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2010年4月29日のアーカイブ
田村修一「オシム 勝つ日本」(***)
- 2010 年 4 月 29 日 10:16 PM
- 書籍一般
■オシム勝つ日本
雑誌「ナンバー」連載中の「オシムレッスン」をもとに加筆されてできあがった”最新オシム本”。
サッカー論として主張されているのは「走れ走れ走れ」「プレイスピードを上げろ」ということ。
日本人選手は走行量が少ないうえ全力ダッシュが少ない、ヨーロッパの一流選手はもっと走っているのに…と。
またパスも展開ものろい、とお怒りだ。
翻って、ことしの京都サンガを思ってみると、パスは相手足下で単発、展開も”各駅停車”だなぁ。
オシムが予想する未来のサッカーは、
「もっとスピードが上がって、もっとフィジカル勝負が求められる」
ものだそう。
全300p、たっぷりオシムトークでお腹いっぱいだ。
★サッカーは(ハンドボールと比べて)もっと複雑だ。11人対11人となると、コンビネーションの数は10億通りにもなる。とてもすべてを覚えることなどできない。だからできることといえば、パスを送ってスプリントする。その繰り返しだ。
だが、日本のサッカーでは、パスを出した後も、ボールの行方を見ながらゆっくり走るだけだ。スプリントをする代わりにてくてく走る。スプリントはパスの受け手の役目、さらに3人目の選手の役目だ。97p
★どれほど満ち足りた暮らしをしていても、一生の間に一度もリスクを冒すことなく生きることはできない。リスクのない人生など存在しない。だから何かにトライするべきだし、日本という社会はそれを許す環境にある。251p
筆者の田村氏は、学生時代のワタクシが「ニフティサーブ」の海外サッカー会議室ってところに出入りしていたとき、「マルコ」のハンドルネームで欧州サッカーのスコア速報などを書き込んでいた人。
何年か前、「琉球FC」トップチームコーチにトルシエが就任!って発表会見があったとき、ワタクシは偶然その場にいたんですが、田村氏もいて、「ああ、この人が…」って感慨にふけったものです。
トルシエの発言に苦笑しながらいちいち反応してて、フランス人っぽいっていうかシニカルっていうか。
で、田村氏は”トルシエ本”を書こうとしたがどうしても書けなかったらしい。
その挫折の経験とオシムへの取材との関係性とか、エピローグもなかなか興味深いものでした。
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