- 2010 年 5 月 3 日 12:00 AM
- 書籍小説
■鹿男あをによし (幻冬舎文庫)
07年4月発行の単行本から遅れて、文庫版が登場だ。
「鴨川ホルモー」が京都の歴史をベースに、今作は奈良の歴史をベースにした荒唐無稽な物語。
最新作「プリンセス・トヨトミ」は大阪が舞台なので、”三都物語”か。
★雌鹿がもぐもぐと口元を動かした。まるでしゃべろうとしているみたいだとふと感じたとき、鹿が「びい」と鳴いた。本当に「びい」と鳴いたのである。さらには、
「鹿せんべい、そんなにうまいか」
としゃべった。完全に硬直するおれに、鹿はゆっくりと続けた。
「さあ、神無月だ——出番だよ、先生」77p
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