【J2第24節】京都サンガF.C. 2-1 FC岐阜

京都サンガF.C. 2-1 FC岐阜
日時:2019年7月27日(土)19:03KO
会場:京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場(1万2,075人/曇一時雨 27.2℃ 89%)
主審:清水修平
21′-京都/金久保順(右足アウトサイド←小屋松)
37′-岐阜/ライアン・デ・フリース
65′-京都/庄司悦大(pen.)

■京都サンガF.C.(4-1-2-3)
GK1:加藤順大
DF30:石櫃洋祐(80′-MF8:重廣卓也)
DF16:安藤淳
DF6:本多勇喜
DF5:黒木恭平
MF10:庄司悦大
MF31:福岡慎平
MF41:金久保順
FW14:仙頭啓矢(58′-DF28:冨田康平)
FW23: 一美和成(83′-FW19:大野耀平)
FW22:小屋松知哉

■FC岐阜(4-2-3-1)
GK43:ヤン・オレ・ジーヴァース
DF17:藤谷匠(76′-DF22:柳澤亘)
DF2:阿部正紀
DF3:竹田忠嗣
DF4:甲斐健太郎
MF38:塚川孝輝(71′-MF37:市丸瑞希)
MF31:宮本航汰
MF9:山岸祐也
MF5:川西翔太
FW10:ライアン・デ・フリース(46′-MF39:馬場賢治)
FW11:前田遼一

北野誠さんと真夏のサイキックミーティング

台風で開催が危ぶまれていたゲーム。
台風は勢力を弱め、雨も止んでいたけれど、ピッチは重馬場。
試合開始から、ボールの転がりが悪く、京都にとっては不利になりそうな気配が漂っていた。
岐阜は北野誠(※竹内義和さんと10年ぶりの共演決定ではない方)さんが監督になってから、守備の整備されて、なかなか“穴”が見つからない。
そんな中で、小屋松の単独突破、途中出場・冨田の裏への抜け出しから2ゴールを奪い、辛くも勝利。
これで京都は4連勝となった。

振り返って勝負の分かれ目になったと思うのは、冨田の投入。
仙頭負傷でウイングに誰を入れるのかなぁ、宮吉ベンチ外だしジュニーニョかなぁと思ったら、まさかの本職左サイドバックがinですよ。
仙頭のようなキープ力や周りを使う上手さはないものの、大外のレーンで愚直なまでに裏のスペースへと走り続けた。
金久保、黒木と、左サイドにはパス能力が高い選手が揃っている。
そして、前半から京都のボール回しに対して左右に振り回されていた岐阜の選手たちに疲れがあった。
と考えると、理詰めの選手起用からの逆転ゴールだったのかな。

最後、岐阜のパワープレイは結構危なかった(特に柳澤がシュートを売った場面)けど、勝ちきったのは大きい。
“真夏の夜の夢”では決してない、2節連続の首位キープ!

【J2第23節】京都サンガF.C. 3-2 大宮アルディージャ

京都サンガF.C. 3-2 大宮アルディージャ
日時:2019年7月20日(土)19:04KO
会場:京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場(6,860人/曇 27.6℃ 76%)
主審:上田益也
17′-京都/仙頭啓矢
30′-京都/オウンゴール(菊地光将)
55′-京都/福岡慎平
75′-大宮/ロビン・シモヴィッチ
90+1′-大宮/大前元紀

■京都サンガF.C.(4-1-2-3)
GK1:加藤順大
DF30:石櫃洋祐
DF16:安藤淳
DF6:本多勇喜
DF5:黒木恭平
MF10:庄司悦大
MF31:福岡慎平(74′-MF8:重廣卓也)
MF41:金久保順
FW14:仙頭啓矢
FW23:一美和成
FW22:小屋松知哉(69′-MF50:藤本淳吾)(82′-FW13:宮吉拓実)

■大宮アルディージャ(4-2-2-2)
GK32:加藤有輝
DF5:石川俊輝
DF2:菊地光将
DF6:河面旺成
DF36:吉永昇偉
MF26:小島幹敏(57′-MF18:篠塚一平 “イッペイ・シノヅカ”)
MF15:大山啓輔
MF8:茨田陽生
MF11:ダヴィッド・バブンスキー(35′-FW10:大前元紀)
FW33:奥抜侃志
FW22:ファン・マヌエル・デルガド・ジョリア “フアンマデルガド”(67′-FW9:ロビン・シモヴィッチ)

https://twitter.com/keeeeeiya/status/1152596430478929921

冷や冷や逃げ切り3連勝

帰省タイミングと合ったので、西京極現地観戦!
完勝ムードからの、最後アレレ…。
結局は辛くも逃げ切れた。
上位を争う大宮との「6ポイントマッチ」に見事勝利。
前節のモンテディオ山形戦に続いて、大きな白星だ。

大宮ホームでの試合もナクスタで見てたけど、あのときは明らかの両チームの強さに差があった。
ボールホルダーに対する厳しいチェック、縦に早い攻撃、前に構えるファンマの強さ。
ところが、今回大宮はけが人が多いこともあり、京都対策で4-4-2を選択。
おかげで、京都にとっては前回対戦時よりやりやすさがあったかもしれない。
また、本職ではない石川、吉永をサイドバックにしたことで、京都のウイングに大きなスペースが与えられるシーンも多くて、これがゴールにつながった。

で、3ゴールいずれもサイドを起点にしたもの。
そして、1点め、2点めとも、金久保選手の華麗なスルーが効いた。
流れの中で、ここまで綺麗な得点がとれるようになったたんだなぁ…(詠嘆)。
そういえば、福岡は同じような形でシュートをポストに当てたシーンもあった。
ゴールへの道筋にバリエーションは確実に増えてきたと思う。
3連勝の勢いで、夏はもっと成長できそうかな。

【J2第19節】京都サンガF.C. 1-0 V・ファーレン長崎

京都サンガF.C. 1-0 V・ファーレン長崎
日時:2019年7月7日(日)18:03KO
会場:京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場(6,128人/晴 27.9℃ 58%)
主審:大坪博和
10′-京都/オウンゴール(徳永悠平)
※66′-京都/PK失敗(仙頭啓矢)

■京都サンガF.C.(4-1-2-3)
GK1:加藤順大
DF30:石櫃洋祐
DF16:安藤淳
DF6:本多勇喜
DF5:黒木恭平
MF10:庄司悦大
MF31:福岡慎平(83′-FW19:大野耀平)
MF41:金久保順(77′-DF26:下畠翔吾)
FW14:仙頭啓矢
FW23:一美和成
FW22:小屋松知哉(86′-MF8:重廣卓也)

■V・ファーレン長崎(4-2-2-2)
GK30:徳重健太
DF13:亀川諒史
DF22:徳永悠平
DF4:髙杉亮太
DF2:香川勇気(62′-MF28:翁長聖)
MF27:新里涼
MF6:角田誠
MF20:大竹洋平
MF19:澤田崇(82-‘MF16:吉岡雅和)
FW11:玉田圭司(65′-FW29:畑潤基)
FW33:呉屋大翔

表の顔、裏の顔

前半圧倒、後半からは押されき、3バックでアップアップ。
5-7-5-7-7にまとめるなら、こんな感じか。
早い時間に2点目を決めていたら、ここまで苦しむことはなかったのにな。
きょうはシュートをキーパーに当てすぎだった。

前半はとってもとっても良かった。
仙頭、小屋松の位置を頻繁に入れ替え、また仙頭が中に入って福岡がウイングとして張り出すなどのローテーションも多々あった。
狙いとしては、相手の守備を混乱させるためだったろうけど、前半は長崎に何もさせてなかったもんね。
そこからの急転は、運動量の問題か、相手の圧力に押されてしまうメンタルの問題か。
何にせよ、勝ちきれてラッキーという一戦。

【第99回全日本サッカー選手権大会 2回戦】水戸ホーリーホック 1-0 京都サンガF.C.

水戸ホーリーホック 1-0 京都サンガF.C.
日時:2019年7月3日(水)19:00KO
会場:茨城県水戸市立競技場(1341人/曇り 23.3℃ 83%)
主審:柿沼亨
90+2′-水戸/村田航一

■水戸ホーリーホック(4-2-2-2)
GK21:村上昌謙
DF20:森勇人
DF15:宮本拓弥
DF22:瀧澤修平
DF3:浜崎拓磨
MF10:木村祐志(84′-MF45:浅野雄也)
MF23:外山凌
MF29:齋藤恵太(65′-MF18:白井永地)
MF25:平塚悠知
FW9:ジョアルレン・バチスタ・サントス “ジョー別人”(74′-FW14:清水慎太郎)
FW11:村田航一

■京都サンガF.C.(4-1-2-3)
GK1:加藤順大
DF30:石櫃洋祐
DF26:下畠翔吾
DF17:牟田雄祐(69′-MF31:福岡慎平)
DF28:冨田康平
MF3:宮城雅史(80′-MF22:小屋松知哉)
MF13:宮吉拓実
MF7:ヘナン・カルヴァーリョ・モタ “レナン・モッタ”
FW29:中野克哉
FW39:エスクデロ競飛王(82′-FW19:大野耀平)
FW20:ジュニオール・シウヴァ・フェレイラ “ジュニーニョ”

お互い、完全なターンオーバー。
で、アウェイでロスタイム失点からの惜しい敗戦。
ま、シーズン専念ていうことで!

【J2第20節】京都サンガF.C. 2-2 水戸ホーリーホック

京都サンガF.C. 2-2 水戸ホーリーホック
日時:2019年6月29日(土)19:03KO
会場:京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場(4,346人/曇 28.3℃ 71%)
主審:村上伸次 “のぶつぐ”
3′-水戸/清水慎太郎
37′-京都/一美和成(右足)
61′-京都/仙頭啓矢(左足←金久保)
79′-水戸/前寛之

■京都サンガF.C.(4-1-2-3)
GK21:清水圭介
DF31:福岡慎平
DF16:安藤淳
DF6:本多勇喜
DF5:黒木恭平
MF10:庄司悦大
MF41:金久保順(84′-DF30:石櫃洋祐)
MF8:重廣卓也(86′-MF20:ジュニオール・シウヴァ・フェレイラ “ジュニーニョ”)
FW14:仙頭啓矢
FW23:一美和成(86′-FW39:エスクデロ競飛王)
FW22:小屋松知哉

■水戸ホーリーホック(4-2-2-2)
GK50:松井謙弥
DF13:岸田翔平
DF4:ンドカ・ボニフェイス(22′-一発退場)
DF24:細川淳矢
DF7:志知孝明
MF6:平野佑一
MF8:前寛之
MF18:白井永地
MF45:浅野雄也(86′-MF25:平塚悠知)
FW32:黒川淳史(72′-MF23:外山凌)
FW14:清水慎太郎(66′-FW11:村田航一)

あと少し、ほんの少し

前半22分で相手がひとり少ない状況に。
残り約70分、数的優位でプレイしながらも追いつかれて、ホームでドロー。
返す返すも、もったいない試合だった。
2失点のうち、どちらかが防げていれば…って。

1失点目は、正直浅野のシュートが枠を外れていたので、清水が見送っていれば…というのは結果論(苦笑)。
ただ、試合開始から水戸のプレスに手を焼いて、うかつにボールを失う流れになっていたのは良くなかった。
「ウイングが低い位置へ降りる」――京都がビルドアップでよく使う手段が、水戸によって完全に狙われていた。
京都右サイドで言えば、仙頭が低い位置まで降りてきて相手SB(志知)を釣り出しつつ、右SB福岡からのパスを内側のレーンで同じ位置にいるMF(庄司か金久保)にダイレクトで叩いて相手のプレスをかいくぐろう…という、その前後で激しいプレスの餌食になっていた。
相手をプレスに負けずにボールを繋げるように精度を上げるか、あるいは、無理をしないでプレスをいなすロングパスで試合開始すぐの時間帯を落ち着かせるか。
まー、いまの京都だと前者を突き詰めていくことになるのかな。

2失点目は、村田のドリブル突破が見事だっとはいえ、“攻め疲れ”でちょっと守備の集中が切れていたのも否めない。
その前から、1人少ない水戸が5バックに変更(5-3-1)。
京都がウイングを使いつつ、一旦庄司に預けてのサイドチェンジで、左右から水戸を揺さぶっていたので、最終ラインをひとり増やして穴を埋めた。
となれば、水戸の攻撃としては、いっそうカウンターしかなかったわけで、狙い通りに同点にされてしまった格好だった。
残り15分を切っていたこともあるし、ある程度「守り」の意識が強くなっていたら…ね。

一方、攻撃では1人少ない水戸をなかなか崩せなかった。
ハイプレスから、4-4のラインを低く敷くことにシフトした水戸に対して、圧倒的にボールはポゼッションできたが…という感じ。
一美に入った縦パスをダイレクトで戻して、その間に重廣や金久保が最終ラインを抜け出す「レイオフ」の動きもゴールを奪うまでには至らず(重廣ヒールからの小屋松のシュートが外れたのが惜しかったが)。

ただ、きょうに関しては水戸&チームを率いる長谷部氏が試合巧者だったなとも思ったり。
だって、1人少なくなっているのにあえて5バックにして反撃を狙う戦術変更なんて、なかなか思いつかないでしょ。
そして、この水戸とミッドウィーク、天皇杯で再び戦うという運命(と書いて「さだめ」)。
リーグ戦優先させてターンオーバーするのか、ガチで勝ちを狙うのか?
今の戦術を成熟させるためにも、ある程度ガチメンバーでいくのかな?と個人的には予想しているのですが、さて。