【J1第22節】京都サンガF.C. 1-1 サンフレッチェ広島

京都サンガF.C. 1-1 サンフレッチェ広島
日時:2022年7月17日(日)18:33KO
会場:京都府立京都スタジアム “サンガS”(1万857人/晴のち曇 28.6℃ 67%)
主審:上田益也
54′-広島/森島司
77′-京都/大前元紀(ヘッド)

■京都サンガF.C.(3-2-4-1)
GK21:上福元直人
DF5:アピアタウィア久
DF31:井上黎生人
DF3:麻田将吾
MF10:福岡慎平
MF24:川﨑颯太(65′-MF16:武田将平)
MF14:白井康介
MF18:松田天馬(74′-FW50:大前元紀)
MF7:武富孝介(46′-FW23:豊川雄太)
MF 17:荻原拓也
FW9:ピーター・マドゥアブチ・ウタカ(90′-FW39:オリグバッジョ・イスマイラ)

■サンフレッチェ広島(3-1-4-2)
GK38:大迫敬介
DF2:野上結貴
DF4:荒木隼人
DF19:佐々木翔
MF7:野津田岳人
MF15:藤井智也
MF10:森島司(85′-MF30:柴﨑晃誠)
MF39:満田誠
MF24:東俊希
FW13:ナッシム・ベン・カリファ(46′-MF17:松本泰志)
FW37:ジョゼ・アントニオ・ドス・サントス・ジュニオール “ジュニオール・サントス”

曺貴裁コーチ(京都)
「あの(前回対戦での)敗戦は、われわれの自信をなくしてしまうような、『J1ではダメなんじゃないか?』と選手たちが思ってしまうようなものでした。
広島さんという強い相手に、後期になってどれぐらい近づくことができるのか?ーー選手たちにモチベーションを持たせていたつもりです。
そして、きょうに関しては戦術的な狙いと選手たちの意気込みがしっかりとフィックスして、強豪相手にわれわれの新しい戦い方を見せることができました。
たくさんのお客さんから90分を通して拍手をしてもらったんですけれど、それは引き分けという結果よりも内容でもらったものじゃないでしょうか。
日本サッカー協会が発表した〝ジャパンズウェイ〟でも、インテンシティが大事と言っています。
インテンシティに蓋をしてサッカーを行なうというのは僕としてはありえないし、インテンシティを上げるために何が必要か?ということを選手たちと相談してやってきました。
そういう意味で、(前回対戦とは)違ったゲームができたかなと思っています。
(ーー今季はじめて、スタートから3バックを敷いた狙いは?)
3バック、とはひとことも言っていません。
われわれのサッカーでは戦術的な狙いがあり、それぞれのポジションに名前をつけています。
3バックでやったわけではないですし、4枚3枚を語ることは無意味だと思っています。
ただ、相手の立ち位置に対して、きょうは後ろから湧いて出るようなサポートが必要だと考え、ちょっと後ろに重くなりますけど、きょうのような選手配置を選択しました。
前への圧力はきょうのやり方でも充分にやれると分かりましたし、特に荻原と(白井)康介のところはほぼ相手に何もやらせなかったなというぐらい、非常に勇敢にやってくれました。
(ーーこのあと、2週間の中断期間を挟むが?)
中断してまた試合が始まると、順位とか勝ち点とかいろんなことがまた気になってくると思います。
しかし、自分たちが目の前に置かれたものに120パーセント全力で取り組まない限り、先は見せません。
そんなに甘いリーグではないですし。
3日間しっかり休んでまた元気な顔で会ったときに、そういったことを選手たちと話していきたいと思います」

ミヒャエル・スキッベ コーチ(広島)
「自分たちが思っていたよりも、京都は前に抜けてくるということをやってきたね。
しかし、不可解なジャッジでわれわれにPKが与えられず、勝利を逃してしまった。
非常に残念だし、勝ち点2を失ってしまった気分だよ」

強さ×早さ×正確さ

曺さんが3バックじゃない、と言うんだから5バック?(笑)
なんにしろ、広島対策の選手配置を敢行。
5月の完敗から一転、互角に近い戦いを展開することができた。

振り返るとアウェイ戦では、広島の2トップ+2MFの四角形に蹂躙されたんだよねぇ……。
2トップに裏に走られ&ボールを持たれる。
2MFには〝ポケット〟(左右ハーフスペースの延長線、ペナルティーエリア内)に侵入されまくる。

きょうは、広島の2MFは福岡&川﨑が、2トップはアピアタウィア&井上&麻田が見る形。
数的不利が起こらないようにしていた。
しかし、ときどき満田に裏抜けを許していたのも事実で、広島の攻撃は極めて洗練されているなと感じた。

攻撃面では、前回対戦時と同じくウタカが荒木(広島)に厳しくマークされ、ハイボールの競り合い、セカンドボールの奪い合いでは劣勢だった感は否めない。
最終ラインからの繋ぎも、広島のハイプレッシャーを前にして、なかなかうまくいかなかった。
強いて言えば、アピアタウィア&麻田がボールをもったとき、井上が前に出てアングルを作るような動きもあってよかったかも、と思った。

指摘しておきたいシーンは2つ。
まず、60分。
中盤に下がったウタカがFWの位置まで上がっていた荻原にパス。
ダイレクトで中央の豊川から松田天馬、少しためて攻め上がってきた川崎のシュート!
サイドのレーンを使わず、中央エリアでオーバーロードして、スピーディかつ正確にシュートまで持っていけた。
なぜかDAZNのダイジェストではココが入ってないので、入れてくれているJリーグ公式チャンネルを今回は貼り付けておいたよ。

もうひとつは77分、同点ゴールの場面。
ここでは、サイドライン側で豊川、福岡、白井の3人がからんで、白井の抜け出しまで持っていけたのがよかった。
白井のクロスも大迫の判断ミスを誘発する、鋭い正確なもの。

ということで無事追いついて、その後も一進一退、最低限のノルマ=勝ち点1を取ることができた。
そして試合が終わってあらためて、広島は京都の〝ロールモデル〟となるようなサッカーをしているなと思ったのだった。
インテンシティが強く、攻撃は縦にスピーディ、かつ正確。
〝スキッベ サッカー〟は今後もちょっとチェックしておこう。

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