横浜F・マリノス 0-3 京都サンガF.C.
日時:2025年5月17日(土)14:03KO
会場:神奈川県横浜市横浜国際総合競技場(2万786人/23.1℃ 90%)
主審:マルティン・ペーターセン
31′-京都/松田天馬(右足←長沢)
67′-京都/奥川雅也(右足)
81′-京都/福田心之助(左足←ジョアン・ペドロ)
■横浜F・マリノス(4-2-1-3)
GK21:飯倉大樹
DF16:加藤蓮
DF15:サンディ・ウォルシュ
DF33:諏訪間幸成(10′-DF44:トーマス・デン)
DF2:永戸勝也
MF8:喜田拓也(75′-MF6:渡辺皓太)
MF28:山根陸
MF20:天野純(59′-FW7:ジョゼ・エウベル・ピメンテウ・ダ・シウヴァ)
FW11:ヤン・マテウス・サントス・ソウザ(75′-FW23:宮市亮)
FW10:アンデルソン・ジョゼ・ロペス・ヂ・ソウザ
FW9:遠野大弥(75′-FW14:植中朝日)
■京都サンガF.C.(4-1-2-3)
GK26:太田岳志
DF2:福田心之助
DF24:宮本優太
DF50:鈴木義宜
DF44:佐藤響
MF10:福岡慎平(57′-FW6:ジョアン・ペドロ・メンデス・サントス)
MF7:川﨑颯太
MF39:平戸太貴(66′-MF16:武田将平)
FW29:奥川雅也(84′-DF4:パトリック・ウィリアム・サ・ヂ・オリヴェイラ)
FW93:長沢駿(66′-FW77:ムリロ・ヂ・ソウザ・コスタ)
FW18:松田天馬(84′-DF22:須貝英大)
絶対王者の落日
ストリートファイターJ1。
1vs1の格闘バトルで、ベテラン・マリノスケが若きパーサくんにノックアウトされる。
地面に崩れ落ちたマリノスケ、駆け寄るパーサくん。
パーサくん「マリノスケの兄貴……!」
マリノスケ「ああ、負けちまったな……」
パーサくん「今回は俺のカウンターパンチがうまく3発、決まっただけだよ!」
マリノスケ「いや、分かってたんだ」
パーサくん「えっ!?」
マリノスケ「お前は4年間で成長して、とっくに俺より強くなっていたんだよ……」
という(わかりにくい)ストーリーを想起してしまった、この一戦。
原、エリアス、マルコといった攻撃陣の主力が不在だった京都が、横浜FMに快勝した。
ただ、京都の攻撃がめちゃくちゃよかったとは決していえない。
簡単なボールロストも多かったし、パスもズレたりタイミングが遅かったり。
それでも3ゴールを奪って、守ってはクリーンシート。
思い返せば、昇格した2022年。
J1の舞台での、ひさしぶりの横浜FM戦は、まさに大人と子供。
〝チンチン〟にやられた。
あのときも雨で(ナイターだったけど)、観客席から見ていて
「こりゃ、レベルが違いすぎてやばいな」
と思ったものだった。
(※このことを書くのは何度目だろう……、それだけ強く心に刻まれているということ)
京都はFWがプレッシャーをかけようとしても、相手DFは正確無比なロングボールを前線に送る。
中盤でも、ワンタッチのパスでプレスを〝無効化〟される。
そして、簡単に〝ポケット〟に侵入され、マイナスのクロスに横浜FMの選手たちが突っ込んでくる。
あの怖い横浜FMの姿はどこにもなかった。
もちろん、京都が前節から中5日だったのに対して、中2日で体力的な問題もあっただろう。
しかし、それ以上に技量やモチベーションの部分で、全盛期の横浜FMと比べて〝落ちて〟きているのは間違いない。
調子が悪いタイミングで対戦できたのは、運がよかった。
ただ、もし横浜FMに先制を許していたならば……。
正直攻撃陣は〝火力不足〟のため、結果がどうなっていたか、わからない。
そういう意味で、松田天馬の豪快ミドルは大きかった。
ハニカミ笑顔の、男性アイドルのような喋りのヒーローインタビュー、久しぶりだったね。
ネクストマッチはミッドウィークのカップ戦、相手はセレッソ大阪。
次のリーグ戦は日曜日で中3日空くとはいえ、ある程度ターンオーバーはしてくるだろう。
どんな選手起用になるか、楽しみだ。