【J1第8節】京都サンガF.C. 2-1 ガンバ大阪

京都サンガF.C. 2-1 ガンバ大阪
日時:2023年4月15日(土)16:03KO
会場:京都府立京都スタジアム “サンガS”(1万3,463人/雨のち曇 15℃ 79%)
主審:清水勇人
22′-京都/豊川雄太(左足←井上)
37′-G大/石毛秀樹
82′-京都/アンデルソン・パトリッキ・アギアール・オリヴェイラ “パトリック”(左足←パウリーニョ)

■京都サンガF.C.(4-1-2-3)
GK1:若原智哉
DF14:白井康介
DF4:井上黎生人
DF3:麻田将吾
DF44:佐藤響(69′-DF24:イヨハ理ヘンリー)
MF7:川﨑颯太
MF33:三沢直人(46′-MF10:福岡慎平)
MF18:松田天馬
FW23:豊川雄太(69′-MF8:荒木大吾)
FW22:一美和成(77′-MF8:パウロ・エンリキ・ペレイラ・ダ・シウヴァ “パウリーニョ・ボイア”)
FW17:木下康介(62′-FW9:アンデルソン・パトリッキ・アギアール・オリヴェイラ “パトリック”)

■ガンバ大阪(4-1-2-3)
GK99:谷晃生
DF3:半田陸
DF5:三浦弦太
DF20:クォン・ギョンウォン※88′-一発退場
DF24:黒川圭介
MF18:ネタ・ラヴィ
MF48:石毛秀樹(66′-FW7:宇佐美貴史)
MF23:ダワァン・フラン・ウラノ・ダ・プリフィカソン・オリヴェイラ “ダワン”(82′-MF6:山本理仁)
FW47:ファン・マテウス・アラーノ・ナシメント
FW11:イッサム・ジェバリ(82′-FW9:鈴木武蔵)
FW14:福田湧矢(75′-MF28:杉山直宏)

パトリック選手(京都)
「きょう、俺はベンチからで。
監督からは、ずっと真ん中にいろ、少し守備をして、チャンスは裏、と。
パウリーニョ、めっちゃいいアシスト。
俺、左足で、素晴らしい(笑)。
京都、選手たち、めちゃいいよ、めちゃいい試合した」

曺貴裁コーチ(京都)
「前の試合、悔しい負けをして、きょうはガンバさんだからとか、相手がどこだからとかではなくて、やはりホームに来てくれるサポーターのためにわれわれらしい試合をしよう、ということで臨みました。
出なかった選手も含めて全員が、自分たちのやっていることを信じて、自分ができることを少しでも増やしてやってくれたと思います。
日本全国や世界でいえば、まだ名前が知られていない選手が多いかもしれません。
ですが、このチームの監督でいられることはこの上ない喜びです。
(感極まった表情で)……まぁ、言葉が出ないですね、はい。
今季は勝ちか負けかしかない中で、一瞬『引き分けでもいいかな』という思いが頭の中をよぎりました。
そこで自分を律して、勝ち点3を狙っていくということを選手に約束しているだけに、リスクがありましたけれど、動かないと勝てないなと思っていたのでカードを先に切りました。
それを結果に繋げてくれた選手たちを誇りに思います。
昨年1mmの差で残留できたことを、ことし生かさなければいけない、堂々とプレイしてこのスタジアムにもっともっとお客さんが来て、サンガが京都の街をもっともっと盛り上げられるように、微力ですけどやっていきたいーーそういう思いがあります。
ガンバさんという素晴らしい相手に対して、堂々としたゲームができた思います。
きょうミーティングで、アンフィールドでのリヴァプールとアーセナルの試合の話をしました。
1-2で負けていたリヴァプールが、サラーがPKを外した後に2-2に追いつきました。
このスタジアムはアンフィールドと同じように、われわれがPKを外したとしても次取りに行くぞという雰囲気にさせてくれるスタジアムです。
きょうPKはなかったですけど、こんなスタジアムでプレイできる選手たちは幸せですし、アンフィールドに負けない雰囲気をつくってくれるサポーターにも感謝したい。
こういう場所が京都にできたことを本当にうれしく思います」

たったひとつの冴えた勝ち方

昨シーズンは、松田式4-4-2ゾーンプレスの守備的サッカー。
今シーズンは、徳島から招聘したダニエル・ポヤトス氏によるポゼッションサッカー。
極端すぎやろ!と突っ込みたくなるが、ガンバ大阪はやり方を全面的に変えているところだ。

そんな相手に対して、京都はいつもどおり前からのハイプレスを敢行。
ただ、ガンバの最終ラインとGKでボールを回され、高い位置でのボール奪取までには至らない時間が続いた。
とはいえ、そこから縦にくさびのパスが入ることはあまりなかったので、見ていて怖さはなかったのも事実だった。
唯一気になったのは、センターバックから両ウイングへの対角のロングパス。
プレスを〝無効化〟され、相手のウイングと京都のサイドバックとの1対1に持ち込まれるのは嫌だったかな。

で、ボールを前で奪えないなぁと思ってた試合で、80分過ぎ、一番守備力が低いと思っていたパウさんがやってくれた!
相手DF三浦のミスもあったけど、うまい具合に突っついて、ボール奪ってパトリックへ。
パトリックのシュートもコース狙ったわけじゃないけど、いい感じにGKの股を抜けてくれた。
「ゲーゲンプレッシングがハマれば、世界中のどんな”10番”(プレーメーカー)も敵わない」(ユルゲン・クロップ)
ーーその通りの、電光石火のゴールだった。

前節、選手交代に「ん?」と思うところがあったけど、きょうは采配ズバリ。
曺さんが感極まっていたのは、そのせいもあったのかな?

Leave a comment

Your email address will not be published. Required fields are marked *

This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.