【J1第33節】京都サンガ 1-0 浦和レッドダイヤモンズ

京都サンガ 1-0 浦和レッドダイヤモンズ
◇日時:2009年11月28日(土)14.03キックオフ
◇会場:京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場(曇 13.1℃ 53%/1万8121人)
◇主審:松尾一
71分【京都】中山博貴

■京都サンガF.C.(4-2-2-2)
GK21:水谷雄一
DF6:染谷悠太
DF4:水本裕貴
DF19:森下俊
DF14:イ・ジョンス
MF7:佐藤勇人
MF16:安藤淳
MF26:角田誠
MF11:林丈統(58分-MF15:中山博貴)
FW10:ヂエゴ・ヂ・ソウザ・ガマ・シウヴァ(89分-MF3:シヂクレイ・ヂ・ソウザ)
FW13:柳沢敦

■浦和レッドダイヤモンズ(4-2-1-3)
GK1:山岸範宏
DF14:平川忠亮
DF2:坪井慶介
DF4:マルクス・トゥーリオ・ユウジ・ムルザニ・タナカ “田中マルクス闘莉王”
DF3:細貝萌
MF22:阿部勇樹
MF13:鈴木啓太(66分-MF34:山田直輝)
MF10:ホブソン・ポンテ(78分-FW15:セルヒオ・アリエル・エスクデロ)
FW11:田中達也
FW17:エヂミウソン・ドス・サントス・シウヴァ
FW19:高原直泰(78分-FW24:原口元気)

J1残留&J1通算100勝W達成!!
いやぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。
よかった、よかった。
磐田と熊本のゴン中山が戦力外通告を受ける中、京都の中山は貴重なゴール♪
最終節を前にして残留決定です。
そして、残り1からなかなか進まなかったJ1通算100勝もホームで達成。
わっしょいわっしょい。
なんか、これで燃え尽きた感があるな(笑)。

浦和にポゼッションされまくり、攻撃しては前線の選手がボールロストしまくる…。
そんな不快な前半だったわけですか、とはいえ、相手に決定機をつくられることも少なかったのは事実。
浦和はパス&ゴーの連動性にかんしてはすばらしい。
ただ一方で、鹿島やガンバのような「ズバッと早い縦パス」がないため、チャンスをつくるのに時間がかかる。
そのため、京都守備陣がカラダを張って守り続けられたんじゃないかな。

そして、後半。
60分ぐらいから浦和の選手の運動量が落ちはじめて、角田やヂエゴがボールを持てるようになってきました。
でもって、「裏狙い」の林に代えて、「キープ力」のヒロキを投入。
守ってから、角田とヒロキのところでボールを保持できる時間を作る狙い。
そして、ヂエゴと柳沢の2人でなんとか点を取ってくれれば…。

そんな意図なのかな、と思いながら戦況を見つめていた75分。
きょう右サイドバックに起用された染谷の絶妙クロスに、裏から走り込んだヒロキがヘッド!
まさに想定外のゴール!!
その後、浦和の攻めに脅かされる場面はあったものの、クリーンシートで試合終了の笛。
この瞬間、京都の来季J1残留が決定したのです。
よかったよかった。

そしていよいよ来季の構想
今季は開幕当初から固い守備力を誇っていた京都。
しかし、夏前から守備にほころびが見えはじめます。
一方で、攻撃にかんしては「戦略レス状態」。
相手ミスからのカウンターとセットプレイ以外にゴールチャンスがなかなかない、ストレスの多いシーズンでした。

とにかく来季はサイドバックを中心にアタッカーの補強がマストでしょう。
さらに柳沢の稼働率も気になるところなので、前線で軸になれる選手も欲しい。
Qさんに任せると森重とかセンターバックばかり集めそうなので(笑)、補強を仕切れる「仕分け人」が必要だなー。

蓮舫「豊田に2億円を出す必要はありますか? 田原でじゅうぶんではありませんか?」
蓮舫「稼働率はどのくらいですか? 市民感覚とズレている」

【J1第32節】京都サンガ 0-1 鹿島アントラーズ

京都サンガ 0-1 鹿島アントラーズ
◇日時:2009年11月21日(土)14.04キックオフ
◇会場:京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場(1万4043人/晴 13.1℃ 58%)
◇主審:扇谷健司
36分【鹿島】野沢拓也

■京都サンガF.C.(4-2-2-2)
GK21:水谷雄一
DF24:増嶋竜也(82分-FW28:キム・ソンヨン)
DF4:水本裕貴
DF19:森下俊
DF14:イ・ジョンス
MF16:安藤淳(89分-MF17:中村太亮)
MF7:佐藤勇人
MF11:林丈統
MF26:角田誠
MF10:ヂエゴ・ヂ・ソウザ・ガマ・シウヴァ
FW13:柳沢敦

■鹿島アントラーズ(4-2-2-2)
GK21:曽ヶ端準
DF2:内田篤人
DF4:大岩剛
DF19:伊野波雅彦
DF7:新井場徹
MF6:中田浩二
MF40:小笠原満男
MF8:野沢拓也
MF10:本山雅志(75分-MF11:ダニロ・ガブリエウ・ヂ・アンドラーヂ)
FW13:興梠慎三(89分-MF15:青木剛)
FW9:田代有三(84分-FW17:佐々木竜太)


     ∧_∧
     ( ゚ω゚ ) 采配は任せろー
 バリバリC□l丶l丶
     /  (   ) やめて!
     (ノ ̄と、 i
        しーJ

ひたひたと、柏
これで7戦勝ちなし。
シーズン終盤に至って、完全に馬脚を現してしまった――そんな感想を覚えた一戦でした。
試合後、鹿島のオリヴェイラ・コーチも
「曽ヶ端が脅かされたシーンはなかった」
と言っているとおり、鹿島のチェック&チェイスに押され、有効なアタックができませんでした。
完敗。

思えば、シーズン開始から「組織的なパス回し」はほとんどできてなかったわけで。
セットプレー、ヂエゴの個人技。
この2つぐらいしか、ゴールに至る「臭い」を感じないまま、なんとなく勝てたりしていたのでした。
それが、突然「逆風」にさらされてしまって、まったく勝てなくなってしまった…というのが、今の状況じゃないでしょうか。

鹿島の縦に早いフットボールに対して、京都の選手は連動性が皆無。
パスの出し手と受け手の呼吸がまぁ合わない合わない。
1年間トレーニングをしてきて、なんでこんなにミスばかりしてるのかと思っちゃいますわー。
そして、テクがないなら運動量でカバーしたいところですが、たいていの相手に走り負けている始末。

交代無策
きょうのゲームに関しては、選手交代の遅さも気になりました。
後半途中から、相手左サイドが空くようになり、まっすぅが頻繁にオーバーラップ。
しかし、クロスはあさって、ア~ンド、中で競るのが柳沢のみ。

攻撃の糸口としては右サイドからのハイクロスぐらいしか可能性がなかったのだから、早めにキムくん入れるとか、サイドバック代えるとかできなかったのか!
…あ、サイドバックがベンチに西野しかいなかったのか。

GMとしての手腕にも疑問が
そうなんですよ。
ガンバ戦で中谷が負傷し、いよいよ「本職のサイドバック」がいなくなってしまいました。
昨シーズン、平島(シーズン途中でセレッソへ)、大久保(戦力外)を放出し、センターバックばっかりになってしまった。
同時に中堅選手を大量放出し、ベンチメンバーは入団1、2年の選手が大多数を占める。
そんないびつなチーム編成!
ま、ダイゴと中谷がダブルでケガするとは想定できなかったとはいえ、もう少しバックアップメンバーのバランスが取れていれば…と思ってしまいます。

そういう意味で、Qさんにはコーチに専念してもらうか、編成に専念してもらうか、あるいは育成などチーム全般の戦略を構築してもらうか。
いずれにせよ、なんらかの権力委譲をしてもらわないと、いくら移籍市場で頑張ってもまた降格争いに巻き込まれるんじゃないか、と疑心暗鬼になってしまいます。

つか、次節終了後で契約未更新選手の発表か…。
ほんと、1年は早いな。
田原が充実した1年を過ごせているのに(涙そうそう)。

【Jリーグ】大分に6億円を融資

大分トリニータ問題は、Jリーグが異例の融資をすることで決着。
時事ドットコム:大分に6億円融資=東京Vは来季もJ2で−Jリーグ

結局はチャンリカーじゃないかという指摘もありますが。
時事ドットコム:自転車操業の感は否めず=大分へのJリーグ巨額融資−Jリーグ理事会

 一つのクラブを救うために6億円もの巨費が投入される。来季J2に降格する大分の今季残り試合の開催能力を確保し、リーグ全体の損失を避けるというのがJリーグの貸し付け理由だ。しかし、クラブ再建計画すらまだ固まっていない。返済の見通しも立っておらず、自転車操業の感は否めない。
 今年1月くらいから急速に経営が悪化し、借入金依存の体質が一気に表面化した。今季見通しで入場料収入が6000万円減り、スポンサー未払いは1億8000万円にも上るという。末期症状となった10月にようやくリーグに泣きついたクラブにも問題があるが、リーグによる経営監視体制にも甘さがあったといえる。
 6億円は「公式試合開催安定基金」の現残高の半分を超えている。Jリーグは元常務理事を派遣して実態の把握に努めており、クラブの経営体制の刷新を求める。今回の融資は原則として今季の試合開催を確保するためで来季以降についてはクラブによる自立を求めているが、鬼武チェアマンは「つぶしたくない気持ちはある」と言った。
 同チェアマンは「(悪しき前例には)ならない」としているが、この姿勢が前提になると、今後も安易に基金を頼るクラブが出てくる可能性は十分に考えられる。(2009/11/17-22:32)

過去に神戸も三木谷マネーで債務を帳消しにしたこともあるし、結局は
・自治体からある程度の額以上の援助が期待できる
・地元に密着した大型スポンサーをもっている
が両立しないかぎり、ビッグクラブ化に走るべきではないというのが教訓として残りそうですね。
ま、京都は後者の条件にかんしてあまりに恵まれすぎてるわけですが。

【京都サンガ】大分DF森重、MF鈴木を獲得へ!?

年末進行で爆死してるし、サンガも天皇杯は爆死済みなので、すっかり疎かったのですが、いつの間にかこんな情報が入ってました。

京都が大分森重採り、加藤監督好評価 – サッカーニュース : nikkansports.com

京都が元日本代表の大分DF森重真人(22)の獲得に乗り出していることが12日、分かった。森重は昨年8月の北京五輪に出場し、同年9月には日本代表に初選出された万能型DF。チーム統括を兼ね、来季続投濃厚の加藤監督は「いい選手であることには違いない」と高く評価している。また、京都は同じ大分のMF鈴木慎吾(31)獲得にも乗り出している。[2009年11月13日8時33分 紙面から]

来年の中盤は右から
大剛、ヂエゴ、慎吾の「GOGOGOトリオ」で100得点や!
と妄想は広がりますが、若手ヲタのQさんが慎吾獲得へ出向くかどうかは微妙な線ではありますが。

ただ、
・サイドアタッカー
・左利きの選手
・プレイスキッカー
が少ない現状においては、その「穴」を埋めてくれる好人材であることは間違いありません。
なにより、古参のファンにとっては「あのころ」を思い出してくれる選手でもありますしね。

【J1第31節】ガンバ大阪 4-1 京都サンガ

ガンバ大阪 4-1 京都サンガ
◇日時:2009年11月8日(日)18.33キックオフ
◇会場:大阪府吹田市万博記念競技場(2万394人/晴 18.1℃ 74%)
◇主審:柏原丈二
34分【G大】ペドロ・ビスポ・モレイラ・ジュニオール
57分【G大】ペドロ・ビスポ・モレイラ・ジュニオール
61分【G大】橋本英郎
72分【G大】ルーカス・セヴェリーノ
89分【京都】柳沢敦

■ガンバ大阪(4-2-2-2)
GK22:藤ヶ谷陽介
DF21:加地亮
DF5:山口智
DF4:高木和道
DF13:安田理大(79分-DF19:下平匠)
MF17:明神智和
MF7:遠藤保仁(79分-MF16佐々木勇人)
MF27:橋本英郎
MF10:二川孝広
FW9:ルーカス・セヴェリーノ
FW39:ペドロ・ビスポ・モレイラ・ジュニオール(83分-FW30:山崎雅人)

■京都サンガF.C.(4-1-4-1)
GK21:水谷雄一
DF24:増嶋竜也
DF4:水本裕貴
DF14:イ・ジョンス
DF8:中谷勇介(35分-DF19:森下俊)
MF3:シヂクレイ・ヂ・ソウザ
MF15:中山博貴(56分-MF16:安藤淳)
MF7:佐藤勇人(75分-DF6:染谷悠太)
MF10:ヂエゴ・ヂ・ソウザ・ガマ・シウヴァ
MF26:角田誠
FW13:柳沢敦

無気力サッカー炸裂
土日にがっつり死ぬほど集中して労働してたんですが、帰って録画された試合を見るのが楽しみで頑張ってた…。
しかし、こんな内容だったとは(爆)。

Qさんは
「失点するまでは狙い通りのサッカーができていた。
ですが、失点する少し前から徐々にガンバにペースを握られ、特に遠藤、明神をフリーにしすぎた。
トップにくさびを入れられ、そこから危ないシーンを何度も作られました」
と、試合後語ってましたが、本当にそうでしょうか?
ファイナルサードに入れたのは、カウンターで2、3度ほど。
それも、勇人のボレー以外はノーチャンスだったように見えました。

つか、角田が左サイドハーフに、勇人がトップ下に入ったため、攻撃でスキルが発揮できる選手がピッチ上に少なすぎ!
柳沢、ヂエゴだけでなんとかしようとしても、あっさりボールを奪われ、相手ボールの時間が長すぎて「守り疲れる」。
結果、後半の大量失点を生み出してしまった…んじゃないかなー。

その背景には、シヂクレイの位置が低すぎて遠藤にボールを持たせてしまったとか、林がいないせいでスピードで勝負できる選手が中谷ぐらいだった(その彼も前半に負傷退場)とか、いろいろな原因はあるでしょう。
ま、とはいえ、試合開始からの戦い方を見るかぎり、敗北は妥当すぎる結果だと思います。

シーズン当初からまったく攻撃のスタイルが確率できず、守備的な戦い方に甘んじていた京都サンガ。
後半戦に入ると、そんな「やり方」が読まれてしまっていて、なおかつ、選手層も薄くなって、にっちもさっちもいかなくなってきた気配があります。
ほんとうに、今季にかんしては、チームにほとんど進歩がない「空白の1年」だったなぁ…。
って、残り試合3つあるし、まとめるのはまだ早いのですが、急にチーム状況が改善するとはとても思えず。
長期契約を結んでしまったせいで監督が代えられないなら、選手で「大幅な血の入れ替え」をしないかぎり、来季もこんなグダグダが続きそうです。