【UEFAチャンピオンズリーグRound of 16・First leg】レアル・マドリッド0-1アーセナル

レアル・マドリッド0-1アーセナル
◇日時:2006年2月21日(火)20.45KO(日本時間翌4.45)
47分【アーセナル】ティエリ・ダニエル・アンリ

勝敗を分けたのは「ターン」だった。
アーセナルの中盤の選手がボールをもったとき。
当然、レアルの選手がプレスに行く。
だけれども、セスクが、リュングベリが、フレブが、レジェスが、相手のプレスを受けながら、うまく体をターンさせる。
これで、マークが外れる。
その瞬間、レアルのプレスには連動性がないため、アーセナルの選手たちの前にはフリーのスペースが広々広がっていた。
一方、レアルの選手が同じことをしても、プレスの二の手、三の手がやってきて、チャンスにはつながらない。

戦前は、ブラジル人選手が多いレアルのほうがテクニックでは一枚上手だと思っていたが、いやいや。
アーセナルの攻撃陣のボールさばきがすばらしかった。
とくに、セスク。
あれでまだ10代。
青春アミーゴですよ。
なんなんだ、あのテクは。

■レアル・マドリッド(4-1-4-1)
GK1:イケル・カシージャス・フェルナンデス
DF11:シセロ・ジョアオ・デ・セザール “シシーニョ”
DF18:ジョナサン・ウッドゲイト
(9分-DF22:フランシスコ・パヴォン・バラオナ)
DF4:セルヒオ・ラモス・ガルシア
DF3:ホベルト・カルロス・ダ・シウヴァ
MF16:トーマス・グラヴェセン
(76分-MF8:ジュリオ・セサール・バティスタ)
MF23:ダヴィド・ロベルト・ヨゼフ・ベッカム
MF14:ホセ・マリア・グティエレス・エルナンデス “グティ”
MF5:ジネディーヌ・ジダン
MF10:ホブソン・デ・ソウザ “ホビーニョ”
(63分-FW7:ラウール・ゴンサレス・ブランコ)
FW9:ホナウド・ルイス・ナザリオ・デ・リマ

■アーセナル(4-2-2-2)
GK1:イェンス・レーマン
DF27:エマヌエル・エブエ
DF28:ハビブ・コロ・トゥーレ
DF20:フィリップ・センデロス
DF16:マシュー・フラミーニ
MF15:フランセスク・ファブレガス・ソレール “セスク”
(90+5分-MF17:アレクサンドル・ソング)
MF19:ジウベルト・アパレシド・ダ・シウヴァ
MF13:アレクサンドル・フレブ
(76分-MF7:ロベール・ピレス)
MF8:カール・フレデリク・リュングベリ
FW9:ホセ・アントニオ・レジェス・カルデロン
(80分-DF2:ヴァシリキ・ディアビ)
FW14:ティエリ・ダニエル・アンリ

モウリーニョ、再びスタンフォードブリッジの芝を語る

バルサ戦を目前にして、「バルサがやりたいんだったら、スタンフォードブリッジで前日練習してもかまわないよ」と言ってるもよう。

ジョゼ・マリオ・ドス・サントス・モウリーニョ・フェリックス・コーチ(チェルシー)
「見た目には美しくても、頭の中はからっぽな人間もいる。
その一方で、見た目はよくないけれど、知的な人間、たとえば科学者のような人間だっているだろう。
スタンフォードのピッチは後者のようなものさ。
上から見ると見栄えはよくないが、ボールはちゃんとふつうのスピードで転がるさ」

【プレシーズンマッチ】京都パープルサンガ0-2セレッソ大阪

目標は残留ですから

京都パープルサンガ0-2セレッソ大阪
◇日時:2006年2月19日(日)14時00分キックオフ
◇会場:京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場
◇主審:前田拓哉
前半18分【セ大阪】西澤明訓(←徳重)
後半3分【セ大阪】西澤明訓(←古橋)

■京都パープルサンガ(4-2-2-2)
GK1:平井直人
DF4:鈴木和裕
DF2:鈴木悟
DF3:ヒカルド・カヴァルカンテ・ヒベイロ “リカルド”
DF7:児玉新
MF18:米田兼一郎
(後半34分-MF17:石井俊也)
MF16:斉藤大介
MF27:加藤大志
MF14:中払大介
(後半20分-MF8:美尾敦)
FW10:パウロ・アントニオ・デ・オリヴェイラ “パウリーニョ”
(後半23分-FW20:林丈統)
FW31:田原豊

■セレッソ大阪(3-4-3)
GK22:吉田宗弘
DF2:ブルーノ・エヴェルトン・クアドロス
(後半19分-DF14:江添建次郎)
DF3:柳本啓成
(後半36分-DF26:藤本康太)
DF5:前田和哉
MF4:河村崇大
MF23:下村東美
MF10:エリソン・カルロス・ドス・サントス・シウヴァ “ピンゴ”
(後半11分-MF7:山田卓也)
MF11:徳重隆明
(後半34分-MF17:酒本憲幸)
FW8:森島寛晃
(後半0分-MF16:宮原裕司)
FW20:西澤明訓
(後半27分-FW15:小松塁)
FW9: 古橋達弥

今季はじめてのPSMはスコアからいえば完敗でした。
そして、すでにいくつかアップされているブロガーさんたちのレポから見るに、内容的にも芳しくなかったようです(涙そうそう)。

※参考
C大阪西沢が2ゴール/プレシーズン戦 – nikkansports.com > サッカーニュース
【プレシーズンマッチ:京都 vs C大阪 レポート】ホーム西京極にC大阪を迎えたJ1挑戦の京都。今回の結果はC大阪の貫禄勝ち。 [ J’s GOAL ]

10-Fantasista-10:ヨロヨロしくなPSM。
雨紫(あめむらさき・うし):プレシーズンマッチvsセレッソ大阪
ETERNITY サンガblog:プレシーズンマッチ

対戦相手のセレッソは、ご存じのとおり昨シーズンのJ1にて土壇場で優勝を逃がした上位チーム。
その戦い方は3バックがきっちり守って、攻めては西澤の変態ポストプレーでスピードに乗って攻めてくる、という印象でした。
コレ、実はシステムは違えど、守備のラインはそんなに高く上げずに、田原に当ててから攻撃を構築する――サンガのやりたいサッカーと同じです。
つーか、現代サッカーの基本的な戦い方。

そんな中で、やっぱり2-0というスコア以上に歯が立たなかったのはどんな理由なのか?と。
なんで負けんねん?と。
いわゆる敗因を考えてみると、昨シーズンの天皇杯・大宮戦でも見えていた「J1で戦ううえでサンガの足りない部分」、すわなち
 ・無理めでも得点を取ってくれるFW
 ・高さと強さをもつセンターバック
がいないことなんじゃないかなーと。
思ったりします。
じゃあ、そうした補強ができなかったのか、しなかったのか。
わたくしは、柱谷コーチの性格上、後者なんじゃないかと踏んでいるんですが、まぁそこらへんの話はまた追って。

とはいえ、そんな選手はいないわけで、いなければいないで戦わなければならないわけで。
柱谷コーチは試合後、セレッソの攻撃を
「キックが正確。30、40mのパスでもミスをしない。近い距離ならなおさら」
といい、一方で守備は
「浮いているボールをコントロールしていないときにプレッシャーがくる。
ボックス付近のチェックは厳しくて強い」
と評しています。
つまりは、同じことをサンガもやりたいんだけど、まだできないということ。
今シーズンのJ1での戦いを通じて、そうした「J1レベルの戦い方」ができるようになるのか、できるまでに選手たちが成長するのか?
あせることなく見つめていきたいと思います。

開幕まであと2週間。
きょうは岡ちゃんと水沼が偵察に来てたということで「4-3-2-1」は封印したみたいです。
Fマリノス戦はいったいどういう布陣で戦うことになるのでしょうか?

【京都サンガ】柱谷監督キャンプを振り返る

京都・柱谷監督 初J1に自信 :デイリースポーツonline
「計画していたトレーニングはすべてこなせた。チーム戦術が深く浸透した」という柱谷コーチですが、キャンプの自己採点は「80点」。
…満点じゃないんですね(涙そうそう)。
期待の新戦力については
「アラタ(児玉)、林、登尾の新加入3人はすぐに戦力として使える」
とのこと。
登尾顕徳くんの開幕ベンチ入りもありそうな気配です。

そして、きょうはセレッソ戦。
【プレシーズンマッチ:京都 vs C大阪 プレビュー】J2優勝チームとJ1優勝に王手をかけたチームの一戦は緊張感のあるゲームに期待大! [ J’s GOAL ]
アレモン先発は微妙だなぁと思いつつ。
3バックのチームとの実戦は貴重なので、今後の糧としていただきたい。

モウリーニョ「ロンドンの芝はこんなもん」

年が明けてから、チェルシーの本拠地・スタンフォードブリッジの芝がえらいことになってます。
はげたり、めくれあがったり。
で、これはチャンピオンズリーグに向けて、つなぐサッカーをやってくるバルサへの「妨害工作」じゃないのか?なんてうがった見方をしている人がいるようです。
そんな向きに、モウリーニョたんが反撃。

ジョゼ・マリオ・ドス・サントス・モウリーニョ・フェリックス・コーチ(チェルシー)
「たしかにスタンフォードブリッジのピッチコンディションはよくない。
批判は甘んじて受けよう。
しかし、このピッチがチェルシーにとって有利だと考えているのは馬鹿だけだ。
考えてもみてほしい。
チェルシーにはテクニックのある選手がいないというのかい?
キック&ラッシュの選手たちばかりというのかい?
たしかにそんな選手たちばかりなら、フィールドとしてジャガイモ畑を用意するだろうが。

もう一度言おう。
確かにピッチはよくない、言われなくてもわかっているさ。
なにしろロンドンは気まぐれな天気なうえに、屋根の影になって芝になかなか日が当たらないんだ。
これからすぐ改善するのは難しい。
だから、スタジアムを注意して使用するしかないだろうね。
だいたい今季は一度もここで練習をしてないぐらいだし。

芝を張り替えろという意見があるのも知っている。
でも昨季、それをやって問題が起きたのを懸念しているんだ。
特にスコット・パーカーがひどいけがを負ってしまった。
選手のけがと芝の状態というのは密接に関係してるだけに、一概に新しいのがいいってわけじゃないんだよ。

バルセロナの連中が、この芝を陰謀だと言ってるって?
じゃあ、なんでバルサの選手たちはあんなにけがが多いんだい?
あれだけ膝に問題を抱えている選手が多いってことは、さぞかしピッチ状態がよいってことだろうね!」