【J1第30節】FC東京 2-0 京都サンガF.C.

FC東京 2-0 京都サンガF.C.
日時:2022年9月18日(日)19:03KO
会場:国立競技場(5万994人/曇のち雨 26.4℃ 90%)
主審:山下良美
28′-F東/ウェヴェルソン・レアンドロ・オリヴェイラ・モウラ
78′-F東/アダイウトン・ドス・サントス・ダ・シウヴァ

■FC東京(4-1-2-3)
GK24:ヤクブ・スウォビィク
DF5:長友佑都
DF30:木本恭生
DF3:森重真人
DF49:バングーナガンデ佳史扶(75′-DF37:中村帆高)
MF10:東慶悟
MF35:塚川孝輝(75′-MF7:三田啓貴)
MF44:松木玖生
FW23:渡邊凌磨(90+3′-FW19:山下敬大)
FW9:ヂエゴ・ケイロス・デ・オリヴェイラ “ディエゴオリヴェイラ”(69′-FW22:ルイス・フェリピ・ルシアーノ・シウヴァ)
FW20:ウェヴェルソン・レアンドロ・オリヴェイラ・モウラ(69′-FW15:アダイウトン・ドス・サントス・ダ・シウヴァ)

■京都サンガF.C.(4-1-2-3)
GK21:上福元直人
DF14:白井康介
DF31:井上黎生人
DF3:麻田将吾
DF44:佐藤響
MF24:川﨑颯太
MF7:武富孝介(49′-MF10:福岡慎平)
MF16:武田将平(67′-MF19:金子大毅)
FW9:ピーター・マドゥアブチ・ウタカ(46′-FW40:木村勇大)
FW23:豊川雄太(67′-MF41:アラン・リマ・カリウス)
FW18:松田天馬(57′-FW47:パウロ・エンリケ・ペレイラ・ダ・シウヴァ “パウリーニョ・ボイア”)

疑惑の判定

〝負のレガシー〟こと新・国立競技場でサッカー初観戦。
毎年維持費が約25億円とか……(ゴクリ

ビジター席(南サイドスタンド1階席)からの感想としては
・傾斜が緩いためピッチがやや見にくい
・陸上競技のトラック部分がデっカくて邪魔
・座席の前後間隔がキツイ
横浜国際総合競技場、東京スタジアムよりはマシだけど、サッカー専用スタジアムに慣れるとねぇ〜。
自宅から一番近いサッカースタジアムとはいえ、積極的に足を運びたいものではないかな?というのが正直なところ。
一方、朝から試合開始直前で大雨だったけど、ピッチに水溜りがなかったのはさすがだった。
5万人が集まっても、試合後の動線が混乱していなかったものよかった。

で、両チームのサポーター以外の招待客もたくさん来ていた試合で、京都サンガはいいところを見せられず。
未消化試合が1試合あるとはいえ、ついに降格圏(入れ替え戦)の16位に落ちてしまった。

1失点目はゴラッソすぎて、しょうがないという感じ。
そして、2失点目は「PKか?」というシーンから一転カウンターで決められたという、ちょっとアンラッキーなもの。
金子のクロスをF東DF・森重が手でボールの軌道を変えて、川﨑がシュートするタイミングをずらしていたようにも見えたんだけど。
ボールを通りすぎる瞬間、手の平を開いてるのがぁゃιぃ……。
しかし、主審は笛を吹かず、VARも介入せず。
J1初の女性主審、祝賀ムードもあって、ちょっと抗議しづらいよね。

きょうの京都は前線からのプレスをかけ続けていたけれど、なかなか〝ハメ切る〟までにはいたらなかった。
高い位置でボールを奪うことができず、低い位置からのビルドアップではシュートまでいかない。
得点の可能性が90分をとおして、あまり感じられなかった。

山﨑がコンディション不良ということで、ひさしぶりに先発起用されたウタカも不発。
身体を寄せられてボールを失ったり、中盤でアバウトな横パスを出して相手に奪われピンチを招いたり。
相手の攻撃ではブラジル人FWの〝個の力〟が怖かっただけに、比較すると少し残念。
前半だけで代えられたのも、止むを得ない出来だった。

山﨑が欠場だと前線で身体を張って時間を作れるのが、特別指定の木村くんだけというのも現実として厳しい。
空中戦のターゲットとしても使われていた山田楓喜も最近はベンチ外だし。

なんだか不完全燃焼、モヤモヤ感が残ったまま、中断期間を迎えることになった。
次は10月1日、アウェイ鳥栖戦。

【J1第26節】京都サンガF.C. 1-2 横浜F・マリノス

京都サンガF.C. 1-2 横浜F・マリノス
日時:2022年9月14日(水)19:03KO
会場:京都府立京都スタジアム “サンガS”(9,129人/晴 26.6℃  82%)
主審:小屋幸栄
25′-横FM/カルロス・エドゥアルド・ベンディニ・ジュスティ
50′-横FM/ジョゼ・エウベル・ピメンテウ・ダ・シウヴァ
88′-京都/金子大毅(右足)

■京都サンガF.C.(4-1-2-3)
GK21:上福元直人
DF14:白井康介
DF31:井上黎生人
DF3:麻田将吾
DF44:佐藤響(66′-DF17:荻原拓也)
MF24:川﨑颯太
MF10:福岡慎平
MF7:武富孝介(62′-FW47:パウロ・エンリケ・ペレイラ・ダ・シウヴァ “パウリーニョ・ボイア”)
FW23:豊川雄太(62′-FW40:木村勇大)
FW11:山﨑凌吾(62′-FW9:ピーター・マドゥアブチ・ウタカ)
FW18:松田天馬(70′-MF19:金子大毅)

■横浜F・マリノス(4-2-1-3)
GK1:高丘陽平
DF27:松原健
DF24:岩田智輝
DF5:カルロス・エドゥアルド・ベンディニ・ジュスティ
DF2:永戸勝也
MF8:喜田拓也
MF16:藤田譲瑠チマ(84′-DF4:畠中槙之輔)
MF10:マルコス・ジュニオール・リマ・ドス・サントス(66′-MF6:渡辺皓太)
FW23:仲川輝人(76′-MF14:吉尾海夏)
FW11:アンデルソン・ジョゼ・ロペス・ヂ・ソウザ(46′-FW9:レオナルド・ヂ・ソウザ・ペレイラ “レオ・セアラ”)
FW7:ジョゼ・エウベル・ピメンテウ・ダ・シウヴァ(66′-FW18:水沼宏太)

曺貴裁コーチ(京都)
「……昨年のいまごろはJ2で戦っていて、昇格できるかどうかというところを乗り越えてきました。
僕は(指揮官)2年目になりますけれど……選手の成長は見違えるようです。
この内容で勝たせられなかった、勝たせてあげられなかった……。
自分の力不足を感じます。
アウェイでは、F・マリノスさんに〝オトナとコドモ〟のような戦いをされました。
しかし信じて続けていれば、きょうのような内容の試合ができる。
そのことを、選手はしっかり示してくれました。
ポジティブな材料を探したほうが簡単な試合でした。
結果としては勝ち点1も取れなかったですけれど……、僕に力がないんだと思います。
だけど、ここ3ヶ月にしても選手たちの成長は僕の予想、想像を超えています。
(京都サポーターではない人は)名前と顔が一致しなかった選手も、きょうの試合を見れば、『颯太が24番』で『麻田が3番』だと誰にでもわかると思います。
監督も長い間やっていますけれど、選手の成長を手助けできない、できる自分でいなければならないーーそういう気持ちでいます」

惜しい、悔しい、残念。

5月25日、三ツ沢での対戦は、完敗だった。
ハイプレスをいなされ、正確なロングボールでサイドに振られ、浅いディフェンスラインの裏を取られまくった。
後半3バックにシフトチェンジして重心を下げたことで少しマシにはなったものの、前半後半1点ずつ取られての2-0。
点差以上の実力差を感じて、三ツ沢からの坂を降りたことを覚えている。

そして約4ヶ月ぶりのリベンジマッチ。
シーズン後半となって連戦が続き、横浜FMの守備強度が落ちていることを鑑みても、5月とは見違えるような善戦をしたと言っていいだろう。

しかし一方で、両チームで明確な実力差があったのも事実。
そのひとつは、技術的なところ。
解説の橋本英郎(おこしやす京都AC選手兼ヘッドコーチ)氏が鋭く指摘していたけれど、佐藤響選手がフリーでボールを受けてるのにトラップを浮かせて相手プレッシャーを招いてしまったり。
中盤のボールキープでは武富選手の〝旋回力〟が効いていたけれど、ほかの選手はプレッシャーを掻い潜ることがなかなかできなかった。

もうひとつは、ファイナルサードでのスピード感。
攻撃時、京都の選手は1タッチ、2タッチ無駄なものが多かったり、ボールを受けてからどうするか考えるようなプレイも多く見られた。
対する横浜FMのほうは、より早く縦をついてくるし、前線のブラジル人選手たちも個人技を持っている。
圧倒的に〝怖さ〟があった。

曺さんが試合後、言葉を絞り出すようにされていたけれど………。
シュート数でも走行距離でもスプリント数でも上回ったし、勝ち点1でも取れていれば大きな自信になっただろうな〜。
9月はリーグ戦の試合数が少ないし、残留争いでヤキモキするのはもう少し続きそうだね。

【J1第29節】京都サンガF.C. 1-1 鹿島アントラーズ

京都サンガF.C. 1-1 鹿島アントラーズ
日時:2022年9月10日(土)19:03KO
会場:京都府立京都スタジアム “サンガS”(1万2,946人/雨のち晴 25.7℃ 84%)
主審:中村太
20′-京都/山﨑凌吾(左足←川﨑)
76′-鹿島/ヂエゴ・クリスティアーノ・エヴァリスト “ディエゴ・ピトゥカ”

■京都サンガF.C.(4-1-2-3)
GK21:上福元直人
DF14:白井康介
DF31:井上黎生人
DF3:麻田将吾
DF44:佐藤響(46′-DF6:本多勇喜)
MF24:川﨑颯太
MF7:武富孝介(85′-MF10:福岡慎平)
MF16:武田将平
FW11:山﨑凌吾(73′-DF4:ホルネイケル・メンデス・マレイロス)
FW23:豊川雄太(58′-FW40:木村勇大)(85′-FW9:ピーター・マドゥアブチ・ウタカ)
FW18:松田天馬

■鹿島アントラーズ(4-3-2-1)
GK31:沖悠哉
DF16:小田逸稀(70′-MF14:樋口雄太)
DF15:ウェリントン・ダニエウ・ブエノ(46′-MF30:名古新太郎)
DF5:関川郁万
DF2:安西幸輝
MF34:舩橋佑
MF6:三竿健斗
MF21:ヂエゴ・クリスティアーノ・エヴァリスト “ディエゴ・ピトゥカ”
FW8:土居聖真(58′-MF17:アルトゥール・カイキ・ド・ナシメント・クルス)
FW10:荒木遼太郎(58′-FW40:鈴木優磨)
FW19:ブレッシング・チブイケ・エレケ(46′-FW9:エヴェラウド・ストゥン)

曺貴裁コーチ(京都)
「後半、相手は選手を交代させて前にパワーをかけてくるのはわかっていました。
失点シーンは、あのポイントにボールを運ばせたくなかったですね。
システムを変えるのが少し早かったかなという反省はありますし、相手の技術の高さにやられたな、という感じです。
ただその後は崩れないでよく守ってくれました。
もちろんカウンターでもう1点取れていれば最高の展開でしたが、それは次への課題とします。
結果を見れば、この勝ち点1は非常に大きい勝ち点1でした。
(ーー前節の豊川に続いて、山﨑のリーグ戦初得点が生まれた攻撃への手応えについて)
攻撃守備の切り分けをせずに、いつなんどきでも得点のチャンスを狙い、そして失点を減らそうというサッカーを、われわれは志向しています。
その狙いにそった試合が、後期になってようやくができるようになってきました。
きょうもなんとか勝ち点3を取りたかったですけれど、鹿島さんの底力をあらためて感じました。
われわれは来年もJ1でやりたいということを。選手たちにも伝えています。
きょうの試合で30ポイントになりました。
あとリーグ戦7試合と、天皇杯、1試合1試合を大事にしていきます。
きょう、京都サンガの選手はもちろん、鹿島の選手もファイティングスピリットを出して、お客さんからたくさんの拍手をもらいました。
残り試合も今まで以上にエキサイティングなゲームを見せて、もっと喜んでもらえるように頑張りたいと思います」

岩政大樹コーチ(鹿島)  
「勝ち切りたかった。
勝ち切らせてあげられなかった。
勝ちきれないゲームが続いているリーグ戦。
こういうゲーム、いかに勝ち切るか。
また1週間、選手たちと準備したい。
ゲームはある程度プラン通り。
用意していた交代を行った」

「勝ち点30」からの挑戦

〝﨑﨑コンビ〟で、見事な先制点!
しかし、後半は相手の圧力に押されてドロー。
最後のほうは、カウンター以外はほぼゲームを支配されていただけに、「勝ち点1を拾えた」というべき結果だろうか。
鹿島がブラジル人選手全員先発で来られたら……と思わざるをえない。
ミッドウィークに試合がある日程で対戦してよかったのかもしれないな〜。

京都のスタメンは、左サイドバックに佐藤が入った以外、前節と同じメンバーだった。
攻撃時3トップ、守備時は松田が左、武富が右のサイドMFの4-4-2で守るような可変システムというのも前節同様。
最終ラインからのゆっくりとしたビルドアップは影を潜めて、山﨑を目掛けてのロングボールからこぼれを狙うのも変わらず。

シーズン前半にやっていたサッカーよりも確実に、スピーディでバーティカルでものになっている。
その分、ボールがこぼれてきたときのトラップや、ダイレクトパスの方向など「プレー精度」が求められる。
で、精度の部分でちょいちょい残念なシーンも目立ったゲームだった。

次戦は、前期に〝チンチン〟にやられた横浜FM戦。
同じくチンチンにされた広島相手に、2巡目ではドローに持ち込めただけに、なんとか……と期待してしまう。
3バックでのスタートかな?

【JFA第102回全日本サッカー選手権大会準々決勝】京都サンガF.C. 2-1 東京ヴェルディ

天皇杯JFA第102回全日本サッカー選手権ラウンド16【match83】
京都サンガF.C.1922 2-1 東京ヴェルディ1969
日時:2022年9月7日(水)19:03KO
会場:東京都調布市東京スタジアム(2,454人/曇りのち雨 25.9℃ 90%)
主審:池内明彦
21′-京都/パウロ・エンリケ・ペレイラ・ダ・シウヴァ “パウリーニョ・ボイア”(右足)
53′-京都/パウロ・エンリケ・ペレイラ・ダ・シウヴァ “パウリーニョ・ボイア”(右足←宮吉)
90′-東V/谷口栄斗

■京都サンガF.C.1922(4-1-2-3)
GK32:マイケル・コーネリス・ウッド
DF28:田中和樹(69′-DF3:麻田将吾)
DF15:長井一真(46′-DF31:井上黎生人)
DF4:ホルネイケル・メンデス・マレイロス
DF6:本多勇喜
MF19:金子大毅
MF41:アラン・リマ・カリウス(46′-MF25:中野桂太)
MF10:福岡慎平(78′-FW50:大前元紀)
FW13:宮吉拓実
FW39:オリグバッジョ・イスマイラ
FW47:パウロ・エンリケ・ペレイラ・ダ・シウヴァ “パウリーニョ・ボイア”(63′-MF27:山田楓喜)

■東京ヴェルディ1969(4-2-2-2)
GK1:マテウス・カウデイラ・ヴィドット・ヂ・オリヴェイラ
DF15:馬場晴也(46′-MF7:森田晃樹)
DF16:山越康平
DF23:谷口栄斗
DF24:奈良輪雄太
MF17:加藤弘堅
MF25:稲見哲行(80′-MF34:西谷亮)
MF9:杉本竜士(55′-DF28:山口竜弥)
MF4:梶川諒太(67′-MF14:石浦大雅)
FW29:河村慶人(55′-FW13:阪野豊史)
FW27:佐藤凌我

11年ぶりbest4

味スタから帰宅。
バックスタンドが東京V、京都と区分けされていたので、はじめてバックスタンドで観戦してきた。
うーん、ゴール裏より全然見やすい。
ゴール裏は正直、ピット上で何やってるかわからないことも多いからな……。

【俺用メモ↓】
前半のように弱い雨なら、17列以降ならほぼ雨に濡れない。
後半のように雨が強くなると、20列以降に席を取った方が無難。

で、ゲームのほうは、前半から両チームがかなりグダグダ。
ろくにパスも繋がらないし、ボールホルダーが簡単にボールを失う場面もしばしばだった。

そんな中で、「転生パウリーニョ」ことパウリーニョ・ボイア選手が2得点!
他の選手たちがゴール前でシュートを打っても相手DFに当てたりしているのを比べれば、技術の高さは抜きん出ていた。
ある程度プレッシャーが薄い局面で、左サイドからカットインできる局面なら、ゴールがじゅうぶん期待できる選手じゃないかな。

ただ、(この日は)スピードや突破力は見られなかったし、プレッシングの弱さ、運動量の少なさも気になった。
いま京都サンガが志向しているサッカーにおける〝スイッチ〟のポジションで輝けるかどうか?
まだ、なんとも言えないと思う。

さて、話を試合のことに戻すと、後半途中からは東京Vの一方的展開となった。
最終ラインがプッシュアップできない。
中盤にスペースが空き、東京Vのパス交換からオープンスペースへ抜け出す選手を捕まえきれない。
特に右サイドは、途中投入の山口竜弥に〝無双〟されて、縦への突破を許しまくった。

繰り返し繰り返し続く東京Vのコーナーキックは、数えて16(そのうち後半が12)。
1点を取られる時間がもっと早ければ、間違いなく同点、あるいは逆転されていたのではないか?
タフに、身体を張って、ギリギリなんとか守り切ることができた。

ということで、内容としては正直乏しかった一戦。
とはいえ、完全ターンオーバーでベスト4に行けたので、結果オーライなのかな。

大木さん時代(2011年)以来のベスト4か……何もかもみな懐かしい。
そのときは、宮吉選手ときょう対戦相手だった加藤弘堅選手がスタメンだったんだよなぁ。

【J1第28節】京都サンガF.C. 2-0 ヴィッセル神戸

京都サンガF.C. 2-0 ヴィッセル神戸
日時:2022年9月3日(土)19:04KO
会場:京都府立京都スタジアム “サンガS”(1万7,936人※公式戦最多入場者数/曇 25.3℃ 84%)
主審:今村義朗
1′-京都/松田天馬(左足)
9′-京都/豊川雄太(右足)

■京都サンガF.C.(4-1-2-3)
GK21:上福元直人
DF15:長井一真(46′-DF6:本多勇喜)
DF31:井上黎生人
DF3:麻田将吾
DF14:白井康介
MF24:川﨑颯太(80′-MF10:福岡慎平)
MF7:武富孝介
MF16:武田将平
FW23:豊川雄太(83′-FW9:ピーター・マドゥアブチ・ウタカ)
FW11:山﨑凌吾(75′-FW40:木村勇大)
FW18:松田天馬

■ヴィッセル神戸(4-1-2-3)
GK1:前川黛也
DF23:山川哲史
DF15:マテウス・ソアレス・トゥーレル
DF3:小林友希
DF24:酒井高徳
MF25:大﨑玲央
MF7:郷家友太(46′-MF22:佐々木大樹)
MF5:山口蛍
FW2:飯野七聖
FW11:武藤嘉紀(85′-FW21:藤本憲明)
FW16:汰木康也(72′-FW41:小田裕太郎)

曺貴裁コーチ(京都)
「稲盛和夫名誉会長がお亡くなりになられました。
京都サンガにはたくさんの愛をもって接していただき、僕自身、尊敬していた方です。
喪章をつけたきょうの試合は、ただ戦うだけではなく
『サンガはこれだけのことができるようになったんだ』
『このサッカーでチャレンジして世界へ出ていくんだ』
というメッセージを選手といっしょに発信しよう、と期して挑みました。
この勝利は、サポーターのかたにとって、京都の人にとって、忘れられないものになったと思います。
稲盛和夫名誉会長のご冥福をこころからお祈りするとともに、また次もいい試合を見せて天国で喜んでもらえるように、準備をしていきたいと思います。
ここ何試合かは、よい戦いをしながら僅差で勝ち点3が取れませんでした。
しかし、負けようが勝とうが、自分たちのサッカーをブレないでやっていこうとしてきたつもりです。
昇格チームの立場で偉そうなことは言えないですけど、守りに入らず、強豪に向かっていって相手を凌駕してくということに挑戦しています。
そういう意味で、努力が実って、きょうの勝ち点3は本当にうれしいです。
監督として選手たちを誇りに思います。
(ーー残留争いに向けて気の抜けない試合が続くが)
経験が少ない選手も多い中、J1に来年も残るんだということでクラブを挙げて臨んでいるところ。
まだまだ無骨でミスも多いチームですけど、そういうチームを応援していただけたら」

成功への情熱―PASSION

残留を争う神戸との〝6ポイントマッチ〟を制することに成功。
13位浮上した!
開始早々先制し、すぐ追加点。
少し安心した気持ちでゲームを見られたのは、いつぶりだろうか……🤔

ということで、7月2日コンサドーレ戦以来のリーグ戦勝利を見届けられた。
合わせて、3週間ゲームがなかった期間をへて、京都の攻撃スタイルが確かに〝バージョンアップ〟していることも確認できたのだった。

変化のポイントは、フォワード。
山﨑、豊川という前線で身体を張れる、ハイボールを競ることのできる選手を、前節から先発で使っているのだ。

そして、
【1】ロングボールをヘッドで裏へ流して(フリック)、そこに選手を走り込ませる
【2】楔のボールを受けた選手(相手ゴールから背を向けた状態)が、斜め前方または斜め後方にボールを落として、そこに選手が走り込ませる

という2つを、継続してやっていたように思う。
このうち【2】は、ドイツ語でいうところの「シュタイル・クラッチュ」ってやつ。

きょうの試合での先制点(松田)も、スローインから始まったとはいえ、豊川がヘッドでフリックして山﨑にボールが渡り、山﨑がDFを背負いながら斜め後方にボールを送ったことで、武富が前方に進出してゴールにつながった。

https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1566006854672494594

コンディションに問題があるのかもしれないけれどウタカを先発で使ってないのは、こうした攻撃をやりたいのではないだろうか。
ウタカだとボールをもらうためにサイドに流れたり、低い位置まで降りてくる傾向があるからね。

シーズン序盤、最終ラインから丁寧にボールを繋いで、前で詰まったら戻してやり直して……みたいなシーンが多く見られたけれど、今節は縦に行けるときは長いボールを使ってでも縦へ。
一方で、相手ボールが続いてリズムを失っているときなどは、ボールを回して相手の勢いを削ぎつつ、体力を蓄える。
そんなメリハリがあるサッカーを、きょうの京都は展開していたように感じた。

いずれにせよ、稲盛和夫名誉会長の〝追悼ゲーム〟に勝ててよかった。
スーペル名誉会長といえば……。
2006年アウェイ福岡戦、を博多のもまで見に行ったら、アウェイサポーター席まで挨拶に来られていた思い出。
4-5の乱打戦だったんだよな。
福岡ベンチには布部氏らに加え、まだ現役の城後選手もいるというのがすごい。

https://data.j-league.or.jp/SFMS02/?match_card_id=9349