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2010年4月のアーカイブ

田村修一「オシム 勝つ日本」(***)

オシム勝つ日本
オシム勝つ日本


雑誌「ナンバー」連載中の「オシムレッスン」をもとに加筆されてできあがった”最新オシム本”。
サッカー論として主張されているのは「走れ走れ走れ」「プレイスピードを上げろ」ということ。
日本人選手は走行量が少ないうえ全力ダッシュが少ない、ヨーロッパの一流選手はもっと走っているのに…と。
またパスも展開ものろい、とお怒りだ。
翻って、ことしの京都サンガを思ってみると、パスは相手足下で単発、展開も”各駅停車”だなぁ。

オシムが予想する未来のサッカーは、
「もっとスピードが上がって、もっとフィジカル勝負が求められる」
ものだそう。
全300p、たっぷりオシムトークでお腹いっぱいだ。

★サッカーは(ハンドボールと比べて)もっと複雑だ。11人対11人となると、コンビネーションの数は10億通りにもなる。とてもすべてを覚えることなどできない。だからできることといえば、パスを送ってスプリントする。その繰り返しだ。
だが、日本のサッカーでは、パスを出した後も、ボールの行方を見ながらゆっくり走るだけだ。スプリントをする代わりにてくてく走る。スプリントはパスの受け手の役目、さらに3人目の選手の役目だ。97p


★どれほど満ち足りた暮らしをしていても、一生の間に一度もリスクを冒すことなく生きることはできない。リスクのない人生など存在しない。だから何かにトライするべきだし、日本という社会はそれを許す環境にある。251p



筆者の田村氏は、学生時代のワタクシが「ニフティサーブ」の海外サッカー会議室ってところに出入りしていたとき、「マルコ」のハンドルネームで欧州サッカーのスコア速報などを書き込んでいた人。
何年か前、「琉球FC」トップチームコーチにトルシエが就任!って発表会見があったとき、ワタクシは偶然その場にいたんですが、田村氏もいて、「ああ、この人が…」って感慨にふけったものです。
トルシエの発言に苦笑しながらいちいち反応してて、フランス人っぽいっていうかシニカルっていうか。
で、田村氏は”トルシエ本”を書こうとしたがどうしても書けなかったらしい。
その挫折の経験とオシムへの取材との関係性とか、エピローグもなかなか興味深いものでした。

【J1第8節】京都サンガ 1-2 モンテディオ山形

京都サンガ 1-2 モンテディオ山形
◇日時:2010年4月24日(土)13.04キックオフ
◇会場:京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場(曇 14.4℃ 31%/8073人)
◇主審:廣瀬格
42分【京都】角田誠(ヘッド←FK:ヂエゴ)
82分【山形】ハン・ドンウォン
92分【山形】田代有三

■京都サンガF.C.(4-2-3-1)
GK21:水谷雄一
DF24:増嶋竜也(69分-DF6:染谷悠太)
DF5:クァク・テフィ
DF4:水本裕貴
DF19:森下俊
MF7:片岡洋介
MF26:角田誠
MF2:西野泰正(61分-MF9:セルジオ・ドゥトラ・ジュニオール)
MF10:ヂエゴ・ヂ・ソウザ・ガマ・シウヴァ
MF15:中山博貴
FW13:柳沢敦(86分-FW31:宮吉拓実)

■モンテディオ山形(4-2-2-2)
GK1:清水健太
DF14:宮本卓也
DF4:西河翔吾
DF3:石井秀典
DF13:石川竜也
MF19:秋葉勝(77分-MF5:下村東美)
MF17:佐藤健太郎
MF11:北村知隆(77分-FW21:ハン・ドンウォン)
MF7:宮沢克行(46分-MF16:キム・ビョンスク)
FW9:古橋達弥
FW10:田代有三


加藤久コーチ(京都)
「負けなくてもいい試合に負けてしまった、2点目を取れなかったツケを払わされてしまったゲームでした。
後半の30分ぐらいまでは悪くなかったが、そこから相手に押されてしまった。
真ん中であれだけ選手をフリーにさせてはいけない。
(——試合運びに安定感はあるが?)
ただ、チームにまだ甘さがあると思います。
集中力、冷静さ、そして点を決めるときは特別なエネルギーを必要としますが、そこが甘い。
それらにかんして、自分の立場としては待つしかないわけですが…。
しかし、やろうとしてることにかんしては代えるつもりはありません。
精神的な準備、そして戦術的なことを含めて、トレーニングでやっていることをくり返すだけです。
やはり、厳しいJ1を勝ち抜くためには闘争心が必要ですがら、それを自分の心から引っ張り出すことが必要。
”いいゲーム”をやるためにサッカーをやってはいけない」

小林伸二コーチ(山形)
「リスタートで点を取られて、厳しいなぁ…とは思っていました。
なんとか点を取るために、バイタルがうまく付けそうだったので、ワンボランチにして攻めました。
ひとつは、トレーニングからハン・ドンウォンがとてもよかったので、使いたかったのもあります。
もうひとつは、やっぱり田代はボールを競れるので、シャドウに2人いるとボールがこぼれてくる。
ひとりがダメでも、ひとりがシュートまでもっていける。
それで、うまく1点が取れました。
同点になってもう一度ダブルボランチに戻しましたが、得点の可能性はあったので、引きすぎなくてもいいなと。
最後、東美がいいクロスをあげてくれました。
前半の戦いが守備的だった?
エスパルス戦で仕掛けて0-3で負けたことがあって…。
昇格して、初めての経験だったので、それからはしっかり守ることを優先してきました。
しかし、70分ぐらいから選手を代えるとは言ってありますし、それがスイッチになってみんなが戦ってくれた。
交代選手を含めて全員の戦う気持ちの勝利だと思います」


■痛恨のスローゲーム

カウンター志向の両チームの一戦。
ですので、試合開始から両チームとも中盤である程度パスは回るものの、リトリートした相手を崩せない。
足下へのゆったりとしたパスが続くだけの、スローテンポなゲームでした。
そんな中で、フリーキックから先制するも、後半2失点を喫して敗戦。
ホーム2連敗となりましたとさ、はぁー。

失点の原因ですが、山形の小林コーチも指摘してましたが、京都の2ボランチの位置取りに問題があったのかなと。
前気味の角田、後ろ気味の片岡のコンビ。
2人いるわりには、わりとバイタルを空けたりすることがあって。
去年シヂクレイがひとりでアンカーをつとめてたときと比べたら、「危険なゾーン」に京都の選手がいないシーンが多いんですよね。
チエゴが「ミスパスをしない」ようになってくれれば、片岡と代えることである程度は緩和されそうな気もしますが。
なんにしろ、ボランチはチームの芯。
1枚にするか2枚にするか、誰を使うか——。
はやくビシッと決まってこないと、チーム戦術も固まってきませんわな。

■スピード、もっともっと速く

でもって話を攻撃に移しますと、これが辛い。
前述のとおり、パスは回れどシュートまで行けない。
逆に、山形のほうが無理なパス回しはせず、シンプルに田代、遠目からもミドルという感じで。
おお、昔のわれわれを見てるみたいだ。
しかし、京都ですが、パス、パス、パス、パス。
パスばっかの印象が残ってます。
逆に、縦へ仕掛けるとかドリブルが極端に少なかったんじゃないかな。

それはもちろん選手起用に起因しています。
中山、西野の両ワイドでは、スピードで縦をついたり、ドリブルで相手をぶち抜いたり…は期待できないわけで。
ほか、京都のスタメンは守備的な選手と上手い選手が占めていたと思います。
きょういちばん、前に仕掛けようという気持ちが見えたのが左サイドバックの森下だったってのが、なんともはや…。
サイドバック、サイドハーフ、トップ。
どこでもいいから、もう少し「速い」選手、「仕掛けられる」選手がいないと、これからも攻撃は厳しいんじゃないかな。
そういう意味では、きょうドゥトラが少し可能性を見せてくれたのが好材料です。
柳沢に迫力が感じられない(というかワントップは不向き!?)昨今、ドゥトラに”カカ2世”的な活躍を期待したいものです。
(以上、テレビ生観戦)

【J1第7節】FC東京 1-1 京都サンガ

FC東京 1-1 京都サンガ
◇日時:2010年4月17日17.04キックオフ
◇会場:調布市東京スタジアム(1万8350人/晴 9.2℃ 69%)
◇主審:扇谷健司
11分【京都】角田誠(左足←西野)
73分【F東】重松健太郎(pen.)

■FC東京(4-2-2-2)
GK20:権田修一
DF5:長友佑都
DF3:森重真人
DF6:今野泰幸
DF17:キム・ヨングン
MF2:徳永悠平
MF22:羽生直剛
MF18:石川直宏
MF8:松下年宏(63分-MF14:中村北斗)
FW13:平山相太(69分-FW9:赤嶺真吾)
FW16:ヒカルド・アウヴェス・ペレイラ “ヒカルヂーニョ”(60分-FW24:重松健太郎)

■京都サンガF.C.(4-2-3-1)
GK21:水谷雄一
DF24:増嶋竜也
DF5:クァク・テフィ
DF4:水本裕貴
DF19:森下俊
MF7:片岡洋介
MF26:角田誠
MF2:西野泰正(66分-MF16:安藤淳)
MF10:ヂエゴ・ヂ・ソウザ・ガマ・シウヴァ
MF15:中山博貴(88分-FW14:ハウバート・ダン)
FW13:柳沢敦(81分-FW31:宮吉拓実)

■テーブルテニスゲーム

味スタのあと、呑み会×2に寄って&酔ってちょっと疲れたなり。
試合観戦でも、首が疲れましたが…。
高〜くクリアする光景ばっかだった気がする。

って印象が残るぐらい、両チームが「攻めあぐねた」一戦だった。
京都はカップ戦・仙台遠征から帰京せず、仙台で調整。
なので、遠征メンバーは替わらず、先発メンバーが入れ替わった。
西野泰正 “トノ”が右サイドハーフで先発したのは、ちょっと驚いたけど。

そして、さらに驚いたこと(笑)に京都が早い時間で先制点。
早いスローイングから柳沢?がヘッドでダイレクトパス。
右サイドをえぐった西野のクロスがファーに流れたところを角田が決めた。

先制点のせいもあってか、京都はチーム全体で守備意識高く戦っていた。
ここ何戦か、失点を重ねていることへの修正からだろう。
試合後のコメントでは、「バルセロナの守備のビデオ」をQさんが選手に見せたとか。
バルサの攻撃ではなく守備から学ぼうとする——斬新だな。

で、「バルサ効果」か、きょうは「相手にボールを奪われた後、人が足りない」っていうシーンは少なかった。
ヂエゴもポジションを落として相手ボランチのプレスにも行ってたし、攻めた後の帰陣も速かったと思う。
全体的に、F東の攻撃がしょっぱかったせいもあるけれど…。
クリアもなるべくセーフティで、無理に繋いでピンチになることもほぼなかった。

一方攻撃では、中盤ではワンタッチのパスがそこそこ決まっていた。
前節よりもミスは少なかった。
とはいえ、バイタルのところでスッと縦パスが入ったり、センターバックが組み立てに参加したり…などはなし。
決定機はほとんどなかったといえる。

ということで、ゴールシーンとペナルティの場面以外は、ほとんどゴールの予感が感じられないゲームだったかな。
蹴り合いでゲームを雑にして、乱戦を勝ち抜く…ってのは、QさんがJ1復帰初年度によく使ってた戦略だけど、あのときの戦い方をちょっと思い出した。
まずまずの勝ち点1だった。
個人的には、ハウバート・ダンを生で見られたのが収穫。
一瞬のダッシュスピードが、早かった。
宮吉、ダンの2トップとか、ハァハァしそうだなぁ。

【Jリーグカップ・予選リーグA組第2節】ベガルタ仙台 1-1 京都サンガ

ベガルタ仙台 1-1 京都サンガ
◇日時:2010年4月14日(水)19.01キックオフ
◇会場:仙台市仙台スタジアム(9307人/曇時々雨 5.4℃ 56%)
◇主審:村上伸次
5分【京都】宮吉拓実
51分【仙台】太田吉彰
17歳の新星・宮吉がプロ2得点目
Jリーグ公式サイト:Photo:17歳の新星・宮吉がプロ2得点目

■ベガルタ仙台(4-2-2-2)
GK22:桜井繁
DF23:田村直也
DF6:エリゼウ・フェレイラ・マルシアーノ
DF2:鎌田次郎
DF27:パク・チュソン
MF18:高橋義希(63分-MF8:永井篤志)
MF31:斉藤大介
MF11:関口訓充
MF15:太田吉彰
FW13:中島裕希(92分-FW35:奥埜博亮)
FW19:レイナウド・ゴンサウヴェス・フェリックス(68分-FW14:平瀬智行)

■京都サンガF.C.(4-1-4-1)
GK1:平井直人
DF24:増嶋竜也
DF5:クァク・テフィ
DF4:水本裕貴
DF17:中村太亮(65分-DF6:染谷悠太)
MF7:片岡洋介
MF16:安藤淳
MF26:角田誠
MF10:ヂエゴ・ヂ・ソウザ・ガマ・シウヴァ(76分-MF18:加藤弘堅)
MF11:鈴木慎吾(46分-FW14:ハウバート・ダン)
FW31:宮吉拓実


2試合連続の「1-1」でした。
しかし、コモン・センス(現コモン)のアルバム『Resurrection』を聞きながらJ’s GOALを読んでいたら、
J’s GOAL | J’sGOALニュース | 【ヤマザキナビスコカップ 仙台 vs 京都】加藤久監督(京都)記者会見コメント

彼はサッカーでいう『コモンセンス』(一般的には「常識」の意)が非常に高い選手で、誰が入ってもその選手たちと上手くプレーできるし、選手としてはサンガというクラブが下部組織から育てた選手。京都のみなさんも彼の成長を楽しみにしているし、我々も指導者として、彼がどれくらいまで行くか楽しみにしている。


Qさんもコモンセンスって言ってて、シンクロニシティだった。
週末はFC東京戦。


Resurrection
Resurrection

AERA 2010年4月19日号「小林麻耶のクワクワ対談・明石家さんま」

アエラ最新号 | AERA-net.jp
小林麻耶のクワクワ対談、ゲストに雑誌インタビューや対談にはあまり出ない”お笑い怪獣”明石家さんまさんが登場。
数々の名言が飛び出していたのでまとめてみる。

・師匠(笑福亭松之助)が「仕事の合間とかに寝るな」と言う人だったから寝なくなった
・「生きてるだけでまるもうけ」も、師匠の「服を着られてるだけでも幸せに思え」などの発言の影響
・寝ないぶん、夜は海外サッカーを見たり、本を読んだりする
・小説で好きなのは、アメリカ文学(具体名はなし)
・知人の女性に勧められて、江國香織作品もよく読む
・舞台で江國作品から引用したことばをジミー大西に話させた
・お笑いとは「緊張と緩和」に尽きる

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