【Jリーグカップグループステージ第3節※順延分】北海道コンサドーレ札幌 4-1 京都サンガF.C.

北海道コンサドーレ札幌 4-1 京都サンガF.C.
日時:2022年4月20日(水)19:03KO
会場:北海道札幌市札幌ドーム(3,627人/屋内 21.9℃ 5%)
主審:長峯滉希
51′-札幌/ガブリエウ・アウグスト・シャビエル
54′-京都/大前元紀
67′-札幌/中島大嘉
75′-札幌/ガブリエウ・アウグスト・シャビエル
88′-札幌/中島大嘉

■北海道コンサドーレ札幌(3-4-2-1)
GK22:大谷幸輝
DF2:田中駿汰
DF50:岡村大八
DF24:中村桐耶
MF7:ルーカス・フェルナンデス(90+1′-MF17:檀崎竜孔)
MF20:西大伍(66′-MF11:青木亮太)
MF6:高嶺朋樹
MF4:菅大輝
MF18:ガブリエウ・アウグスト・シャビエル(90+1′-MF30:田中宏武)
MF14:駒井善成(90+1′-FW16:藤村怜)
FW45:中島大嘉

■京都サンガF.C.(3-1-4-2)
GK32:マイケル・コーネリス・ウッド
DF5:アピアタウィア久
DF6:本多勇喜
DF4:クエンテン・ジョーディ・フェリックス・マルティノス
MF19:金子大毅
MF15:長井一真(60′-DF2:飯田貴敬)
MF25:中野桂太(60′-MF10:福岡慎平)
MF23:豊川雄太(41’MF27山田楓喜)※脳震盪による交代
MF8:荒木大吾(80’DF37:植田悠太)
FW20:クエンテン・ジョーディ・フェリックス・マルティノス(52′-FW50:大前元紀)
FW39:オリグバッジョ・イスマイラ(80′-DF31:井上黎生人)

【J1第9節】柏レイソル 0-2 京都サンガF.C.

柏レイソル 0-2 京都サンガF.C.
日時:2022年4月17日(日)19:03KO
会場:千葉県柏市日立柏サッカー場(5,545人/曇 15.3℃ 60%)
主審:中村太
13′-京都/荻原拓也(右足←松田)
48′-京都/ピーター・マドゥアブチ・ウタカ(左足)

■柏レイソル(3-1-4-2)
GK18:キム・スンギュ
DF25:大南拓磨
DF3:高橋祐治は京都サンガが丹精を込めて育成いたしました
DF4:古賀太陽
MF22:ドウグラス・モレイラ・ファグンデス “ドッヂ”
MF8:中村慶太(58′-MF6:椎橋慧也)
MF10:マテウス・ゴンサウヴェス・サヴィオ(84′-MF37:鵜木郁哉)
MF28:戸嶋祥郎
MF2:三丸拡(58′-MF24:川口尚紀)
MF14:小屋松知哉(58′-FW38:升掛友護)
FW19:細谷真大(73′-FW29:ホドリゴ・ルイス・アンジェロッティ)

■京都サンガF.C.(4-1-2-3)
GK21:上福元直人
DF14:白井康介(46′-DF15:長井一真)
DF31:井上黎生人
DF3:麻田将吾
DF17:荻原拓也
MF24:川﨑颯太(77′-MF19:金子大毅)
MF10:福岡慎平(58′-DF4:ホルネイケル・メンデス・マレイロス)
MF16:武田将平
FW27:山田楓喜(68′-FW39:オリグバッジョ・イスマイラ)
FW9:ピーター・マドゥアブチ・ウタカ
FW18:松田天馬

堂々5位浮上す

なんで日曜夜開催なんや……と思いつつ柏へGO。
雨予報だったけど、降らなくてよかったね。

そして、アウェイでの堂々勝利!
最終ラインが高く設定され、プレスの強度で柏を圧倒していたことを目の前で確認できた。
先制点は、最終ラインからの危ない繋ぎから、あれ、あれ、と思っているうちにゴール。

しかし、ほかの局面では最終ラインから無理せず長いボールを蹴ることも多かった。
一方、京都の守備には穴が少なく、柏が攻撃に入っても、ボックスの外側でパスを回していた時間が長かったかな。
決定的なシーンもほぼつくらせなかった。

家に帰って、DAZNの中継で見返してみても90分が短く感じたほど。
ほんとにいい試合だった。
チームとしての戦い方が浸透してきたな!って思えた一戦だった。

【Jリーグカップグループステージ第4節】京都サンガF.C. 3-2 北海道コンサドーレ札幌

京都サンガF.C. 3-2 北海道コンサドーレ札幌
日時:2022年4月13日(水)18:33KO
会場:京都府立京都スタジアム“サンガS”(2,894人/曇 19.1℃ 67%)
主審:柿沼亨
2′-札幌/ルーカス・フェルナンデス
20′-札幌/岡村大八
24′-京都/福岡慎平(右足)
71′-京都/中野桂太(左足←マルティノス)※プロ初ゴール
75′-京都/クエンテン・ジョーディ・フェリックス・マルティノス(左足)

■京都サンガF.C.(4-2-1-3)
GK32:マイケル・コーネリス・ウッド
DF15:長井一真(75′-DF3:麻田将吾)
DF5:アピアタウィア久
DF4:ホルネイケル・メンデス・マレイロス
DF6:本多勇喜
MF10:福岡慎平(46′-DF2:飯田貴敬)
MF19:金子大毅(66′-MF27:山田楓喜)
MF50:大前元紀(46′-MF16:武田将平)
FW23:豊川雄太(66′-FW20:クエンテン・ジョーディ・フェリックス・マルティノス)
FW39:オリグバッジョ・イスマイラ
FW28:田中和樹(28′-MF25:中野桂太)※脳震盪による交代

■北海道コンサドーレ札幌(3-4-2-1)
GK34:中野小次郎
DF29:井川空(75′-DF47:西野奨太)
DF50:岡村大八
DF24:中村桐耶
MF7:ルーカス・フェルナンデス(66′-MF17:檀崎竜孔)
MF27:荒野拓馬
MF20:西大伍
MF30:田中宏武
MF11:青木亮太(66′-FW18:ガブリエウ・アウグスト・シャビエル)
MF33:ドウグラス・フェリスビーノ・ヂ・オリヴェイラ
FW32:ミラン・トゥチッチ(66′-FW45:中島大嘉)

京都サンガが首位

繰り返す、予選Cグループで
_人人人人人人人人人人_
> 京都サンガが首位 <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄

なおかつ、消化試合が柏、鳥栖よりも1試合少ない。
ターンオーバーしたメンバーでも他チームを凌駕している、心強い限りだ。

とはいえ、きょうは前半途中まで完全なる札幌ペース。
先制点、追加点をサクッと取られてしまう。
その後、福岡のゴラッソで1点返せたことが、後半逆転の〝伏線〟となった。

後半京都は、左サイドバックだった本多を真ん中に3バックへ布陣変更。
長井が左のウイングバックに回って、交代で入った飯田が右のウイングバックに。
この日、トップ下起用だった大前に変えて武田が中盤に入った。
この布陣変更で、札幌3トップへの対応(誰が誰を抑えるか)がはっきりして、前向きな守備ができるようになったように感じた。

そして、後半のメンバーでは武田選手が出色の出来。
味方にパスを出した後すぐ走り出して、パスコースをつくる動きなどでチームに貢献した。
マルティノスの逆転ゴールに繋がったロングパスも、見事のひとこと。

あとは、やはりプロ初ゴールを決めた中野桂太くん。
積極的にボールに絡んで、プロ初ゴールをゲット!
同じく左利きアタッカーの山田楓喜くんがカップ戦で結果を残して、リーグ戦先発の座を掴んだように、これを機に飛躍の〝予感〟が漂うよね。

2点差にも折れることなく戦って逆転できたのは、チームにとって大きな成功体験となる。
なお、曺さんが新型コロナウイルス感染症陽性判定で不在だったので、杉山さんが逆転ゴールのときに見せた笑顔が新鮮だった(笑)。
月曜日に陽性判定(感染0日目)で症状があったとなると、週末の柏戦も杉山さんかな。

【J1第8節】京都サンガF.C. 3-1 サガン鳥栖

京都サンガF.C. 3-1 サガン鳥栖
日時:2022年4月10日(日)16:03KO
会場:京都府立京都スタジアム “サンガS”(7,195人/晴 24.2℃ 41%)
主審:今村義朗
10′-京都/ピーター・マドゥアブチ・ウタカ(右足←白井)
14′-京都/川﨑颯太(ヘッド←CK:福岡)※J1初ゴール
70′-京都/ピーター・マドゥアブチ・ウタカ(右足)
77′-鳥栖/小野裕二(pen.)

■京都サンガF.C.(4-1-2-3)
GK21:上福元直人
DF14:白井康介
DF31:井上黎生人
DF3:麻田将吾
DF17:荻原拓也(86′-DF6:本多勇喜)
MF24:川﨑颯太(86′-FW20:クエンテン・ジョーディ・フェリックス・マルティノス)
MF10:福岡慎平(66′-DF4:ホルネイケル・メンデス・マレイロス)
MF16:武田将平
FW27:山田楓喜(56′-MF19:金子大毅)
FW9:ピーター・マドゥアブチ・ウタカ
FW18:松田天馬

■サガン鳥栖(3-1-4-2)
GK40:パク・イルギュ
DF42:原田亘
DF30:田代雅也
DF5:ヂエゴ・ジャラ・ホドリゲス “ジエゴ”
MF14:藤田直之
MF2:飯野七聖
MF6:福田晃斗(66′-MF8:本田風智)
MF37:小泉慶(83′-MF47:森谷賢太郎)
MF29:岩崎悠人(46′-MF10:小野裕二)
FW44:堀米勇輝(46′-FW16:荒木駿太)
FW19:垣田裕暉(66′-FW25:藤原悠汰)

走り切って勝ちきる

試合後会見での曺さんのことばが味わい深い。
「サポーターのみなさんにおもしろいサッカーを見せるためには、やはり前にプレーすることだと思います。
足を止めないで数的優位をつくり、逆に相手に数的優位をつくらせない。
そういった原理原則に基づいて、きょうはわれわれの良さが出せた。
勝ったことよりも、スプリント回数がリーグ1番の鳥栖さんを上回ったことは、大きな自信になります」

確かに、いつも以上にボール保持者へのアプローチの速さが目立っていたように見える。
そういう意味で「走り切って」勝ったゲームだったのかな。
1点目は早い攻めから崩した形、2点目はセットプレーと、早い時間帯に2点が取れたのも大きかった。

一方で、先制点を取るまで、および後半は鳥栖に押されていたのも事実。
鳥栖は最終ラインからの組み立てが整備されているんだよな〜。
前からプレッシャーをかけられても、最終ライン+パク・イルギュでボールを回して、相手を食いつかせて、空いている選手に向けてパスを出せる。
対する京都は、最終ラインでボールを持っても出しどころに困って、大きく蹴り出すことも多々。

ま、そうはいっても、鳥栖は最終ラインからの組み立てでミスが出て失点してしまった。
京都は最終ラインからの組み立てではリスクを回避し、あえて相手最終ラインがボールを持ったところからセットして「ハメよう」と狙っていたのかもしれない。

今シーズン2失点だった鳥栖に3ゴール。
そして、順位は7位に浮上。
暖かくなって上位チームとの対戦が控える中で、チームの成長が感じられる試合を目撃できたのはうれしかった。
次の(リーグ戦)柏は、4月なのに夜の試合。
昼よりは気温も下がるし、また運動量とスプリントの多さが見られるかな?

【J1第7節】京都サンガF.C. 1-1 ガンバ大阪

京都サンガF.C. 1-1 ガンバ大阪
日時:2022年4月6日(水)18:33KO
会場:京都府立京都スタジアム “サンガS”(9,869人/晴 13.8℃ 59%)
主審:岡部拓人
45′-京都/ピーター・マドゥアブチ・ウタカ(右足←金子)
58′-G大/ダワァン・フラン・ウラノ・ダ・プリフィカソン・オリヴェイラ “ダワン”

■京都サンガF.C.(4-1-2-3)
GK21:上福元直人
DF14:白井康介
DF31:井上黎生人
DF3:麻田将吾
DF17:荻原拓也(82′-DF6:本多勇喜)
MF24:川﨑颯太
MF10:福岡慎平(82′-FW39:オリグバッジョ・イスマイラ)
MF19:金子大毅(51′-MF16:武田将平)
FW27:山田楓喜(60′-DF4:ホルネイケル・メンデス・マレイロス)
FW9:ピーター・マドゥアブチ・ウタカ
FW18:松田天馬(82′-FW20:クエンテン・ジョーディ・フェリックス・マルティノス)

■ガンバ大阪(4-2-2-2)
GK22:一森純
DF13:髙尾瑠
DF5:三浦弦太
DF3:昌子源
DF24:黒川圭介
MF15:齊藤未月(71′-MF17:奥野耕平)
MF23:ダワァン・フラン・ウラノ・ダ・プリフィカソン・オリヴェイラ “ダワン”
MF8:小野瀬康介(86′-MF41:中村仁郎)
MF48:石毛秀樹(57′-MF14:福田湧矢)
FW37:山見大登(71′-FW32:坂本一彩)
FW18:アンデルソン・パトリッキ・アグイアル・オリヴェイラ “パトリック”(86′-FW9:レアンドロ・マルコス・ペルチェナ・ペレイラ)

曺貴裁コーチ(京都)
「うーん……、心の底から勝ち点3が取りたかった、と思っています。
それに近づくために、僕なりに全力は尽くしたつもりです。
選手はガンバさん相手に一歩も引かず、自分たちを出してくれたと思いますけど……。
僕の中では勝ち点3、なぜ取れなかったのかなと悔しい思いでいます。
選手を讃えたい気持ちの一方で、自分は何ができたのか?をいまちょっと考えているところです、すみません。
(ーーマルティノス、イスマイラとリーグ戦初出場の選手を起用したが?)
勝ち点3を目指すための交代だった、と言い切れます。
逆に失点をして(勝ち点が)0だったとしても、自分たちがめざすのは〝勝ち点3〟だということ。
その温度、エネルギーがきょう来てくれたお客さんに伝わって、(試合後に)まるで勝ったかのような拍手がもらえたんじゃないかと思っています。
そして見てくれた人、応援してくれる人のためにも、あそこで1点取って、2点取るようなチームになっていかなければいけない。
次、中3日での鳥栖さんとの試合で、課題として向き合っていきたいと思います」

片野坂知宏コーチ(G大)
「両チーム、死闘を繰り広げました。
勝ちたい気持ちを出して最後まで戦って、あぁいいゲームだったなぁと思います。
課題は、前半チャンスがありながら先制点が取れなかったこと。
ただ、後半ギアを上げて追いついてくれたし、選手たちはいまチャレンジをしてくれています。
これを勝ち点3に繋げられるようにしていきたいです」

禁断のMIU MIU

82分、曺さんが切った交代策には驚嘆した。
マルティノス、イスマイラの2人を入れるなら、少し疲れも見えたウタカは下げるかと思いきや、そのまま。
MIU(Martinus + Ismaila + Utaka)という3トップを敷いたのだ。
京都FWはセンターのウタカ以外、最終ラインにまで下がってくるほどのの守備力が要求されてきた。
それが、おせじにも守備力が高いとは言えない2人を入れたのだから、リスクを背負ったすごい選択だな!と思ったよね。

結果として、その後は一方的に京都の時間帯。
G大阪の脚がかなり止まってしまっていたせいもあって、守備力が下がったことはまったく問題にならなかった。
結果として勝ち越しゴールは生まれなかったけれど、まさに
「(マルティノス、イスマイラが)出てくる前に負けることを考えるバカがいるかよ!」
であり、少しでも失点するんじゃないかと不安に思ってしまった自分を恥じたい。

で、試合全体に話を戻すと……。
両軍ともに相手を崩したようなチャンスメークはほぼ見られなかった。
どちらとも守備が堅い、カッチカチやぞ!なゲームだった。

京都視点でいえば、前半、最終ラインでボールを持っても、なかなか前に進めないでいた。
G大阪がよい距離感とバランス感でプレッシャーをかけてきて、ボールの出しどころが少なかったからだ。
また、自陣の深いエリアで相手にパスを出してしまったり、どうにもイージーなミスが続き、リズムを失ってしまった。
このあたりを改善して、前線に早く楔を打てたり、サイドに流れるFWにロングボールが出せるようになると、チームは一段成長できるんだろうけど、まぁそう簡単にはいかない。

ただ、ホームでの戦いながらもG大阪と完全に互角かそれ以上の戦いができた。
振り返ってみると、開幕時よりチーム力は明らかに向上しているとも思える。
伸び代、ありまくり。
中3日で、また次の試合が見られるのがうれしい限りだ。