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木崎伸也、若水大樹「クライフ哲学ノススメ 試合の流れを読む14の鉄則」(***)


クライフ哲学ノススメ 試合の流れを読む14の鉄則 (サッカー小僧新書)
クライフ哲学ノススメ 試合の流れを読む14の鉄則 (サッカー小僧新書)

クライフのサッカー戦術論をコンパクトにまとめた新書。
「美しく勝利せよ」などに比べると、ナウいというか。
最近のバルセロナやスペイン代表と比較したりしているので、わかりやすいだろう。

最重要キーワードを挙げるなら、
「ウイングはマスト」
「バックパスは最悪。パスコースを作る動きが出来ていない証拠」
「リトリートは最悪。奪われたら前からプレス」

ウイングが本当に好きなんだね、というのが分かるのが、本書でも紹介されているこの動画。
クライフが4-1-2-3と4-1-2-1-2の比較を、黒板を使って講義している。

(※ディフェンダーを上に描いています)

4-1-2-3のワンボランチが攻守最高というクライフ。
だが、それはセンターフォワードに「確実な点取り屋」がいる場合に限る。
点取り屋がいない場合は、ファンタジスタをフォワードより下がったポジションで使えばいい。
いわゆる4-4-2のダイヤモンド型に似た形だけど、そうじゃない。
それだと、サイドが攻守にわたって弱くなるんだ。
だから、2トップを両サイドに張らせて、ゴール前は中盤の選手が攻めあがっていけばいいじゃん。
つまり、いわゆる4-4-2のダイヤモンドなら、2トップをウイングに張らせた形のほうがベター。
——といったことを言っているらしい。
センターフォワードよりもウイングを優先するとは、オランダはほんま恐ろしい国やで…。

そういえば、来季京都の指揮を取る大木武さんも4-1-2-3の信奉者。
大木さんの場合は、オランダ式というよりはゼーマン式らしいんですが。
とはいえ、同じフォメなんで、京都ファンの人なら読んで、来季のサッカーに思いを馳せるのもいいんじゃないでしょうか。

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