【J2第10節】京都サンガ 1-2 大分トリニータ

京都サンガ 1-2 大分トリニータ
◇日時:2012年4月27日(金)19.04キックオフ
◇会場:京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場(5021人/晴 16.0℃ 29%)
◇主審:窪田陽輔
10分【大分】高松大樹
12分【大分】三平和司
64分【京都】原一樹

■京都サンガF.C.(4-1-2-3)
GK1:水谷雄一
DF8:安藤淳
DF4:秋本倫孝
DF3:染谷悠太
DF16:福村貴幸
MF7:チョン・ウヨン
MF10:工藤浩平
MF23:中村充孝
MF15:中山博貴
FW13:宮吉拓実(76分-FW31:久保裕也)
FW11:原一樹

■大分トリニータ(3-4-2-1)
GK1:清水圭介
DF4:作田裕次
DF3:阪田章裕
DF17:石神直哉
MF9:三平和司
MF32:宮沢正史
MF18:イ・ドンミョン
MF28:為田大貴
FW7:小手川宏基(67分-FW24:木島悠)
FW20:森島康仁
FW13:高松大樹(78分-DF16:安川有)

▼連敗、惨敗
3連休前で終電まで労働して帰って録画見て、惨敗とか…オワタ\(^o^)/

内容的にはここ数戦と同じ感じ。
京都のやりかたが「読まれている」ため、がっちり守られてしまった。
京都の対戦チームは、ボールを奪われたら素早く帰陣すればいい。
そのあと、ボールサイドで基点をつくろうとするから、そこからパスが出ないように「フタ」をすればいい。
これさえ徹底すれば、京都はほぼ攻めあぐねてしまう。

特に、こういった膠着状態をブレークできる、守備の人数が揃っていてもそこを突破できる選手がいないのは、守る側にとって楽だろうなぁ。
きょう、得点の匂いがあったのは中村充孝の単独突破が絡んだシーンだけだし。
一方で、パスサッカーのコンダクターであるべき中山と工藤はミスパスが多すぎた。
この2人のどっちかを早めに交代すべきだったのは、おそらく間違いない。

交代策といえば、ホームで負けているのに1枠しか使わなかったのは、ちょっとな…。
試合後の大木コーチのコメントに
「これで一番点がとれると思った。逆に言うと…(代えても得点が入りそうになかった)」
みたいなことがありましたが、とはいえ傍目から見てると、ボールを持ってるだけで点が入る気配が薄いように感じた。

1点負けてるのに、シュートに行ける選手が少ない感じで。
少なくとも相手が前線を1枚削った78分以降は、守備の選手を削って攻撃の選手を入れてほしかった。
そういう意味で、連敗したという事実以上に、なんか「やりきれない」一戦であった。
(以上、テレビ録画観戦)

【J2第9節】横浜FC 2-1 京都サンガ

横浜FC 2-1 京都サンガ
◇日時:2012年4月22日(日)14.03キックオフ
◇会場:横浜市三ツ沢公園球技場(曇時々雨 12.5℃ 63%/7329人)
◇主審:福島孝一郎 “ブラマヨ小杉”
31分【横F】大久保哲哉
49分【横F】大久保哲哉
90分+5【京都】原一樹

■横浜FC(4-2-2-2)
GK1:シュナイダー潤之介
DF32:杉山新
DF4:ペ・スンジン
DF26:中野洋司
DF2:阿部巧
MF5:八角剛史(52分-MF8:佐藤謙介)
MF17:中里崇宏
MF14:武岡優斗
MF6:高地系治(90分-FW11:三浦知良)
FW34:田原豊(80分-DF24:堀之内聖)
FW39:大久保哲哉

■京都サンガF.C.(4-1-2-3)
GK1:水谷雄一
DF8:安藤淳
DF3:染谷悠太
DF16:福村貴幸
DF6:ファン・テソン
MF7:チョン・ウヨン
MF10:工藤浩平
MF23:中村充孝(63分-MF25:伊藤優汰)
MF15:中山博貴
FW13:宮吉拓実(70分-FW31:久保裕也)
FW14:長沢駿(52分-FW11:原一樹)

▼またも初勝利貢献
風邪気味だったことに加え、雨の予報だったので、横浜行きを回避。
まぁそれがよかったというか、なんというか…。
未勝利で苦しんでいた横浜に白星をプレゼントする、相変わらずの京都サンガなのでした。

横浜はビルドアップしつつ、詰まったら高さのある2トップへロングボール、という戦術。
確かに失点は、タテ一本とセットプレーからで、人的ミスの意味合いが大きい。
とはいえ、京都のディフェンス陣が相手2topへの対処に苦しんでいたのは間違いない。
うまくクサビを作られていたしね。
特に福ちゃんは頑張っていたけど、高さ不足が顕著。
ハーフタイムで、福ちゃんかテソンに代えて秋本投入で制空権を奪いにいくかと思ったんだけどな…。

「クサビ」ということに関していうなら、対する京都はまったくそれが作れなかった。
横浜がリトリート気味だったのもあるが、フォワードが引き出す動きも読まれていた。
また、今季何度か触れているように、細かいパス交換が突破に繋がらないのも問題。
そこからシュートまでの展開を作らなければ、結局時間を使っているだけってこと。
ドゥトラ的な意味合いで、伊藤優汰を入れたけど、まぁ気合が空回りで(苦笑)。

まぁ、そんな感じで…。
ここ数試合、特に攻撃面で今のシステム、戦い方の「壁」にぶち当たっている感が大きいな。
ディフェンスがゼロで守ってくれれば、相手にどこかほころびも出てくるんだろうけど、先制されると辛い。
順当な対策なら、充孝か博貴に代えて、「かき回し役」の伊藤、駒井の先発起用だろう。
それによって、もうちょっと攻撃に躍動感が欲しいところだ。

あ、あと”ブラマヨ小杉”主審はヒーハーと笛吹きすぎ!
(以上、テレビ生観戦)

【J2第8節】京都サンガ 1-0 東京ヴェルディ

京都サンガ 1-0 東京ヴェルディ
◇日時:2012年4月15日(日)14.04キックオフ
◇会場:京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場(晴 20.0℃ 34%/8741人)
◇主審:榎本一慶
81分【京都】原一樹(右足←宮吉)

■京都サンガF.C.(4-1-2-3)
GK1:水谷雄一
DF8:安藤淳
DF3:染谷悠太
DF16:福村貴幸
DF6:ファン・テソン
MF7:チョン・ウヨン
MF10:工藤浩平
MF23:中村充孝(73分-MF25:伊藤優汰)
MF15:中山博貴
FW13:宮吉拓実(90+3分-MF22:駒井善成)
FW14:長沢駿(80分-FW11:原一樹)

■東京ヴェルディ(4-2-2-2)
GK26:柴崎貴広
DF19:森勇介
DF17:土屋征夫
DF3:深津康太
DF4:高橋祥平
MF22:和田拓也
MF10:小林祐希
MF11:西紀寛(80分-FW15:ジョジマール・ホドリゲス・ソウザ・ホベルト)
MF16:飯尾一慶(71分-MF14:小池純輝)
FW9:阿部拓馬
FW41:杉本健勇(86分-MF23:梶川諒太)

原一樹選手(京都)
「きょうはピンチが多かったが、水さん(水谷雄一)含めて守備陣が体を張って守ってくれていた。
あとは、フォワードが決めるだけと思っていました。
ゴールは、おもいっきり打ったら入った。
サポーターの皆さんの声援が、背中が押してくれる。
(ヴェルディを順位で上回ったが?)全部勝って上を目指すことしか考えていない」

▼神様仏様原様
原様www
2試合連続、ファーストプレイでゴールwwwwww
スーパーサブすぐるwwwwwwwww

と、思わず草を生やしてしまう劇的シュートで2位3位の直接対決に勝利!
とはいえ、ゴールを奪うまではなかなか膠着した、思っ苦しいゲームだった。

きょうは、ダイレクトパスが効果的ではなかった感じ。
2本目、3本目が受け手に取って厳しいもので、それで相手のプレスに引っかかっていた。
前線の2トップもなかなかボールが収まらず、だったし。

そんな中で、いくつかあったシュートチャンス。
京都は、シュートをひたすらふかしていた。
対する東京は、杉本がシュートをひたすら水谷に止められていた。
そんな印象。

▼パスサッカーは完成するのか?
勝ったとはいえ、攻撃には停滞感があったのは否めない。
そんな中で、伊藤、原という選手を入れて、個人技とスピードでゴールを奪ったのは評価できる。

ただ、ひとつ気になるのは、めざすパスサッカーがなかなか機能しない点。
中盤、ライン際に選手を集めてダイレクトパスで密集を突破しようとしているが、そう上手くはいっていない。
どちらかというと、高い位置でボールを奪ってのショートカウンター。
あるいは、単純な裏へのパスで、ゴールに至っている。
まぁ、それで結果は出ているので問題ないけど。
前にも書いたけど、シーズンのどこかで「倦怠期」が来ないが、心配も残る。
(以上テレビ生観戦)

【J2第7節】FC岐阜 0-1 京都サンガ

FC岐阜 0-1 京都サンガ
◇日時:2012年4月8日(日)16.04キックオフ
◇会場:岐阜県岐阜市岐阜メモリアルセンター長良川競技場(晴 14.5℃ 30%/3408人)
◇主審:今村亮一
90+1分【京都】原一樹

■FC岐阜(4-2-2-2)
GK22:多田大介
DF2:野田明弘
DF3:池田昇平
DF4:田中秀人
DF24:村上一樹
MF23:橋本卓
MF6:服部年宏
MF29:廣田隆治(77分-MF11:染矢一樹)
MF7:地主園秀美(81分-FW18:佐藤洸一)
FW10:樋口寛規
FW14:井上平

■京都サンガF.C.(4-1-2-3)
GK1:水谷雄一
DF8:安藤淳
DF3:染谷悠太(50分-DF5:内野貴志)
DF16:福村貴幸
DF6:ファン・テソン
MF7:チョン・ウヨン
MF10:工藤浩平
MF23:中村充孝
MF15:中山博貴
FW13:宮吉拓実(90分-FW11:原一樹)
FW14:長沢駿(71分-FW31:久保裕也)

▼ハラハラなラッキーゴール
全体的にまったりしていた、京都。
ハーフタイムに、鉄拳が必要だったな…。
パスも連続して繋がらないし、相手の後ろからのプレスに簡単にボールを奪われすぎ。

原の決勝点は、工藤ちゃんの裏へのパスをよろけながらシュート。
一度はGKに弾かれたものの、それが足もとに転がって、またプッシュ。
どちらのシュートも、当たり所がイマイチだったんだけど、無事ゴール(笑)。
こりゃ、ラッキーだった。

こういうゲームを勝ち切れたのは大きい。
運でもラッキーでもいいから、勝ち点3を加算できたのだから。
とはいえ、反省すべきはすべきということで。

ひとつ言えるのは、きょうの岐阜はそこまでプレス強くなかった。
それでも、ペースが握れなかったということは、何かを「流れを変える策」が必要だったということ。
今はフォワードの選手交代で流れを変えようとしているが、もうひとつ「戦術で流れを変える」ことも必要じゃないか。
3バックにしたり、3トップにしたりね。

きょうも、同サイドのパス交換に固執していたけど…。
そこから、有効な突破をすることはできなかった。
「同サイド戦術」が通用しないときに、もうひとつ戦術的な引き出しが欲しいところではある。
そうしないと、シーズンのどこかでドツボにはまりそうな気がするんだよなぁ。
(以上、ビデオ録画観戦)

【J2第6節】京都サンガ 3-2 アビスパ福岡

京都サンガ 3-2 アビスパ福岡
◇日時:2012年4月1日(日)13.05キックオフ
◇会場:鹿児島県立鴨池陸上競技場(7224人/晴 18.5℃ 31%)
◇主審:今村義朗
5分【京都】工藤浩平
20分【福岡】オウンゴール(中村充孝←FK)
45分【福岡】高橋泰
50分【京都】長沢駿(←宮吉)
58分【京都】宮吉拓実(←長沢)

■京都サンガF.C.(4-1-3-2)
GK1:水谷雄一
DF8:安藤淳
DF3:染谷悠太
DF16:福村貴幸
DF6:ファン・テソン
MF7:チョン・ウヨン
MF10:工藤浩平
MF23:中村充孝
MF15:中山博貴
FW13:宮吉拓実
FW14:長沢駿(90分-FW11:原一樹)

■アビスパ福岡(4-2-2-2)
GK1:神山竜一
DF4:和田拓三(72分-DF17:オ・チャンヒョン)
DF29:堤俊輔(78分-DF27:畑本時央)
DF13:小原章吾
DF2:キム・ミンジェ
MF3:岡田隆
MF7:末吉隼也
MF10:城後寿
MF19:成岡翔
FW11:高橋泰(59分-FW9:サミル・リマ・ヂ・アラウージョ)
FW15:坂田大輔

▼点差以上の圧勝
鹿児島の地にまでコナンが来て、工藤少年が躍動か…ごくり。

しかし、ゴール数は京都3-福岡2。
それに対して、シュート数は京都16-福岡3。
毛利小五郎でも解決できない、不思議なゲームだったぜ!

ま、内容的には京都の圧勝でしたね。
テレビ中継の中払氏(りっちゃんに中払選手、って言い間違えられてが)が言うように、
「福岡は、ファーストディフェンスが緩い」
傾向にあった。
強いプレッシング、というよりは適度な距離感で守る感じ。

おかげで、京都の選手たちにとってやりやすかった。
らくらくとボールキープができて、ほとんどが福岡陳内でプレイをし続けた。
もちろん、ウヨン、中山というキープレーヤー2人が戻ってきたというのもあるが、それ以上に
「福岡の守り方」
に助けられた勝利だったと思う。

にしても、3点ともすばらしいパス回しからの得点!
それ以外にも、超決定機が何度も何度も!!
久保に代えて長沢を先発起用したのが、ズバリ当たったなー。
高さとキープの長沢駿。
裏への抜け出しの宮吉拓実。
シュン・タクコンビは補完性が高すぎる。
中盤に加えて前線の2人は、ボールロスト率低かった。
鹿児島にまで観戦に行った方にとっては、心に残るゲームになったんじゃないだろうか。

▼危うさが残るディフェンス
上記の攻撃面に加えて、前線からの守備も効いていた。
しかし、最終ラインにかんしては脆さも見せていたかな。

染谷、福ちゃんのイエローカードは、いずれも抜けだそうとした相手を止められたものだし。
また2失点目は福ちゃん、テソンの守り方がタンパクだった気がする。
「前への強さ」という意味では、内野のほうがまだあるような…。
バキもじきに復帰(←すごい韻踏だ)らしいし、最終ラインにかんしては再構築が求められるところ。

しかしまぁ、なんだか強いチームには強い、今季のサンガ。
逆に、次節岐阜は現在絶不調なだけに、ここで「やらかす」のではないかとちょっと不安。
(以上、テレビ生観戦)