将吾
DF17:荻原拓也(71′-DF41:白井康介)
MF24:川﨑颯太
MF4:松田天馬(60′-MF31:福岡慎平)
MF16:武田将平
FW33:三沢直人(84′-MF10:庄司悦大)
FW39:オリグバッジョ・イスマイラ(60′-FW9:ピーター・マドゥアブチ・ウタカ)
FW8:荒木大吾(46′-FW13:宮吉拓実)

■大宮アルディージャ(4-2-2-2)
GK35:南雄太
DF22:翁長聖
DF42:山越康平
DF24:西村慧祐
DF6:河面旺成
MF7:三門雄大(65′-MF5:石川俊輝)
MF26:小島幹敏
MF10:黒川淳史(71′-FW48:柴山昌也)
MF11:奥抜侃志(65′-FW18:髙田颯也)
FW41:小野雅史
FW33:河田篤秀(80′-FW19:アブドゥラーヒム・ラーヤブ “イバ”)

川﨑颯太選手(京都)
「僕は、中学のとき山梨から京都に来ました。
プロサッカー選手になって、J1に昇格させて、京都サンガをビッグクラブにするという決意を持って来ました。
それをサポーターの方に見せていけたらな、と思います。
(――ゴールシーンについて)
自分が中にいたからには、絶対に触って決めてやろうという気持ちがありました。
決められて、本当によかったです。
コーナー(キック)では、みんなで『決めるぞ』という強い気持ち、意思を統一させて入ったことも良かったと思います。
(――試合を振り返って)
相手もかなり上手なチームで回されて少し嫌な時間帯もあったんですけど、相手が狙っているカウンターに備えて(ボールを)取られたあとの切り替えを、後ろの将吾くん、バイスと意識していました。
そこを徹底してできたので、攻撃する時間も増えて、結果的にチャンスが多く回ってきたと思います。
残りは数試合ですが、まずは目の前の1試合、1試合。
そして、もっと目の前のきょうの練習、あしたの練習ということを意識してやっていきます」

曺貴裁コーチ(京都)
「前半から悪くない展開ながら最後のところで決めきれず、大宮さんのカウンターの勢いを警戒しながらの非常に難しい試合になりました。
本当に最後、自分たちが『昇格したい』という気持ちがボールに乗り移ったと思います。
山口戦、同点にされたあと2-1にできたのを(誤審によって)達成できなかったということもあって、サッカーの神様はいるのかなぁとも思いました。
颯太にはサンガのアカデミー出身の選手として『勝負の責任を負ってやれ』と言ってきて、ことし1年非常に成長しました。
ただ、彼のゴールを呼んだのはコーナーキックを蹴った……10番つけてて、ことしはじめてのサンガスタジアムに立った庄司で……。
(試合に出られず)しんどかっただろうなと思う中で、本当に我慢しながらここまでやってくれたのが……(涙)。
彼の頑張りがチャンスにつながって、颯太が(得点を)取ったのは、本当によかったなと思います。
僕の生まれた場所に帰ってきて、(今シーズン)いままでやってきて残り5試合ですけど、サンガのサポーターにスタジアムで楽しんでもらいたい――その気持だけでやってきました。
まだシーズンは終わったわけじゃないんで、次の磐田戦はわれわれはチャレンジャーとして胸を借りてやりたい。
3日間しっかり準備をして、磐田に向かいたいと思います」

霜田正浩コーチ(大宮)
「2試合続けてアディショナルタイムでやられて勝点を失ってしまうというのは、非常にショック。
ただ、きょうテーマにしていた『勇気をもってプレイをする』ということを、選手たちはできていたなと思います。
もちろん僕らには勝ち点が必要ですけど、応援してくれている人たちのために何かを伝えないといけない。
身体を張って、勝ち点3でも1でも取りに行くという姿勢が大事だと思っていて、連敗はしてもそのスピリットは失っていません」

3人がつくった「夢への架け橋」

まさにタイムアップすれすれ。
CKが流れて、今村主審が笛を吹こうとして……吹かず。
福岡が中に入れて、麻田が頭でフリック、川﨑がダイビングヘッド!
ユース出身の3人の連携で劇的勝利。
本当に感動、目がウルッとしてしまった。

そうしたら、曺さんが試合に出られていなかった庄司について言及しながら涙。
その姿を見て、さらに感動だった。

ゴールへの形が構築できない試合が続く中で、きょうのエモーショナルな結果が流れを変えてくれることを期待したい。
次は磐田との首位攻防戦。

【J2第36節】愛媛FC 0-1 京都サンガF.C.

愛媛FC 0-1 京都サンガF.C.
日時:2021年10月30日(土)14:05KO
会場:愛媛県総合運動公園陸上競技場 “ニンスタ”(3,369人/晴 21.7℃ 50%)
主審:上原直人
3′-京都/ピーター・マドゥアブチ・ウタカ(左足)

■愛媛FC(3-4-2-1)
GK1:岡本昌弘
DF35:大谷尚輝(85′-DF4:池田樹雷人)
DF15:栗山直樹
DF20:茂木力也
MF27:高木利弥
MF33:山瀬功治
MF8:川村拓夢
MF39:内田健太(85′-MF9:前田凌佑)
FW11:近藤貴司(74′-MF19:忽那喬司)
FW17:榎本大輝(67′-FW40:石井快征)
FW38:唐山翔自(46′-FW10:藤本佳希)

■京都サンガF.C.(4-1-2-3)
GK21:清水圭介
DF41:白井康介
DF23:ヨルディバイス
DF19:麻田将吾
DF17:荻原拓也(74′-DF15:長井一真)
MF24:川﨑颯太(86′-MF10:庄司悦大)
MF31:福岡慎平
MF16:武田将平
FW13:宮吉拓実(70′-MF33:三沢直人)
FW9:ピーター・マドゥアブチ・ウタカ
FW4:松田天馬(86′-MF8:荒木大吾)

曺貴裁コーチ(京都)
「最近は自分たちがボールを持って相手ゴールに迫る回数が多かったことで、後ろの準備が少しおざなりになっていました。
攻守一体、セットプレイ含めて、サッカーではすべてのものが大事である――そう、選手たちには話しました。
2点目を取りに行こうとはしていましたが、相手のカウンターも脅威でした。
ああいう試合展開になってしまったも、ある意味、仕方がありません。
きょうは本当によくやってくれたと思います。
目の前に試合に勝って勝ち点4も5ももらえるわけではありません。
MAXである勝ち点3をめざして、これからもやっていきたいと思います」

實好礼忠コーチ(愛媛)
「自信をもって攻守に意図あるプレイはできていました。
まぁ……でもね、きょうもサポーターの方と、うぅーーん……、喜べなかったのがねぇ……。
残念です。
(――3000人を超える観客が集まったことについて)
はい、本当にパワーをもらって……。
すごくアグレッシブにゴールに向かうシーンを、京都さん相手に見せられた。
ファン、サポーターの方がこの雰囲気をつくってくれたところは……、非常に大きいですね。
(――先制されたあと、何本もシュートを打って手応えを感じた?)
はい、あぁーーーん、もうみんながいま取り組んでいること、プレイを出していくところ、すごくできているので。
もう少し…………っていうところまでは、来てますね、はい(微笑)」

【J2第35節】京都サンガF.C. 1-1 レノファ山口FC

京都サンガF.C. 1-1 レノファ山口FC
日時:2021年10月24日(日)14:03KO
会場:京都府立京都スタジアム “サンガS”(6,432人/曇 19.4℃ 39%)
主審:御厨 “節穴”貴文
47′-京都/宮吉拓実
79′-山口/草野侑己

■京都サンガF.C.(4-1-2-3)
GK21:清水圭介
DF2:飯田貴敬(82′-MF25:中野桂太)
DF23:ヨルディ・バイス
DF19:麻田将吾
DF17:荻原拓也
MF24:川﨑颯太
MF31:福岡慎平(82′-FW39:オリグバッジョ・イスマイラ)
MF16:武田将平
FW13:宮吉拓実(73′-DF41:白井康介)
FW9:ピーター・マドゥアブチ・ウタカ
FW8:荒木大吾(69′-MF33:三沢直人)

■レノファ山口FC(3-4-2-1)
GK21:関憲太郎
DF30:ヘニキ・ルイス・ヂ・アンドラーデ
DF6:渡部博文
DF2:菊地光将(56′-警告×2=退場)
MF7:高木大輔(82′-FW16:浮田健誠)
MF8:佐藤謙介(82′-MF5:佐藤健太郎)
MF20:田中渉(73′-FW46:高井和馬)
MF41:桑原海人(73′-MF44:石川啓人)
FW10:池上丈二
FW11:島屋八徳(61′-DF27:高橋秀典)
FW31:草野侑己

【J2第34節】ザスパクサツ群馬 1-1 京都サンガF.C.

ザスパクサツ群馬 1-1 京都サンガF.C.
日時:2021年10月17日(日)16:03KO
会場:群馬県立敷島公園県営陸上競技場 “醤スタ”(1,840人)
主審:上田益也
44′-群馬/大前元紀
50′-京都/ピーター・マドゥアブチ・ウタカ(右足)

■ザスパクサツ群馬(4-2-2-2)
GK1:清水慶記
DF5:藤井悠太
DF32:渡辺広大
DF3:畑尾大翔
DF25:小島雅也
MF8:岩上祐三
MF6:内田達也
MF11:田中稔也(85′-FW18:進昂平)
MF16:久保田和音(64′-MF7:加藤潤也)
FW9:北川柊斗(64′-FW10:青木翔大)
FW50:大前元紀(90+2′-MF19:白石智之)

■京都サンガF.C.(4-1-2-3)
GK34:若原智哉
DF2:飯田貴敬
DF23:ヨルディ・バイス
DF19:麻田将吾
DF41:白井康介
MF24:川﨑颯太
MF31:福岡慎平(83′-FW39:オリグバッジョ・イスマイラ)
MF16:武田将平
FW33:三沢直人(71′-MF8:荒木大吾)
FW9:ピーター・マドゥアブチ・ウタカ
FW4:松田天馬(90+2′-FW20:李忠成)

【J2第33節】京都サンガF.C. 2-1 SC相模原

京都サンガF.C. 2-1 SC相模原
日時:2021年10月10日(日)14:03KO
会場:京都府立京都スタジアム “サンガS”(5,911人/晴 29.3℃ 50%)
主審:小屋幸栄
36′-京都/ピーター・マドゥアブチ・ウタカ(右足)
68′-京都/ピーター・マドゥアブチ・ウタカ(左足)
76′-相模原/ユーリ・ソウザ・アウメイダ

■京都サンガF.C.(4-1-2-3)
GK34:若原智哉
DF2:飯田貴敬
DF23:ヨルディバイス
DF19:麻田将吾
DF17:荻原拓也(70′-DF6:本多勇喜)
MF24:川﨑颯太
MF33:三沢直人(85′-FW39:オリグバッジョ・イスマイラ)
MF16:武田将平
FW13:宮吉拓実(70′-MF31:福岡慎平)
FW9:ピーター・マドゥアブチ・ウタカ
FW4:松田天馬(90′-DF41:白井康介)

■SC相模原(3-4-2-1)
GK21:竹重安希彦(40′-GK16:三浦基瑛)
DF35:藤原優大(67′-DF24:鎌田次郎)
DF18:白井達也
DF30:川﨑裕大
MF2:夛田凌輔
MF37:兵藤慎剛(46′-MF38:成岡輝瑠)
MF15:川上竜
MF36:澤上竜二
MF39:松橋優安(61′-MF14:安藤翼)
MF4:藤本淳吾(46′-FW9:ユーリ・ソウザ・アウメイダ)
FW23:平松宗

ピーター・マドゥアブチ・ウタカ選手(京都)
「きょうのゲームが難しいものになるとは予想していたさ。
相模原はコーチが変わってから素晴らしいサッカーをしているしね。
先制点のシーンは、相手のゴールキーパーがキックのあと何かトラブルをかかえたようだった。
宮吉からのボールが来る前に確認して、ゴールが無人だと分かっていたので、流し込むだけだったよ。
2点目は、多くの選手が前線になだれ込んで、ラッキーにも目の前にこぼれてきたボールを押し込んだんだ。
前の試合に0-2で負けてしまったけれど、しっかり切り替えることができたね。
緊急事態宣言も解除されてサポーターが多くスタジアムに来てくれた中で、2つのゴールを決められたこともうれしい。
タイトルレースに向けて重要な試合はまだ続くから、これからもしっかりと戦っていくよ」

曺貴裁コーチ(京都)
「……いい形で得点を重ねたのに、1本目のコーナーキックで、あんな形で失点してはダメだと思います。
自分たちが前半にできていたことを後半もそのまま続ければいいんだけれど、選手の判断が少しずつ遅くなって……。
自分たちがやってきたことに戻るというよりは、少し余裕をもってやったばっかりに、ボールを失ったりピンチを迎える場面を多くつくってしまった。
相当反省しなければいけないですし、こんなことじゃ厳しい戦いに勝っていけないと思います。
頑張ってない、と言ってるわけじゃないんです。
ただ、頑張ったからといって勝てるわけじゃありません。
そのことを選手は学ばないといけないし、そういう状況を招いてしまった僕のマネジメントにも責任があります。
きょうの失点を含めた、あの時間帯は本当に『お粗末』だったと思います。
自分たちで自分たちを苦しめてしまったし、その前にやるべきことはあったはずでした。
相手に関わらず、やるべきことを最後まで貫いて、最後まで足を止めないでプレイするというのが自分たちのスタイル。
もう一度選手たちと話し合って、反省点と向き合ってやっていきたいと思います」

高木琢也コーチ(相模原)
「京都さんのサッカーは、監督が曺さんになってかなり変わりました。
僕自身も曺監督とは何度も戦ってきて、どんなことが大事がというのもよく分かっています。
そういう意味では予想通りだったし、逆にわれわれのチームはまったく何もさせてもらえなかった。
粘りは見せたとはいえ、完敗だったと思います。
後半は、前半のような形は取らずにとにかくゴールをめざそうと、選手たちには話をしていました。
自分たちの本来の姿ではないですが、得点を取って相手に対して食らいついていったということは評価できるとは思います。
前半やったことも、後半やったこともサッカーだ、と試合後に話はしました。
気持ちを切り替えて、次の試合に勝つことだけを考えて、選手たちにとって残りの日数はすべてをサッカーに打ち込む、そういう時間であってほしいと思います」