【J1百年構想リーグ 地域リーグラウンド第1節】京都サンガF.C. 1-1(PSO1-4) ヴィッセル神戸

京都サンガF.C. 1-1(PSO1-4) ヴィッセル神戸
日時:2026年2月6日(金)19:00KO
会場:サンガスタジアムbyKYOCERA(1万5,083人/曇り7.4℃76%)
主審:福島孝一郎
37′-神戸/武藤嘉紀
53′-京都/マルコ・トゥーリオ・オリヴェイラ・レモス(右足←ハファエウ・エリアス)
<penalty shoot-out>
1本目:×エリアス
2本目:○奥川
3本目:×須貝

■京都サンガF.C.(4-1-2-3)
GK1:太田岳志
DF2:福田心之助
DF5:アピアタウィア久
DF50:鈴木義宜
DF44:佐藤響(70′-DF22:須貝英大)
MF32:齊藤未月(70′-MF8:米本拓司)
MF6:ジョアン・ペドロ・メンデス・サントス
MF18:松田天馬(70′-MF16:平岡大陽)
FW11:マルコ・トゥーリオ・オリヴェイラ・レモス(90+1′-MF39:平戸太貴)
FW9:ハファエウ・エリアス・ダ・シウヴァ “パパガイオ”
FW77:新井晴樹(82′-MF7:奥川雅也)

■ヴィッセル神戸(4-1-2-3)
GK1:前川黛也
DF24:酒井高徳
DF4:山川哲史
DF3:マテウス・ソアレス・トゥーレル
DF41:永戸勝也
MF6:扇原貴宏
MF5:郷家友太(79′-FW26:ジェアン・パトリッキ・リマ・ドス・ヘイス)
MF7:井手口陽介
FW11:武藤嘉紀
FW10:大迫勇也(46′-FW29:小松蓮)
FW13:佐々木大樹

革新を確信して

3位という躍進を遂げた2025年シーズン。
しかし、核となっていた宮本選手、原選手が移籍で退団。
さらに、チームの「心臓」だった福岡がケガで長期離脱(全治4ヶ月)を強いられることになった。
半年間の短期決戦となる「百年構想リーグ」。
その初戦で見せた戦い方を振り返ってみる。

(守備) ハイライン/ハイプレスの常態化

宮本の「後釜」は、おおかたの予想どおり機動力に長けたアピアタウィア久だった。
そして、守備強度を高くしたかったのか中盤に松田天馬を起用。
昨年の開幕節(対岡山)、フワッと戦って惨敗した反省からか、チームの代名詞であるハイライン、ハイプレスを最大出力しようという姿勢が見られた。

とはいえ、前半からアンカー脇のスペースを使われ、何度か危険なシーンをつくられたのは、神戸の攻撃陣が一枚上手だったからと言える。
途中からジョアン・ペドロのポジションを少し下げ、ボールを追いすぎないようにアジャスト。
また、チーム全体で体を張った(※カードももらったが……)守備によって対抗した。
失点は武藤のシュートを褒めるべきもの。
守備は昨シーズンの延長線上で、ある程度のクオリティは担保されるはずだ。

(攻撃) 前線に加わった「スピード」という武器

191cmの原大智が抜けたことで、「ロングボール主体で、高い位置でセカンドボールを回収して押し込む」攻撃が望めなくなった。
これは大きい。
この日も、前半からエリアス、ペドロ、新井に向けて蹴っていたけど、機能をしていたかと言われれば……(涙そうそう)。
しかし、新井を先発で使ったことで「バーティカル(垂直的)&スピーディーな攻撃」がある程度は機能していた。
同点ゴール(後半8分)のシーンでも、エリアス選手のスルーパスにマルコ・トゥーリオが鋭く抜け出したものだ。

原の移籍は開幕前、突然だったものの、そのことが結果として攻撃のバージョンアップを加速させるかもしれない。
今季、吉田達磨さんを副官として招聘したのは、おそらく戦術面のテコ入れを狙ったものだろう。
ポゼッションとパスワークで主導権を握るサッカーを志向する人物によって、昨年とは違う攻撃スタイルを見ることができるのではないか。
曺さんが試合後、
「完璧ではないんですけれど、自分たちがボールを持って押し込んでいく形は去年と比べてもいろんなバリエーションが見えたと思います。決定的なチャンスを作るところ、ボックス周辺に人数をかけることも、(後半終了間際の)最後のチャンスも含めて、選手たちは意識してやっていました」
と語っていたのも、今シーズンの〝チームのテーマ〟が伺いしれるものだった。

「曺貴裁体制6年目」の変化と進化——。
その端緒を見つけることができた、真冬の初陣だった。

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