「週刊サッカーマガジン 2月21日号(NO.1386)」表紙に宮吉、久保

サッカーマガジン宮吉久保扉

買ってきた。
表紙なのに、後ろの折に回されているという不遇はさておき。
サンガがらみは全6ページ。
見開き写真の扉が2ページ。
宮吉&久保の◯×クエスチェン式インタビューが3ページあって。
最後に、担当記者と和田りっちゃんが今季のチームについて語るという構成。

内容的には、一読すればもういいかって感じですが(笑)。
とはいえ、サンガの選手が表紙を飾ることなんてそうそうないでしょうから、とりあえず査収しておくのが吉かと。

【全日本サッカー選手権大会決勝】京都サンガ2-4FC東京

京都サンガ2-4FC東京
◇日時:2012年1月1日(日)14.05キックオフ
◇会場:東京都国立霞ヶ丘陸上競技場(4万1974人/曇8.6℃39%)
◇主審:世界の西村雄一
13分【京都】中山博貴
15分【F東】今野泰幸
36分【F東】森重真人(FK直接)
42分【F東】ルーカス・セヴェリーノ
66分【F東】ルーカス・セヴェリーノ
71分【京都】久保裕也

■京都サンガF.C.(4-1-3-2)
GK1:水谷雄一
DF18:加藤弘堅(76分-DF26:下畠翔吾)
DF8:安藤淳
DF3:森下俊
DF16:福村貴幸
MF7:チョン・ウヨン
MF20:工藤浩平
MF23:中村充孝(58分-MF22:駒井善成)
MF15:中山博貴
FW13:宮吉拓実
FW9:セルジオ・ドゥトラ・ジュニオール(54分-FW31:久保裕也)

■FC東京(4-2-3-1)
GK20:権田修一
DF2:徳永悠平
DF3:森重真人
DF6:今野泰幸
DF33:椋原健太
MF4:高橋秀人
MF10:梶山陽平
MF18:石川直宏(88分-DF14:中村北斗)
MF22:羽生直剛(71分-FW11:鈴木達也)
MF39:谷澤達也(75分-FW9:ホベルト・セザル・ザルヂン・ホドリゲス “ロベルトセザー”)
FW49:ルーカス・セヴェリーノ

▼守備破れて、サンガあり
4万を超す大観衆の前で戦えた——満足感。
10月以降のサッカーをピッチ上で表現できなかった——不満足感。
前田日明の名言を模すならば、「選ばれし者の満足と不満足、2つ我にあり」。
9大会ぶり2度目の元日決戦は、京都にとってはほろ苦い結果に終わった。

試合開始から、前からのプレスがかからず「いやな展開だなぁ」と思っていた。
ラッキーな形で先制したものの、すぐ同点、そして逆転。
手数少なく、あっけなくゴールを決められる。
2連敗したリーグ戦のリプレイのような展開。

▼大熊東京のリアリズム
それにしても、F東は徹底したリアリストだった。
前半開始から、ひたすらに裏への走り込みを続ける。
石川が、ルーカスが、京都DF陣と1対1の局面を作る。
切れ味するどいショートカウンターが、京都の守備を慌てさせていた。

一方、守ってはある程度リトリートして、バイタルを「閉め」てくる。
今まで鹿島、横FMのような「王者のサッカー」とは真逆のベクトルの戦い方。
そして、こうした「堅い守備からの、裏への早い攻め」に今季の京都はめっぽう弱かった…。
きょうもまた、その事実が再確認できたのだった。

さて、東京のショートカウンターを許したのも、ルーカスという1TOPの存在があったからこそ。
ここを潰せなかったのが、勝負の分かれ目だった。
ひとつだけ「たられば」を言わせてもらうなら、センターバック・安藤という選択。
ルーカスと身体で競り合うためには、本職CB・内野のほうがよかったのかもしれない。
アンジュンの右からの正確なクロス、という武器もなくしてしまったし。

▼戦わなきゃ、現実と
「大熊東京」のリアリズムに対して、「大木京都」のロマンティシズムはきょうは不発だった。

京都の攻めは、中盤でショートパスをつないだものの、決定機を作るには至らず。
バイタルエリア手前でのワンツー、ドリブルを、今野、森重の両CBに徹底的に封じられてしまった。
突破にかかるも最後の最後で足が出てくる、というシーンが何度も何度も。
よく考えれば、日本代表と代表手前の2センターバックがJ2にいたんだもんなぁ。
そりゃ、全勝昇格宣言もしたくなる。

そうした相手守備のうまさに加えて、京都の「若さ」もあったのかもしれない。
ここぞというときにキープをミスしたり、パスが短かったり。
少し気負いがあったのか。
あるいは、中2日、京都に戻らないで調整したことから来る疲労感もあったか。

相手のうまさ、自分たちの足りなさ。
両方が組み合わさって、ここ3戦で見せていたサッカーは表現できなかった。
勝敗とともに、それが心残りだ。

とはいえ、準優勝という結果は全然悪くない。
むしろ胸を張っていい。
10月の「4バック+工藤復調」から続けてきた怒濤の進撃も、いったん小休止。
そして、いざ来季!だ。

▼見えた、来季の課題
2012シーズン、降格後2季目を迎えることになる。

きょうの戦いで見えた課題は、
・裏へボールを走らせる相手の守り方
・リトリートした相手の崩し方
おお、今季通しての課題と同じじゃないか。
前半戦は、そんな失点と拙攻の繰り返しだったな(遠い目)。
これらを、いかに克服するかだろう。

噂では、補強はありそうな感じ。
ただ、それより大事なことは、今やっているサッカーをもう一段成熟させることだろう。
サイドに人をかけて、密集を突破する「大木サッカー」。
この精度を上げて、いかにシュートまでつなげるか、そしてゴールを奪うか。
あるいは、その密集状態から、ボールを取られてもいかにうまく守るか。
「神は細部に宿る」じゃないけれど、いかにディテールを詰めていくか。
そうしたことを1年通して高めていって、結果として昇格に繋がれば最高だと思う。

長かった2011年シーズンはきょうで終了。
チームを去る選手もいるわけで、「お疲れさま!」ですね。
とりあえず、きょうは乾杯でしょ。
以上、帰省中の新幹線からでした。

【全日本サッカー選手権大会準決勝】横浜F・マリノス 2-4(aet) 京都サンガ

横浜F・マリノス 2-4(aet) 京都サンガ
◇日時:2011年12月29日(木)15.03キックオフ
◇会場:東京都国立霞ヶ丘陸上競技場(1万4467人/晴)
◇主審:また君か佐藤隆治
42分【横FM】渡邉千真
50分【京都】工藤浩平
72分【京都】セルジオ・ドゥトラ・ジュニオール(FK直接)
90+5分【横FM】大黒将志
116分【京都】久保裕也
120分【京都】駒井善成

■横浜F・マリノス(4-2-2-2)
GK21:飯倉大樹
DF13:小林祐三
DF4:栗原勇蔵
DF22:中澤佑二
DF24:金井貢史(86分-DF26:青山直晃)
MF29:谷口博之(82分-FW11:大黒将志)
MF6:小椋祥平
MF25:中村俊輔
MF7:兵藤慎剛
FW10:小野裕二(73分-MF18:松本怜)
FW9:渡邉千真

■京都サンガF.C.(4-1-3-2)
GK1:水谷雄一
DF8:安藤淳
DF4:秋本倫孝(89分-DF32:内野貴志)
DF3:森下俊
DF16:福村貴幸
MF18:加藤弘堅
MF20:工藤浩平
MF23:中村充孝(87分-MF22:駒井善成)
MF15:中山博貴
FW13:宮吉拓実
FW9:セルジオ・ドゥトラ・ジュニオール(104分-FW31:久保裕也)

▼劇勝かつ激勝
ヤター! ヤター!! ホラクボラロー!!!

勝ったが、延長の内容は正直褒められたものではない(キリッ

とセルジオさんふうにまとめると、こんな試合でした!
寒かったけど、国立でこの勝利を見られて、本当によかった。
2011年いろいろあったけど、このゲームのおかげで、最後は幸せな気持ちになれたよ。

実際見に行ったゲームの中で、これだけのジェットコースター的な展開だったのは、昔のアウェイ福岡戦ぐらいだろうか。
4-5、最後に加藤大志のゴールで勝った試合。
そういえば、あの試合も稲盛スーペル名誉会長が来てたなぁ。
2006 J1 第18節 福岡 vs 京都(博多球)

▼マッシブな90分
セルジオさんはさておき(笑)、振り返ると工藤の同点ゴールがデカかった。

前半途中ぐらいから、ペースを握れていると思ってたんッすよ。
ワンタッチパスで密集もすり抜けられてたし。
でも、シュートがバーやポストを叩いたり、ドゥトラのヘッドがGKに弾かれたり。
「運がこちらに来ていないな…。こういうときに相手に取られたら嫌だぞ…」
と思っていたら、その不安が具現化したような “大剛弟”のカウンターでのゴールが決まってしまう。

「内容は勝って、結果は…の流れか?」
と不安な気持ちでいた後半。
逆にカウンターから工藤が独走してミドル!
そして、ドゥトラの壁を巻いたスーパーFK!!
運でもなく、完全なる実力での逆転。

さぁ、あとは守るだけ。
横浜FMの攻撃は、サイドに流れたFWへの縦パスが中心。
単純なんですが、そこでうまく基点を作られていた。
とはいえ、最後の局面では体を張って守れていたので、このまま行けると思ったんですが…。

ロスタイム、ラストワンプレイ。
まさかまさかの大黒のゴール。
横浜FMのパワープレイと秋本の負傷から、安藤をセンターとした3バックにチェンジしていた京都ですが、守りきれなかった。

でも、そのまま押される…という雰囲気ではなかっただけに、個人的には
「まだイケる」
という、ポジティブな気分をキープできていた。

▼貴重な場だった延長戦
んで、延長の内容に関しては、2ゴールが奪えたということに尽きる。

どちらかというと横浜FMのペースだったことは間違いない。
そんな中、久保がうまい抜け出しで完璧なゴール!
さらに久保の巧みなキープから、駒井(こま〜い)イェイ!
J1横浜FMを、力でねじ伏せた。

延長で印象的だったのは、オーロラビジョンに映った京都陣営の表情。
大木コーチは、笑顔だった。
ベンチコート姿の久保も、笑顔だった。
後半に入るとき、アンジュンもすごくうれしそうな表情をしていた。
この局面で笑えるなんて、すごいぜ!

「90分で終わるのはもったいないぞと。
あと30分やればいいじゃないかと。
何の問題もないという話をしました」
というのは試合後会見での大木コーチの発言。
多少、盛ってるとは思うけど(笑)。

でも、そうだよなー。
この数か月、京都というチームはずっと「あげぽよ!」というか。
劇的に進化しているところだと思う。
そんな中で、貴重な真剣勝負の場を30分多く体験することができた。
勝ち切ることができた。
すばらしい、経験になった。
そういう意味で、ロスタイムに追いついてくれて横浜FMさんありがとう、だ。

まぁ、これも勝ったから言えることだろうけど。

▼あげぽよの2011年、2012年は?
そして、元日。
対戦相手は、なんと今季J2で戦ったFC東京。
2戦2敗、どちらも完敗だった相手だ。
2011シーズンの最後の最後で、リベンジの場が来た。

そして私事ですが、決勝も見に行けます!
試合後半額になった弁当類をチェック(笑)していたら、横浜FMサポの女性に
「決勝のチケット、お持ちですか?」
と声をかけられ、定価で譲っていただきました。
本当にありがとうございます!
「飯倉くんが…」
と嘆いていらっしゃいましたが、横浜FMサポの人はいい人だ。

いやぁ、元日決戦、国立。
楽しみだな!

【全日本サッカー選手権大会準々決勝】湘南ベルマーレ 0-1 京都サンガ

湘南ベルマーレ 0-1 京都サンガ
◇日時:2011年12月24日(土)15.00
◇会場:神奈川県川崎市等々力陸上競技場
◇主審:東城穣 “ミノル”
40分【京都】セルジオ・ドゥトラ・ジュニオール(CKのこぼれをプッシュ)

■京都サンガF.C.(4-1-3-2)
GK1:水谷雄一
DF8:安藤淳
DF4:秋本倫孝
DF3:森下俊(90分-DF32:内野貴志)
DF16:福村貴幸
MF7:チョン・ウヨン
MF20:工藤浩平
MF23:中村充孝(85分-MF18:加藤弘堅)
MF15:中山博貴
FW13:宮吉拓実
FW9:セルジオ・ドゥトラ・ジュニオール

■湘南ベルマーレ(3-4-2-1)
GK1:野澤洋輔
DF2:鎌田翔雅
DF4:山口貴弘(79分-MF19:岩尾憲)
DF26:遠藤航
MF5:臼井幸平
MF6:永木亮太
MF15:ハン・グギョン(77分-MF28:松尾直人)
MF23:高山薫
MF14:菊池大介
MF8:坂本紘司(54分-MF7:石神直哉)
FW9:田原豊

▼涙の快勝、涙の湘南
まさかの準決勝進出。
まさかまさかの賞金獲得。
まさかまさかまさかの国立。

夏前ぐらいにタイムスリップして、自分に
「安心しろ! 年末には鹿島を破って、天皇杯は準決勝行ってるぞ!」
と言ってあげたとしても、
「何言ってんだこいつ オマエ馬鹿だろ 空気読めよ」
って言い返されるに違いない(笑)。
そんな急激な成長を遂げているのが、いまの京都サンガなんだろうか。
ムフフ。

しかし、湘南には今季3タテ。
オール、ウノゼロかな。
内容も、すべて締まっていた。
なんていうんだろう、戦っているとお互いを高められる、そんな相手だと思った。

▼水谷サンタ「合格〜」
現地で見ていたのですが、得点も危ない場面も全部眼の前。
いちばん危なかった、水谷のライン上クリアのシーンは、もうね…時が止まったようにスローに見えた。
あのあとの水谷の咆哮も心に残る。
一連のあのシーンは、ことしのベストシーン候補のひとつに挙げていいと思う。

さて、きょうの京都は、鹿島戦同様ワンタッチのパス交換がうまくハマっていた。
とはいえ、シュートになかなかつながらない。
湘南の守備の堅さを崩しきれなかった。

そして、湘南は攻撃でも怖さがあった。
田原ら前線で時間を作れれば、そこを追い越す選手が後ろから必ず出てくる。
後半は京都のプレスが緩んだこともあって、前線でワンタッチのパスをつなぐ、京都さながらの攻撃も。
鹿島のときよりも、がっちり「対策」されていたという印象だった。
特に後半の20分すぎからは、ほぼ湘南ペース。

最後、クロスバーに当たって試合終了とは、劇的すぎる。
そして、水谷のスタンドへの猛ダッシュ!
スタンドはめちゃ寒かったけど、気持ちは温まった。
サポーターの雰囲気も、最高だった。
今、武蔵小杉駅前でコーヒー飲みながら、きょうのいろんなシーンを反芻している。
至高の瞬間。

▼国立へ行こう♪
きょうの勝利で準決勝は、東京・国立競技場で横浜FMと戦うことになった。
2011年12月29日(木)、15時から。
天皇杯のチケット情報がいい加減で困っているのだが、京都は
「マッチナンバー【82】の勝者」
だから、アウェイ扱いになる。

座席などはここを参考に(←俺用メモ)。
http://ticket.jfa.or.jp/ticket/ticket-120101emperor.jsp

バックスタンドの中央S席は4,000円(以下すべて税込)。
メイン、バックの各斜め側の席はSA席で3,000円。
ゴール裏の自由席は2,000円。
関東での試合だけに、アウェイ側は売り切れることはないと思うが。
あと、気が早いけど決勝はホーム扱いです(笑)。

まずは29日!
買っても負けても、今やってるサッカーを全国に知らしめてほしいな。
J1下位チームのようなリトリートしてのショートカウンターではない、京都のパスサッカーを。

【全日本サッカー選手権大会4回戦】鹿島アントラーズ 0-1 京都サンガ

鹿島アントラーズ 0-1 京都サンガ
◇日時:2011年12月17日(土) 13.00キックオフ
◇会場:香川県立丸亀競技場(5671人/晴 14.1℃ 31%)
◇主審:廣瀬格

■鹿島アントラーズ(4-2-3-1)
GK21:曽ヶ端準
DF7:新井場徹
DF3:岩政大樹
DF15:青木剛
DF5:アレックス・アントニオ・ヂ・メロ・サントス
MF14:増田誓志
MF20:柴崎岳(71分-FW18:ヴィニシウス・シウヴァ・ソアレス “タルタ”)
MF8:野沢拓也
MF10:本山雅志(63分-MF40:小笠原満男)
MF9:大迫勇也
FW13:興梠慎三

■京都サンガF.C.(4-1-3-2)
GK1:水谷雄一
DF8:安藤淳
DF4:秋本倫孝
DF3:森下俊
DF16:福村貴幸
MF7:チョン・ウヨン
MF20:工藤浩平
MF23:中村充孝(90分-MF18:加藤弘堅)
MF15:中山博貴
FW13:宮吉拓実(83分-MF22:駒井善成)
FW9:セルジオ・ドゥトラ・ジュニオール

▼京都の選手たちはみな踊る
うおーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!
勝ったーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!
前大会王者に!!
そして、J1の上位チーム相手に!!!
うひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ…。

…と、歓喜に浸ってたのは、実は深夜。
情報遮断して、録画したのを見てたんですが、宮吉のゴールには思わず手を叩いた。
生で現地で見られた人は、本当に心に残像が残りそうな、ナイスゴール。
途中
「ああ、こんないいゲームをしていて、負けると嫌だなぁ…」
と、心のなかで何度もうっかり「フラグ立て」をしちゃってたんですが、それも杞憂。
すばらしい、すばらしい、エレガントなゲームだった。

ピッチ上を躍動しづづけた、京都のイレブン。
シュート数も16本 対 9本。

攻めては、懐深いキープから、相手のプレスをいなしつつ、短いパス交換で密集を突破。
サイドバックが有機的に攻撃参加して、ボール運びに厚みを持たせる。
そして、ときには、裏への長いボールを交えて、攻めに変化を付ける。

アタッキングサードの、「最後の局面」でミスは多かったのは、王者・鹿島のディフェンスの上手さか。
とはいえ、攻撃に関しては、間違いなく今季ベストゲーム。
中盤のライン際であんなにパスが回って、密集を突破できたは、リーグ開幕・水戸戦以来かな?

▼オリヴェイラさんの号泣に…
攻撃が機能したことに加えて、もちろんゼロで抑えられた守備もよかったな。

前半開始から、サイドを崩され、カットインされてシュートを打たれることが多かった。
「崩された」ことは問題があるが、最後のシュートを体を張って守れていた。
そして、水谷のビッグセーブ連発!
興梠の抜け出しにうまく対峙したシーンは、最高だった。
あと、アレックスの強シュートをパンチングして、

                        ∩___∩
     __ _,, -ー ,,             / ⌒  ⌒ 丶|     今、どんな気持ち?
      (/   ”つ`..,:         (●)  (●)  丶        シュート止められて
   :/       :::::i:.        ミ  (_●_ )    |  どんな気持ち?
   :i        ─::!,,     ハッ  ミ 、  |∪|    、彡____
     ヽ…..:::::::::  ::::ij(_::●    ハッ    / ヽノ      ___/
    r “     .r ミノ~.      ハッ   〉 /\    丶
  :|::|    ::::| :::i ゚。            ̄   \    丶
  :|::|    ::::| :::|:                  \   丶
  :`.|    ::::| :::|_:                    /⌒_)
   :.,’    ::(  :::}:                    } ヘ /
   :i      `.-‐”                    J´ ((

と笑顔でアレックスに迫っていたシーンは笑った。
(おそらく福岡時代の同僚で仲がいいのか)

ただ、数年前の鹿島だったら、1点を追って攻撃的な選手を入れ、怒濤のラッシュをしかけていたハズ。
昔、カシマスタジアムで先制しながら、後半短時間で一気に逆転されたのを思い出す。
そういう意味で、鹿島の「追い込み」に迫力がなかったのも事実だろう。

田代が怪我でいなかったり、攻撃的な控え選手が少なかったからか。
あるいは、昔ほどの「負けないメンタリティ」がなくなってきているのか。

どちらのせいかはわからないが、今季のJ1での順位もあるし、
「ひとつのサイクルが終わった」
のかもしれないなぁ。
丸亀で鹿島最終戦を迎えることになった、オリヴェイラ・コーチの涙…。
見ていて、ぐっと来るものがあった。