【J2第7節】水戸ホーリーホック0-2京都サンガ

“明”の前半、”暗”の後半

水戸ホーリーホック0-2京都サンガ
◇日時:4月8日(日曜日)14時04分KO
◇会場:茨城県那珂市笠松運動公園陸上競技場(晴/12.8℃/2457人)
◇主審:池田直寛
前半29分【京都】パウロ・アントニオ・デ・オリヴェイラ “パウリーニョ”(PK左足)
前半37分【京都】西野泰正(右足←徳重)

■水戸ホーリーホック(3-2-4-1)
GK1:本間幸司
DF3:平松大志
(後半14分-FW11:塩沢勝吾)
DF4:鈴木和裕
DF32:大和田 “漢” 真史
MF6:小椋祥平
MF7:村松潤
MF20:倉本崇史
MF27:岩舘侑哉
MF25:鈴木良和
MF17:金澤大将
FW19:西野晃平
(後半21分-FW23:遠藤敬佑)

■京都サンガF.C.(4-2-2-2)
GK33:上野秀章
DF35:角田誠
DF2:秋田豊
DF5:手島和希(後半6分-警告*2=退場)
DF22:渡邉大剛
MF17:石井俊也
MF16:斉藤大介
MF14:中払大介
(後半8分-DF6:森岡隆三)
MF7:徳重隆明
FW10:パウロ・アントニオ・デ・オリヴェイラ “パウリーニョ”
(後半15分-MF15:中山博貴)
FW25:西野泰正
(後半36分-FW24:小原昇)

チアゴ、アンドレをケガ?温存?で欠いたサンガ。
勝つには勝ちましたけど、手島退場からは押されだして、さいごはサイドバック状態!
フラフラになりながら、なんとか逃げ切ることができました。

まず、前半。
すばらかしかったのが徳重です。
「イケる!」という局面では、中盤から力強いドリブル突破。
西野とパウリーニョの2トップが引いてきたら、最前線へと全力フリーランニング。
そのアクションがことごとく効果的で、感心しきりでしたよ。
左から徳重が巧みなアタック、そして右からハライが巧みなファウル・ゲット(笑)。
両サイドハーフの老獪なプレイで、”水戸ナチオ”を徐々に揺さぶっていきます。

で、ここでちょっと脱線しますが。
たぶん、こうなる(相手に引き込まれる)のが予想されていた、J2での戦い。
なのにシーズン開始時に、足下にボールをほしがる中山、美尾を重用したのは…。
後悔先に立たずですが、失策だったと責められても仕方ないのかな、と思ったりしました。

と、そんな暗い話題は置いといて、話をゲームにリターンっす☆彡
ちょっとラッキーな判定で得たPKで先制。
さらに、大剛のクロスを水戸GK本間がキャッチミスしちゃって、徳重→西野で追加点。
この2点目のシーンでも、キャッチミスのボールをダイレクトで叩いた徳重の技術が光りました。

てな前半だったんですが、後半開始直後に手島がイエロー2枚目で退場になってしまいます。
こっから、ひとり多い水戸が攻撃に人数をかけるように。
いや、ホント危ないシーンが多かった!
失礼ながら、水戸の選手にもう少しテクがあったら、同点あるいは逆転されてもおかしくない展開だったといえましょう。

スコアだけ見れば無失点でよかったね、なんですが。
ひとり少ない状態で40分近く戦って、選手たちは疲労困憊!
ゲームの印象としても、「快勝した感」はまるでナシ!!
プラスして、中2日でまたも関東アウェイで強豪・ヴェルディ戦!!!
うーむ…。
ちょっと、後に影響しそうな残念なゲームになってしまいました。
まぁ、勝ったからいいか。

【イングランド・プレミアシップ第28週】ポーツマス2-1マンチェスター・ユナイテッド

ポーツマス2-1マンチェスター・ユナイテッド
◇日時:4/7 17.15 KO(日本時間25.15)
30分【ポーツマス】マシュー・テイラー
89分【ポーツマス】OG(リオ・ファーディナンド)
90分【ユナイテッド】ジョン・オシェイ

CL疲れもあったのでしょうが、中盤厳しくプレスしてくるポーツマスにかなり手こずってて、マンU撃沈。
これで、2位チェルシーとの勝ち点差が3と縮まりました。

【イングランド・プレミアシップ第28週】アーセナル0-1ウェストハム

アーセナル0-1ウェストハム
◇日時:4/7 15.00 KO(日本時間23.00)
45+1分【ハマーズ】ロバート・レスター・”ボビー” ザモラ(ループ)

さいきんのアーセナルの典型的なゲーム。
つまらない形で先制を許し、後半途中から攻めに攻めるが、同点どまりor負け…という。
アンリがいないとかそういう話以前に、中盤でパスは回せるもリトリートした相手を崩す「何か」が足りないのだった。

【イングランド・プレミアシップ第28週】チェルシー1-0トットナム・ホットスパー

チェルシー1-0トットナム・ホットスパー
◇日時:4/7 12.45 KO(日本時間20.45)
52分【チェルシー】ヒカルド・アウベルト・シウヴェイラ・カルヴァーリョ(右足ロング)

チェルシー公式サイトいわく、マケレレトップ下、ミケルとSWPがサイドハーフ、ランパードがトップ下の4-1-2-1-2という布陣らしんですが、どう見てもSWPがウイングの4-3-3でした!
で、右からそのSWP、左からはきょうキレキレだったブリッジが攻め上がって、ほぼ中盤を制圧。
UEFAカップ疲れのスパーズを圧倒してました。

■チェルシー (4-1-2-1-2)
GK1:ペトル・チェヒ
DF20:パウロ・ヘナト・レボーショ・フェレイラ
DF26:ジョン・ジョージ・テリー
DF6:ヒカルド・アウベルト・シウヴェイラ・カルヴァーリョ
DF18:ウェイン・ブリッジ
MF4:クロード・マケレレ
MF24:ショーン・キャメロン・ライト=フィリップス
(70分-MF13:ミヒャエル・バラック)
MF12:ジョン・オビ・ミケル “マイケル”
(82分-MF10:ジョセフ・ジョン・コール “ジョー・コール”)
MF8:フランク・ジェイムズ・ランパード
FW21:サロモン・カルー
(73分-FW7:アンドレイ・シェヴチェンコ)
FW11:ディディエ・イヴ・ドログバ・テビリー

■トットナム・ホットスパー (4-1-2-1-2)
GK1:ポール・ウィリアム・ロビンソン
DF7:ポール・スタルテリ
DF20:マイケル・リチャード・ドーソン
DF33:ヒカルド・セルジオ・ローシャ・アゼヴェド
DF2:パスカル・シンボンダ
MF8:ジャーメイン・ジェナス
(80分-MF4:ディディエ・ゾコラ)
MF14:ホサム・ガリ
(63分-MF19:アデル・ターラブ)
MF6:テーム・タイニオ
MF15:スティード・マルブランク
FW18:ジャーメイン・デフォー
FW11:アーメド・ホサム・ミド
(68分-FW9:ディミタール・ベルバトフ)

【J2第6節】京都サンガ2-1アビスパ福岡

京都サンガ2-1アビスパ福岡
◇日時:2007年4月1日日曜日16時05分KO
◇会場:京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場(曇のち雨17.6℃/4868人)
◇主審:柏原丈二 “ジョージ”
後半6分【京都】パウロ・アントニオ・デ・オリヴェイラ “パウリーニョ”(左足ダイレクト←GK神山の弾いたボール←徳重)
後半18分【福岡】古賀誠史(左足ダイレクト←角田のクリア)
後半45+1分【京都】アンドレ・ピント・カンダカン(右足ダイレクト←パウリーニョのFKのこぼれ)

■京都サンガF.C.(4-2-2-2)
GK33:上野秀章
DF35:角田誠
DF5:手島和希
DF3:チアゴ・プラド・ノゲイラ
DF22:渡邉大剛
MF17:石井俊也
MF16:斉藤大介
(後半39分-MF27:加藤大志)
MF14:中払大介
(後半23分-MF15:中山博貴)
FW7:徳重隆明
FW10:パウロ・アントニオ・デ・オリヴェイラ “パウリーニョ”
FW9:アンドレ・ピント・カンダカン
(後半44分-FW25:西野泰正)

■アビスパ福岡(4-2-2-2)
GK1:神山竜一
DF20:山形辰徳
(後半44分-DF5:長野聡)
DF17:川島眞也
DF2:宮本亨
DF8:アルヴィン・ウォーレン・チェッコリ
MF6:布部陽功
MF10:久藤清一
MF7:宮崎光平
(後半11分-FW11:田中佑昌)
MF16:久永辰徳
(前半42分-MF14:古賀誠史)
FW3:アレックス・アントニオ・デ・メロ・サントス
FW9:アブラン・リンコン・マルチンス

アンドレ・ピント・カンダカン選手(京都)
「全員で勝ち取った勝利だ。
降格チーム同士の対戦だし、練習のときからきょうの試合は難しいと覚悟はしていた。
だから最後まで諦めずに、勝ちを掴みにいったよ。
すばらしいゴールだったけど、まずチームが勝ったことがなによりうれしい。
これからもサポーターのみんなのために走りつづけるよ」

サンガ戦は夕方でして、その前に開催されたJ2の試合をチラチラ見てたんですが!
なんつーか、J2は全体が同じような戦い方になってきた感があります。
あえてたとえるならば、イタリア・セリエA、Bのサッカー。
守備重視。
すばやくリトリートして自陣ゴールに「カギ」をかける。
奪ったら、素早く2トップに預けるか、ロングボール。

で、きょうのサンガも同様。
開幕戦以来の勝ち点3ゲッツしたものの、どうも攻撃がいまだちぐはぐ。
ディフェンスラインからポンポンポンポンとアバウトなロングパスを蹴りまくったり。
攻めに転じた最初のパスをミスしたり。
シュートを打つのに時間がかかりすぎて、相手に阻まれたり。

最後は中距離のFKから勝ち越しゴールが生まれたのですが、考えてみれば相手陣内深くでのFKってほとんどなかった。
ということは、それだけ相手のイヤなところで突破ができていなかったということで。
それはつまり、相手を崩してのアタックがなかったということで。

結果はよかったよかった。
でも、けっして楽観はできません、内容面は。

ただ、戦い方のベースは見えてきたような気もします。
2トップと徳重の個人技、そこに斉藤と中払が豊富な運動量で絡んでいくような攻撃。
これがベースになっていくんじゃないかなぁ。

最後に。
石井ちゃんは最高でした。
アレックスへのマーク、最終ラインのフォロー。
与えられた役割をまっとうした——と思います。
きょうの出来だったら、ダブルボランチのうち石井ちゃんではなく斉藤が下げられたのもやむをえない、というもの。