UFJ、三菱東京と統合へ

○たいへんだ、UFJグループと三菱東京フィナンシャル・グループが経営統合の交渉に入ったらしいぞ。

●UFJって大阪にあるテーマパークでしたっけ、トラブル続きの。

○それはUSJだろ! 今ある銀行の系譜を整理すると
・みずほファイナンシャル・グループが旧第一勧銀・富士銀・興銀
・三菱東京フィナンシャル・グループが旧東京銀・三菱銀・三菱信託銀
・三井住友グループが旧住友銀・さくら銀
・UFJグループが旧三和銀行・東海銀行
って感じ。で、もともとUFJ自体が三和銀行・東海銀行と〝弱者〟連合で、04年3月期に約4000億円の当期赤字に転落していたため、倒産の説もささやかれていたんだ。

●ほう、じゃあ統合というよりUFJが救済されたって感じですかね。

○そう。UFJ+三菱東京グループの総資産は約190兆円となり、みずほグループを大きく上回り世界最大のメガバンクが誕生する。

●メガバンク…まぁ私は精子バンクくらいにしか預けられるものがないですけどね。

○貯金しろよ! まぁ、この経営統合で大手銀行は3グループにわかれた。銀行の淘汰もこれで一段落かな。

●銀行強盗もこれでどこが金持ってるかな~なんて悩まずにすみそうです。

○不謹慎なこと言うなよ! いい加減にしろ!!

参院選2004

○参院選が終わったな。今回の焦点だった――

●又吉イエス候補は東京選挙区で惜しくも落選!

○それは2ちゃんねらーだけの焦点だろ! なおかつ、得票数は8,382票でビリだから全然惜しくねぇーし。

●〝唯一神〟を落とすなんて、東京都民は呪われますよ!

○泡沫候補の言うことを信じるなよ!! そうじゃなくて、与党・自民党の獲得数が焦点だったんだが、選挙区と比例区を合わせて49議席。「勝敗ライン」だった改選前の51議席を下回って、首相の進退問題もささやかれる結果となったんだよ。

●せっかく選挙直前に、ジェイソンさんと曽我さんのジャカルタでの再会を実現したのに。外務省の頑張りも実を結びませんでしたか。

○ジェイソンは「13日の金曜日」だ! そうじゃなくてジェンキンスさんだろ!

●でも、ワタシ的に「勝敗ライン」だった、自民党のスポーツ〝バカ〟候補の2人、は荻原健司候補は残念ながら当選、神取忍候補はあと一人のところでナミダを飲んで無事落選。1勝1敗に終わったという感じです。

○バカは失礼だぞ! まぁ、神取は「政治はこれから勉強します」と言ってたくらいだから、政治家としての資質としてどうかとは思ったが…。

●そんな態度でいいなら、誰でも政治家になれるじゃないですか! ホント、神取が当選するような〝神〟風が吹かなくてよかったっす。

○〝神〟風といえば、自民党と連立与党を組む公明党は、目標だった改選10議席に1議席上積みして11議席を得た。宗教政党としての強さを見せ付けたね。

●さすが創価学会。寝たきり老人すら起こして投票させる組織力はさすがですね! 唯一神に対抗できるのは、池田大作だけですよ!

○話を又吉イエスに戻すなよ!

●しかし、自民党は公明党と選挙協力を行ったのに、負け組は自民党、勝ち組は公明党とくっきり結果が分かれましたね。公明は議員数を減らすわけには「いかんざき」と。

○ダジャレかよ! ほか、注目候補でいえば、東京の青島幸夫前都知事、北海道の鈴木宗男前衆議院議員、大阪の辻元清美前衆議院議員も落選した。

●鈴木宗男候補は、身長2メートルの秘書・ムルアカ氏に肩を担がれながらアピールしたりなど、懸命な選挙戦を繰り広げてたんですけどねぇ。でも、ムルアカ氏の肩に乗っても2メートル10センチしかなかったので、あまり目立たなかったですねぇ。

○ムネオの身長そんな低くねぇよ! ホビットかよ!!

●比例区の自民党公認・古葉竹識(たけし)元広島監督も落選しましたね。1リーグ制反対を訴えてただけに、これで国民の審判が下ったと、球界は1リーグ制に向けて進むこと必至ですよ!

○下ってねぇよ! 球界問題以外を判断材料にして選挙民は投票してるだろうし。

●だいたい、参議院がパ・リーグみたいなものだからいけないんですよ。衆議院のチェック機能とかいっても、結局は衆議院が上ですから。

○確かに力関係としては、セ・リーグ>パ・リーグのように、衆議院>参議院だからな。

●ここは、1リーグ制ならぬ1院制にして、議員数を減らし無駄なコストをカットしたほうがいいです!

○しかし、既得利権をもっている今の議員たちから反対の声が出そうだ。

●そこで、議会のオーナーとしてナベツネが就任。議員からの声にも
「たかが議員が!」
とほえてもらえばいいんですよ。

○ナベツネが仕切る日本…そんな国には住みたくねぇよ! いい加減にしろ!!

【J2第22節】京都1-3川崎

京都パープルサンガ1-3川崎フロンターレ
後半2分【京都】中払(ゴール前流れたボールをペナルティアリア外から右足)

■京都パープルサンガ(4-2-2-2)
GK1:平井直人
DF29:森勇介
(81分-MF31:池松秀明)
DF25:辻本茂輝
DF5:手島和希
DF35:三上卓哉
MF6:石丸清隆
MF14:中払大介
(75分-MF30:六車拓也)
MF17:熱田眞”帝王”
(65分-MF7:冨田晋矢)
MF19:美尾敦
FW9:黒部光昭
FW21:崔龍洙

問題は3点目。
自陣のスローインを受けに行く選手がおらず、苦し紛れにロングスロー→はね返され→ジュニーニョに流れて独走を許す。
押していた時間帯だけに、昨年から続くこの無責任体質に愕然。
あと、やっぱり中払&石丸のダブルボランチの守備力に不満。
と同じことばっかり書いてる気がするのは、進歩がないということかorz

ラッキーにも中位チームが負けたりして、川崎以下のチームの混戦は変わらなかった。
あと、おめでとう札幌2勝目!

抱かれたい男、木村拓哉

●ananの増刊「’04好きな男DELUXE」買ってきたです。

○表紙は木村拓哉か~。ananの抱かれたい男ランキング何年連続1位だっけ?

●キムタクってどうしてこんなに長い間、抱かれたい男1位だかわかります?

○だって、あのランキングって表向きは読者からの投票で決めている振りして、
実はanan編集部がJ事務所に出向いて
「ことしのランキングどうしましょう?」
「木村が1位でいいんじゃない。
でも、ことしは『ホテルビーナス』とかあったし草なぎのランクを少しあげてよ」

みたいなことで決めてるからだろ。

●そんな信憑性あやしいディープな芸能情報はいいんですよ!
違います、キムタクだからですよ。
木村拓哉がキムタクだからです。

○え?

●だからですねぇ、木村拓哉→キムタクという略称があるからです。
だって、抱かれたくない常連の出川哲郎、バウバウ松村とかは略称ないでしょ。

○確かにそうだけど…。
でも、じゃあ松平健はマツケンだし、大槻ケンヂはオーケンだし、略称あるのに抱かれたい男には入ってないぞ。

●だから、それも木村拓哉だから。
「きむらたくや」が「きむたく」になるからですよ。

○言いやすいから!?

●そんな理由では抱かれたくならないでしょう。
「きむらたくや」という6文字の音の名前が、「きむたく」という4文字の名前になる。
それが、女の子の深層心理に抱かれたいと思わせるんです。

○チンプンカンプンだよ。

●6+4=10ですよね。
で、10=1+9。
「もし」(6・4)抱かれたら「イク」(1・9)
というメッセージが女性の深層心理に訴えかけてるんですよ。

○な、なんだってー!
って、そんなわけねーだろ!!

【ユーロ2004決勝】ポルトガル0-1ギリシャ

ポルトガル0-1ギリシャ
57分【ギリシャ】アンゲロス・カリステアス”ハリステアス”

早めに起きて、出勤前に録画したユーロ2004を後半だけ鑑賞する(@7月5日)。
ギリシャがコーナーからのヘッドで先制、そのまま逃げ切り。
開催国ポルトガルを倒して、国際舞台初登場で初優勝の快挙を成し遂げた。
日頃は寝起きの悪い俺だが、どんなコーヒーよりも目が覚まさせてくれる刺激的な結果だった。

■ギリシャの勝因を探る
それにしてもギリシャ。
プレーを見て「すげぇ」と言えるような、スーペルな選手はいない。
フィーゴ、ルイ・コスタ……タレントだらけのポルトガルとは大違いだ。
ということは、選手層より戦い方、つまり監督の采配、使った戦術が勝利の要因だと言えると思う。

戦術面……ひとことでいえば、4・3・3のフォーメーションからのオールコートプレス
ポルトガル戦の先発メンバーで表せば、

ジャンンナコプロス ブリザス ハリステアス
ザゴラキス    バシナス    カツラニス
フィッサス デラス カプシス セイタリディス
       ニコポリディス

3トップのうち、サイドに位置するジャンンナコプロス、ハリステアスは守備時は自陣深くまで戻ってくる。
先取点を取った右サイドFWハリステアスが、後半、自陣のゴールライン際でフィーゴにスライディングタックルをしたシーンなんて、その典型だ。
そしてFWで中央に位置するブリザスも前線からの守備をいとわない。
3トップを置いているのは逆説的だけど、攻撃に厚みを加えるというよりは、前線からのプレスを徹底するためだ。

フォワードに呼応するように、相手がボールをもった際はプレスに行く…のだが、ときおり、MF3人がみな引いて7バックになる時間もたびたびあった。

ディフェンスラインは決して無理せず、デラスをスイーパーぎみに余らせるカタチ。
相手が2トップのときは、CBのカプシスと本来右SBのセイタリディスがマンマークにつく。

そして何より、驚異的な運動量と、危機的状況ではイエローカードも辞さない守りで、相手の攻撃にリズムを作らせない。

一方、攻撃面では徹底したサイド攻撃。
ギリシャは、ポルトガルのMFフィーゴとロナウドが上がったあとの手薄になった両サイドを執拗に攻める。
ブリザスもサイドに流れることが多く、中央突破はほとんどなかった。

きちんと守って素早くカウンターでサイド攻撃、もしくはセットプレーにかける。
――相手がすべて格上といえるギリシャにとって、一番効率のいい戦い方を徹底した。
その結果、勝利の女神がほほえんだ。
あっぱれギリシャ。
あっぱれ〝キング・オットー〟レーハーゲル監督。

■4・3・3がヨーロッパトップモードに!?
ギリシャの4・3・3は、去年からことしにかけてチャンピオンズリーグで強かったスペイン勢のチームが多く採用する4・5・1と〝双子〟の関係にある。たとえば、デポルティボ・ラコルーニャ。

       トリスタン
ルケ    バレロン   ビクトル
    フラン   セルヒオ
ロメロ セサル アンドラーデ マルエル・パブロ
        モリナ

先ほどのギリシャと比較してもらえばわかるように、3トップの両翼が少し下がり目になる。
そして3MFがフラットには並ばず、ひとりトップ下(ゲームメーカー)を置く。

この4・5・1が流行り出したのは、イタリアチックな4・4・2、たとえば01-02シーズンのキエーボ・ヴェローナ

  コッラーディ   マラッツィーナ  
マンフレディーニ        エリベウト
       ペロッタ  コリーニ
ランナ レグロターリエ ダンナ モーロ
       ルパテッリ

のように、いわゆるトップ下=ファンタジスタの居場所がなくなったことに対する反発だったともされる。

んで、ギリシャに話を戻すけど、4・3・3が再び新鮮なのはやっぱりファンタジスタの居場所がないこと。
きわめて労働者的っているか、勤勉な10人のフィールドプレーヤーがいないとダメなフォーメーションなのだ。

「勤勉」なサッカー。
それをコツコツ気づきあげた監督はやっぱりドイツ人だった。