【2010FIFAワールドカップMatch13:予選G組】コートジヴォアール 0-0 ポルトガル

コートジヴォアール 0-0 ポルトガル
◇Match 13 – Group G – 15 June

コートジヴォアールが組織されすぎていて、隙がなし。
これでドログバが完調だったら、間違いなく勝っていただろうという内容だった。

本来ボランチのゾコラをセンターバックに下げ、最終ラインからいいパスが入る。
中盤の3人は、みんな守備意識が高い。
でもって、3トップはテクとスピードがありまくるという。

ポルトガルは、ホナウドの切り返しからのミドルがポストを叩いたぐらいしか、決定的なシーンはなかったんじゃないかな。
相変わらずの決定力不足で、欧州予選で苦戦していたそのときのまま本戦に来ちゃったという感じ。

【2010FIFAワールドカップMatch12:予選F組】ニュージーランド 1-1 スロヴァキア

ニュージーランド 1-1 スロヴァキア
◇Match 12 – Group F – 15 June
50分【スロヴァキア】ロベルト・ヴィッテク(ヘッド)
90+3分【ニュージーランド】ウィストン・ウィレム・リード(ヘッド)

最後はロスタイムの劇的同点ゴール!
…でしたが、それまでの90分間がなんと退屈なことか。
ニュージーランドは放り込んでは、跳ね返される。
スロヴァキアは、ペナ近辺までは侵入できるのだが、ラストパスの技術もシュートの精度もない。
それに、スロヴァキアの先制点はVTRを見るかぎりオフサイドという…。
日本×カメルーン戦と並んで、今大会のワーストゲーム候補のひとつに挙げたい一戦だった。

【2010FIFAワールドカップMatch11:予選F組】イタリア 1-1 パラグアイ

イタリア 1-1 パラグアイ
◇Match 11 – Group F – 14 June
39分【パラグアイ】アントリン・アルカラス・ヴィヴェロス(ヘッド←FK:トーレス)
63分【イタリア】ダニエレ・デ・ロッシ(ヘッド←CK:シモーネ・ペペ)

眠い時間帯の試合だったが、眠気を吹き飛ばすようなハイテンションな熱戦だった。

開幕前から、選手の老齢化と調子の悪さを指摘されてきたイタリア。
しかし、この試合は開始から全開モード。
3トップがプレスをかけて、最終ラインも押し上げコンパクトな布陣を敷いてくる。
その勢いにやや押されていたパラグアイだったが、南米屈指の守備力を持っているだけに簡単には崩されない。
逆に、パラグアイのほうも中盤で激しく寄せていって、ペースを相手に握らせない。

スモールフィールドでパスの出しどころを探し合う、チェスのような高度な頭脳戦といった感じになっていく。
そうした中で、両チームがセットプレイから1得点してドローという結果になった。

触れておきたいのは、イタリアのこと。
イマイチだイマイチだと言われていたけど、やっぱり強さは持っている。
守備は堅いし、ペペとイアキンタの両ウイングも非常にパワフル。
デ・ロッシはあれだけ守備力が高いのに、ボールを持てば簡単に相手をひとり抜き去る技術もある。
ニュージーランド、スロヴァキアよりは一段レベルが違う戦力であることを証明してくれた。

【2010FIFAワールドカップMatch10:予選E組】日本 1-0 カメルーン

日本 1-0 カメルーン
◇Match 10 – Group E – 14 June
39分【日本】本田圭佑(左足←右:松井)

日本、シュート5本…いや、5本もあったっけ?
ワンチャンスがゴールに繋がって、そのままタイムアップ。
サムライブルーは、ラッキーな勝利を収めた。

全試合を観ているけど、残念ながらもっも低調な一戦のひとつだったことは間違いない。
それは逆を返すならば、あまり強くないチームと強くない状態で戦えたということ。
カメルーンが、最初から体力任せでゴリゴリ来られたら、危なかった。
幸運の女神は、ワールドカップ本番で久しぶりに振り向いてくれた感じだな。

ポール・ル・グエン・コーチ(カメルーン)
「がっかりした、自分たちのプレイができなかったからね。
このグループにおいて第1戦で勝てば、予選を突破できる大きなチャンスだったがと思っていたのに、逆にライバルの日本の先勝されてしまうとはね」

エヨング・タルカング・エノー選手(カメルーン)
「前半は厳しい試合だった。
守備にミスがあったしね。
日本の守備は固く、全体として厳しい試合だった」

本田圭佑選手(日本)
「昨日は自分が誕生日だったので、何か(運を)持ってるなと思います」

松井大輔選手(日本)
「初戦ということで、両チームとも堅かった。
ただ、勝てたことが大きいと思う」

イヴィチャ・オシム前日本代表コーチ
「ふーっ(ため息)。
おめでとうとは言うけれども、安心してはいけない。
クレバーなチームが試合に勝った——日本の選手はインテリジェンスを示したと思う。
日本は先制してもナーバスになったりパニックになったりすることはなかった。
我慢強さ、の勝利だったね。
先制して、最後まで日本の選手たちはみんないいプレイをした。
選手交代も、適切なものだった。
前の選手で体力が落ちてきた者から交代させて、フレッシュで走り回れる選手を投入したわけだ。
その結果、カメルーンは手も足も出せなくなってしまった。

しかし、後半の中盤からミスを多く犯しはじめてしまった。
ラスト10分はカメルーンに押し込まれて、引きすぎてしまった。
イングランド戦のようにオウンゴールをしてしまうかと、ハラハラして心臓が止まるかと思ったよ。
カメルーンはサイドから速いクロスを上げてこなかったから、助かったね。

(▼選手たちについて)
本田を得点者だからといって、持ち上げるのはよくない。
彼がひとりだけ救世主としてプレイしているわけではない。
サッカーは11人でやるものだ。

この勝利で選手たちは、有名な国だからといってワールドカップで勝てるわけではないと理解できただろう。
この試合に出た選手の一部は、大分でカメルーンと戦って2-0で勝った経験をもっている。
そのときも、チャンスらしいチャンスは作らせなかった勝利だった。
相性のいいカメルーンと初戦で戦えたのは、幸運の女神が微笑んでくれた結果だと言えるだろう。
カメルーンの選手たちは世界的に有名だ。
しかし、名前だけで勝負が決まるわけではない。
プレイで勝負が決まるわけだ。

(▼次の試合について)
勝ったからこそ、冷静に次の試合に臨むべきだ。
舞い上がると、間違った方向に向かってしまう。
まだグループリーグは2試合残っている。
第2試合目、3試合目に弾みを付けるというポジティブな意味で捉えて欲しいと思うが…。
今日の試合に関しては、カメルーンの出来がよくなかったといわざるをえない。
そんな相手に対して、何が出来たか、何が出来なかったか、振り返るべきだろう。
まだまだ改善すべき点はある。
カメルーンにとって危険なプレイを、もっとすべきだと思う。
もっとアグレッシブなプレイをね。
選手たちは、オランダとデンマークのビデオを見るべきだろう。
オランダはゴールを決めてからも、そういうプレイをしていた。
ただ、くり返すが、日本の選手はよく我慢した。
それは評価すべきだろう。

次の試合は、オランダだ。
オランダはカメルーンではない。
ケーキにたとえるならば、そんなに柔らかくない。
オランダは噛み応えのあるケーキだ。
すばらしい選手がたくさんいる。
ただ、ロッベンが11人いるチームではない。
一本の木だけにこだわるな、と言いたい。

アグレッシブさとは…たとえば、プレッシャーをかけるポイントをもっとはっきりさせるべきだろう。
オランダのセンターバックの選手は、プレッシャーがかかるとパスをつなげなくなる。

確かに、オランダが有利だという下馬評はあるだろう。
だが、事前の人気投票の結果が勝敗を決めるわけではない。
それを、日本は利用すればいい。
脇役が主役を喰ってしまうような試合に…。
そのためには、怖がらないこと、オランダを挑発するようなプレイをすべきだ。
大きなチャレンジのチャンスがやってきたと、選手たちは思って戦うべきだろう。
きょうの試合で、日本代表は大きな武器を得た。
それは、自信だ。
その自身を持って、オランダと戦えばいい。
だからといって、オランダに必ず勝てるというわけではないけれどね。
きょうのようにインテリジェンスをもって、クレバーに戦えば、決勝トーナメントに進むことも可能だ」

【2010FIFAワールドカップMatch9:予選E組】オランダ 2-0 デンマーク

オランダ 2-0 デンマーク
◇Match 9 – Group E – 14 June
46分【オランダ】シモン・ポウルセン(オウンゴール)
85分【オランダ】ディルク・カイト

オランダ、スコアだけ見ると快勝だし、ボールは支配していた。
だけど、初戦の内容ということに限定すれば、アルゼンチン、ドイツと比べると一段落ちる感じだ。
日本にもつけいる隙はアリ!
…といいたいところだが、日本の出来を見てからだな。