【J2第29節】横浜FC 1-0 京都サンガ

横浜FC 1-0 京都サンガ
◇日時:2013年8月18日(日)18:03キックオフ
◇日時:横浜市三ツ沢公園球技場(5309人/晴 28.4℃ 54%)
◇主審:篠藤 “カードマシン” 巧
81【横F】ペ・スンジン

■横浜FC(4-2-3-1)
GK1:シュナイダー潤之介
DF2:野上結貴
DF4:ペ・スンジン
DF30:渡辺匠
DF3:森下俊
MF36:松下裕樹
MF6:高地系治(87分-MF8:佐藤謙介)
MF14:武岡優斗
FW40:寺田紳一
MF13:野崎陽介(85分-MF23:ナ・ソンス)
FW18:永井雄一郎(57分-FW39:大久保哲哉)

■京都サンガF.C.(4-1-2-3)
GK21:オ・スンフン
DF8:安藤淳
DF2:酒井隆介
DF20:ミロシュ・バヤリッツァ
DF16:福村貴幸
MF4:秋本倫孝
MF10:工藤浩平
MF17:横谷繁(86分-FW9:三平和司)
FW7:駒井善成
FW11:原一樹(61分-FW13:宮吉拓実)
FW14:山瀬功治(76分-MF27:原川力)

▼タケちゃんのプッツン5
ゴール裏の挨拶でひとり残ってた大木さんが、メインスタンド側に戻ってくるとき。
突然、プッツンして何かモノをピッチにモノを叩きつけた。
じぇじぇじぇ(‘jjj’)

しかし、大木さんは頑固ですなー。
夏ばっぱと晴子ぐらい頑固。
前節、前々節と機能しなかったスタメンを維持。
まさに、自分に何かの「縛りプレイ」を強いているような感じだ。

とはいえ、きょうは最近の試合よりはマシだった。
前半、駒井がフリーのチャンスを決めれば、山瀬のシュートはキーパーに弾かれなければ…。
あるいは楽勝だったかもしれない。
しかしこういったチャンスを決められず、そしてつまらない失点をして負けるのが、今季の「定番」だ。
つまりは、運がない。
大木サンガは、自分たちのやり方に固執しすぎて、運の流れをつかめない「インケツ」状態にあるのかもしれない。

ということで、きょうは現地メインスタンドでじっくり見てたので、幾つか気付いたことをメモ。

●攻撃のテンポが遅すぎる。
最終ラインでボールを奪ったら、
L⇔Rと2者の間で意味のないパスの繰り返し。
その間に、相手は帰陣してるし、さらにプレスをかけるために息を整えることができる。
KNOCKIN’ ON YOUR DOORしても、ドアが閉まっちゃってて…。
いったん落ち着かせるのはアリだけど、しょしゅう落ち着けてている印象。

●パス回しに関与する選手は多いのに、ゴール前に詰める選手が少ない。
サイド崩してからクロスをあげても原しかいないとか…。
工藤、横谷のポジションにいる選手が、クロスに競るぐらいでないと。
パス回しのパターンはある程度固まっているので、あとは点を撮るためのパターンを確立してほしいところだ。

●マイボールになっても、ボールを引き出す動き、前線・中盤の選手のポジションチェンジなどが少ない。
そして、きょうに関しては、セカンドボールへの詰め方、寄せの人数とも横Fが上手だった。
勝ってたのはハイボールの競り合いぐらいで。
夏とはいえ、相手の運動量で負けていては、簡単に勝てない。

●左サイドの守備がやばい
中盤の守備の軽さは気になっていたのですが、特に左サイド(相手右サイド)がやばい。
福ちゃん、裏取られすぎ。
バヤリッツァがやや高めのポジションを取るため、中に絞りすぎるせいか。
または、山瀬、横谷の「追い込み」が緩いのか。
にしても、1対1でけっこうやられてたし、福ちゃん自体も調子がよくないのも間違いない。
こういうときに、ファン・テソンが怪我とは。

●効いてる選手を交代させてしまう「謎采配」
きょう一番の「有効打」を打っていたのは、山瀬と横谷。
後半、運動量が落ち、ミスも出てきたとはいえ、相手にとって脅威になる選手から代えていく…。
そんな「交代クセ」が大木さんにはあるよね。

【J2第28節】愛媛FC 2-0 京都サンガ

愛媛FC 2-0 京都サンガ
◇日時:2013年8月11日(日) 19.04キックオフ
◇会場:愛媛県総合運動公園陸上競技場 “ニンスタ”(4048人/晴 30.7℃ 74%)
◇主審:前田拓哉
20分【愛媛】重松健太郎(pen.)
50分【愛媛】村上巧

■愛媛FC(3-4-2-1)
GK37:秋元陽太
DF3:代健司
DF22:園田拓也
DF2:浦田延尚
MF6:三原向平
MF7:村上巧
MF4:渡邊一仁
MF17:黒木恭平
MF18:加藤大(56分-MF20:河原和寿)
MF16:赤井秀一(67分-MF23:松本翔)
FW9:重松健太郎(86分-FW19:渡辺亮太)

■京都サンガF.C.(4-1-2-3)
GK21:オ・スンフン
DF8:安藤淳(56分-MF30:中村祐哉)
DF2:酒井隆介
DF20:ミロシュ・バヤリッツァ(77分-MF18:倉貫一毅)
DF16:福村貴幸
MF4:秋本倫孝
MF17:横谷繁
MF10:工藤浩平
FW7:駒井善成
FW11:原一樹(62分-FW9:三平和司)
FW14:山瀬功治

大木武コーチ(京都)
「サッカーはやっぱり楽しまないとなかなかいいプレーができないと思っています。
きょうのゲームも、初めから自分たちの思うような形でできなかった」

▼苦戦続く

    r ‐、
    | ○ |         r‐‐、
   _,;ト – イ、      ∧l☆│∧  良い子の諸君!
  (⌒`    ⌒ヽ   /,、,,ト.-イ/,、 l  サッカーを楽しめ、とよく言われるが
  |ヽ  ~~⌒γ⌒) r’⌒ `!´ `⌒)  チーム全員がバラバラで楽しんでプレイしたら
 │ ヽー―’^ー-‘ ( ⌒γ⌒~~ /|   勝てるわけがないぞ!
 │  〉    |│  |`ー^ー― r’ | 突然メンタルなことを言い出すのは
 │ /───| |  |/ |  l  ト、 | 戦術的に行き詰まってる証拠だな!
 |  irー-、 ー ,} |    /     i
 | /   `X´ ヽ    /   入  |

ということで、ここ最近の問題点。
(1)攻撃の「前後分断」問題
最近とみに攻撃が、前線と中盤+サイドバックで分断してしまっている。
というのも、3人目の動きが少ない=パスの受け手と出し手の関係で完結してしまっているから。
前線の選手が下る→中盤以下の選手がゴール前に「湧きだす」みたいなシーンが、ほぼ皆無だ。
横谷以下の選手が中盤でパス交換しながら、裏へのキラーパスを狙いすぎているようだ。

なので、相手にブロックを作って守られると、個人技での突破以外に打開できない状況。
前線に人が詰まって、守備陣も引いて、スペースがないから味方選手を追い越す動きもできない。
ならば、ワンタッチのパス交換などで突破を図りたいのだろうが、その精度が低い!

(2)「前からの守備」の機能不全問題
一昨年の快進撃のときは、前からプレスがうまくハマっていた。
いまは、下位チーム相手でもなかなか前からボールが奪えていない。

もちろん、相手チームが対策をしてきていることもあるだろう。
ただ、「快進撃時」と比べると、ボールホルダーへの追い込み方が単発なのが気になる。
また、守備でのプレッシングの強度・運動量も、相手チームに負けていることが多い。
「前から守り方」を再整理しつつ、運動量をもう少し相手に負けないぐらい上げていく必要がある(コンディション調整面)。

まぁ、この1と2は表裏一体でもあって、
「前から守備がうまくいかない」
→「ボールを奪うのも、自陣低めから」
→「ボールを奪った状態から、前線の選手との距離が開きすぎていて、なかなかシュートに行けない」
っていうね。

あとは、単純に「個の力」が今、サンガより上にいるチームより薄いというのは認めざるをえないのかもしれない。
特に、「パワー系、ポスト型のフォワード」「ロングレンジのパスが出せるアンカー」がいれば、もうちょっとマシに戦えるだろうし。
そういう意味で、この夏の補強を怠ったのが、あとあと響いてきそうな予感もあるかな…。

【J2第27節】京都サンガ 1-1 モンテディオ山形

京都サンガ 1-1 モンテディオ山形
◇日時:2013年8月4日(日) 19.04キックオフ
◇会場:京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場(6424人/曇のち雨 26.0℃ 99%)
◇主審:井上知大
29分【山形】山﨑雅人
42分【京都】原一樹(ヘッド←右:工藤)

■京都サンガF.C.(4-1-2-3)
GK21:オ・スンフン
DF8:安藤淳
DF2:酒井隆介
DF20:ミロシュ・バヤリッツァ
DF16:福村貴幸
MF4:秋本倫孝
MF15:中山博貴(72分-MF19:田森大己)
MF10:工藤浩平
FW7:駒井善成
FW11:原一樹(89分-FW9:三平和司)
FW14:山瀬功治(84分-MF30:中村祐哉)

■モンテディオ山形(4-2-2-2)
GK1:清水健太
DF2:小林亮(73分-DF6:山田拓巳)
DF3:石井秀典
DF23:イ・ジュヨン
DF13:石川竜也
MF19:秋葉勝
MF24:ロメロ・ベロカル・フランク・ラーク
MF30:山崎雅人(82分-MF14:比嘉厚平)
MF10:伊東俊
FW9:中島裕希
FW8:林陵平(82分-FW18:萬代宏樹)

▼原先発の功罪
試合を見られる、記事を書ける環境になかったので、1週遅れて2回分更新。
ということで、この試合に関してはワンポイントのみ。

そのワンポイントとは、三平に代えて原を先発起用したこと。
これが攻撃面でかなり影響を与えた。

三平と比べると、真ん中にデンと構えて、絶えず裏を狙っていた印象。
サイドに流れボールを受けたり、ハイボールで競り勝ったりしていた三平と比べると、攻撃の組み立ての部分で”献身性”が少なかった。
もちろんダメというのではなく、それが原の持ち味ではある。
ただ、ゴールへ直結する動きが多ぎて、またその動きにミスが多くて、波状攻撃をうまく作れなかった。
例えばカウンターでも単独で突破にかかってカットされる→反撃のカウンターを食らうみたいなシーンが頻発。
また味方も、原に合わせるための裏へのパスを多用しすぎたというか。

山形のプレスが強いことも相まって、終始、攻撃では時間も形を作れなかった印象。
同点ゴールも、厳しいことをいえば、相手DF石井がマークを見失ってくれたおかげとも言えるし。

駒井が最近精細を欠いているし、原をワイドに使って、三平センターのほうがバランスが良さそうな気がした。

【スイス・スーパーリーグ第3節】BSCヤングボーイズ 3-2 FCトゥーン

BSCヤングボーイズ 3-2 FCトゥーン
25分【トゥーン】ヨセフ・アレキサンドル・マルティネス
35分【トゥーン】マルコ・シュヌゥウィ
53分【ヤングボーイズ】久保裕也
64分【ヤングボーイズ】久保裕也
77分【ヤングボーイズ】モレノ・コスタンツォ

20130729YBkubo

Young Boys – Thun 3:2 (0:2)
Stade de Suisse. – 20’328 Zuschauer. – SR Kever. – Tore: 25. Martinez 0:1. 35. Marco Schneuwly (Martinez) 0:2. 53. Kubo (Nuzzolo) 1:2. 64. Kubo (Nuzzolo) 2:2. 77. Costanzo 3:2.
Young Boys: Wölfli; Zverotic, Veskovac, Von Bergen, Sutter; Costanzo, Spycher; Steffen (46. Kubo), Frey (70. Afum), Nuzzolo (75. Christian Schneuwly); Zarate.
Thun: Moser; Lüthi, Reinmann, Schenkel, Schirinzi; Hediger, Siegfried (67. Zuffi); Martinez, Sanogo, Wittwer (79. Cassio); Marco Schneuwly (67. Sadiku).
Bemerkungen: YB ohne Gerndt, Simpson, Doubai, Gajic (alle verletzt), Thun ohne Schindelholz, Krstic, Ferreira (alle verletzt). 66. Tor von Martinez wegen Offside-Position annulliert. 73. Lattenschuss von Zuffi.

【J2第26節】京都サンガ 2-1 アビスパ福岡

京都サンガ 2-1 アビスパ福岡
◇日時:2013年7月27日(土)19.04キックオフ
◇会場:京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場(7885人/晴 29.1℃ 56%)
◇主審:窪田陽輔
56分【京都】原一樹(右足←横谷)
69分【京都】原一樹(左足←山瀬)
69分【福岡】坂田大輔

■京都サンガF.C.(4-1-2-3)
GK21:オ・スンフン
DF8:安藤淳
DF2:酒井隆介
DF20:ミロシュ・バヤリッツァ
DF16:福村貴幸
MF4:秋本倫孝
MF17:横谷繁(76分-MF19:田森大己)
MF10:工藤浩平
FW7:駒井善成
FW11:原一樹(65分-MF15:中山博貴)
FW14:山瀬功治(90分-MF30:中村祐哉)

■アビスパ福岡(4-2-3-1)
GK1:神山竜一
DF26:三島勇太
DF13:パク・ゴン
DF19:堤俊輔
DF21:尾亦弘友希
MF20:中原秀人(57分-FW16:石津大介)
MF3:岡田隆
MF10:城後寿
MF7:金久保順(68分-FW18:西田剛)
MF8:船山祐二(60分-FW24:金森健志)
FW11:坂田大輔

▼ピンボールゲーム
勝ち点3は拾ったものの、やや危険なゲームだった。

原がトップ中央に入ったことで、裏狙いが鮮明に。
三平は体を張ってボールを繋ぐことにも精力的だったが、それと比べるとゴールへ直結する動きが多かった。
そのせいもあって、無理めなパスや強引な突破をカットされて、そこから福岡が長いボールを蹴ってくる。
いわば、ピンボールのような展開。
まぁ原が2点取れたからよかったものの、先に城後が1対1を決めてたら「ウノゼロ」になりかねなかった。

にしても、福岡のプレスの速さと球際の激しさはすごかった。
4-3-3になって以降、中盤の守備がやや緩くなった京都とは、かなり差があったな。