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2012年1月1日のアーカイブ

【全日本サッカー選手権大会決勝】京都サンガ2-4FC東京

京都サンガ2-4FC東京
◇日時:2012年1月1日(日)14.05キックオフ
◇会場:東京都国立霞ヶ丘陸上競技場(4万1974人/曇8.6℃39%)
◇主審:世界の西村雄一
13分【京都】中山博貴
15分【F東】今野泰幸
36分【F東】森重真人(FK直接)
42分【F東】ルーカス・セヴェリーノ
66分【F東】ルーカス・セヴェリーノ
71分【京都】久保裕也

■京都サンガF.C.(4-1-3-2)
GK1:水谷雄一
DF18:加藤弘堅(76分-DF26:下畠翔吾)
DF8:安藤淳
DF3:森下俊
DF16:福村貴幸
MF7:チョン・ウヨン
MF20:工藤浩平
MF23:中村充孝(58分-MF22:駒井善成)
MF15:中山博貴
FW13:宮吉拓実
FW9:セルジオ・ドゥトラ・ジュニオール(54分-FW31:久保裕也)

■FC東京(4-2-3-1)
GK20:権田修一
DF2:徳永悠平
DF3:森重真人
DF6:今野泰幸
DF33:椋原健太
MF4:高橋秀人
MF10:梶山陽平
MF18:石川直宏(88分-DF14:中村北斗)
MF22:羽生直剛(71分-FW11:鈴木達也)
MF39:谷澤達也(75分-FW9:ホベルト・セザル・ザルヂン・ホドリゲス “ロベルトセザー”)
FW49:ルーカス・セヴェリーノ


▼守備破れて、サンガあり
4万を超す大観衆の前で戦えた——満足感。
10月以降のサッカーをピッチ上で表現できなかった——不満足感。
前田日明の名言を模すならば、「選ばれし者の満足と不満足、2つ我にあり」。
9大会ぶり2度目の元日決戦は、京都にとってはほろ苦い結果に終わった。

試合開始から、前からのプレスがかからず「いやな展開だなぁ」と思っていた。
ラッキーな形で先制したものの、すぐ同点、そして逆転。
手数少なく、あっけなくゴールを決められる。
2連敗したリーグ戦のリプレイのような展開。

▼大熊東京のリアリズム
それにしても、F東は徹底したリアリストだった。
前半開始から、ひたすらに裏への走り込みを続ける。
石川が、ルーカスが、京都DF陣と1対1の局面を作る。
切れ味するどいショートカウンターが、京都の守備を慌てさせていた。

一方、守ってはある程度リトリートして、バイタルを「閉め」てくる。
今まで鹿島、横FMのような「王者のサッカー」とは真逆のベクトルの戦い方。
そして、こうした「堅い守備からの、裏への早い攻め」に今季の京都はめっぽう弱かった…。
きょうもまた、その事実が再確認できたのだった。

さて、東京のショートカウンターを許したのも、ルーカスという1TOPの存在があったからこそ。
ここを潰せなかったのが、勝負の分かれ目だった。
ひとつだけ「たられば」を言わせてもらうなら、センターバック・安藤という選択。
ルーカスと身体で競り合うためには、本職CB・内野のほうがよかったのかもしれない。
アンジュンの右からの正確なクロス、という武器もなくしてしまったし。

▼戦わなきゃ、現実と
「大熊東京」のリアリズムに対して、「大木京都」のロマンティシズムはきょうは不発だった。

京都の攻めは、中盤でショートパスをつないだものの、決定機を作るには至らず。
バイタルエリア手前でのワンツー、ドリブルを、今野、森重の両CBに徹底的に封じられてしまった。
突破にかかるも最後の最後で足が出てくる、というシーンが何度も何度も。
よく考えれば、日本代表と代表手前の2センターバックがJ2にいたんだもんなぁ。
そりゃ、全勝昇格宣言もしたくなる。

そうした相手守備のうまさに加えて、京都の「若さ」もあったのかもしれない。
ここぞというときにキープをミスしたり、パスが短かったり。
少し気負いがあったのか。
あるいは、中2日、京都に戻らないで調整したことから来る疲労感もあったか。

相手のうまさ、自分たちの足りなさ。
両方が組み合わさって、ここ3戦で見せていたサッカーは表現できなかった。
勝敗とともに、それが心残りだ。

とはいえ、準優勝という結果は全然悪くない。
むしろ胸を張っていい。
10月の「4バック+工藤復調」から続けてきた怒濤の進撃も、いったん小休止。
そして、いざ来季!だ。

▼見えた、来季の課題
2012シーズン、降格後2季目を迎えることになる。

きょうの戦いで見えた課題は、
・裏へボールを走らせる相手の守り方
・リトリートした相手の崩し方
おお、今季通しての課題と同じじゃないか。
前半戦は、そんな失点と拙攻の繰り返しだったな(遠い目)。
これらを、いかに克服するかだろう。

噂では、補強はありそうな感じ。
ただ、それより大事なことは、今やっているサッカーをもう一段成熟させることだろう。
サイドに人をかけて、密集を突破する「大木サッカー」。
この精度を上げて、いかにシュートまでつなげるか、そしてゴールを奪うか。
あるいは、その密集状態から、ボールを取られてもいかにうまく守るか。
「神は細部に宿る」じゃないけれど、いかにディテールを詰めていくか。
そうしたことを1年通して高めていって、結果として昇格に繋がれば最高だと思う。

長かった2011年シーズンはきょうで終了。
チームを去る選手もいるわけで、「お疲れさま!」ですね。
とりあえず、きょうは乾杯でしょ。
以上、帰省中の新幹線からでした。

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