【2006FIFAワールドカップMatch12】オーストラリア3-1日本

◇Match 12 Group F
オーストラリア3-1ジャパン(日本)
26分【ジャパン】中村俊輔(左足)
84分【オーストラリア】ティモシー “ティム”・カーヒル(右足←ニールのロングスローのこぼれ)
89分【オーストラリア】ティモシー “ティム”・カーヒル(右足ミドル)
92分【オーストラリア】ジョン・アロイージ(左足)

■オーストラリア(3-2-4-1)
GK1:マーク・シュウォルツァ
DF2:ルーカス・ニール
DF3:クレイグ・アンドリュー・ムーア
(61分-FW19:ジョシュア・ブレイク・ケネディ)
DF14:スコット・チッパーフィールド
MF5:ジェイソン・クリーナ
MF13:ヴィンチェンツォ “ヴィンチェ”・グレッラ
MF7:ブレット・エマートン
MF20:ルーク・ウィルクシャー
(75分-FW15:ジョン・アロイージ)
MF23:マルコ “マーク”・ブレッシアーノ
(53分-MF4:ティモシー “ティム”・カーヒル)
MF10:ハリー・キュウェル
FW9:マーク・アンソニー・ヴィドゥカ

■ジャパン(日本)(3-4-1-2)
GK23:川口能活
DF19:坪井慶介
(56分-DF2:茂庭照幸)
(91分-FW16:大黒将志)
DF5:宮本恒靖
DF22:中澤佑二
MF3:駒野友一
MF15:福西崇史
MF7:中田英寿
MF14:アレッサンドロ・ドス・サントス “三都主アレサンドロ”
MF10:中村俊輔
FW13:柳沢敦
(79分-MF18:小野伸二)
FW9:高原直泰

アルトゥール・アントゥネス・コインブラ “ズィッコ”コーチ(日本)
「リードを守るべきサッカーをしなければいけなかった。
それができなかったのがすべてだ。
守りきらなければいけない時間帯で、ミスをしてしまっては台なしじゃないか。
相手のリスタートには注意しろと言っていたが…。
次の試合?
勝ちに行くだけだ」

川淵三郎カピタン(日本)
「ひじょうに残念だ。
2点目を決めてれば、ね。
たらればを言ってもしょうがないが。
しかし、なんでもっとシュートを打たないのかな。
上から見ていてイライラしたよ。
逆転された原因?
向こうがハイボールを上げてきて、バックがそれをクリアして…。
それをやられすぎて体力を消耗してしまった。
最後は、疲れからやられてしまったのかな。
ただファンには悪いが、選手としてはベストをつくしたと思う。
次のクロアチア戦に向けて勝利を得られるようにがんばるしかない。
ズイッコと私は悪くないので、みなさんもっと応援してください」

試合採点:5
まさしくサムイ・ブルー。
攻撃に入ったときのスピードがなく、連動性がなく、決定力がなく。
いままで出てきたチームのなかで、最悪のサッカーを見せてしまった。

先制は、キーパーの進路妨害っぽいけどノーファウルで、ラッキーな形。
これで安心しちゃったのか、守備ラインは下がりぎみに。
中盤でプレスがかからないし、ヴィドゥカのマークも外しがちだし。
ひたすらにオージーペース。

後半、オーストラリアは長身のケネディを入れて、パワープレイに路線変更。
日本はマイボールをキープできず、ノーガードで打たれるボクサーのように放り込まれる。
耐えて耐えて「おしん」状態。
ときおりカウンターを見せるものの、柳沢、高原、中村の息がまったく合わず。
駒野がなんどかフリーになるも、クロスはぜーんぶあさっての方向。
選手交代も遅かった。

そして、後半30分すぎにたてつづけに失点。
なんつーか、見どころがゼロなゲーム。
4年間のズイッコ・ジャパンの総決算がこれか、という思いしかない。
まぁ、クロアチアとブラジルに連勝すればいいわけですが!
とりあえず

  ,’ ,イ /. /‐l /、l /:::::::::::::::ヽ l;:ゝ l’ヽ. ヽ  パスを待ってるだけじゃ
. ! / l ./ | /:::::| /::::l/\::::::::::/ヽ!:::ヽ!:::ヽ|::\   何も始まらねえ………!
 l/ |/ .l/l:=l/==。=、::::::::__ ====。=:::| |⌒ヽ 何でもいいから…
.       l ` ー–;;/:::::::”” ` ー-‐ ‘::´:::::| !⌒! ! 自分で走ってみ………!
       l  ー-/:::::::::::::   ` ー–‐ ‘:´:::::::| .|⌒! l 走れば動き出す…
        l r/::::::::::::__:::)   `ー- 、:::::::::::| .|、_ノ l その動きの中で
.         ゙!ー ,_________、゙!::::::::| .!、_,ノ   随時修正して
         i             .:::::::!::::/l∧   いけばいいんだ

というアドバイスをもとに、
    巻 高原
松井       中村
    ヒデ 福西
中田コ 宮本 中澤 キング
    川口
あたりで、と適当なことを言って締めておきます。

※参考
マッチレポート:FIFAworldcup.com

日本戦分析レポート カテゴリ 日本代表 グループリーグ第1戦:サポーターズスタジアム2006@nifty

松永成立(京都パープルサンガGKコーチ)
「先制点は、オーストラリアのキーパーへのファールで、主審もそれを認めたと報道されているが、GKの立場から指摘したとしても、あれはFWのファールではない。」

名波浩(ジュビロ磐田MF)
「駒野がフリーになった、とわかったなら、中盤はここで、もっと駒野を使うためのボール回し、人の動き方にプランを変えてしまってよかったんじゃないだろうか。右サイド、右サイドへとボールを流していくことによって、相手がケアを半ばしていなかった駒野を生かすことができたはずだね。
プランを、こういう形ですぐさま変えていくことができれば、オーストラリアに対して、2点目の止めを刺すことは可能だったかもしれない」

【2006FIFAワールドカップMatch08】アンゴラ0-1ポルトガル

◇Match 8 Group D
アンゴラ0-1ポルトガル
4分【ポルトガル】ペドロ・ミゲウ・カレイロ・レセンデ “パウレタ”(左足←フィーゴ)

■アンゴラ(4-2-3-1)
GK1:ジョアン・ヒカルド・ペレイラ・バターリャ・サントス・フェレイラ
DF20:マヌエル・アントニオ・カンジェ “ロコ”
DF5:カウロス・マヌエル・ゴンサウヴェス・アロンソ “カリ”
DF3:ジョアン・ペレイラ・バターリャ “ジャンバ”
DF21:ルイス・マヌエル・フェレイラ・デルガド
MF8:アンドレ・ヴェンセスラウ・ヴァレンチム・マカンガ
MF7:パウロ・ジョゼ・ロペス・デ・フィゲイレド
(80分-MF6:マルコス・エラメネジウド・ジョアキム “ミロイ”)
MF17:パウロ・バプティスタ・カランガ・ンシンバ “ゼ・カランガ”
(70分-MF13:エドソン・デ・ジェスス・ノブレ)
MF11:マテウス・ガリアーノ・ダ・コスタ
MF14:アントニオ・マヌエル・ヴィアナ・メンドーサ
FW10:ファブリス・アウセビアデス・マレコ “アクワ”
(60分-FW9:ペドロ・マヌエル・トラス “マントラス”)

■ポルトガル(4-2-3-1)
GK1:ヒカルド・アレシャンドレ・マルティンス・ソアレス・ペレイラ
DF13:ルイス・ミゲウ・ブリート・ガルシア・モンテイロ
DF5:フェルナンド・ジョゼ・ダ・シウヴァ・フレイタス・メイラ
DF16:ヒカルド・アウベルト・シウヴェイラ・カルヴァーリョ
DF14:ヌーノ・ジョルジ・ペレイラ・シウヴァ・ヴァレンテ
MF8:アルマンド・ゴンサウヴェス・テイシェイラ “ペチ”
(72分-MF18:ヌーノ・ヒカルド・オリヴェイラ・ヒベイロ “マニシェ”)
MF19:チアゴ・カルドーソ・メンデス
(83分-MF10:ウーゴ・ミゲル・フェレイラ・ディアナ)
MF17:クリスティアーノ・ホナウド・ドス・サントス・アヴェイロ
(60分-MF6:フランシスコ・ジョゼ・ダ・コスタ “コスティーニャ”)
MF7:ルイス・フェリペ・マデイラ・カイェーロ “フィーゴ”
MF11:シモン・ペドロ・フォンセカ・サブローサ
FW9:ペドロ・ミゲウ・カレイロ・レセンデス “パウレタ”

試合採点:5
かつて宗主国・属国関係にあった両国が対決。
そのせいかサッカーも同じような「芸風」だった、と。

お互いがお互いで、ドリブルでグリグリちゃんしまくり。
だけど、前のほうで人が足りないから、点が入る予感があんましない。
大きな展開もなく、同サイドに固執するんで、見てて窮屈でしょーがない。

ポルトガルは、フィーゴが中盤からグリグリ前に進むときだけ、お客さんが「おっ」というムード。
しかーし、そのほかではなかなか前にボールが運べず。
で、後半なんかは、も〜ブーイングの雨あらし。
おまけに、「アンゴラ」コールも飛び出しちゃったりしちゃったりして。
とはいえ、アンゴラもアンゴラでプレイの精度が悪すぎて、ロクにシュートまでいかなかった。
凡戦。

あ、すっかり忘れてたポルトガルの先制点も、ラッキーパンチだった。
相手ゴールキックをディフェンスが頭で跳ね返す。
偶然フィーゴに足もとへ。
前が空いていたのでドリブル開始。
ジャンバをかわして、ペナルティエリア突入。
左からパス出して、走り込んだパウレタが、キーパーが飛び出して無人のゴールへスコーン。

ポルトガルのこの体たらくは、はたしてアンデルソン・ルイス・デ・ソウザ “デコ”選手がケガで欠場したせいなのか。
あるいは、単に調子が悪いのか。
次戦で見きわめたい。

※参考
マッチレポート:FIFAworldcup.com

【2006FIFAワールドカップMatch07】メヒコ3-1イラン

◇Match 7 Group D
メヒコ(メキシコ)3-1イラン
28分【メヒコ】オマール・ブラヴォ・トルデシジャス(右足←ヘッド:フランコ←FK:パルド)
36分【イラン】ヤハヤ・ゴルモハマディ(右足←CKのこぼれ:マハダヴィキア)
76分【メヒコ】オマール・ブラヴォ・トルデシジャス(右足←シーニャ)
79分【メヒコ】アントニオ・ナエルソン・マティアス “シーニャ”(ヘッド←メンデス)
20060612amexicanfan

■メヒコ(メキシコ)(3-4-3)
GK1:オスヴァルド・ハヴィエル・サンチェス・イバーラ
DF4:ラファエル・マルケス・アルヴァレス
DF5:リカルド・オソリオ・メンドーサ
DF3:カルロス・アルノルド・サルシド・フロレス
MF16:マリオ・メンデス・オラゲ
MF8:パヴェル・パルド・セグラ “ベベ・パルド”
MF6:ヘラルド・トラード・ディエス・デ・ボニージャ
(46分-MF23:ルイス・エルネスト・ペレス・ゴメス)
MF14:ゴンサロ・ピネダ・レジェス
FW10:ギジェルモ・ルイス・フランコ・ファルクアルソン
(46分-MF7:アントニオ・ナエルソン・マティアス “シーニャ”)
FW9:ハレド・フランシスコ・ボルヘッティ・エチャヴァリア
(52分-FW17:ホセ・フランシスコ・フォンセカ・グスマン)
FW19:オマール・ブラヴォ・トルデシジャス

■イラン(4-2-2-2)
GK1:イブラヒム・ミルザプール
DF13:ホセイン・カエビ
DF4:ヤハヤ・ゴルモハマディ
DF5:ラハマン・レザエイ
DF20:モハメド・ノスラティ
(81分-FW15:アラシュ・ボルハニ)
MF6:ジャヴァド・ネコーナム
MF14:アンドラニク・ティモリアン
MF2:メハディ・マハダヴィキア
MF8:アリ・カリミ
(63分-MF21:メハルザド・マダンチ)
FW9:ヴァヒド・ハシェミアン
FW10:アリ・ダエイ

試合採点:6.5
テクニックとアジリティがある選手がそろった両チーム。
プラスして、じつは、ともに守備がちょーっと不安定だったりして。
なわけで、序盤から攻守が入れ替わりまくりング。
シュートチャンスもたーっぷり、のハデな展開に。

で、ともにセットプレイから得点をあげて、勝負は後半へ。
メヒコはいきなり2人選手を入れ替え、さらにボルヘッティがケガで3人の交代枠をはやばや使い切ってしまう。
しかし、その交代選手が積極的にオーバーラップ、マルケスもさかんに前線に顔を出し、なんとか1点をもぎ取ろうと試みる。
その圧力に押されたのか、イランはしだいに運動量がダウンダウン。

そしてついに、76分。
イランはキーパーのクリアミス。
直後に、ディフェンスのレザエイのクリアミス。
まさにアラート不足で、シーニャにボールが渡り、走り込んだブラヴォがズドン! でメキシコ勝ち越し。
さらにさらに、落ち込むイランをしり目に今度はシーニャがヘッドでドン!

アジア勢として先陣を切って登場のイラン。
敗れたものの、いいサッカーをやっていた。
とくに前半は、メヒコを相手に互角以上に戦っていただけに、あのミスが…。

※参考
マッチレポート:FIFAworldcup.com

【2006FIFAワールドカップMatch06】セルビア・アンド・モンテネグロ0-1オランダ

◇Match 6 Group C
セルビア・アンド・モンテネグロ0-1ネーデルラント(オランダ)
18分【ネーデルラント】アルイェン・ロッベン(左足←ファン・ペルシィ)

■セルビア・アンド・モンテネグロ(4-2-2-2)
GK1:ドラゴスラフ・イェヴリッチ
DF14:ネナド・ジョルジェヴィッチ
(43分-MF7:オグニェン・コロマン)
DF6:ゴラン・ガヴランチッチ
DF20:ムラデン・クルスタイッチ
DF3:イヴィツァ・ドラグティノヴィッチ
MF17:アルベルト・ナジィ
MF4:イゴール・ドゥリャイ
MF10:デヤン・スタンコヴィッチ
MF11:プレドラグ・ジョルジェヴィッチ
FW8:マテヤ・ケジュマン
(67分-FW21:ダニイェル・リュボヤ)
FW9:サヴォ・ミロセヴィッチ
(46分-FW19:ニコラ・ジギッチ)

■ネーデルラント(オランダ)(4-1-2-3)
GK1:エドヴィン・ファン・デル・サール
DF14:ヨニー・ヘイティンハ
DF13:アンドレ・オーイェー
DF4:ヨリス・ダニー・マタイセン
(86分-DF3:ハリド・バウラルーズ)
DF5:ジョヴァンニ・ファン・ブロンクホルスト
MF22:ヴェズレイ・スネイダー
MF18:マルク・ファン・ボメル
(60分-MF6:デニー・ランザート)
MF8:フィリップ・コク
FW17:ロビン・ファン・ペルシィ
FW9:リュート・ファン・ニステルローイ
(69分-FW7:ディレク・カイト)
FW11:アルイェン・ロッベン

試合採点:6
欧州予選7組、10試合で1失点。
鬼瓦のような堅さを誇るセルモンの守備をいかにオランダが破るか?——が見どころだったこのゲーム。

セルモンは守備ラインを深〜く設定。
相手のウイングに、スペースを与えないよう心がけていた。
さらに、プレスを始めるのもセンターサークル付近から。
ここから奪って早い攻撃をしようという狙い。

そのセルモンのカウンター戦術のお株を奪うように、オランダが先制したっつのーのが、なんとも皮肉なところ。
ディフェンスラインから縦にファン・ペルシィ。
これをダイレクトで裏に送って…。
ロッベンがラインから抜け出した。
そして、キーパーの脇を抜いてきっちりゴール。

その後も、オランダはロッベンにボールを集めて、つーか、ロッベンがコネコネしまくって、リズムをつくろうとする。
セルモンは早くも43分に、ロッベンと対峙していたマタイセンを下げ、右サイドMFのコロマンを投入。
中盤のドゥリャイを右サイドバックに、ジョルジェヴィッチをボランチに、スタンコヴィッチを左に回すフォーメーションチェンジ。

で、後半開始から、前線に2メートルの巨人・ジギッチを投入。
さらに、プレスをかける位置をやや前にして、逆襲を狙う。

たいするオランダは、ロッベンが右に左に回ってシュートを打つのが目立ったくらい。
暑さもあってか運動量が低下し、相手にペースを握られる。
しかし、セルモンも最後を決めきる力がなく、結局1-0でゲーム終了。

オランダは魅惑の攻撃が影をひそめ、ただただロッベンのドリブルだけがめだっていたのだった。

※参考
マッチレポート:FIFAworldcup.com

【2006FIFAワールドカップMatch05】アルゼンチン2-1コートジヴォアール

◇Match 5 Group C
アルヘンティーナ(アルゼンチン)2-1コートジヴォアール(コートジボワール)
24分【アルヘンティーナ】エルナン・ホルヘ・クレスポ(右足←FKのこぼれ)
38分【アルヘンティーナ】ハヴィエル・ペドロ・サヴィオラ(右足←リケルメのスルー)
82分【コートジヴォアール】ディディエ・イヴ・ドログバ・テビリィ(左足←ディンダン)

■アルヘンティーナ(4-2-2-2)
GK1:ロベルト・カルロス・アボンダンシェリ
DF21:ニコラス・アンドレス・ブルディッソ
DF2:ロベルト・ファビアン・アジャラ
DF6:ガブリエル・オマール・イヴァン・エインセ “ハインツェ”
DF3:ファン・パブロ・ソリン
MF5:エステバン・マティアス・カンピアッソ・デラウ
MF8:ハヴィエル・アレハンドロ・マスケラーノ
MF18:マキシミリアーノ・ルベン・ロドリゲス “マキシ・ロドリゲス”
MF10:ファン・ロマン・リケルメ
(93分-MF16:パブロ・セサル・アイマール)
FW7:ハヴィエル・ペドロ・サヴィオラ
(75分-MF22:ルイス・オスカル・ゴンサーレス “ルチョ・ゴンサーレス”)
FW9:エルナン・ホルヘ・クレスポ
(64分-FW14:ロドリゴ・セバスティアン・パラシオ)

■コートジヴォアール(4-2-2-2)
GK1:ジャン=ジャック・ティジィエ
DF21:エマヌエル・エブエ
DF4:ハビブ・コロ・トゥーレ
DF12:アブドゥライェ・メイテ
DF3:アルトゥール・ボカ
(62分-FW14:バカリ・コネ)
MF5:ディディエ・ゾコラ “Maestro”
MF19:グネグネリ・ヤヤ・トゥーレ
MF18:アブドゥル・カデル・ケイタ
(77分-FW9:アルーナ・コネ)
MF2:カンガ・ゴーチェ・アカレ
FW8:ボナヴェントゥール・カルー
(55分-FW15:アルナ・ディンダン)
FW11:ディディエ・イヴ・ドログバ・テビリィ

試合採点:7.5
スピード、テクニック、アイデア。
すべての面で、いままで登場したチームよりワンランク上だったー。
予選ベストゲーム候補、その1。

とにかく両チームの選手とも、前へのスピードが速い。
ミスパスも少ない。
中盤で手詰まりになっても、フェイクを入れて突破できるスキルがある。
おかげで、めまぐるしく攻守が切り替わっていった。

そんななか、前半アルゼンチンがセットプレイから先制。
さらにカウンターぎみの早い攻めから、リケルメのスルーがラインをきれいに抜けたサヴィオラに渡り追加点。
五分五分の戦いのなかから、決めるべきところできっちりきめる。
ん〜試合巧者、って感じ。

後半は、コートジヴォアールが攻めだるま親方、アルゼンチンが受ける展開。
ディンダン、コネ、コネとフォワード3枚が投入されたコートジヴォアール。
ドログバがポスト(山本昌邦さんも大絶賛!)、コネがドリブルでコネコネするも、なかなか追加点がコネー!

んで、ようやく82分。
右サイド、ラインの裏に出たバカリ・コネの前にスルーが出て、これの折り返しはドログバが頭で合わせきれなかったものの、裏からもう一回ディンダンがグラウンダーでクロス。
中央でドログバがこんどこそ!で押し込んで、コートジヴォアール史上ワールドカップ初ゴール。
だけど、やっぱり遅すぎた。

このあと、アルゼンチンはがっちり守りまっせ体勢。
なんとアイマールを時間稼ぎに使ったりして、辛くも逃げ切ったのだった。

しかし繰り返しになるが、両チームのクオリティと攻撃のメンタリティはすばらしかった。
オランダとセル・モン含めて、まさに「死のグループ」となりそうな予感。

※参考
マッチレポート:FIFAworldcup.com