【J1第21節】名古屋グランパス 1-0 京都サンガ

名古屋グランパス 1-0 京都サンガ
◇日時:2010年8月28日(土)19.03キックオフ
◇会場:名古屋市瑞穂陸上競技場(1万3944人/晴 29.1℃ 67%)
◇主審:井上知大

■名古屋グランパス(4-1-2-3)
GK1:楢崎正剛
DF32:田中隼磨
DF4:マルクス・トゥーリオ・ユウジ・ムルザニ・タナカ “田中マルクス闘莉王”
DF5:増川隆洋
DF6:阿部翔平
MF20:ルイス・ダニルソン・コルドバ・ロドリゲス(90+2分-MF38:アレッサンドロ・ドス・サントス “三都主アレサンドロ”)
MF7:中村直志
MF8:マギヌン・ラファエウ・ファリアス・タヴァレス “マグナム”(86分-イゴール・ブルザノヴィッチ)
FW25:金崎夢生(70分-MF10:小川佳純)
FW16:ジョシュア・ブレイク・ケネディ
FW11:玉田圭司

■京都サンガF.C.(4-2-2-2)
GK21:水谷雄一
DF24:増嶋竜也
DF5:クァク・テフィ
DF4:水本裕貴
DF19:森下俊
MF26:角田誠
MF16:安藤淳
MF9:セルジオ・ドゥトラ・ジュニオール(46分-MF15:中山博貴)
MF17:中村太亮
FW10:ヂエゴ・ヂ・ソウザ・ガマ・シウヴァ(76分-DF3:ウィリアム・チエゴ・ヂ・ジェズス)
FW28:キム・ソンヨン(58分-FW13:柳沢敦)

■見えた、少しの”シンカ”

だんだんと、よくはなっている。
間違いない。
ただ、まだ結果が出ない。
そして、時間がかかりすぎだよな。

経験豊富な名将だったら、2試合ぐらいでここまで持ってくるんだろう。
そして、的確に補強の支持を出して、すでに好転しててもいいころだろう。
まぁ、スットコ・フロント&新人指揮官という”ハンデ”を背負ってる我が軍だけに、やむを得ない。
チームが進化の方向に向かっていることを、喜んでおこう。

■かんたんな失点と、遠い得点

きょうもまた、先制点を喰らった。
右サイドで、バレバレのワンツーで簡単に相手の侵入を許して、ゴールを失う。
なんだか、こう、あっさり失点してしまうのが痛いところ。
その後も何度もピンチに陥いるが、名古屋側の詰めの甘さもあって、なんとか1失点で収まった。

そして、きょうもまた、後半攻勢をかけていった。
超決定機は3つほど。
博貴が、セットプレイからヘッドがフカしたのと、抜けだしたのにシュートまで行かなかった2つ。
あと、森下のびっくりナイスクロスから柳沢のヘッドが、クロスバーをオーバーしたヤツ。
それぐらいかな。

全体的には、4-4-2正式導入でバランスがよくなったと思う。
前線からプレスをかけ、スペースもあまり与えていなかった。
その一方で、攻撃もアタッキングサードまではボールを運べていたんじゃないだろうか。
ヂエゴがあまり下がりすぎることがなかったし。
ただ、そこからあとの精度…。
クロスの質、ラストパスの質、ミドルシュートの質。
ちょっとまだ「足りない」。

■やっぱり、駒が足りないのだ

采配的に残念だったのが、早々ドゥトラを下げて博貴を入れたこと。
確かにドゥトラはミスもあったが、後半ピッチ上にスペースが空いていたのを見ると、残していたら「何かが」あったかも。
博貴もボールには絡んでたんだけど、得点の予感があまり漂わないんだよね。
ボランチでは厳しいし、サイドでも突破力がないし…なかなか、使い所が難しい。

采配といえば、びっくりのチエゴ前線起用もあった。
やっぱ、ここが人材不足だ。
柳沢が調子を上げてきただけに、いいパートナーがいれば…。
「現有戦力で十分に戦える」
ってのがいかに”迷言”だったか、改めて噛みしめたい(壁殴)。

来週は、日曜日に天皇杯2回戦。
ここで勝利の味を思い出して、リーグ戦の神戸、新潟、磐田戦に繋げてほしい。
9月のリーグ戦3試合、最高で3連勝、最低でも3連勝で、頼む(笑)!
(以上、テレビ録画観戦)

【J1第20節】京都サンガ 1-2 横浜F・マリノス

京都サンガ 1-2 横浜F・マリノス
◇日時:2010年8月21日(土)19.04キックオフ
◇会場:京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場(1万3963人/晴 30.2℃ 70%)
◇主審:廣瀬格
21分【横FM】オウンゴール(森下)
64分【京都】中村太亮 “Jリーグ初ゴール”
90分【横FM】河合竜二

■京都サンガF.C.(3-4-3)
GK21:水谷雄一
DF4:水本裕貴
DF24:増嶋竜也
DF19:森下俊
MF22:渡邉大剛
MF16:安藤淳
MF15:中山博貴
MF17:中村太亮
FW9:セルジオ・ドゥトラ・ジュニオール(81分-FW23:中村充孝)
FW28:キム・ソンヨン(46分-FW13:柳沢敦)
FW10:ヂエゴ・ヂ・ソウザ・ガマ・シウヴァ(90+2分-DF5:クァク・テフィ)

■横浜F・マリノス(4-2-2-2)
GK21:飯倉大樹
DF35:天野貴史
DF4:栗原勇蔵
DF22:中澤佑二
DF32:波戸康広
MF30:小椋祥平
MF3:松田直樹(81分-MF6:河合竜二)
MF25:中村俊輔
MF7:兵藤慎剛
FW11:坂田大輔(86分-FW19:齋藤学)
FW9:渡邉千真(63分-MF10:山瀬功治)

■夏の終わり、夢の終わり

試合が終わって、「覚悟完了」しました!

選手の能力も足りなければ、指揮官のセンスも足りない。
あらゆる面で、降格しても仕方がない状況です。
しかし、最後の失点シーンを目の前にして、前回の降格時を思い出したな。

同点後押していながら、集中を切らせる、寄せが甘くなる、ゴールを奪われる。
典型的な「降格チーム」の姿が、そこにあった。
強いチームなら、同点になったあとに一気呵成に攻めたハズだ。
一方、京都はいったんそこで落ち着いて、だんだん運動量が減ってしまった。
残念です。

■チームの形、いまだ作れず

どうして前節のイイ流れを断ち切るような選手起用をしちゃったのだろう?
3バック+1トップ2シャドーに回帰して、中盤から後ろのバランスを欠いてしまった。
そして、ヂエゴだ。
足下でボールを欲しがってばかりで、スペースへ動いてボールをもらおうとしない。
おかげで、攻撃はF・マリノスのディフェンスラインが「待ち構えた状態」でばかりなのだ。

また、どうして3バックなのに、裏へ通されるパスがあっさり通ってしまうのか?
きょうの2失点目は、湘南戦の1失点目と似た形。
中盤でポンと裏にセンスあるパスを出された瞬間に、簡単に決定機を生み出されてしまう。
センターバック陣がしょぼい、博貴&アンジュンのセンターハーフが守備面で弱い。
それらに尽きるな。

試合を重ねても、なかなかチーム力が向上していかない「サンガ夏の陣」。
それは、毎試合スタメンが変わっている状況も影響してるのだろう。
俺の「ウイイレ」でも、もうちょっとスタメンを固定してるぞと言いたくなる昨今。
これでは、チームのスタイル、チームの形が固まっていくわけがない。
強くなれるわけがない。

結局、秋田体制に変わって「ゼロスタート」しちゃったんで、まだチーム構築の時期なんだな。
他チームがどんどん成熟していっているのにね…。
個人的には、ヂエゴ外して、ソンヨンと柳沢の2トップに、太亮とドゥトラの両サイドハーフが見たい。
ほら、来季にも繋がりそうじゃないですか。
(以上、テレビ録画観戦)

【J1第19節】湘南ベルマーレ 2-2 京都サンガ

湘南ベルマーレ 2-2 京都サンガ
◇日時:2010年8月18日(水)19.05キックオフ
◇会場:平塚市平塚競技場(9302人/曇 29.5℃ 77%)
◇主審:岡部拓人
59分【京都】キム・ソンヨン(右足)
69分【湘南】田原豊
81分【湘南】エメルソン・ヂ・アンドラーヂ・サントス “エメルソン別人”(pen.)
90+5分【京都】柳沢敦(左足)

■湘南ベルマーレ(4-1-2-3)
GK39:都築龍太
DF5:臼井幸平(53分-DF6:村松大輔)
DF3:ジャーン・カルロ・ウィッテ
DF4:山口貴弘
DF30:島村毅
MF2:田村雄三
MF41:永木亮太
MF8:坂本紘司(88分-MF7:寺川能人)
FW11:阿部吉朗
FW9:田原豊
FW22:中村祐也(61分-MF40:エメルソン・ヂ・アンドラーヂ・サントス “エメルソン別人”)

■京都サンガF.C.(4-2-2-2)
GK21:水谷雄一
DF22:渡邉大剛
DF5:クァク・テフィ
DF4:水本裕貴
DF19:森下俊
MF15:中山博貴
MF16:安藤淳
MF18:加藤弘堅(46分-FW9:セルジオ・ドゥトラ・ジュニオール)
MF17:中村太亮
FW23:中村充孝(73分-MF26:角田誠)
FW28:キム・ソンヨン(71分-FW13:柳沢敦)

■止まった6連敗、6試合連続無得点

ロスタイム。
最後の最後の時間。
柳沢の同点弾!

ゴール裏の観客席で見ていたときの気持ちを表わすと、
「クァク・テフィのシュートがポスト、あーっ…
→アンジュンが怒濤の勢いで走ってきてランニング、ファーに抜けた…
→誰かがヘッドで落として誰かがシュート、フカした…
→なんか、ネットにボールが刺さってる!」
っていう、なんだかよくわからないゴール(苦笑)。
試合後、VTRを見返してみると柳沢のボレーだったんだな。
中山のヘッドでの落としも、痛い彼女をいたわるような丁寧なものだった。

よく、追いついた。
しかし、勝ちたかった。
勝ち点3が欲しかった。

■かすかに見えた光明

相手がひとつ上の順位の湘南。
そんな事実は差し引いても、きょうの後半はよくボールが回り、シュートにまで到達できていたと思う。

要因として上げたいのは、まず”サテライト2トップ”の出来。
キム・ソンヨンはトップで体を張って、ボールを2〜3秒キープしてくれていた。
今までだと、ドゥトラがあっさりボールをロストしたり、ヂエゴが横にドリブルしたりしてたからな…。
そして、中村充孝は10代らしからぬ、視野の広さを見せていた。
2人とも、前からディフェンスをしていたのも評価したい。
攻守で、チームに貢献してくれた。

もうひとつは、ドゥトラをワイドハーフで使ったこと。
単純なスピード勝負をしかけたり、精度の高いクロスをあげたり。
トップで使うよりは、全然安定していた。
後半、太亮&ドゥトラの両ワイドは十分相手にとって驚異になっていたと思う。

■きょうを踏まえて、ヂエゴはどうする?

ってわけで、きょうの後半の戦いをベースに、チームとしての完成度を高めてほしいものだ。
ただ、考えておきたいことが3つある。

第一に、中盤の守備。
安藤、弘堅、前半途中から弘堅とポジションチェンジした中山、後半から入った角田。
みんな攻撃面で魅力はあり、ボールさばきやロングパスも持っている。
しかし、守備が「足りない」。

危険なスペースを察知して埋めたり、相手ボールホルダーにガツンと体を当てたり。
そういうプレイをしてくれる選手を、ドイスボランチのうちひとり入れればいいんじゃないかな。
ひとりボールをさばく”指揮官”、ひとりは守備に走り回る”猟犬”。
そんな役割分担で、もう少し失点を減らしたいのだ。
とはいえ、人材がいないんだよね…。
チエゴ、片岡あたりか。

第二に、ボランチ同様人材が足りないポストプレイヤーについて。
キム・ソンヨンの代わりに出てこれるような選手が、ほしい。
きょうは角田をトップ下に使って、まったくロングボールが収まらなくなってしまった。
最後の時間帯では角田とクァク・テフィを入れ替えていた。
やっぱ、本職が要る。
とはいってももう補強はできないから、西野をサブに入れとくとかかな。

最後、第三の問題にして最大の問題は、きょう出場停止だったヂエゴをどうするか?
はっきりいって、きょうヂエゴがいないことで、チームがよくなった部分がある。
ヂエゴが下がってくる”ヂエゴダウン現象”が起きなかったため、選手間のバランスがよくなった。
なんでもかんでもヂエゴに預けていたのがなくなって、パスの出所が増えた。
そして何より大きいのは、前線からの守備が効いていた。
と考えると、次節はサブでスタートさせたほうがいいんじゃないか。
役割的に考えると中村充孝とチェンジになるんだろうが、そうすると前線からのチェックが薄くなってしまうし。

ただ、ヂエゴがピッチにいないとプレイスキッカーがいなくなるんだよな。
きょうの大剛のフリーキックなんて絶望的だったし。
うーん、悩ましいところだ。
とはいえ、悩んでる暇なく、次も中2日でホーム・横浜FM戦。
きょうの試合内容を検証して、次こそ勝ってほしいぜ!

最後に、ひとこと。
VTRで見返したら、PKじゃなくてシミュレーションじゃん!
岡部拓人うぜぇ。
(以上、現地にて生観戦)

【J1第18節】京都サンガ 0-1 セレッソ大阪

京都サンガ 0-1 セレッソ大阪
◇日時:2010年8月15日(日)18.03キックオフ
◇会場:京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場(晴 30.5℃ 65%/1万849人)
◇主審:松村和彦
81分【C大】家長昭博

■京都サンガF.C.
GK21:水谷雄一
DF4:水本裕貴
DF24:増嶋竜也
DF19:森下俊
MF22:渡邉大剛
MF18:加藤弘堅
MF16:安藤淳
MF17:中村太亮
FW15:中山博貴(76分-FW13:柳沢敦)
FW10:ヂエゴ・ヂ・ソウザ・ガマ・シウヴァ(82分-FW28:キム・ソンヨン)
FW9:セルジオ・ドゥトラ・ジュニオール(53分-FW23:中村充孝)

■セレッソ大阪(4-2-3-1)
GK1:松井謙弥
DF20:高橋大輔
DF3:茂庭照幸
DF22:上本大海(15分-DF4:藤本康太)
DF28:丸橋祐介
MF6:カルロス・ハファエル・ド・アマラウ
MF10:ルイス・フェルナンド・マルチネス
MF7:乾貴士
MF13:清武弘嗣(69分-FW11:播戸竜二)
FW 9アドリアーノ・フェヘイラ・マルチンス(76分-FW15:小松塁)
FW14家長昭博

■戦線は完全に悪化している

帰りの新幹線から、ノートパソコンを打つ手を奮い立たせつつ、こんばんわ。
現地での感想としては、終戦記念日的にいうならば
「戦況悪化。わが軍、J1戦線から敗走せり」
という感じ。

とにかく、Qさん司令官時代よりフットボールの「質」が劣化している。
攻撃の仕組みが立たない、シュートまでイケない。
インポにもほどがあるのだ。
シュート数9…。
そんなあったっけという感じ。
コーナーキック1…。
いかにサイドをえぐれてないか、キーパーの手をはじくようなシュートが放ていないかがよくわかる。

終戦記念日にちなんでいうなら、試合後のゴール裏は完全に「言論統制下」にありましたね(苦笑)。
前回の「ペットボトル事件」。
あのせいで、ブーイングではなく、拍手で選手を迎えるという。
いや、ペットボトルはまずいけど、ブーイングはよかったんじゃないかなぁ。
あんまりプレッシャーを与えないのもね…。

■シンプルに単純に戻るしかない?

選手と選手、その距離感。
パスの精度、タイミング。
前線からのプレス、一体感。

全部、ダメだった。

前線へのくさび。
サイドからのクロス。
パスレシーバーを追い抜く動き。
何も、できなかった。

90分間、ほとんど「サッカー」をしていなかった。
ただただ守っていた。
攻撃に入ると、時間がかかりすぎるか、ミスをするか。
誰がどうダメというより、チーム全体として「体」をなしていないのだ。

采配にも疑問が残る。
マルチネスのところから前線にくさびが入り続けていたのに、策がなかった。
3-4-3はまったく機能していなかったのに、策が打たれなかった。
現時点のところで、指揮官交代がまったく裏目に出てしまっている。
こんな状況で、
「秋田くんには精神力がある」
「現有戦力で十分だ」
とか言い続けている梅ちゃん=東条英機だな。
A級戦犯であることは間違いない。

きょうは結局、キムくん入れての放り込みがいちばん機能していた。
それだと、パスミスも発生しないし…。
フォーメーションはシンプルなボックスの4-4-2。
中盤サイドに大剛と太亮、置いておいて。
早め早めの放り込みのほうが、まだ光はありそうだ。
今のサッカーをしているかぎり、アクシデントでもないと得点が入りそうにないんだよね。

イングランド・プレミアリーグ、J SPORTSが3シーズンの放送権獲得

プレミアゲッツ。
とりあえず、スカパー!の契約を海外サッカーに切り替えておかないと。

J SPORTS | 株式会社ジェイ・スポーツ・ブロードキャスティング プレスリリース

国内海外のさまざまなサッカーを放送しているスポーツ専門テレビ局、株式会社ジェイ・スポーツ・ブロードキャスティング(本社江東区青海、代表取締役社長 笹島一樹、以下 J SPORTS)では、人気、実力共に世界最高峰のサッカーリーグの一つであるイングランド・プレミアリーグの10/11シーズンから12/13シーズンまで3シーズンのCS放送権を獲得いたしました。(BS放送権も含む)