【J2第6節】京都サンガ2-1アビスパ福岡

京都サンガ2-1アビスパ福岡
◇日時:2007年4月1日日曜日16時05分KO
◇会場:京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場(曇のち雨17.6℃/4868人)
◇主審:柏原丈二 “ジョージ”
後半6分【京都】パウロ・アントニオ・デ・オリヴェイラ “パウリーニョ”(左足ダイレクト←GK神山の弾いたボール←徳重)
後半18分【福岡】古賀誠史(左足ダイレクト←角田のクリア)
後半45+1分【京都】アンドレ・ピント・カンダカン(右足ダイレクト←パウリーニョのFKのこぼれ)

■京都サンガF.C.(4-2-2-2)
GK33:上野秀章
DF35:角田誠
DF5:手島和希
DF3:チアゴ・プラド・ノゲイラ
DF22:渡邉大剛
MF17:石井俊也
MF16:斉藤大介
(後半39分-MF27:加藤大志)
MF14:中払大介
(後半23分-MF15:中山博貴)
FW7:徳重隆明
FW10:パウロ・アントニオ・デ・オリヴェイラ “パウリーニョ”
FW9:アンドレ・ピント・カンダカン
(後半44分-FW25:西野泰正)

■アビスパ福岡(4-2-2-2)
GK1:神山竜一
DF20:山形辰徳
(後半44分-DF5:長野聡)
DF17:川島眞也
DF2:宮本亨
DF8:アルヴィン・ウォーレン・チェッコリ
MF6:布部陽功
MF10:久藤清一
MF7:宮崎光平
(後半11分-FW11:田中佑昌)
MF16:久永辰徳
(前半42分-MF14:古賀誠史)
FW3:アレックス・アントニオ・デ・メロ・サントス
FW9:アブラン・リンコン・マルチンス

アンドレ・ピント・カンダカン選手(京都)
「全員で勝ち取った勝利だ。
降格チーム同士の対戦だし、練習のときからきょうの試合は難しいと覚悟はしていた。
だから最後まで諦めずに、勝ちを掴みにいったよ。
すばらしいゴールだったけど、まずチームが勝ったことがなによりうれしい。
これからもサポーターのみんなのために走りつづけるよ」

サンガ戦は夕方でして、その前に開催されたJ2の試合をチラチラ見てたんですが!
なんつーか、J2は全体が同じような戦い方になってきた感があります。
あえてたとえるならば、イタリア・セリエA、Bのサッカー。
守備重視。
すばやくリトリートして自陣ゴールに「カギ」をかける。
奪ったら、素早く2トップに預けるか、ロングボール。

で、きょうのサンガも同様。
開幕戦以来の勝ち点3ゲッツしたものの、どうも攻撃がいまだちぐはぐ。
ディフェンスラインからポンポンポンポンとアバウトなロングパスを蹴りまくったり。
攻めに転じた最初のパスをミスしたり。
シュートを打つのに時間がかかりすぎて、相手に阻まれたり。

最後は中距離のFKから勝ち越しゴールが生まれたのですが、考えてみれば相手陣内深くでのFKってほとんどなかった。
ということは、それだけ相手のイヤなところで突破ができていなかったということで。
それはつまり、相手を崩してのアタックがなかったということで。

結果はよかったよかった。
でも、けっして楽観はできません、内容面は。

ただ、戦い方のベースは見えてきたような気もします。
2トップと徳重の個人技、そこに斉藤と中払が豊富な運動量で絡んでいくような攻撃。
これがベースになっていくんじゃないかなぁ。

最後に。
石井ちゃんは最高でした。
アレックスへのマーク、最終ラインのフォロー。
与えられた役割をまっとうした——と思います。
きょうの出来だったら、ダブルボランチのうち石井ちゃんではなく斉藤が下げられたのもやむをえない、というもの。

イゴール・プロッティが「永久欠番」を返上

スポーツナビ | ニュース | プロッティ、永久欠番の背番号10をリボルノに返却
バーリ時代の輝きは異常、だったイゴール・プロッティ選手。
現役最後のチームとなったリボルノでの活躍で永久欠番となっていた背番号10の返上を申し出たもよう。

画像。
かっこいいなぁ。
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igor_con_la_sciarpa_mia_e_di_marco.jpg (JPEG 画像, 336x448 px)

【J2第5節】セレッソ大阪3-2京都サンガ

早く早く…次の試合

セレッソ大阪3-2京都サンガ
◇日時:3月25日(日曜日)16時03分KO
◇会場:大阪市長居第2陸上競技場(5238人/曇のち晴/16.9℃)
◇主審:なぜかサンガ戦が多い西村雄一
前半30分【京都】アンドレ・ピント・カンダカン(右足ミドル←徳重)
後半1分【C大】古橋達弥(右足)
後半10分【京都】アンドレ・ピント・カンダカン(右足←徳重)
後半36分【C大】ジョゼ・カルロス・ガルシア・レアル “ゼ・カルロス”(左足FK直接)
後半44分【C大】前田和哉(ヘッド←江添←CK)

■セレッソ大阪(4-3-2-1)
GK22:吉田宗弘
DF23:丹羽竜平
DF14:江添建次郎
DF5:前田和哉
DF2:羽田憲司
MF25:宮本卓也
MF7:アレシャンドレ・ルイス・フェルナンデス “アレー”
(後半33分-MF6:ジョゼ・カルロス・ガルシア・レアル “ゼ・カルロス”)
MF9:古橋達弥
MF8:森島寛晃
(後半0分-MF16:濱田武)
MF11:苔口卓也
FW20:森島康仁

■京都サンガF.C.(4-2-2-2)
GK33:上野秀章
DF35:角田誠
DF5:手島和希
DF3:チアゴ・プラド・ノゲイラ
DF22:渡邉大剛
(後半44分-FW25:西野泰正)
MF17:石井俊也
MF16:斉藤大介
MF14:中払大介
(後半10分-MF27:加藤大志)
FW7:徳重隆明
(後半36分-MF15:中山博貴)
FW10:パウロ・アントニオ・デ・オリヴェイラ “パウリーニョ”
FW9:アンドレ・ピント・カンダカン

きょうは仕事のため、夜にビデオ観戦。
そのせいかもしれませんが、「2007年公式戦初黒」ってのがいまいちリアリティを感じないのです。
あれ、負けちゃった?という感じ。

だって、きょうの対戦相手・セレッソ、全然ダメじゃなかったですか?
前節までのサンガを見ているような、まるで写し鏡。
バックラインではボールを回せているも、前線に有効なパスが繋がらない。
後ろから選手の飛び出しも少なく、チーム全体に躍動感がナッシング。

たいする、京都サンガ。
ボランチに石井ちゃんを起用し守備に専念させたおかげで、斉藤大介が水を得た魚のように走り回る。
「これこれ、これが斉藤だよ」
と言いたくなるような積極性だったと思います。
そしてサイドハーフで先発した、中払と徳重が老獪なプレイ。
ボールをキープするべきところはキープし、行くべきところはドリブル突破を仕掛けて。
中山、美尾のような消極的なバックパスも少なく、チームをいいペースに持ちあげてくれました。

んで、アンドレが2ゴールでリードしたまではよかった。
ですが、そこからセレッソが前がかりになったところで、受けに回ってしまうという悪い癖が出てしまう。
全体に引いてしまって、ボランチも最終ラインに限りなく近くなり、セカンドボール拾われまくり。
結果、セットプレイから逆転を許してしまったという…。

総括的なこと。
試合内容は前々節、前節より格段に向上したと思います。
ただ、前々節、前節がひどすぎたのが、ややマシになったというぐらいかな?
チームが一丸となって攻めて守っている…というレベルにまではまだ達してないと言わざるをえません。

そしていちばん切ないのは、5節にして結局ベテランを起用せざるえなくなったということ。
石井ボランチ、中払・徳重のドリブラーがサイドハーフってのは、結局昨シーズン(とくに柱谷政権下)の「継続路線」なわけで。
なぜ、開幕当初からこのチーム構成で始められなかったのか?
なぜ、長いキャンプを経て第1、2節のスタメンを起用することになったのか(そして機能しなかったのか)?
結果論になってしまうし、終わったことなのでどうしようもない…。
が、そこらへんはやっぱり反省しなきゃいけないのかな、と思っております。

時間が経てばイヤなことは忘れられる。
時はいつだって、私の頭の中の消しゴム——なんだけど…。
はたして、今の状況が笑って振り返られる日が来るんでしょうか?
うーん、ちょっといまはバカポジティブな心境にはなれそうにありません。